古都綾音
55 件の小説古都綾音
ライトノベル等書いてます よろしくお願いいたします 主に巫女ものがすきです 和風ファンタジー どうぞいらっしゃいませ ド天然おばさんでーす 一緒に書こうよ 幸せを💞がモットーでーす\(^o^)/ 元 蛍里 時雨です 風の標しは16年も前の小説を書き足してます なのでね出てくる携帯が ガラケーだったり 自動改札が普及し始めたりも❣️ノスタルジックな冒険をお楽しみください 西洋物にも最近目覚め万進しています 蒼月なんかもおたのしみに
ラクの旅
第十七章 バランス重視? 乾杯! 貴族や王族が集まって杯をあげる 景気の良い笑顔 そして笑い声 ジェイクと私は場違い? と……? ぷくくく……レニーが笑いを堪えている 大臣たちもだ カンパーイ カイデンはもう一度 ぷくくく…… あっはっは! もはや威厳も何もあったもんじゃない 「ど……?」 カイデン周りをみまわした カパ レニーが磨かれたトレイをカイデンにむける 「だめ!よるな親父!ひーくるしいっ」 もはや真っ赤なレニー なんだ?なんかへんか 王は一番信頼している 大臣をみくらべる 「お……王……鏡を見られては」 鏡だと?レニーからトレイをうばうと とくと魅入ったかっこ 「!」 威厳の塊だった髭が! 髭が切り落とされている 左右対称の 自慢の髭 「あわわわわ!」 きゃーっはっはっ レニーは もはやたまらんと笑いこけ 私はスカートの裾を握り 「笑っちゃダメ」 そうぶつぶついって言っているうちに 「わらうもんか……」 そうさけんでしまった アッハッハ!親父かたなし 「お……おほん」 しばし退室をと カーテンの奥へにげこんだ そして 「ひげそり!はようしろ」 「きーゃはっはっは」 「はやくー」 カイデンの声はもはや 悲鳴だった
ラクの旅
第十六章 王城にて……運命の戦い 私は石を握り締める ぼうっ!手がもえあがるようだ これに石をはめてお持ち…… それは 石を入れる銀のカゴのネックレス 首から下げるとほんわりと あたたかくなった わ…… びゃうびゃう……スノウが嬉しそうにはね周り サーバルは 尾っぽを機嫌よく振った ミストはというと? ぽ……清らかな霧をひと吹き おばあさんの 目に吹きかける 「おやまあ!ドラゴンちゃん……ありがとうね !死ぬまでみられないとおもってた英雄様だわ!」 「見えるように?」 「ぽむ……」 ミストが ぱたたと はばたいて スノウの背に着地する 「なったんだよ!よく顔をおみせでないかい?」 私が たっと お店にもどる ジェイクは ミストの頭をなでなでした 「本当に金の目だね!選ばれた証 まるでコアの色だよ……うれしいね……」 ホロホロと泣き始める 「おばあさん」 ジェイクが ハンカチを差し出した おやまあ……男前だね! いい子たちだ あんたらならきっと!宝剣もしめすだろうよ! 「宝剣?」 「王様から直におきき!そろそろ祈祷の鐘がなるからおいき……」 「はい……」 ゴーン……ゴーン……ゴーン 金の鐘が重そうだ ずもーんと 響いて聞こえる 「ジェイク……」 と……おばあさん 覚悟はできてるんだね? 「え?」 「はい……」 「ジェイク?」 私はおばあさんとジェイクを見比べる 宝剣は勇者の内1人にしか力をかさない そして宝剣は……………… 「宝剣は?」 もう1人の命を触媒にする! ジェイク! それ……しってたの? 「ふ……多分選ばれるのはお前だラク」 「やだよ!」 「まちがいない!」 ばしっ! 私はジェイクを張り飛ばした そんな事しない! そんな儀式でない! いや!! 好きなのに! 