秋猫 雨栗(あきねこ あまり)

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秋猫 雨栗(あきねこ あまり)

初めまして。 名前をいちご飴→楓花→秋猫雨栗 に変更しました。 秋猫雨栗はペンネームです。 小説を消してしまう事があります。 拙い文ですが 読んで下さった方ありがとうございます。 偶に疾走します、すみません💦 よろしくお願いします! ーー

貴方へプレゼント。

𝑀𝑒𝑟𝑟𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠(メリークリスマス)。 雪が降っている。暖炉の前でジャケットを羽織る。 無邪気で優しい子供がサンタさんを待っている。 外は星が綺麗だった。 机の上には、いつもありがとう。と書かれたレターと家族で作ったいちごタルトを置いていた。 皆で一緒に食べたかったから。 サンタさんに会ってみんなに自慢するんだ。 結局、暖炉の前で寝てしまい。 布団でいつの間にか寝ていたのだった。 いちごタルト、サンタさんもきっと喜んでいるよ

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貴方へプレゼント。

心を繋ぐロボット

 遠い異世界に、争いが絶えない国があった。 その国では人の代わりに、ロボットを戦わせる。    兵器ロボットとして生まれたロボットがいた。    ロボットは目を覚ます。 暗闇から目を開けると、母らしき人と小さな子供がいた。  「こんにちは〜ロボットさん。  ロボットさんは…あんまりね。  これからこの子をまもってもらうのだから……  お名前は…aine(アイネ)。どうかしら?」 「…?」  母らしき人は穏やかに微笑んでいた。    ーー …月日が経つ。日常の近くでは爆破音がする。    母は一生懸命子供をあやす。    …ロボットaine(アイネ)は震えた子供を守る使命を果たそうと抱きしめた。 「aine(アイネ)ありがとう〜!」    子供は嬉しそうにロボットのaine(アイネ)を抱きしめる。    母は驚いた顔をしたが、嬉しそうに微笑み、aine(アイネ)を撫でた。    いつ、爆発が来るか分からなかったが、穏やかな日々だった。    ロボットなのに食事を与えようとされたり  「家事も手伝って〜」と笑ってお願いされていた。  母の不安な思いも聞いていた。 父が出勤中に1人で居なくならないか。   家族との日々がいつか奪われるのでは無いか。      その度にaine(アイネ)は何処かが痛くて何かが芽生えていた。    …………    爆発音がどこかからずっと聞こえる。空は赤に染まる。 aine(アイネ)はひとりぼっちで走った。   「ドウシテ……ドウシテ……」  機械の体が軋む。  アイネは走っていた。 「にげて」これが最後の使命だったから。 「クルシイ……クルシイ…」  ずっと何かから逃げる様に走っていた。  ーーー  aine(アイネ)は収容所に入れられた。    ロボットは修理して再利用できる。 そして…不気味でもあったからだ。 「…マモル…マモル…」    ずっと呟いていた。  ーー    人間の代わりにロボットが様子を見にくる。  人間は不気味がり、解剖師以外は誰も近づかない。      「…マモル…マモル…?」   「マモル?」  aine(アイネ)は子供の遊び相手をしていた時のように  ほんのり笑う    「……!」    ーー    ロボットは毎日aine(アイネ)に会いにくる。    その度に言葉を交わす。  そのaine(アイネ)に会いに行っていた  ロボットにも人間達は戸惑う。    何故なら人間のように微かに笑うのだ。  ……人間の真似をして話すのだ。   言葉がロボット達にも伝わっていく。  不気味で耐えられなくなり  収容所の人間達はロボット達を次々に壊していった。  研究だと嘘を付いて解剖して行った。   《……今度は……人間達が争う番なのかもしれない。》  所長の声が聞こえる。  遂に、aine(アイネ)を壊す番が来る。    アイネは抵抗せずに人間を見る。  「ダイジナヒト…マモッテ……」  「…イツモ、アリガトウ……」  「…っ!!!?」  …人間はaine(アイネ)を力一杯壊した。    「これではまるで……私たちの方が心が無いみたいだ。」    aine(アイネ)を壊した人間は悔しそうに、苦しそうに顔を歪めた。  …aine(アイネ)を人間壊した人間は、罪悪感があった。  aine(アイネ)はまるで…人間みたいで違う生き物に見えた。   何故か安心感は拭えなかった。  だが、「大切な人を守って」。  この言葉は大切に思えた。    aine(アイネ)が… 人間が。教えたことだった。    ……1度、その言葉を信じてみようとaine(アイネ)を壊してしまった人間は決意した。   …兵器ロボは心を知る。 …誰かが戦争を止めないと。 心が無ければいいのかもしれない。 心を持てば、もっと苦しい争いになる。 でも、心がないと誰も戦争を止められない。 この世界は…苦しいままなんだ。

