頻 もから
26 件の小説きらい
私は“言葉”が嫌い。 色んなとこから飛んでくるそれが、とても醜くしてくるから。皆が沢山使うそれは、意味を持っていた。心があった。その心を受け止めなくてはならないということが、怖くて嫌い。 私は“文字”が好き。 だって、それは所詮ただの文字だから。私が見てるのは、文字の羅列。その文字達に心なんてないし、心を持てなんていわれてないはず。だからただの文字達に恐怖心なんて持ってない。愛らしい。
嘘
もう喋らないで、ってあなた言ってたね。それ、嘘なんでしょ、ききたくないだけでしょ。嫌なんだよね、ききたくないよね、分かったよ、分かっていいんでしょ。分かってないでしょって、分かってるよ。 最低、ってね言ったでしょ。それ、嘘だよ。間違ってるよ、言う相手。洗面所にでも行ってきな。ドレッサー前に行ってみな。分かってるんでしょ、自分でも。逃げてるだけでしょ、いつまでも。分かっててでも、足掻くのは、見苦しいったら極まりない。最低は下に居ればいい。え、嘘だって。ほんとだよ。私は分かる、分かってる。だって嘘のこと知ってるもん。私が1番お友達。
架空の私、この私
私は家族が嫌いです。とても嫌いです。別に虐待されているわけでも、家庭環境が悪いわけでもありません。なんでだが、嫌いです。理由も無いのになぜ嫌いなのか、私が悪いのです。認めたくなんてありません。嫌いな人の下に立つようなものです。でも、私が悪かった、分かってる。生まれつきの心には抗えない。本能的な心です。苦しみたくはありません。ありのままの心で捉えていた。跳ね返しはしなかった。相性が悪く、価値観が合いませんでした。 私の家族は親2人と妹2人の5人家族です。私はお母さんに1度、疑問を話しました。だけど、勘違いされた捉え方をされ、一般的におかしい考えとして、伝わってしまいました。怒られました、とっても。目の血も見えました。私は、見えていなかったと思います。多分。お母さんは、私が話した瞬間怒りだしました。理解を求めようとなんてしてなかった。信じられていないんだな、と失望しました。元から私も、信じてなんていなかったけれど。こういう人が将来犯罪を犯すんだ、と言われた。今すぐその空気を吸うのを辞めたかった。でも、これから犯罪者と思われるのは嫌だったから、勘違いを解こうと疑問をぶつけた。無駄だった。諦めて息を止めた。その空気を吸うのを辞められて安心したけど、お母さんに近づけば帰ってくる。その重みが。理解、しようとしてくれなかった。 家族の中で1番嫌いなのが、次女だった。昔はとても仲が良く、小さい妹と遊んで世話をしていた。でも、いつからか嫌いになった。ずっと昔だから覚えていないけど、きっかけのようなものはなかったと思う。今になってはさっさと消えて欲しいと思う。自分で言うのもなんだけど、私はプライドが高かったし、負けず嫌いで、何でも人と比べたがった。それに、正直言って私は世界で1番幸せになると思っている。特別な人間だと、選ばれし者だと、自分の人生しか見ていないのだから、そんな考えにもなる。だから、自己肯定感やプライドが高いのもあって得意な事で人より下に立つのがとにかく嫌だった。嫌いな奴なら尚更だ。そして、次女に対してはそれが強く出た。今まで、色んなことで勝ってきた。けど、それは全部年齢の差だった。関係ないところでは勝てやしなかった。でも私は知ってる。あの子は常識知らずでマナーも悪く、周りの空気なんて読めやしない。思いやりの欠片も無いし、社会面で言って最悪な人間。でもみんな知らない。見ないから。知ってるのかもしれないけれど、それを知っている人を私は知らない。私はめんどくさがり屋で努力なんて全然出来ないけれど、好きなことには一途に頑張れる。そして、私がやっていれば当然妹も同じことをしだす。別にそれは良かった。でもそこからだ。みんな、妹の方こと、褒めやがる。私なんて居ないみたいにする。絶対私の方が出来る。だけど、年齢の差。褒めてくれたって、やっぱお姉ちゃんだね、って。何だよ、なんなんだよ。そうだよ、私は褒めて欲しかった。羨ましかった、とにかく。褒めて欲しかった。なのに、お姉ちゃん、お姉ちゃんって。それでしか褒めてくれないの。お姉ちゃんだったら褒めてくれないの。おかしいよ、おかしいじゃん。ちゃんと褒めて欲しかった。お姉ちゃんの私じゃなくて、私は私として。お姉ちゃんを褒めないで。私は私だよ。私を褒めてよ、お姉ちゃんの私じゃなくて私1人の人間を。私を見てよ、私はここだよ。お姉ちゃんじゃなかったら、私を褒めてくれたのかな。お姉ちゃんじゃないってどういうこと、妹が居ないってこと、居なければ良かったの、じゃあ要らないよ。最初から要らなかったんだよ。親も、妹も、ね。
