まっちゃらて
2 件の小説疲れた人へ
私には嫌いな食べ物がある。家族にも、読者さんにも嫌いな食べ物があるかもしれない。だけど好き嫌いは人間という生物をうけつぐために必要なものであって、世間的にはいけないこととしてみられているがそのような捉え方は違う。もしバナナが嫌いな人と好きな人がいたとしよう。もし日本がバナナだけの世界になったら、バナナが嫌いな人は餓死してバナナが好きな人は楽しい生活を送れる。皆さんそう思ったのではないだろうか。だけどそんなわけない。もし全部のバナナの遺伝子が変貌して毒入りの果物になったら好きな人は死ぬし嫌いな人は生き残る。こんな感じで、好きな人と嫌いな人がいることで成り立っている。 それは社会を生き抜く時でも同じだと私は思う(社会に出たことないのに言ってしまってごめんなさい)。もしパワハラ上司がいたとしたら、あなたじゃなく別のパワハラ上司が得意な人が対応してくれる。あなたが得意な人だったらあなたが対応すればいい。 この世界はあなただけじゃない。あなたが責任を負う必要はない。 ゆっくり休んでください。 みんな応援しています。 みんな違ってみんないい。あなたも誰かに必要とされているよ。
恋星に届け
俺は高校の机に顔を伏せながら考えていた。「これからどうしようか」過去を遡る。 中学の頃から俺は陽キャで、みんなをまとめる中心みたいなもんだった。親友も何人かいたし、カノジョも居た。中高一貫だったから、高校も大丈夫だろうと思い、心配ひとつなかった。だけど中学卒業式当日、俺はある事実を告げられる。 「父さんの仕事の都合で引っ越すっことになった」 恐怖と緊張が合わさって何分かの沈黙が続いた。悲しかった。自分ならできると言っていたのが恥ずかしかった。もう今の友達とは会えなくなる。カノジョとも遠距離恋愛になるし地元の高校にも上がれない。 それから俺は沖縄の中高一貫校に上がることになり両親に怒りの気持ちをぶつけながら入学式をやり過ごした。もう、毎日が楽しくなかった。 高校の初ホームルーム。先生が自己紹介をすると告げ、名前順に紹介していく。運悪く名前順が最初の俺は最初の自己紹介をすることになった。深呼吸をして立った。 「亜音宏樹です。趣味は地元の北海道のチーズの大食いです。」 クラスメイトからの反応は薄く、指先での拍手だけだった。 出席番号2番の人が立つとみんなにっこりとゆっちゃん、頑張って!ゆっちゃん、応援してるよ!とクラスメイトが言い始める、その人の顔を見てから俺の脈が上がった気がした。心臓が熱くなった気がした。 初投稿です。忙しいので不定期に投稿するかもしれません。よろしくお願いします 第二巻も公開する予定なのと新しい小説も公開しましたので見てくださると嬉しいです。