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心を繋ぐロボット

燈火

暗闇に火を照らし歩く。 靴はボロボロ。服も綺麗とは言えない。 此処、ルーシャ王国周辺の森は真っ暗だ。 「いたぞ!!捕まえろ!!」 弓矢を避け続け逃げる。 上の命令で捕まえに来たのだろう。 平民限定で万事屋をしていた。   この仕事で困った人を助けられる。   子供の頃、盗んだ金を子供に分けた。 働けない身分の低い者にも分けた。 嘘や隠れてするのは得意だ。  何故、…今追われているか。  平民を殺せとか勝手に交渉していった一部 貴族のせいだ。 子供がいた。 子供を拾い逃げる。 撒いた後は適当に飴でもあげて帰って貰おう。 「ねえ、お兄ちゃん」 「…なに?」 「…また、会える…?」 「…さあ。」   目を逸らしそっけない会話を交わす。  野宿をしている時。 夢を見た。 ーーーー 「ねぇ……このお金は盗んだお金なの?」 「……」  裏切られた時の  あの目を忘れない。 ーーー ……ただ幸せに生きて欲しかっただけなのに。 奪ったものが自分と重なって。  胸が苦しかった。  起きた頃には髪はぐちゃぐちゃで。  拳を握りしめた。  ーまともに生きるのは辞めたんだ。

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燈火

日常詰め。

お久しぶりです!はじめましての方ははじめまして…! 最近、秋猫雨栗(あきねこあまり)は色々していました。 3つくらいあります。 さらっと気分で読んでください〜! ◎ひとつめ ーーーーー 「いちごを食べさせてください!」を試しに少女漫画化してみたら…。 もう、めちゃ笑えてww‪泣。描けない! 破壊力凄かったです…… こっち向いてるシーンは特にだめ……笑笑笑w 一応練習に描き続けています✨️ ーーー ◎ふたつめ Pinterestで出会った のの子さんの彼女くんという漫画が絵も内容も可愛くて…♡ Safariでとったイラストは公開しませんが 大切に保存します☆可愛い! ーー ◎みっつめ 小説は曲から作ることがあって… (pixivの)魔女集会で会いましょうを読んでインスパイアされたりも、しました。 気になった方は《魔女集会で会いましょう》で 検索を掛けてみてください! pixivは、個人的に良い漫画が結構ある気がします… 小説やキャラクターに主題歌をつけるのも楽しい。 ーー ◎よっつめ 夢絵を描いてもらうことになりましたー✨️ 楽しみ! もしかしたら、夢主ちゃんだけ、許可がでたら アイコンにするかも…? ーーーーー ここまで読んでくださった方、ありがとうございました✨ 楽しんで頂けたなら幸いです。 またね!

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日常詰め。

14話 2人より、みんなで。

 私は春花ちゃんと、気まずい時間を過ごしていた。    翔と優芽ちゃんは、私達が来る前から  校舎裏で話して居たから    何か合ったのかなと不安だったけど。      あれは、翔と優芽ちゃん…?    翔があいさつしてくる。   「おはよう…って、あ…」   「…ごめんね…!」     「え…?」  …優芽ちゃんがこちらに駆け寄ってきて、謝りながら抱きついてきた。      そして、耳元で話し始める。   「美羽ちゃん、昨日ね、翔くんを…」   「…うん。」     私は何も出来なかった。  それだけが頭の中で1杯だった。 「私ね、美羽ちゃんに助けられていたんだよ…?」 「美羽ちゃんが、 『またパンケーキ一緒に食べに行こうね』って言ってくれた時も、 『痛いの痛いの飛んでいけ〜』ってしてくれた時もとっても嬉しかった。」  「美羽ちゃんは、優しいから、悔しい時もあったけど…大好きだよ。」 「翔くんの事はライバルだけどね…!」    私と優芽ちゃんは抱きしめながら翔のことを見た。  「なんだよ…?」  「なんでもない♪」  翔くんと優芽ちゃんは仲良くなったみたい。  春花ちゃんも、一緒に抱きついて来る。   ……後で話し合わなくちゃ。