文字に甘えようよ
全てを疑い、全てを信じろ。 所詮みんな同じ人間、個性を出したかったら、まず、人間という生き方を辞めよ。 理解を諦め、和解を試みよ。 可能性に0は無い。 人を拒み、自分を受け入れよ。それも怖いけりゃ、身軽になるのみ。 1人1つ必ずあるのに、何故そんなに大切なんだ。 最後の別れには最初の出会いを。 最初の出会いには最後の別れを。 理解し難いとはつくづく思いますが、気ままに生きても良いと思います。 言葉すら無くなるくらいの心を持って。 何も無くたって消えられる。 何も出来ないから何かができる。 苦しみからも、喜びからも、何も得られない。が、思い出せる。 最初から、全てあったんだと。 私は今にしか興味は無いが、過去には思いやりを、未来には野望を持ち、美しく。 人生の踊り食い。 私の理解力は1人分。それを自分に使うのか、分け与えるのか。 荷が重いよね。でも、軽くする方法なんていくらでもあるでしょ? 恋に落ちた花を落とした
時が満ちれば
時が満ちれば、今まで向き合わなくてよかった、 非常識なやつ マナーを守らないやつ 自己中なやつ 自分勝手なやつ きちがいなやつ 頭のおかしいやつ 空気の読めないやつ 社会をしらないやつ 考えられないやつ 人と違うやつ 現実見れないやつ 夢見すぎなやつ 具体的に、自分。 それと向き合わなくちゃいけなくなる。
心で勝とうと現実では
どうして、なんで私を褒めてくれないの。分かってる、分かってるよ。あの子には届かないことなんて。顔も、声も、頭も、努力できる所も。ゲームだって、なんだって。みんなみんな、私よりあの子の方がって言う。私が一番よく分かってるの。でも私はお姉ちゃんだから、妹より優れてなきゃだから。だから、何かした?大変なことなんてなにもしなかった。必死に責めた。あの子のことを。あの子に勝てるところを探してた。ずっと。あの子を陥れようとした。ずっと。これからも?その方がずっと楽だけど。こんなこと知ってみんなはどう思うのかな。でもみんなが私になれば同じことをするよね。私になれば。逃げちゃだめかな。逃げていいよね。逃げなきゃもう無理。私には努力できる心なんて無かったし、今からできるとは思わないし、やりたくない。逃げてきた、今までも、これからも。私のままじゃ上に立てない。私を捨てる?でもそんなことできないし。私、私だけが絡んでる話じゃない。あの子と私のこと。私だけが頑張らなくてもいいんだ。あの子さえ、いや、あの子の方がと言った、あの人も、あの人も、あの人も、あの人も。あの子がいなけりゃその人たちもそんなこと言わなかったし思わなかった。全部あの子が狂わせた。あの子がいない方が、いる時より世界は正しく動いていた筈だ。
最高の一生を
「これからも一緒に。」 貴方はそう言った。これまで沢山と生きてきましたが、まだ終わらない。当然最後まで私と貴方とは引き裂けない。 時間の壁は心に越えられる。 現世では越えられないと。 「これからは一緒に。」 貴方はそう言った。やっと会えた。だけどもう終わる。やっぱり最後まで御一緒に。どうかこの時間が終わりませんように。 時間の壁は越えられないと。 現実的に無理だったと。
永遠の日常を
「きっとまたどこかで逢えるよ。」 貴方はそういった。私達には永遠があるよ。貴方との永遠が。私達には、別れがあっても終わりはないと知っています。 だから、またどこかで。 「一緒にまたここで会おう。」 貴方はそう言った。私達には特別がある。2人だけの特別が。私達には、終わりがあろうとまたゼロから始められると知っています。 だから、またここで。
生きるか死ぬか殺すか殺されるか
もし、今にも自分が死にそうな時、昔の自分はどう思っていただろう。 死んではいけない、か。 まだ死にたくない、か。 人に忠実に生きれば前方を、 自分に忠実であれば後方を、 私は、そう思いますね。
阿吽
文字が好きです。ああ、なんて美しいの。