消閑
14 件の小説消閑
消閑が思いついた、又は体験したことや、感じたことを文字に起こした文を置いています。 学生の身で感じた日々のことをフィクションを混ぜながら時にノンフィクションでお送り致します。 消閑は暇つぶしという意味になっています。是非皆様の暇つぶしにしてくださると嬉しいです。そして私の消閑にもお付き合いいただけると幸いです。
梔子
ふゆ。 フユ。 冬。 3学期が始まった時、茜(あかね)は引っ越した。北の方にずっと行ったところらしい。あの子が北の寒いところにいるのはなんとも面白い。 すぐに会えないのは寂しいが、まあ一生の別れとかではないので別にいいか。いつも通り、いつも通りただいれば良いだけだから。 つゆ。 ツユ。 梅雨。 ジメジメして髪も上手くまとめられない。こんな時は茜と「頭爆発してる。」って言い合ってたっけ。 今日は雨が降っていない。浮かれた気分で茜の家だった空き家の前を通る。その時だった。あの独特の甘くて濃いエキゾチックな香りがしてきた。 『梔子だ。』 この香りを嗅ぐと嫌でも落ち着く。茜が言うには興奮した神経を鎮めるリラックス効果があるらしい。上を向くと白い花。 去年と何も変わらないのに茜だけがいない。今、私の隣にいない。急に怖くなってしまった。私は貴方が隣にいない世界を生きていくの? なにそれ ずっと一緒って言ってた。何が「ルイ知ってる?梔子の花言葉は、私は幸せ者・喜びを運ぶなんだよ。」だよ。何も幸せになっていない。 うそつき。 こんなことなら気づかなければよかったんだ.知らなければよかったんだ。きっと私の恋心は綺麗になんていかないんだろう。きっと梔子の実みたいになるんだろう。 ふっと香った甘ったるい茜の匂い。絶望して荒んだ心が甘い匂いにかき消されていく。なんでこんなに乱されているんだろう。いっそのこと落ち着かない方がよかった。この夏が終わって、また夏が来て。いつまでもこの匂いで思い出すのだろう。はやく行こう。学校に向かう足を早める。今日も湿気って気持ち悪い。 気持ち悪い。
久
凄い久しぶりに開きました。 今年受験生です。 スランプになってそのままフェードアウトしてました。 お話書く意欲また少し出てきたので、何かまたかけたらいいな。
Cafune
久しぶりに会ったあの子。と言っても1週間ぶりくらい。夏休みに入ってから私は部活、あの子はバイトと忙しくて会えなかった。 あの子は私のことをよく分かってくれる。すぐに気づいてくれる。私が体調悪いとすぐ気づいて、少しの変化でも分かってくれる。それはもちろん逆も同じ。あの子のことはすぐ気づける。どこにいても、お互いのことが大好きな私たち。可笑しいくらいずっと気にし続けているの。 私はそんなあの子がしてくれる大好きな仕草があるの。それは頭を撫でてから優しく髪を指でといてくれる仕草。それをしてもらうためにいつも髪の毛のケアを頑張っているの、あの子は知ってくれているかな。 愛しい。私のことも愛おしく思ってくれているといいな。 ずっと私にカフネをちょうだい。 ほかの誰かにはあげないで。 愛しているから。 私もカフネをあげるから。 これからもずっとCafuneをちょうだい。
「世界一かわいい女」の補足
世界一かわいい女を読んでくださった方はありがとうございます。まだ呼んでないよって方は読んでいただけますと幸いです。 まずいきなりトリュフが出てきて、何を言っているのだろうと思ったと思います。その理由としてトリュフは発情期のメス豚の匂いがするからです。その匂いにつられてよってくるオス豚を表して書きました。 主人公の女の子は、ガーリーでもストリートでもロリータでも量産、地雷、スーツ、なんとでも想像してくれて大丈夫です。好きな服を着て好きに着飾る女の子は、きっと世界一かわいい女になれるはずですから。 ここまでが補足です。補足まで読んでいただきありがとうございました。また次の作品も楽しみにしてくださると嬉しいです。
世界一かわいい女!
