もみじ

26 件の小説
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もみじ

マジの初心者です 小説を中心に書こうと思います 暖かく見守ってくれると嬉しいですよろしくお願いします 不定期に出します

氷の女王の初恋

【氷の女王】 物事着く時から似た様な呼び名はあったが今最近はこれだ そんなの望んでない この呼び名のせいで周りからは距離を置かれ これのせいで友達が1人も居ない 最悪だ 理由なんか知らないが見当がある 首席、学年1位、寡黙、真顔、常に1人 多分これらが原因だろう 全く持って気分が悪い 何も知らない奴らが勝手に私の事を面白可笑しく 茶化して私の人生を壊して 嗚呼嫌いだ そうやってイライラしながら歩いて意識が疎放していた 「うわぁ……ッ」 ほんの小さな段差につまづいてしまった 痛い そう思ったその時前から声が降ってきた 「大丈夫ですか?」 只々心配そうな声音だった 「大丈夫…心配しないで」 顔を上げながら声の主を見た 「良かったぁ」 心底ホッとしたかの様に呟く彼を見て私は衝撃が走った 『嬉しい』 それだけのはずなのに心の奥底まで凍らせていた何かを解かす 今まで冷えきった身体全体が猛烈に熱くなる 差し伸べられた手を握り立つ 礼を言う それだけでも震えてしまう 私変になっちゃった この人の目にはどう映ってるのかな もっとこの人と一緒に居たい この時色々と考えている中で明確に一つだけ分かった事がある 『私、この人の事を好きになったんだ』 この事実に更に熱くなる 「顔赤いですよ!大丈夫ですか?!」 彼のこの心配に私は甘えて、欲を見せる 「大丈夫…じゃない…です……」 不安と淡い期待を灯した瞳で彼を覗き見ると彼は慌てながら心配し 「あーえーっと、あ、保健室! 保健室行きましょう」 「はい…」 私の返信を聞いて優しく手を引いてくれた この事実がとても嬉しく、幸せだと感じた これが私の最初で最後の恋の始まりだと隣の夫に告白したら 顔を赤らめて恥ずかしそうにしているその姿も可愛らしいと 思って愛おしさが更に増す私はもうこの人以外を愛せないだろう

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自殺……じゃない

風が強く吹く、追い風となって この高く伸びる展望台、人気の無い静かな夜 私は飛んだ 勢いよく飛んだ 【死】この文字が頭を過ぎる いつも望んでいた事だ ふと思った 【なぜ】 その瞬間私の脳裏に今日までの走馬灯が走り抜ける 今日から遡る様に そして思い出す私の日々を 私の本当の感情を 「嫌だ 死にたくない!」 叫ぶ私の声が高速で近づく地面に全て呑み込まれる 思い出に浸っていた感情が激しく鳴る風の音で目醒める 【なんでなんでなんで怖いなんでなんで死にたくないなんで】 恐怖と混乱が私の心を占拠する 焦りと死への拒絶が私の頭を支配する ぐしゃ…………… 『んふふ♡死んだ!死んだ!』 その人影はまだ温もりのある身体へ近づき ただ愛おしそうに頬を撫でた 『可愛い可愛い「 」ちゃん♡♡ 可哀想でも 仕方ない だって洗脳されてる事に気づかなかったんだから』 頬を高揚させていると言うのにその笑みは恐怖と呼ぶに相応しい そしてこの動かぬ身体の持ち主はこの者の存在自体を知らない 『さぁもう動かない玩具に興味はないからね〜 次を探しますか』 何事も無かったかの様に人影は立ち上がり闇へ消えた

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幽霊になっても君は僕を

ある日君と仲良くなった それがいつだったかは忘れた ある日君が死んだ その日を僕は鮮明に覚えてる だって今までに無い圧倒的な喪失感を覚えたから 君と過ごした日々の全ては覚えてない でも断片的な思い出からも分かる 楽しく、暖かい日々だったことを そして君はよく僕に希望を持たせてくれた 『君なら出来るよ』と手を差し伸べて安心させてくれた その時の笑顔を僕は忘れない これから何があっても心の奥底まで暖めてくれた 君の笑顔を 僕はこれから沢山悩み、考え、選択して 成功して失敗して後悔してそれでも前向きに生きなきゃいけない でも根暗な僕はきっと後ろを向いてしまう だから君が前を指さして、手を差し伸べて欲しい そう思っても臆病で根暗な僕は君にこんな事 頼めない 君はもう死んでいるのに こんな考え 最低だね 嫌になるこんな僕より君の方が 明るく、優しい君が生きてる方がよっぽど良かった 『駄目だよ 自分のことを貶めるのは君だって優しい人だよ だって他人のいい所を見つけられて、他人を想いやれる 優しい人 臆病なのは慎重なだけ、根が暗いのは過小評価 しているだけ ただそれだけ 失敗も後悔も行動する勇気が あったからできる物 この世界は結果だけで出来ていない たった一つの視点だけでしか見れない訳じゃない それにもし今居る場所が嫌になったら違う場所へ行けばいい だって世界は自分が思ったより広くて大きいから』 君の声が聞こえた気がした 聞こえるはずの無い、ずっと聴きたかった声 涙が零れた 想いが胸いっぱいになる 言葉が溢れた 「君はいつだって優しい声で僕に希望で満ちた言葉を掛ける 幽霊になっても君は僕を“安心”させてくれる」