叫んでしまって! ジェイクが 切るよな涙を零した 俺だってお前だけやれない! わかってくれ! 「やだ!」 「ラク……ラク……ラク!俺をこまらせるな!」 「大嫌い!ジェイクの馬鹿!かけあってくる!」 私は王城へと駆け込んだ びゃーう オチビーズも まろぶように追いかける バタン…… 王城の門を入るとかんぬきを はめてしまう! 「あけないでください!」 「待て!ラク!おい!おまえ!」 必死のジェイク! 私が触媒になれば!ジェイクはしなない! がどん…… 凄い爆音と共に門が吹っ飛ぶ! ジェイクだ……! まさか 「ばっかやろう!」 私をかきいだいた! 「あんたこそ馬鹿なの?街中で上級魔法ぶっぱなすなんて!」 「ああ!ばかだ!ばかだ!おろかだよ!だけどな!惚れた女死なせるなんて!したくない!」 熱い口付けが ふってきた! 「しなせねぇ……」 パンパンパン…… 「よく行ったジェイク君!ならば!その野獣の命をもらおう!」 カイデン王! このすっとこどっこい! ヒゲオヤジ! レニーが吼えた! 「ほほう……いいね!さからうか?」 ジェイクが 魔法銃を抜こうとした時 ガシャンと 目の前に宝剣がたてられた! さぁ抜け! 抜いてみよ 「皆を助けたいのなら!抜け!」 ぎり…… 私は唇をかんだ ぎち! 見事な飾りの宝剣の握りを掴む ガチ……ガチ……揺れるが抜けない びゃうびゃう! スノウが 吹雪を宝剣に 放つ サーバルが 火球を 宝剣に ぶつけた ぽーっ ミストが 白い霞を放った そしてジェイクが 剣を共ににぎる! 「抜け!示せ!示せ!まもるのならば!」 ガキーン!鞘の宝玉が光った瞬間 白刃は 放たれた! ごう…… 光線が カイデンの髭を片方切り落とす あ…… コアが カゴから飛び出して宝剣に はまる 「見事だ!守り抜いたな!英雄よ!」 「こんのたぬき親父!」 がっはっは! カイデンはふんぞりかえる! しばらくぶりにいい決闘ができたわ!心のな! カイデンが広間を開けた さあ!宴会だ!進まれよ!諸君!
ラクの旅
第十五章 コア びゃう……びゃう なーご くるるるるぅ おチビ達のハミングに みんな笑顔だ びゃうびゃう…… 前を行く馬の尾っぽを 凍らせて 叱られはするんだけど みーんな幸せそう なーご…… 火球が 煌めけば尾は溶ける くるるる…… ちっちゃい つむじ風をおこして ミストが 皆の髪を揺らす くるる 「しかしドラゴン使いがこんなお嬢さんだとはな」 カイデンが がはは とわらった 「スカーレットみならえよー」 「うっさいなヒゲオヤジ」 みんながどっとわらう 私は なんだか かたさもとれた ドラゴン使い?私が?そんな まだ信じられないけどね つ……と 武王カイデンの王国ソルを見渡すとバザーがでているようだった 今日は祭りだ カイデンが パチンと 私の背を叩いた 「楽しんでから王城に来られよ」 私とジェイク そしておチビーズを 置いて隊は 王城をめざした みて……綺麗 赤い布でまかれた 筒状の道具 覗いてご覧 店主に言われて覗き込んだ わぁ! 万華鏡っていう東洋の玩具だよ 綺麗だろう 「はい……」 わくわくしている 欲しいのか とジェイク 「うん……」 大乗り気で うなづいたものの 結構高い 「いいよ!嬢ちゃん!初めてのお客さんだ……持ってきな」 店主! ジェイクが銀貨を払う 「構わんさ!嬢ちゃんに 花でも買ってやり……訳ありなんだろ?」 え…… 石が騒いでる感じんか? 多分嬢ちゃんだよ オルゴール……あけてごらん? とってもきれいな鏡細工のオルゴール カパ…… きん……きん……きら……りん りりん…… と…… オルゴールの 中心に くすんだ緑の石 なんだろう 「呼んでるのは その石さ!」 