私はかわいい。それはもう、世界一かわいい。 だからいつも男に言い寄られる。 今日だって、 「その服装似合ってないよ笑」「メイク変だって笑」「好みじゃないわ〜。」って、でも私はこの男たちに興味はない。 だから言ってあげるの。 「あなたはトリュフが大好きな男なのね。」って。 それであの男は何を言ってるんだって顔をして見てくるの。まあ急に高級食材の話をしてくるんだもん。当然よね。 本当おかしい。 さて、そんなトリュフ大好きな男はほっといて、 私は今日もかわいくなる。 好きな服を着て、好きなメイクをする。アクセサリーはどうしようか。ネイルとかもやってみようかな。 ああもう!私って本当に
まじでただの近況
どーも、消閑です。 私、今高校2年生のJKしてます。 私の高校、色々な学科が集まってまして。その中でも農業、土木・測量の学科は県内でも有数のところで、発表会などでは全国出場もしていたりする、まあまあ凄いところなんですよ。私はそこの農業科・動物コースを選択していまして、まあ、大変なんですよ。 くそ忙しくてですね、月曜は3限から実習で、火曜から金曜まで毎日必ず2限以上専門科目入ってるんですよ。そして無駄に大きい校舎なので移動教室辛いし、実習着替えてバスで15分くらい(25人乗りぐらいのバスに22人乗る)かけて農場に行かないといけないし、しかもそれぞれ週一で漢字と英単語の小テストもありまして、赤点だと昼休み再テストなのでまあめんどくさい。 しかも私部活をやっていまして、バレー部のマネージャーなんですけどこれも忙しい。大会近いとやること多い! 専門学科なんで、資格取得とか色々あるんですよ。私、将来動物看護師になりたくてその専門学校に通いたいのですが、色々資格取っておくとお金の方でいい事あるし、特待や推薦狙えるかもなんですよ。だから頑張ってるんですけど、自分で選んでおきながら頭パンクしそうです。 そして今年の夏休み、1つ大事な試験があるし、実習あるし、部活あるし、課題えぐいくらい出たしで、忙しい。全然小説書けない、遊び行けない。と、色々あるので死にそうです。 ほんとただの愚痴です。お付き合いありがとうございました。
美術
美術は面白い。 私は前にも人の世界が好きだと言ったことがある。 美術はまさにそうだ。 自分が思う世界、見た世界、色々な世界が混ざり合う。だから私は好きだ。 そして、私の世界を表現することも好きだ。 自分では言葉にできない、私だけの世界を大きく、小さく、鮮やかに彩って、形作って好き勝手に振る舞う。 私の目にあるのは、私だけの世界。 美術は誰にも邪魔されない、そんな誰かの世界の集合体である。
好きな物
私は、好きな物が多い。 きっと人より多い。 その分、嫌いも多い。 他人から見て変なやつだ。 そんな私だけど、何よりも好きな物がある。 読書 人の世界を取り入れることだ。 それは、親にとって少し可笑しいらしい。 理由が変だかららしい。 別にいいだろう。そう思うけど弱くて私は言えない。 そんな私を救ってくれるもう1つの好きな物がある。 親友ちゃん。 私の大好きな人。家族よりも何よりも大好き。 あの子がいたから、今私は堂々と人の世界を取り入れることが大好きだと言える。 ありがとう。 大好きだよ。 こんな私だけど、この世の全てがあなたを嫌っても絶対に好きでいる。 どんなことになろうとも守りきるよ。 だから、 どうか、 どうか、どうか、 幸せになってね。 あなたが誰を好きになっても、大好きだよ。
単純
なんて単純なんだろう。 長い髪が好きだから、爪は長めが好きだから、ゆるふわの髪が好きだから。 髪を伸ばして、毎晩爪の形を整える。毎朝ストレートにしていた髪は少し直すだけでやめた。 でも、まだ足りない。 ああ、なんて単純なんだろう。少しの言葉で変わっていく。 親友だと言ってくれる、あなたの言葉で傷つく私。 なんて単純な私だろう。 笑えてくる。
紡ぐもの
綺麗な言葉を紡ぎたい。雨の雫で光る、星屑を散りばめた葉の様に。 透き通る言葉を送りたい。 そんな思いを抱えながら、今日も曇天の空に燃え尽きた星屑を吐きだしていく。 ああ、綺麗な言葉を紡ぎたい。