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幽霊になっても君は僕を

私は私を好きには成れない

時の流れは残酷だ 感情の変化は無慈悲だ だって絶望するには小さ過ぎて平気になるには深すぎる 嫌な現実を突きつけて来る 世間は素直だ、本当に 私は嘘つきだ、本当に 最近まで分からなかった歌詞に共感できてしまった その歌詞は人への 嫉妬、惨めな自分、過信、見下し、寂しさ そんな歌 理解できても共感はしたくなかった そして同時に自分の醜い部分が見えた 自分が嫌になった 嫌なのに溢れて止まらない気持ちが嫌いだ それでも私は自分が嫌いに成れない もっと嫌になった 歌詞の続きには 「でももし」と希望を見出していた でも現実は、私はそんな前向きには成れない 多分この先も変わらず私は私を本当の意味で好きには 成れない

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試験

時は同じく別れた後の赤坂達は たった一言 「これでこの仕事ができるかが決まる」 と鋭い目つきで言った 赤坂:「この怪異をどう倒すかでこの先祓い屋をできるかを 決める」 永倉:「裏試験みたいなものか」 赤坂:「そういう事、あっちの様子見れる?」 永倉:「ああ多分行ける」 神術 憑カレシ者 この神術は永倉に取り憑いている女の霊を操る能力 霊は式神の様なもので常に居る訳ではない 永倉:「……居た、!笑ってる」 その時の永倉の表情は驚きと楽しみと言う表情だった 一般的に人間は予想外の出来事が起こった場合 混乱や動揺など落ち着きや平常心が無くなり余裕が無い つまりこの状況で笑っている事は“異常”であり余裕がある事だ 永倉:「これは中々肝が据わってる奴らが来たんじゃないか」 赤坂:「そうだね、楽しみだ」 そう話す赤坂の表情は期待と冷静だった 時は同じく亜佐香達は 伊東:「どうする、やっぱ2人と合流する?」 雷馬:「いやしない 俺1人で倒す」 亜佐:「どうやって?どこに居るか分からないのに」 図星な様で口答え出来ずにいると亜佐香が口を開いた 亜佐:「私に作戦がある 手伝って」 その真剣な眼差しにいつもなら反発するだろう雷馬も黙って聞いた 雷馬:「なるほどそれならどこに居るかも分かるし攻撃パターンも 絞られて動きやすい」 伊東:「えー危険じゃ「OKじゃ始めるね」 亜佐香が話を遮りビー玉の様な物を割った すると砕けた欠片が地の近くで矢印となりその方向に進み出した 少し歩くと先頭を歩いてた雷馬が「作戦開始」と言いそれを合図に 伊東が走り出した、核は宙に浮いていて伊東に向けて蛸の足に 似たもので叩き潰しに来たが核が動く気配はない 伊東が胸元から札を出し蛸足に向けて投げると蛸足は光に消えた そして伊東が注意を引いてるうちに亜佐香が背後へ周り高く跳び 核へ触れようとするも核が棘の鎧を纏った 亜佐:「札を使うのは流星のだけじゃないんだよ」 札を鎧に当て鎧を消すと同時に亜佐香は地面に落ちたが 雷馬:「守りを剥がすだけで十分だ」 神術 雷創者(らいそうしゃ) この神術は雷を創り出す事ができ物に付与する事もできる ただし半径2m以内でしか雷を創り出せない 雷を纏った刀を核に真上から差し込んだ、すると領域は光を放った 眩しくなり目を瞑り次に目を開いた時にはもうどこにでもある ごく普通の公園に5人は立って居た

