宵宮咲良
39 件の小説無形の芸術
私は、音楽に恋してる。 他にも、本や、コーヒーの匂い、 たくさんのものが好きだけど、 音楽が一番好きだ。 ホールに響く豊かな音。 オレンジに照らされて輝く楽器達。 遠くに遠くに伸びていく真っ直ぐな音、 支えるような太い音、 軽やかな優しい飾り。 そんな音がピタッと合わさって ひとつの音になる。 その瞬間。 その時。 一瞬だけしか感じられない。 激しく燃え上がる私の中の何か。 もしくは震えるほどの高揚感。 その一瞬のためだけに。 私は生きている。 届ける音。 音楽、声、表情、表現、 そして熱。 全部が私を酔わせる。 全部が私を狂わせる。 まるでベロベロによったサラリーマンのよう 私の、私たちだけの無形の芸術を 一瞬 いま 聞いて欲しい。 あなたに届けるから。 あとがき。 閲覧数ありがとうございました。 そして今回が一時終着点の投稿となります 私の気に入っている狂うほどに音楽という概念自体を愛するという表現が伝わったら幸いです。 私のことを待っていてくれる方々が居るのであれば。 私はまたここに戻ってくることでしょう。 また逢う日まで。
また次の文が始まるまで。
いつの間にか3月で止まっていた このアプリでの投稿。 ずっと、ずっと下書き機能に描きたまっていた弱音の数々。 久々に開いて、全部見返して向き合いました 結論を申し上げますと私宵宮は 無期限活動休止となります。 理由は受験生であること、 メンタルに左右されていることです。 復活する見込みはまだありません。 気が向いたら復活します。 ここから先は長いです。 とても長いです。 もちろん、受験生ということもあり 今もしっかり勉学に励んでおりますが、 同時に文を書く。ということは表面に出さない形で続けておりました。 11月からは書くことも一時中断し、 受験勉強に集中したいと考えています。 私の目標とする高校は今のままの成績を保てば無理なく合格できる高校なのでこのまま続けていこうかな、と思いましたが、 不安と焦りが、続けたいという気持ちに勝ちました。 もっと早くにお知らせすべきだったのですが 先程申し上げたように、下書きに溜まりに溜まった弱音と共に辞めたい、とひたすらに思い書いてしまっていた時期が長く続き、 このままこれを投稿したら事実になってしまう、私の生き甲斐がなくなってしまう、 という思いでお知らせするのがとても遅くなりました。 申し訳ないです。。 全てにおいて自己管理がとても下手で 勉強や、塾、ここでの投稿、恋愛も 全部にメンタルが左右されるような、 そんな日々です。 いい時ももちろんあります! モチベーションがあったり、このお話し投稿したい!と思ったこともありました。 ですが、納得いかない自分と、 納得いかないまま投稿して下手だと言われてしまったらどうしよう、というような焦りが、きっと投稿出来ていなかった理由なのかな、と思っています。 今日まで、待っていてくださった方、並びに 今まで応援してくださった方。 本当に、ありがとうございました。 一度、宵宮の執筆人生に終止符を打たせて頂きます。 また次の文が始まることを 楽しみに待っていただけたら嬉しく思います。 私の文が、一歩でも前に進む理由になりますように。 終止符を付けるお話の投稿は 本日20時を予定しております。 是非、私の終止符をあなたのその目に焼き付けていただけたら幸いです。 令和5年−10月24日− 文をこよなく愛する宵宮より 傍にいてくれた皆様方に愛をこめて
夜桜散る頃
ライトアップされ、華やかになった夜桜より、新月の夜に星とともに光り輝く桜が美しいと思う僕は、人より価値観がズレているのだろうか。 桜は散り際が美しいという。 可愛らしく柔らかい薄桃色の花弁をを散らし、自分が咲いていることを誇らしく思っているのかと思わせるほど堂々と根を張り、咲き乱れる。 桜の品種は沢山あり、代表的なものではソメイヨシノや、八重桜などがある。 品種によって色の具合や、花びらの枚数、香りまで違ってくる そんなことを思いながら、 川沿いの千本桜を横目に道行く人を眺める 町一番の桜の名所であり、今日は散り際 人々は釣られるかのように桜に魅入っている。 残念だ 光に満たされてしまっている 今宵、新月の散り際 70年ほど前に植えられたこの桜。 あの時、星とともに植えられたこの桜は、今では昔の姿はない か細かった芽は太い幹に変わり 花などなかった葉先は満遍なく咲き乱れている。 「明日には、桜が散り始めるだろうな」 と、ボソリと口にしたのは 千本桜の川向うに住むこの土地の神であった。 きっと、何年もの時を経て 今日までこの桜と、街の人々を見守り、 これから先も、ずっと 移りゆく季節と人々、時の中で 変わらぬ桜の美しさと共に この地に佇む神なのであろう。
ごめんなさい