店主が 笑う かしてごらん? ガラスを外して 石を外す 「……!」 持って!目を閉じてご覧! しゅ! まえに 雪山の雪豹からもらった結晶が吸い込まれる ボムン サーバルの炎から赤い石しゅるん! 私の手にある石は全ての元素を飲むようだ くるるるるぅ ミストから緑のペリドット色の石が 吸われる がっ…… 私の手の中の石が黄金に輝き始めた 「大地の核(コア)だよ!」 お嬢さん 良ければなのっておくれ! ババにも わかるようにね 「ラク……ですラクーナと言います」 よくみると おばあさんは盲であるようだった ……おいき!さだめがまっている! 店主である おばあさんが城をみる 見えてないはずなのに……しっかりと 視た おいき……もう運命の扉はひらかれたんだよ
ラクの旅
第十四章 仲間?仲魔? 「ふ……」 レニーの 肩から サーバルが おりる レニーは 苦笑した 「お前ねぇ……大物だよラク!」 朗らかで優しい 「本当は助けを求めてたんだよね」 ミストドラゴンの 喉を撫でてやる 私の肩に サーバルが よじ登ると ペロリン……と ドラゴンを舐めた くるるぅ…… ドラゴンはくすぐったそうに目を細めると ポンと 火球を はいた 「うお?」 他の兵士が怯える 「大丈夫……こいつ敵意ないよ」 レニーが 指を出した てんてん…… ドラゴンが レニーの 肩に移る ギャギャ…… 鳴きながら レニーに言った 「名をくれ」 「名をくれだってさラク!」 「ミスト」 ガックリ…… 一同が項垂れる 「まんまだろ!」 私の頭をジェイクが かいぐった そういえば私……こいつに告った 真っ赤になる ぴしゃー…… ミストドラゴンが 氷の結晶を はなった 瞬時に顔が冷える 「あ……お……」 「ミストじゃだめ?」 はぁ……いいんでないの? 満場一致で ミストに 「おいで……ミスト」 びゃーーー! ミストは 小さい翼で 舞うと 飛び込んでくる 「まさか伝説が まこと とはな」 ……何?親父? いや……パコン…… 「いて!」 この親子はどつき漫才しまくりだ 「お父様と呼べ!バカ娘!」 「はぁ……お父様伝説ってなんですか?」 「気持ち悪いわ!」 くすくす 周りが笑う 武王カイデンが ドラゴンを 指さした 「飛竜従えるもの来たりて魔をうつ 王たるものは それに従うべし」 「え……」 ぼて…… ミストが ずり落ち 小さな翼で よちよちと 舞い上がる 「主……ラクーナ!」 「ん……?」 「ラクーナ好き……みんな好き」 びゃうびゃう なーご! くるるるぅ…… おやおや…… まさしく伝説だな! チビ達の 頭を ちょこちょこと 撫でながらカイデン 「城へこられよ!ラクーナ殿」 「あの……ラクーナで……」 「ラクーナ……来られよ!見せたきものがある」 「はい……」 ぴゃーーーーっ ミストが 雪の 結晶を はいて カイデンの 髭を凍らせる 「こら!ダメでしょ!ミスト」 ポン 火球でとかそうとする 「尚更ダメでしょ!」 何が起きるの?はらはらな 旅が 今始まる
ラクの旅
