みなみ
5 件の小説みなみ
小説?を書くのは初めてなので色々拙いと思います。 なろうとかの小説の書き方を参考に書いていきます。 ⚠︎文章下手 ⚠︎自分で楽しむ用 ⚠︎投稿頻度多分遅い ⚠️ストーリーごちゃる事あるかもしれないです。 一応しっかり見直しながら書くので 基本無いと思いますが……
Blue Rose Vampire
世界観 人と魔人と神々なんかが存在していて 神々が作った世界に人と魔人が住んでいる。 そして神々は人や魔人を造られた存在として道具の様に見ている。 そんな神に下剋上し横暴な神から 世界の所有権を奪い取るのが最終目的? 最終ストーリーのつもりです。 構成 第1 部 主人公がまだまだ弱くネメシスの魔導書と呼ばれる禁忌の魔導書を盗み 人と魔人の仲を裂いて魔王になろうとする敵と戦いながら成長していく。 主人公はまだ貴族ですが学園に入り 魔法士になると別の身分となるので 貴族っぽい絡みのお話はそれまで。 第2部 人間と魔人との戦い 引き裂かれた人間との仲をどう直していくのか。 人間側に勇者が誕生し 魔人側はピンチ?!と思いきや 主人公の能力が〜………… みたいな感じで主人公ちゃんが 強くなっていきます。 第3部 人間との中も解消しいよいよ 傲慢な神々との戦いです。 主人公ちゃんがどんどん強くなります ですが相手は神なのでそう簡単にはいきません。 そして神々との戦いは…… そんな感じの3部構成にするつもりです。 とても暇で仕方ない時にでも 良かったら読んでみてください。 ⚠️あくまで自分用。
青薔薇の吸血鬼〜Blue Rose Vampire
第1章 人と魔人と神々の住む世界 第2話 エルゼ=ミクリス侯爵令嬢 少し肌寒くなってきた頃の朝 青髪が美しく揺らめく少女は 1人の公爵令嬢の事を考えていた。 「メイフィル様はお茶会に来てくれるかしら、社交に力を入れると言ってたからきっと色々な令嬢からお誘いが来て忙しくしてらっしゃるのだと思うし。」 少女が酷く寂しそうにそう言うと 彼女と同じ青い髪をしたまだ幼い見た目の少年が少女に問いかける。 「姉様はメイフィル様の側近になりたいんですよね?」 「そうね、私はメイフィル様の側近になりたいと思ってるわ。 でもメイフィル様は社交でも人気があるし噂では魔法士として学園入学前にも関わらず推薦を頂いてるとか そんな凄いお方の側近なんて地味な私がなりたいと思っても良いのかな?」 少年は1つ息を吐くと口を開く。 「姉様。自信を持って下さい! 姉様はメイフィル様に声をかけられたのですよ、それも自ら友人になりたいと メイフィル様は側近を自ら見極めて選ぶそうです。 それは姉様の事をメイフィル様が快く思っている証拠ではありませんか!」 少女の目がハッとしたように揺らめく 「そうね、そうだったわ 私はメイフィル様の友人。 他なんて気にしてちゃ駄目よね 私はメイフィル様の側近になるの! いつも1人で隅っこにいた私に 魔法以外取り柄なんてない私に 声を掛けて友達になってくれた 大好きな方の側近に私はなるの。 私はエルゼ=ミクリス! メイフィル様の側近になる侯爵令嬢よ!」 声高にそう叫ぶ少女を見る少年の顔は とても嬉しそうに笑っていた。 〜その頃〜 クシュンッ……。 「風邪かしら。」 「お嬢様、今日はミクリス侯爵令嬢のお茶会に出席されるんですから体調には気を付けて下さい。」 そう言ってカルラはメイフィルに 薄手の羽織をかける。 「特に体調は悪くないんだけど… もしかして誰か噂してるのかな?」 そんな訳ないとカルラには一蹴されてしまった。 私は心の中で文句を言う 「絶対誰か噂してるよ!」 肌寒い風が窓の外に吹いている。 ▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰ 2話 エルゼ=ミクリス侯爵令嬢 終 〜3 お茶会とお誘い。
青薔薇の吸血鬼〜Blue Rose Vampire
第1章 人と魔人と神々の住む世界 第1話 魔法学園の入学準備 社交が始まってからもうすぐ3年が経ち メイフィルはもうすぐ15になろうとしていた。 この世界では15になると魔法学園への入学が出来るようになる この学園で卒業までにB〜Sまでのクラスに在籍した生徒はそのランクに応じて 騎士団や魔法協会、魔法士団に入る事が出来る。 C〜Dのクラスは国を守るために戦う職や多くの技量を必要とする職には就けないが魔力を使って薬を作る魔法薬師や 魔術書の管理員などになれる。 つまりこれから先の未来を決める大切な場にもうすぐ入る事になるのだ。 とは言え試験はある 15で与えられるのは要はその試験を受ける資格であって入学の資格ではない。 その為メイフィルも試験の対策をしていたのだが魔法に関しては現役の魔法士以上に才がありすぐにやるべき事が無くなってしまったため メイフィルは社交に力を入れることとなった。 