投稿また止まってしまい申し訳ございません。 今書いている連載は書くの辞めることにします。 私にはキラキラとした青春ものを描くのはまだ早かったようです、、w また、現在の進み具合と心境では 新しい短編集のお話を思いついたのでそちらをゆったり書いて行きたいかな、という所存です。 こんなマイペース且つわがままではございますが、これからも応援よろしくお願いします。 今日短編ひとつあげます。
プロット書き溜め ※多分次のお話上手く行けばこれです。
この街の小さな丘には魔界と繋がる扉があると言われていた。 小さな丘の太い幹の木の下にある 古びたポストの中には沢山の手紙が届く。 そこに入る手紙は全て、魔界からのものである。 (ここでの魔界は病気や、他者による死に方をした死者が具体化したもので、その死因により魔界での見た目が変わるものとなっている。) そんな噂のある小さな丘の上にある街の病院に生まれた 天才外科医 皐月 国試は結果は超がつくほどの優秀な結果で 医科大学の実習や研修でも最高の結果を残している。 有名な外科や、総合病院の外科医にならないかと誘われても断り続け実家である綿貫精神科を1人切り盛りしている。 精神科をやっており 精神科は午後からの外来で一日8人までの外来受付となっている。 そんな精神科医の本職は 魔界の代筆屋 Doll(どーる) 病院での精神科で受け付けるのはこの手紙の件のみであり、意外にも多くいる。 皐月は1度医療事故で 植物状態になっているため、人間界と魔界を行き来する為の物を持っている。(後半になって描く) 魔界と人間界を行き来する日々の中。 依頼の中に織り交ざる淡く切ない恋物語 登場人物 主人公 綿貫皐月 わたぬきさつき 天才外科医と呼ばれる実習生時代だったが 実家である精神化を継ぐため外科医の道を諦めた。 10歳の時医療事故で昏睡状態になりそれ以来魔界のとの更新ができるようになった。 魔界では見た目と名前が変わる。 皐月は魔界では「桜月」と呼ばれており 黒いウルフカットに真っ赤なくちびる。 左目から右肩、左の太ももに渡る夜桜柄が印象的 多少はだけた着物に和物の羽織。 魔界での絶世の美女と言われている代筆屋Dollの1人店主 ナツリ 生前 川崎 尚 かわさきなお 生前の恋人優花に向けた依頼に何故か失敗し 桜月の助手となった青年 前髪にかかる位の銀色の髪にメガネと赤い瞳 首から肩にかけて大蛇の様な刺青が入っているのが印象的 執事のような服装をしていて、しなやかな筋肉は隠れているため中性的な印象を少し受ける。 優しく忠実な恋人を思う呪いの弔い人 書き溜めなので誤字脱字等ございましても気になさらないでください。
おしることサイダー
水色に灰色を混ぜたみたいな冬空の下。 赤い自動販売機の前で悩む おしるこ餅入りか餅入りじゃないやつ 賞味期限長いのどっちだっけ、? いいや、どっちも買おう。 あったか〜いの商品が充実した 去年の十月 僕はあったか〜いおしるこを今日のために保存した。 もう今は冷たい石の下の住民の君の為に あったか〜いおしることサイダーが好きだった君のために。 「ちゃんと温かいのとキンキンのやつ」 『ありがとう』 彼女の声が聞こえた気がした。 「ワガママなヤツめ。夏に死にやがって」 涙声で一言言いその場を去った。 『えへへ、ごめんね。』 その無邪気な声は頭の中で谺する。 あのおしることサイダーは空き缶にはなれない。 僕の心も。 君を忘れ空き缶になることは出来ない。 彼の去った石碑にはこう書いてあった。 夏芽 美冬 令和○年 八月二十日 墓地で尋ねられた彼はこう答える。 涙声で微笑みながら 「夏芽って夏が入ってて、美冬って名前に冬が入ってるの。どっちなんだって話ですよね」 「夏に居なくならなければ冬に買いたてのおしるこが買えるのに」 「居なくなられても困るんですけどね」 いつまでも満たされた。 空き缶にはならない2人のお話。
青とは。
お久しぶりです。宵宮です。 久しぶりすぎますねw 実は、めっっっっっっちゃ 書き続けることに悩んでいて 今連載中のやつ打ち切りにしようかなとか、勝手にENDに持ってこうかなとか、 あとは休もうかなとか、思って2ヶ月くらい経ちましたw 最後に投稿したのいつか分からないレベルで、Novellee自体開いてなくて まあ、はい。 とりあえずそこはいいとして (良くない) 今日道徳の授業で、 思いやりを持って行動するためにできる7つの習慣を考える授業があったんです。 その時に、自分たちの班で出た答えのひとつに 「相手の立場になって考える」 というものがありました。 帰り道に、その事をすごく考えていて たまたま空を見上げたらものすごく綺麗で、誰かに伝えたいなって思って文を頭の中起こしてたんです。 「爽やかでそれでいて少し儚い青に白をぼかしたキッパリした青空」 と考えた時、ふと思ったんです。 青ってなんだ、?って そこ!?って感じかもしれないですが 自分からしたら大問題なんです。 そこで考えました。 もし、全盲の方に青を説明するとしたら。 青ってどんな色?と聞かれた時 僕ならなんと答えるか。 まだ答えは出ていません。 あなたならなんと答えますか? コメントでぜひ教えてください。
