あきら

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あきら

17歳高校生 書きたい時書く

サングラス

人の雑踏すら 皮肉に聞こえてしまいそうなくらい 辛く、そして痛く。 それはこの炎天下の日差しからではなく、 君を失ったことによるものだろう。 そんな昼でも僕は歩いて行かなければならない それはあくまで試練として、 神や仏は飽くまで僕を見ていてほしい 打ちひしがれて僕でなくなっていく僕を。 そういえば最近、距離を感じる 寂しいのはお互い様、であろうけども 僕には僕だけが寂しいと感じてしまう そういう呪いなのか、ただ性格が曲がったのか 冷たくされたら冷たくされるだろう でもいつものこと。特別辛いものはない。 かなり思う、構ってほしいと。 ああ、眩しいな 君はなんとも思っていないのだろう ああ、悲しいな そうさなんとも。 溢れる感情と、角膜を守るためまた サングラスをかける。

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サングラス

透明

6月下旬、まだ梅雨の明けきらない東京の街は もうすでに暑く、それ以上にじめじめしている 「あっつー、てかくっそじめじめだわ、」 僕の隣でわめくこの子はみみこ 一応ギャル?的な存在なのかな ほんとは僕と同様、オタクである。 「まじ暑くね?」 「うん、そうだね」 そう呼ばれみみこ、みーこに視線を向ける 「うおっ、」 「ん?」 さっき降った小雨のせいなのか、 それともこの湿度によるものなのか、、 はたまた汗によるものなのか、、、 何かが透けてらっしゃる、ナイス6月、! 「あ、見たな、?」 「いや、なんのこと、?黒いね?」 一気に顔の赤くなるみーこを見て少し 嬉しくもあるが今は逃げろ、 「こらー!まてー!」「やーだねっ」 そんな僕らももう受験生 そろそろ進路を決めないとなと思う。 「ねーもう進路って決めた?」 「んー、でも地元は出たいなーって」 「そっかー、」 今の僕にはこれしか言えることはない 「みーこは?どうするの?」 「んーあたしも出よっかなー」 みーこは少し寂しそうだった。 それから何日か経った頃、六月の終わり 梅雨はまだ明けてなかったが終わりが見えた 最近は梅雨が最後の力を振り絞っているように ずっと雨だ、それもかなりの大雨である。 今日もいつものようにみーこと下校している、 でもなにか様子がおかしい、 「みーこ、なにかあったのか、?」 「んーん、なんでもなーい」 僕はそうは思えなかった、 「なんかあるなら話してくれ、」 そうみーこの歩きを遮るように立ち止まると みーこは仕方なく話す 「実はさ、あたし、家の文房具屋継ぐんだよね」 「え?前は、嫌だって言ってなかった?」 そうみーこの家は代々、 文房具屋をやっているのだが、 地味な仕事は嫌だとみーこは継ぐのを拒否 していた。 だから派手なギャル風になってたのだが、 「やることないなら、継げって、しつこくて」 「そうなのか、」 「ほんとは、あんたと一緒に居たいけど」 「出ていくんだもんね、街から」 「え?」 一緒に居たい、?聞き間違いか? 「一緒に居たいって?」 「そのままの意味よ。」 言葉の意味は理解している、 隠された?意味もなんとなく、 でも僕の感情が追いつかない、 「なにだまってんのよ、いやなわけ、?」 「いや、そんなことないよ?」 「もう、あたしの人生全部やるから あんたの人生もちょーだい、」 「ハガレンかよ、」 「ふっ、あはは」 2人で笑う。だんだんと雲行きが怪しくなる 「帰ろっか」 「うん、でも待って」 僕はみーこを呼び止める。空が一瞬光る 「僕もみーこのことす、」 ピカッ、ゴロゴロッ ものすごい雷鳴の音に僕の言葉は遮られる。 「え?」 みーこが聞き返してまもなく雨が降ってきた 「えちょやばいやばい大雨じゃん!?」 「雨宿りしよ、あっこにいこ」 ちょうど屋根のあるバス停を見つけ2人で 駆け込む、こういう雨は勢いは強いが 長くは続かない、少し待てばすぐにやむ。 2人はそう思い、この気まずさと雨の中 うつむくでも、この雨の中の沈黙はきつい 先に沈黙をやぶったのはみーこであった。 「ねえ、」 「はい、」 「さっき、なんて言おうとしたの?」 「なんのこと?」 「ごまかさないで、」 「す、なに?」 怒涛に攻めてくるみーこに視線をやる 「す、」 「す、?」 「透けてる、」 「ばか、えっち。」 晴れてきた日の光に当てられたみーこの 怒り顔がまぶしすぎたのか、 「好き」