第十三章 馬上の恋人?たち? 私は 相反する 思いに振り回されながらジェイクの 背に掴まった 振り落とされそう なーご びゃうう…… おチビも馬上の仲間だ 「ジェイク……」 ジェイクの 背中が頼もしい 掴まっていると どれだけ鍛えられているかがわかる 無駄のないムチのような 筋肉 「ど……」 「喋るな!舌噛むぞ」 ガガっ 突如荒地に変わる 「ねぇ……飛び出してよかったの?」 「はぁ……」 ため息 お前だけ出すわけに行かないだろうが ジェイクが うめいた いくら 野獣使いでもだなぁ ギリ…… がっちりとしめあげると 胸苦しさに ジェイクが 言う声が苦鳴になった 「お前は女の子だ!」 湯気が出そう…… うっさ……うっさい 風の音の中でその単語は くっきりと聞こえた 「惚れた女をだせるかよ!」 ドクン…… 胸が熱い 急激に 緩んだ腕に おい!しっかりつかまれ!と お叱りが 飛んだ 「う……あ……」 立て直す どうかふりかえらないで……私 今 真っ赤だ 「好きかも……」 ピク…… ジェイクが 震えた きこえた? 聞けば 聞き逃さねぇよ と 片手が伸びてきた そして いつの間にか湧いていた 私の涙を拭う 「ばぁか」 む…… いいもん! 好きって二度と言わないもん! 今言ったろ!二回目だ ははは…… ジェイクが 馬をとめた 「ジェ……イク」 しっ……黙れ! この森幻惑の森だ やつの気配がする! ここが根城だ サーバル! 伝令頼めるか! なー! サーバルは ジェイクに 言霊水晶を 首輪の 袋に入れてもらうと とてて……と 駆け出した びゃーう ぼて…… 馬からおりた?(落ちた)スノウが 相棒について行こうとする まて……スノウ びゃう いくぞ……! まって……みんなを 待った方がいい 「いや!奴は気づいている!幻術が遠ざかろうとしている!足止めでも!俺らで!スノウ幻惑術の 気配を 凍らせろ」 びゃ? イマイチなスノウ いつものお得意の 大びゃーーーーーう!だよ! ジェイクが わらった そして 馬を 木にくくると 私を連れて歩き出した びゃーーーーう! ごぉう…… ちびながら 猛吹雪が 森をないだ きらきらと 術の足跡 こっちだ ジェイクが動こうとした時 「痛い!痛いよぉ」 声が聞こえた ? 私はかけ出す バカ!はぐれ! ジェイクの声をその背に 声の傍に辿り着いていた 「痛いよぉ」 そこには小さな竜の 幼生 背には 矢が刺さっていた 私が近づくと 「抜いて……抜いてよぉ」 泣き叫ぶ 私はぐぅっとぬいてしまうと癒しをかけた 「痛かったね」 竜は ごうっと 揺らめくと 巨大な姿を顕にした ここか…… 「ジェイク」 「ラク?」 「こいつ……」 森のどんな木よりも高く首を伸ばし おおん……と 吼えた 「主!小娘!主」 「ラクーナよ!」 「しゃべってる場合じゃ!」 ジェイクが 銃を構えた 「だめ!」 「主気に入った……主に従う!」 え? 何が起きた? ジェイクは 分かってない ドラゴンは 小さな竜となって私の元へと舞い降りた 「お前ねぇ!大騒ぎになるぞ」 「ドラゴン使いって」 びゃうびゃう…… スノウが兄弟の契りなのか ドラゴンを 舐めまわし ヨダレで テッカテカにしていた 「くるるう」 「変なの」 ポン 小さな火球が ドラゴンの 口から飛び ジェイクの 髪を焦がした 「は……またお荷物が……」 そこにかけつけたのは カイデン一行 「仲間に……しちゃいました……」 はぁ? 度肝を抜かれた一行であった
ラクの旅