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試験

桜が散った日

今日、桜が散った もうすぐ貴女の誕生日だったのに 誕生日は何がしたいって話を昨日したばっかりだったのに 私もう貴女の誕生日プレゼント買ったのに このプレゼント貴女絶対喜んでくれると思ったのにな 貴女のお母さんから手紙を貰ったよ 貴女が私に宛てた手紙だよ 貴女からの最初で最後の手紙 貴女のことだから可愛い紙に書いていると思ったけど 意外とシンプルな紙で私少し震えちゃった 久しぶりに会ったお母さんに私上手く笑えたかな そんな事考えて私、悲しい気持ち誤魔化したんだ 手紙開けるね 拝啓 カンナへ こう言う手紙初めて書くからどんな書き出しすればいいか 分からなかったけど心の広いカンナなら許してくれるかな この手紙私は書くことしかできないから、返事が読めないから 今までの思い出と感じてたことを告白しようかなって思ってる 言葉に出して言うには少し恥ずかしいからね ねぇ覚えてる? 幼稚園の頃よく公園で遊んだこと 「うん、覚える」 よく怪我して怒られたよね あの頃は何も気にしないで外を走り回ってたよね ねぇ知ってる? 小学校に入ってから私貴女に対抗心が芽生えたこと 「知ってる、私もだもん」 勉強でも運動でも何でも競ってた 負けないって気持ちだったけど喧嘩はしなかったよね ねぇ忘れてない? 中学生になって人生で初めて喧嘩したの 「忘れる訳ないよ、すぐ仲直りしたけどね」 喧嘩した後口聞かない時あったでしょ その時さ 今までずっと一緒に居たカンナが居なくなって喪失感あったんだ ねぇ分かる? 私ね高校卒業してさ 余命なんて嘘なんじゃないかって思ったんだ でもさ冬に倒れて本当だったんだなぁって思って泣いた ずっとまだまだ生きたかった 生きれない私の気持ち 分からないよね、って言うか分かって欲しくないし 「……分かりたくないよ、うん」 私の声は読む度に震える 手紙が涙で滲んで、手紙を握る手が強くなっていく 手紙がくしゃくしゃになる罪悪感よりも 貴女に会いたいって想いが強くなる でも最後の言葉で涙は溢れて止まらなくなった 私も って気持ちが強くなった 私カンナのこと大好きだよ ずっとずっと 「私もだよ…桜」 まるで子供の様に私は泣き続けた

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桜が散った日

初めての戦い

プロローグ 公園に入った途端に宇宙空間へやってきた私達 私はもちろん戦闘経験なんてある訳がないが本能的なものが 働き辺りを見たがあるのは星々の輝きだけだった 〈初めての戦い〉 亜佐:「あのこの妖怪は雷馬の言う通り怪異何ですか」 永倉:「そうだな、本体が襲って来ないから怪異で間違い無い」 伊東:「怪異の場合はどうやって倒すんですか」 源 :「お前そんな事も知らないのか?じゃぁ怪異と妖の違いも 知らないだろ」 亜佐:「じゃぁ雷馬は知ってるの?」 少し挑戦的に言うと「当たり前だ」と当然の事の様に話し始め 少しイラついてしまった 源 :「妖ってのは動物みたいに手足を持つ“体”があって倒す ときにその体の中にある核を破壊するんだ。 でも怪異は核を守る体が無くて代わりに“領域”で核を 守るんだ、だから妖と怪異は能力が根本的に違うんだ これが妖と怪異の違い 分かった?」 赤坂:「おぉ流石 妖と怪異の違いを理解してるね」 拍手をしながら雷馬を褒めた赤坂さんだが「それに」と付け足した 赤坂:「怪異は妖と違って何処から攻撃が来るか分かりずらい だから十分に気をつけないといけないよ」 その瞬間にパッと景色が変わり海の中へ変わったと同時に 赤坂さんと永倉さんが消えた 伊東:「え…海」 違う 息はできる、水特有の浮遊感もない けど雷馬は めっちゃ慌ててる、なんなら浮かぼうと藻掻いてる 亜佐:「ふっあははヤバ」 私の笑い声でここが本当の海じゃないことに気づいた様子の 雷馬は恥ずかしいのか離れた所でしゃがんでいる 流星と2人で同情の目を向けた そんな事より今はここを出る方法を探す事が最優先だ まずは辺りの確認だ 辺りには…何もない持ち物は武器がある 雷馬は刀がある 聞いた話だが雷馬は神術を持っているらしい 流星は妖怪の攻撃を防ぐ札を持っているらしい能力は知らない 私は妖怪を探知する事ができるビー玉の様な物 亜佐:(うん、倒せる) 〜続く〜