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透明

手探り

夏の夜はいつも光っている。 夏の初め6月の夜、無数の光が宙を支配する 夏の終わり8月の夜、無数の光が宙に散る。 花のよう散るその光を人は花火と呼び 6月には蛍と呼ぶ。 そもそもの話、夏は19時でも明るい。 それでも日は暮れ暗い夜が訪れる。 月すらも頼りなくなる真夜中に1人 ドアを開ける。手探りの時間が訪れる その時間は妙にシリアスでエモくて 何も見えない。 だからなのだろう、色々なモノを見ようとする 望遠鏡はないが確かに見えていた それがなんなのかはわからないが確実に。 色々なモノに目が眩みながら、 見落としながら確かに見つけたモノ だんだんそのモノに近づきそして気づく それが道の端っこに落ちてる50円玉でも 誰も文句は言えまい。

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手探り

世界劇場

この世は舞台。男も女も人は皆役者に過ぎない by シェイクスピア この劇場から抜け出したい。 抜け出したいと思うのも、 実行にするにしてもしないにしても それも全て何かのシナリオなのだろうか。 最初から決まったものをただ僕らは なぞっている、なぞらさせられているのか 僕にはわからない。 だがそれでいい。 多分、きっとわからないのが普通で 役者である僕らは細かいことには 気にしてはならないのだろう。 ただ無意識に、無我夢中に この劇場で踊らされてシナリオ通りに 動けばいい。 なわけないだろ。 全てシナリオなら全てアドリブで通してやる ぶっつけ本番の人生で全部ぶち壊してやる 周りの役者はうわーと冷たい目をするだろう 観客も皆冷めてブーイングがくるだろう どうせこれもまたシナリオなのだ。 なら自分が思う通りのシナリオにしてしまえ。 世界劇場?中心は誰かもう、 わかってるんだろう?

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世界劇場

ショッピングモール

(ね、今週の日曜さ、一緒に行かない? 買い物、付き合ってよ。) あれから1週間、君の言葉が頭から離れない こんな僕を誘ってくれた、 ただの気まぐれなんだろうけど、、 それでも、少しは、ちょっとだけ、 期待しちゃう。 君にとってはただのクラスメイトとの ショッピングモールなのだろうけど、 僕にとっては、 今世紀最大の大舞台である ↓ (うん、いいよ?) あれから1週間、着ていく服が決まらない。 こんな私の誘いを、、。 なんとも思っていないんだろうけど、 それでも、少しはさ、ちょっとだけど 期待してもいいよね、 君は私の思いに気づいてないんでしょ、 ほんとにただの買い物のための ショッピングモールだと、だけど、 私にとっては、 今世紀最大の大舞台なんだよ このデートで2人が付き合うことになったのは また別の話である。

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ショッピングモール

神様

君が神様の理由を考えてみた 君の言葉は映画で言う決め台詞 まるで神様の呟くお告げみたい。 君が仏様の理由を考えてみた 君の笑顔は特別で、 まるで仏様の微笑むみたい。 君が神様じゃない理由を考えてみた 神様は僕に何も持たせない、 だから見てるのは君の背中だ。 君は僕に勇気をくれた。 だから見せるのが僕の背中だ。 君が仏様じゃない理由を考えてみた 仏様は僕に試練を与える それも悪くない。 君は僕に愛をくれた。 そっちの方が嬉しい。 君は何者なのか、

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神様

ソフトクリーム

「あ、もう、またついてる、」 口の周りが白く塗られ 匂いすらも甘くなる。 母は優しく拭いてくれる。 そんな真昼の今日。 何度も巻き戻したように 蘇ってゆく記憶。 今日もまたあの日と同じ 子供が口につけて それを母が拭く 子供の頃はもう終わってるのに 流れないエンドロール また巻き戻す。 僕から子供、そこから孫へ。 時は進めどここは進まない。 ただまた一段、一段とただ重なってゆく 真昼の今日。

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僕は満点が取れない。

ねえ今何時? 「そうね、12時回ったよ?」 課題は終わってないし、君は寝る時間だね。 ねえいつ会える? 「そうね、テスト終わったら?」 どうせテスト中寝ちゃうし、 早く終わっちゃえ。 これはまだ始まったばっか、 僕ら描いたキャンパスはまるで 僕のテストみたいだ。 愛してるの一言で 満点が取れるのだろう だけど焦らしてばかりで 僕は満点が取れない。 会いたいなの言葉で 満点が取れるのだろう だけど試してばかりで 僕は満点が取れない。

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僕は満点が取れない。

intro

描いた地図は正しいはずなのに いつまでも宝にはありつけないの 歩んだ道は正しいはずなのに 周りには敵ばかりなの 君は僕が好きなはずなのに なぜこうも頬が痛いの? やっと来れた異世界なのに いつもと変わらないの? 突き刺したそよ風のように 僕だってただ漂っていたい 僕らの運命回り始めている はずなのに どうして僕は動けないまま 君を見ているだけ、 僕のさ運命は僕が決めたいから 魔王でさえも友達になりたいから 魔法の杖だって剣だってないけども こんな世界を生き抜くのさ。 変わりない現実には飽き飽きなの。

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intro

みんなはどんなの書いてるの?

皆さん!普段どのような作品を お書きになってるのでしょうか! 是非とも参考にしたく お聞きしたいのです。 なぜかって? わたしがネタ切れ!!! ここだけはオールフォーワンって ことでこの度はわたくしめに、 ご教授ありがとうございます。

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