第十二章 とんでもヤキモチ? がっしゃがっしゃ……小屋の中から 金属音 ババーン ジェイクが 扉をあけると そこには 鎧の塊があらわれていた 否 失礼!レニーである がっしゃんこん! 継ぎ目が 固くて 手足が曲がらない 「おい……歩けるか?」 「きゃ!」 1歩踏み出したが 鎧の重さでつんのめる それを抱きとめるジェイク ちく…… 私の心をかすかに何が さした 「こりゃあ……」 カイデンも 頭を抱える 「うー?」 レニーすわりこんだ 「親父……」 「お父様と呼べ!スカーレット」 「鎧で圧死します!!」 言い放って がしゃがしゃと 脱ごうとする ジェイクが 手伝って…… なによ! ずいぶんと 壊れ物を扱うみたいに! 私はなんだろう……腹立たしかった なぁに? この気持ち!気持ち悪い! 「革鎧……」 顔を上げたレニーと 私の目があった そしてジェイクと 私を見比べると ははーん?と 何か気がついたようだった 「ジェイク背中の革鎧の ベルトしめてくれ」 何を考えたかレニーは ジェイクに 甘えはじめた 「ジェイク……ジェイク!」 う………… イラつく……レニー最低! 「陛下 偵察に行ってきます」 「ラクーナ?」 陛下が 心配そうだ 「お前一人じゃ危険」 ジェイクが 私の腕をひく 「触んな」 ぱあん! と ジェイクを 平手打ちしてしまう そして私の爪がひっかかったのか ジェイクの 頬が出血していた 「あ……」 「まて……まて……ラク」 抱きしめようと 囲おうとするが ジェイク…… レニーの声 私は 駆け出そうとした グイ…… その 私の腰を ジェイクが だきよせた 「どうしたんだよ?お前?」 「こぉの鈍感……」 なんだろうレニーが頭をかかえている バカにされたような気になる はなせ! スケベ! ポカポカと ジェイクの胸を殴りつける 「まて……お前ヤキモチか?」 「え……」 瞬時に 理解した 私……ジェイクが す……き……? 「あんたらねまだるっこしいの!」 レニーが 真っ赤になって湯気を出す私を みると 優しくジェスチャーを した 「はい……キスでしょ?ねーこの場合ねー」 ボカン…… カイデンのゲンコツがレニーに落ちた 「おまえは!」 「だぁって」 ちゅ…… 「お?」 ジェイクの 柔らかい唇が 額に ふってきた 「この続きは終わってからだ!」 体を翻したジェイクの 顔が真っ赤だった…… ほぉら見てね? 兵士たちに同意を求めるレニー そこへ再び……ごっちーん 他人はともかく!自分の婿をさがせ! カイデンである 私は真っ赤っかのまま立ちすくんでいた とそこへジェイクの 馬が かけてきた 手を出せ! 呼びかけられれば……パシッと掴んだ瞬間 ひょいと 私は馬上の人となった ジェイク………… なんだ? やっぱり嫌い! 「あ……?」 でもなんだかわかってるふうで 尚更 「嫌い!」 なのだった
ラクの旅
第十一章 カイデン しかーしである… 「レニー……」 ジェイク呆れ顔 「なんだ?」 「俺らは魔力結界でまもられているからいいが……革鎧は軽装すぎないか?」 「あ……あーあ!城を出た時バルコニーから1メートル程先の 木に飛びうつったんでね!軽装でないと……」 まだ言いたそう…私は息をのんだ 下の石畳に べしゃとね…… 私は頭を抱えた 「レニー?」 「?」 ひとついい? 本当にお姫様なの? 「ああ……」 囲われてるのが 大嫌いな 戦闘好きの レニーさ 「別名 赤い蜃気楼」 きいたことない? ない! そうか 私はね素早さが売りなんだよ なのに!妙齢になったからだの! なんだのかんだのと!あの腑抜け親父 「げ……」 兵士が固まった 「ああ……そこのチンチクリンな 革鎧のバカ娘」 「え……」 全員が固まる 武王カイデン! カチーン さしものスカーレットも 固まった 「ほら プレートアーマーだ!」 「親父」 「お父様と呼べ!隣国の方が来ているのにじゃじゃ馬めが!」 節くれだった手がレニーの頭を わっしゃわっしゃと かきまぜる 「赤い蜃気楼は チェインメイルが 限界よ」 「ならん!今回ばかりは油断がならん!