第五音目
第五音 彼らの演奏ははっきりいって いや、控えめに言って 「厚みがない。所々音違う。きもい」 「「「「えぇ?」」」」「うそだろ」 あ、自覚ないんだ、 「もしかしたら低音が浅いからかも、」 「というと?」 「えと、ボーンがもっと激しく刺々しく」 「そうだね、ちょっと練習しとくね」 「ペットは演奏全体の飾りだから、もっとはっきり。」 「ボーンとペット32から合わせて吹いてみて」 と、いきなりさっきのが嘘みたいな音 「そう、いいじゃん」 「テナーはもっとなんだろう、色気があるといいかも。」 「はぁ?」 「色気、音に色をつけて?」 「、、、」 「ドラムは、まあ、いい感じ。もっと周り見て叩いてみて」 「おっけい!」 「ギターは、、技術持ってるからってイキんな」 「そんなつもりないんですけど、、」 「この曲は、シンプルで綺麗な曲だから、アレンジとかしない方がいい」 「あー、、」 「例えばここの時も音が多すぎ」 と一応コードが刺してあるハニデレで音を出す。 (ハニデレとは、ハーモニーディレクターと言うピアノのようなものです。) 「はい」 「、、、以上」 少しばかりの沈黙 「、、やっぱり入ってよ」 「無理です」 「じゃあ、明日も教えに来て?」 、、普通に嫌なんだけど でもなぁ、、素質あるから伸ばしがいのある音なんだよなぁ、、 「、わ、かった、明日もここ?」 「うん」 「じゃあ、さよなら。」 「じゃね」
第四音目
第四音 久々に走った。 息が乱れて、目の前が霞む。 あ、これヤバいやつかもしれない。 まだ、校舎の中なのに。 や、ばい、倒れ、る、、 想像していた衝撃が、襲ってこなかった。 途端 「大丈夫かっ、?」 と、大きなカサついた声が聞こえた 「おと、がわ?」 「そんなんどうでもいいからとりあえず」 と、そこで意識は途切れ、何も覚えていない 気づいたら、さっきのむさ苦しい 男所帯の軽音準備室に戻ってきていた。 目を覚ましたら、もう空はオレンジと、 藍色に染っていた。 「おはよう。」 と、あの、低めの声が聞こえる 「う、ん」 でも、部室の中には、乙川と私 だけではなかった。 たくさんの楽器が並び、背の高い男子が 乙川と、東くんの他に3人いた 1人はトランペット、もう1人はトロンボーン もう1人はテナーサックス 乙川は、ギターだとして そう考えると、東はドラムかベース 私を無理にでも誘うということはドラムだろう。 ボーカルは誰だろう。 真面目に考え出してしまった。 「大丈夫か?」 突然声をかけられ驚いた。 「もう、だいぶ」 「そうか。良かった」 「ななちゃんもしかして体力ない?」 東くん、ななちゃん呼びはキモイよ と喉の奥まででかかった言葉を飲み込んだ。 「優希だれ」 と、テナーサックスを持った推定1番背の高いであろう人がムスッとした顔で尋ねた 「うちのベース」 「だから、入らないってば」 そんなことを言い合いしている間に 小さい声で 「あっそ」 と、素っ気なく返された。 「えぇ!女の子!よろしくね」 ニコニコしてて犬みたい。髪もふわふわ だから、入らないって 「だる絡みするんじゃないよ波瑠」 「んなっ!人聞きの悪い。手は出さないから!功と違って!」 少し長めの髪。 トロンボーンが似合う トランペットの人は波瑠という名前なのか トロンボーンの人は巧、見た目は先輩っぽい 「帰っていいですか」 そうだ、早く帰らなくては 「いやいや、自己紹介くらいしていけよ」 と、すぐ隣から東くんの声がする。 入りもしないのに自己紹介するのか 「しなくちゃですか」 「じゃあ、こうしよう。」 「はい?」 「俺たちの演奏を聞いて、良ければ入って」 「は?」 聞きたくないんですけど、
第三音目
第三音 ガチャッ 「お疲れ様でーすっ!」 戸を開ける音に止まっていたように感じた 時が動き出した。 「なにやってんだよ」 と、部屋に入ってきた派手な見た目をした 低身長の男の子がそう言った 「別に何も」 何もじゃないだろ 「てか!その子誰?」 「新しく入ったベースの子」 「入るって言ってない」 「絶対入りたくさせて見せるから」 「いや、入らない」 「仲良さそうだなぁw」 いや、どこがだよ 「てか、遊良スティックの替えあった?」 「もちろんですとも」 「おー、ないす」 「新しいスティックで叩くの楽しみ〜」 何この空間 「で、名前は?」 「は、はい!?」 派手な見た目の割に顔が整っている。 「名前、なんて言うの?」 「お、音ノ葉七星です」 「俺 東遊良。これからよろしくね」 ニコニコの笑顔で握手を求めてくる。 「入らないですよ?」 と、愛想笑いしながら差し伸べられた 手を押し返した 「は?入れよ」 と横から乙川が何かぼやく 「入りません。帰ります。さよなら」 こんなことなら 最初から来なければ良かった。