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初めての戦い

世界一美しい華 皆が見惚れるその華は なぜそんなに美しいのか その理由を知りたいと思った 華はとても美しいそんな事は皆が知ってる事だった でも何がそこまで華を美しくするのか僕は疑問だった だから華を知ろうと華の事を調べ始めた 華は1人だった 群れずにたった1人で強く、凛としていた 華は聡明だった 華が危機になるともっと美しく進化する 華は進化するごとに美しく、強くなっていく そして1人になっていく 華が1人になるのは嫌われているからじゃない 華が異次元に美しいからだ ある者は華を崇め、ある者は華を美化し続け こうして華から1人また1人と離れて行き 「綺麗だ」と「麗しい」と華を褒めては他人事にしていく そうして華は画面の中の華へ、額縁の中の華に 成っていく これからもずっと そんな華は僕の目には寂しく映ってる だから今日この花束を持って君に会いに行く 君の事だけを考えながら 君の居る場所まで 愛しい君が独りっきりにならない様に僕が 僕だけが君の所へそして君と1番綺麗な所に もうすぐだよ華 大丈夫、痛いのは一瞬だけだから あぁそうだ最後に華へ一言いたい言葉があるんだった 『華ちゃん 愛してる』って忘れない様にしなきゃ

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華

同期

プロローグ 結論から言うと私には才能がなかった だからと言って祓い屋をしない事にはならない 私の決意は変わらない 永倉:「まぁ神術が無くても祓い屋してる人は居るしあっても 命懸けなのは変わらないからそこまで落ち込むな」 亜佐:「いえ、そこまで気にしてません。 あったらラッキーぐらいの認識なんで」 永倉:(めっちゃドライだなぁ) 亜佐:「そんな事よりもアイツが煽ってくる方がムカつく💢」 私が指を指した方向に居るのは “源 雷馬(みなもと らいま)”私の同期の1人だと言う 黒髪ショートの可愛らしい見た目のくせに口が悪い 雷馬:「フッ雑魚が」 亜佐:「はぁ?会ってまだ1時間も経ってないでしょ‪💢」 雷馬:「そんな怒ってばっかだと老けるよ」 亜佐:「お前なぁ」 「はい、そこまで」 喧嘩を止めたのはもう1人の同期 “伊東 流星(いとう りゅうせい)” 金髪のいかにも陽キャな見た目をしている この2人と仲良く出来る気がしない 赤坂:「それじゃぁ今日の夜の公園に出るって言う妖怪を倒しに 行くから20時にここに集合で」 と言って神社の地面を指さした その言葉に皆がバラバラな返事をして解散した 時刻20時 赤坂:「ここが例の妖怪の出る公園だよ」 各々真剣な眼差しで公園を見た 伊東:「あの どんな妖怪が出るかって分からないんですか」 不安そうに尋ねた 赤坂:「情報によれば公園に入った途端別世界に行くらしい」 雷馬:「なら怪異の方ですね」 私は雷馬が敬語を使ってる事に驚きつい口にしてしまった 亜佐:「あの雷馬が敬語使ってる?!」 雷馬:「黙れ‪💢ぶっ飛ばすぞ」 永倉:「はーい喧嘩すんな んでどんな所に行っちゃうんだ?」 赤坂:「被害者によると森らしいけどずっとそうだとは限らない だから慎重に行こう」 またバラバラな返事をした バラバラな返事に少し不満を持ったが赤坂さんを先頭に公園へ 入って行くので皆に続き公園へ入った 私はこの公園に来たことはなかったが少なくとも外から見た景色と 中から見た景色は全くの別物だった そこに広がる景色は暗い夜で足元には地面がなかった これが私の初めての妖怪退治になった 〜続く〜

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同期

花一匁(はないちもんめ)

勝って嬉しい花一匁 負けて悔しい花一匁 あの子が欲しい あの子じゃ分からん 相談しましょう そうしましょう 「なぁ誰がいい?」 「あの子なんて良くないか?」 「あっちもいいな!」 「どの子も皆いいな、だから皆欲しい」 「でも足りるだろうか?」 「なぁーに心配しなくていい なんだって花は“一匁”分の 値しかないのだから」 「そうだな(笑)」 「そうそう 欲しい物を欲しいだけ貰えばいい」 「あぁどうしましょう」 「ぐすんぐすん」 「最悪、こんな所今すぐにでも出て行きたいわ」 「たとえ出れたとしてもそこもまた地獄だよ」 「あぁあぁ、あっちから嫌な笑い声が聞こえるよ」 「どうしたって嫌な方に転ぶ」 「いつか私達はバラバラになってしまう だからその時まで皆で手を繋いでいようよ」 「うん、そうしよう(泣)」 きーまった あの子が欲しい あの子が欲しい じゃんけんぽん

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花一匁(はないちもんめ)