魔王がよみがえったのではとも聞く」 「え……魔王」 私が 1歩まえへでると サーバルとスノウが てててとカイデンにかけていき あろう事か 甘えつき 腕によじ登り舐め始めた ……あ……ばか……真剣なお話の最中に! 「ふふ……良い子達だね!お嬢さん」 カイデンは 気にいったようで 肩の上を 駆け回る チビ達を そのままに 「スカーレット!これをきろ!いいな!」 と告げた 番兵はいるか! 「は……ひ」 4人がまろびでる 叱られる! 「じゃじゃ馬が すまんかったな!」 これで 酒でも飲め と 金貨が入った袋を渡した ぽかーんとするが わははは と笑う王に 4人は涙をながした ありがたいお言葉 びゃう…… なーご! もうお気に入りすぎるのか おチビはべっちゃりだ ほら!ひょい 2匹をかかえると 私の手に戻す お嬢さん名は? 「は……しまった!ラクーナです!!」 なんて無礼を 「私はジェイクです」 「うむ……いい子たちだ!骨もありそうだ」 あの…… なんだね? カイデン様! ん! この子達が あの 金の鎧を肉球の足跡まみれに 「ハッハッハ!よいよい!見栄えで戦うわけではないからな!」 何とも豪快な方だった
ラクの旅
第十章 辺境の姫 「しかし何故こんな辺境に?」 ジェイクが 木製のカップを唇につけた はちみつ紅茶の甘い匂いがする 私も こくと 飲んだ おいしーい! 「だろう!我が国の宝だ」 なー……ゴロゴロ テーブルの 脇では サーバルと スノウが ミルクを貰っていた びゃーう スノウは 顔を上げると 鼻面が ミルクまみれ……! 「ふ……飲むのが下手だね おチビ」 レニーが ハンカチでふく びゃう……びゃう…… ごろなー…… すっかり懐いたおチビ達 レニーの顔を舐め 手を舐め ぐ…… 「お前たちあまえすぎだろ!」 ジェイクに 終いには引っ掴まれた 「ああ……よいよい! 我が城には白い虎が2頭いてな!」 わ……上には上がいた 「動物おすきですか?」 「敬語は要らん!歳も近い普通に話せ」 はぁ! 「動物好き?レニー」 レニーが 破顔した 「いいね……その話し方…… 生き物は大好きさ アナコンダなんかも好きでね……」 「ん……?」 ぺち…… ジェイクが 私のおでこを叩いた 変な方向に 「あの……どうして辺境に?」 レニーが口角をあげた 「ああ……城の中にいるとね外界から隔離されて……はい……花嫁修行だの……ドレス新調だの…………父上はでんと威張ってるし……で……」 「で…………」 ごくり……生唾をのむ 飛びだしてやったって訳! はあ……………… 肩を落とす 番兵諸君 「ま……国を守るのは……私たちの 務め!ラク達ならここをとおるだろうと待っていた……協力しろ!」 いいな? ああ……大目玉くらうんだろーな 兵士たちは ため息をつくのである
ラクの旅
第九章 スカーレット ひとっ飛び……なわけはなかった ちびとはいえ野獣 「止まれ!」 検問に引っかかったのだ 「みたところ……ファイヤーサーバルと雪豹?」 い……いえ……あの な…… サーバルたん口から煙 がし! 私はひっつかんだ! びゃ…… 総毛だてたスノウ…… ジェイクがヒョイと 背負った 「怪しい……待て」 兵士が上官の指示を仰ぎに戻ったところ…… そこへ綺麗な女の人があらわれた 「あ……」 「敬礼!」 は? バシ…… 兵士が 飛び出してきて 横に並び…私の髪を引っ張った 「怪しいヤツを捕らえました!姫」 捕らえてねーだろ! いた……た! 「ひ…………め?」 「そうだ無礼者!」 兵士が私の髪を引き寄せる ちょ……禿げる 「乱暴はよせ!」 どこの世界に 革鎧のお姫様がいるのよ! 