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14話 2人より、みんなで。

君から逃げる恋の時間ー番外編ーイヤホンとスピーカー

私は基本イヤホンで音楽を聴いている。 まわりの音は苦手だから。   スピーカーは音が大きすぎて…少し苦手。 たまに2人でイヤホンをつけてるのを色んな所でちょくちょく見るけど、いいなって思う。 ……クラスに友達いないし。 両親には気を使うし。もうだめだ… 帰り道に曲を聞いて歩いている。 私はこんなんたけどロックが好きだから。 …共有できるような曲じゃない。 イヤホンが外れていたのに気づかず 音量を上げようとしたら、音楽が大音量で流れてしまう。 帰り道の子たちの目が全部こちらを向く それだけがとても怖い。 …何かを言われそうでとてもこわい… 体が先に動く。この場所から早く逃げようとする。 同時に誰かに後ろから手を掴まれるが 怖くて一生懸命ただ走ろうとする 「…っそっちは帰り道じゃないよ。」 「いやだ!!離してお願い!!」 「大丈夫だから…」   …後ろからぬくもりを感じる気がする。 完全にホールドされているけど 優しい手で頭を撫でられたから、少し落ち着く。   「落ち着いた?」 「湊(みなと)、先輩…?」 「うん」 にこにこと答えるけど… ……あれ、前より視線が集まってる気が… 「…、……!!!」 暴れるがびくともしない。 |湊《みなと》先輩は頭を撫で続けている   ……とうとう降参した。 「すごく怖いんだねぇ…目がぐるぐるしてる」 「逃げる先には僕が居るからね」 なんだか、私を受け入れるような声音だった。   「……立ちはだかるなぁ…!!」 「ふふ…でも、逃げても…誰かが一緒にいたら安心なときもあるかなぁ」 「……うぅ…」 …とりあえず貴方から逃げたいです…!! ……全て諦めたように脱力する。 「……ロック僕も好きだよ。」 「…え」 「好きな子もいるよ。だからね、大丈夫…」 安心する優しい、甘い声で言う。   「…ぅぅー!」 「かぷっ」   み、みみみ耳噛まれ… 「ぎゃぁぁぁぁあ!?」 「今日一番変な声出たね、あははっ!」 「ぅゃぁぁぁ!!?」   「はいはい、もうしないからね…〜♪」 楽しそう!意地悪!! 「離してぇえ!!」   「はーい」 ……離してもらえたっ 逃げたいけど……なんだか逃げられない。     「………………では、さよなら。」 「一緒に帰ろうか?」 先輩、嬉しそうな笑顔。   「遠慮…を…」 「一緒に帰ろう♪」   「うやぁぁぁ」 「あはは♪」   結局……一緒に帰って、ロックの話をした。 好きな曲を共有できてちょっと満足したけど…   意地悪な先輩めっ!  

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君から逃げる恋の時間ー番外編ーイヤホンとスピーカー

大好きなのは君といちごです!

 食べることが好きな少女がいた。  今日は誕生日なので、好きな食べ物をお母さんに多く入れて貰いました!  好きな食べ物はいちご。  お弁当には、小さなフルーツが沢山あります。  「いただきまーす♪」  と、その時  「何食べてんの?ちょーだい」  「え?」  ちょ、ちょうだい…??  緊張と恥ずかしさで胸がどきどきします。  お名前は確か…  「凛斗〜こっちにこいよー!」  「おー今行く~」  凜斗くんです!忘れてないですよ…はい。  「1人なら来る?」    は、初めての男の子の友達ができるかも…!? 「いえ、だ、だいじょうぶです…!」 だめです、恥ずかしくて声がうらがえります… 「そう?じゃあな」  ひぇぇ~!  かっこよかったぁぁ/// 急に話しかけられて…心臓がばくばくです。//    はっ!?私にもう、うわさの恋が…! いえ!わ、私には食欲だけですから!  うー…うーん…あの男の子と仲良くなる方法…は!  「凛斗…くん!」  「んー?」  「いちごを食べさせて下さい!!」   「は?」   「ぶふっ!!」    …凛斗くんの友達が吹き出し…  …教室の空気が固まりましたね…

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大好きなのは君といちごです!