「乱暴はよせ!」 バシ…… 姫が 鞘に入ったまの剣で 私の髪を掴んでいる兵士の頭をぶん殴った 「げ……!」 乱暴……って? あの……お姫様? 「悪かったな……少女……」 にっこり…… 彼女は握手を求めて来る 「あ……」 私は手を スカートで拭うと サッと差し出した 「私はスカーレットだ レニーでいい!」 きゅ…… 細いがしっかりした手 この人剣を握りなれてる タコがあった 「痛くはなかったか?」 なでなで…… 頭を かいぐる レニー姫 ぐい…… 「スカーレット様!まずは何故こんな辺境においでか?王城でおまちでは?」 ジェイクが 私を奪い返した 「ああ……済まなかったな青年!名は聞いている……ジェイクだったか?」 「気安く姫をレニー様などと呼べません!それから連れを 懐かせようとしないでください!」 ……懐かせようと? まて……私って?犬? 「ふ……聞きしに勝るだなジェイク!」 「どうお聞きになっているのやら……」 「ふ……いい……私はレニー!ほかの名では呼ぶな!姫も要らん!気持ちが悪い」 兵士が青くなった 「スカーレット様!」 我が国は 武芸の国…… だがな 魔法が足りない……今回の魔獣はミストドラゴンなのだ!魔法がいる!手伝ってくれるか? 「姫君……内情を そうもペラペラと言うのはどうかと?ミストドラゴンは変化が得意!姫君がドラゴンでない保証は?」 「ばっかもん!」 兵士達が色めきだった 「ふ……これでもか?」 レニーは手に短剣を走らせた ぴっ…… 赤い血が大地に落ちる 「スカーレット様!」 泣きそうな兵士達 「レニー!」 私がすっ飛んで言ってレニーの手を癒す! 「見よ!魔法国の助けだと証明出来たであろう……」 「そして……こちらも……」 ジェイクが 腰をおる お仕えいたしますレニー様 「レニーと呼べ……他の呼び方はゆるさん!」
ラクの旅
第八章 魔獣駆逐?マジですか? 「おい……ジェイク!おまえきいたぞ!となりの王国の 魔獣駆逐えらばれたんだってなぁ!」 がははは……寄ってきて 嘲笑するのは ハゲチョビン……! むっかー!私はグーを作った ぶんなぐってやろうか! びゃう! にゃー! 「わ……わ……野獣中入れんな……暴力反対!」 「い……やだからさ!名誉だからさ……やるよ!な?勲章もらえるわ……」 「最低!隊長!私も行きます!ラクーナ志願します!文句ないですね?」 「野獣使いちゃんや……あんたが行っても邪魔でしょう?」 「ムカムカ……」 にゃー! バリバリ…… サーバル 猛烈 敵兵ズボン 爪とぎ! あでででぇ…… やめいって…… 「なさけねぇ……行くぞ……ラク」 「うん……」 ジェイクは 慎重に手入れした 魔法銃に 各魔法の 弾丸100を 皮袋に装備 隊服は 鍛えて胸周りが きついと 新調したばかり…… 私……ラクは サーバルと スノウを お供に 得意の ルーンの魔術書と 回復増幅の ブルームーンストーンの ネックレスを している 隊服は……胸が縮んだ? ちがーう 断じてない! はい……痩せました 気苦労たたりました おチビが 家具かじるし 燃やすし ミズマーベルが スノウの はった 氷で すってんしたのがまずかった…… 厳重お仕置き 始末書 100枚 魔法禁止 嗚呼 おチビ…… あとで お鼻つんつんしたる そんな訳で痩せたんです 変なダイエット…… 「お前……縮んでないか?」 「な……どこ見てんのよ……ばぁか」 「あ……背は縮まないか?」 がっくり…… あ……背ね? 嗚呼苦労性 禿げるって さぁて……こんな訳でたびにでます 魔獣ってどんなの?