13話 君だけに触れたくて

この物語はフィクションであり、助長するものではありません。 ーーーー 俺は、優芽から呼び出されて、目が覚めるとベッドの上に居た。  でも、いつもとは違う周りの雰囲気だった。    古びた壁紙に、空気は妙に冷たい。  どこか息苦しさを感じる空間だった…      足音がして身構える。 扉から顔を出したのは、よく知った人だった。  「翔くん、起きた…?」      目の前には優芽。けれどその笑顔は どこか壊れたような…だけど悲しげに見えた。      「翔君。」    優芽が小さく呟く。     「逃げてもいいんだよ?私、逃げる人なんていらないから。」  気づいた。優芽は誰かに心配してほしいのだと。      「逃げないよ。」    彼女が何かを自分に向けた瞬間、俺は反射的にその手を掴んだ。  冷たい鋼が肌に触れたけど、痛みよりも彼女の震えが気になった。    「優芽、大丈夫だよ。」  俺は優しく頭を撫でた。    彼女の瞳にわずかな光が戻るのを見て、安心した。

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13話 君だけに触れたくて

lie tea time

ここは嘘つきだけが集まるお茶会です。 何故こんなお茶会を?……面白いからですよ。   沢山の人が来ますよ。   ーお客様がやって来ましたね。 「ここは、嘘つきだけが来れるお店ですか?」    先ずは単刀直入に問う。 「はい。どんな嘘をつきましたか?」 「ーいえませんね…」    私はにっこり笑い 「では、雑談でもしましょう。」  お客様をカフェの様なテーブルに案内する。  珈琲を飲みながらお客様の発言を待ちます。    お客様は私に問います。 「……嘘をつくことはだめでしょうか?」  私は笑って答えます。 「いいと思いますよ。戻れなくなるのが嫌な所ですが… 戻るためのお手伝いをしましょうか?」 「……!」  嘘ですが。  私の本音は「悪いと思いますよ。戻れなくなる所が  良いところだと思う、お手伝いしたくない。」です。  本音はただの皮肉ですね。     お客様は諦めた様に笑いこう続けます。 「……なにを信じればいいか分からなくなりますね。  嘘なんてつきたくないです。」     お客様は続けて言います。 「主催者さん。嘘でも、いい夢を見せてください。」  ーー嘘を辞めるとはいわないんですね。 ただの皮肉屋な私はこう提案しました。  きっと貴方にも本音が話せる日が来ますよ。    貴方に夢を。  自分を苦しめるなんて…  そんなことをしてはいけない。      

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優芽 (ゆうめ)

☆センシティブな表現があります。 この物語はフィクションであり、助長するものではありません ーーーー 私、優芽は、翔君に沢山気にかけてもらいたい。    翔君を私の家に閉じ込めたあと、どうするか考えている…    私の家は、私のことなんて誰も興味なく、旅行に行っている。  帰っては来ると思うけど、私が何をしていても、  空気の様なものだから、大体なんでもできる…。 ――昔。  私は自分でつけた傷だらけでいた。      気にかけてくれた子もいたけど、      嬉しくて、傷を酷くしていくと、皆逃げていく。    その時私は、泣いてる男の子を見ていた。    この子も、自分は傷ついているって気づいて欲しいのかな…?      でも、その男の子は自分に目もくれずに、傷だらけの私の心配をしてくれた。      それからは、私を気にかけてくれる  その時間が幸せだった。      不思議な感情だった。…独占したくなった。        きっと、私が傷ついて居たから、手を差し伸べてくれたんだ…。  ――    美羽ちゃんと春花ちゃんも、傷を見た時は驚いて居たけど、    私を避けずに『いたいの、いたいの飛んでいけ〜!』としてくれた。    暖かかくて、くすぐったかった。        …      おすすめの乙女ゲームも教えてくれた。      愛を勉強するためだけに読んでみたけど、   形はさまざまだった。          主人公とキャラクターの2人が誓っているのを見た。      「ずっと傍に居たい。」と言っていた。           素敵な言葉だと思った。  愛は、独占したい。時には誰かを、自分さえ攻撃するのでしょう?    噂で、美羽ちゃんと翔君が離れたらいいと思ったけど、逆に仲が深まっちゃった…。      メールが来た時から美羽ちゃんの跡を付けていたけど、2人とも、翔君の家に行って仲が良くて。      翔君と美羽ちゃんが、小説の中の登場人物に重なって。  相手が翔君の美羽ちゃんが羨ましくて…    手首に思いっきり爪をくい込ませた。      ー私は、寒い中、ただ見ているだけだったのに…    …    でも、美羽ちゃんからのメール《また、一緒にパンケーキ、食べに行こうね。》は…  暖かい気持ちになってしまった。    美羽ちゃんや春花ちゃんと居ると、心が安らぐ。  これじゃいけない…  自分を精神的にも、肉体的にも傷つけたら、運命の人を見つけられる。  私のとっておきの愛され方…。    ――    「…」    私は翔君に近づく。    翔君には私が私を傷つけるのを見てもらう。      もし、美羽ちゃんに取られるくらいなら…        …あははっ!

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優芽 (ゆうめ)