そんなこんなでお茶会を開く日程を決め終わり空き時間が出来たメイフィルは 新しい魔法を考えていたのだが 側仕えのカルラに呼ばれる。 「お嬢様、ミクリス侯爵令嬢より 明日のお茶会の招待が届いておりますがどう致しましょうか?」 新しい魔法を考えていたメイフィルは 手を止めると嬉しそうに返事をする。 「エルゼからお茶会の招待が来てるの? もちろん行くわ! あまり社交が好きではないエルゼが招待してくれたのだもの!」 エルゼはミクリス侯爵家の一人娘であり 昔から内気な性格だったため社交でも浮いていた。 そんなエルゼにメイフィルは声を掛け 話してるうちに思いの外魔法での話で盛り上がりいつの間にか仲の良い友達になっていた、だが普段からあまり他と関わりたがらない性格上お茶会を開いたりすることは無く会える機会は他の令嬢のお茶会だけ。そんなエルゼからお茶会の招待が届いたのだ、浮かれてしまうのも無理はない。 「久しぶりにエルゼに会える〜!」 フンフンっと鼻歌をいつの間にか 歌っているとカルラに注意される。 「お嬢様、淑女らしい言動が崩れていらっしゃいますよ。 また奥様に怒られても私はお助けしませんよ?」 気分が上がったり魔法の研究や 剣術に没頭したりすると私は淑女らしい言動をつい忘れてしまうので お母様やカルラ達側仕えによく怒られるのだ。 「あら、ごめんなさい。 オホホホ……。」 わざとらしいまでの笑顔を浮かべ 扇で口元を隠し笑うと側仕え達には 揃って呆れたような顔をされてしまった。 「お嬢様、おふざけはその辺に して下さい。」 「はい……申し訳ないです…。」 ニコッと何故か恐ろしい笑顔を浮かべ カルラに制されてしまうと どうも逆らえない。 「と、とりあえず明日の準備をしなくてはね。」 私はカルラの顔を伺いながら そう切り出すとカルラは怖い笑顔を 真面目な側仕えの表情に切りかえ 明日の準備の為に必要な物を 他の側仕え達に指示し出す。 「お嬢様、私達の前で言動を崩す分には構いませんがお茶会などではお気をつけ下さいね。」 カルラが今度は優しい笑顔をうかべ にっこりと笑いかけてくるのだ カルラは飴と鞭が上手いと思う。 「分かったわ、カルラ 私は公爵家の令嬢ですもの 社交の場ではしっかりと致しますわ。」 そう言うとカルラは分かりましたと お辞儀すると準備の為に部屋を出ていった。 「明日はエルゼとのお茶会〜 楽しみで今から待ちきれないわ!」 部屋の外でいそいそと準備をしている側仕え達がまた部屋の中からフンフン〜♪ と地味に上手い鼻歌が聞こえて来るのを 聞いて頭を悩ませるのであった。 ▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰▰ 1話 魔法学園の入学準備 終 〜2エルゼ=ミクリス侯爵令嬢
青薔薇の吸血鬼〜Blue Rose Vampire
"プロローグ 2 " -娘の成長と脅威の始まり- 広い部屋に円卓がぽつりと置かれた部屋に黒髪で赤い目をした男が1人座っていた。 「来月はいよいよメイフィルの12歳の誕生日か、早いものだ。」 男はしみじみとそんな言葉を口に出す。 そんなこんなしていると。 "ギィ、と音をたたて部屋の両開きの扉が 開かれる。 扉が開かれ部屋に入ってきたのは白い髪に美しい青の瞳をした女性であった。 女性はドレスのスカートを少し持ち上げるとカーテシーをして話し出す。 (カーテシーとは貴族女性が行う挨拶のようなものだ。) 「あなた、お待たせしてごめんなさい。 お茶会がメイフィルの話題で盛り上がって遅くなってしまったの。」 嬉しそうにそう言って女性は席に着くと すぐに彼女の側仕えが紅茶を入れて 持ってくる。 「ミランダ、ありがとう。」 ミランダと呼ばれた側仕えは ぺこりと頭を下げると 女性の後ろに控える。 「アリア、メイフィルは社交の場でも受け入れて貰えそうか?」 アリアと呼ばれた女性はとても優しい笑顔で頷く。 「メイフィルは元々人と仲良くなりやすい性格でその上規格外の魔力量です。 魔力が足りていない今メイフィルを表立って悪く言う者は居ないでしょう。 それにメイフィルは我が公爵家の令嬢です、格上の地位の令嬢相手に無礼な振る舞いをするような無能令嬢などメイフィルは上手くあしらえると思いますわ。」 シュバルツ公爵家は上級貴族の中でも ダントツの権力を持つ貴族で シュバルツ公爵家に堂々と何かを言えるのも王族くらいである。 「ふむ、なら良かった メイフィルは優秀で優しい子だが 魔法に関しては他と感覚がズレている。 魔法関係でやらかして社交で冷ややかな目で見られる様な事は避けたかったんだ。 それに私はメイフィルには信用出来る 友達を作って欲しいと思っている。 学園で寂しい思いはさせたくないからな。」 難しい顔で娘についてぶつぶつと何かを言いながら考えている様子は微笑ましさを通り越して少々奇怪ですらあった。 「んんっオストル、騎士団長様が 驚いていらっしゃるわよ?」 オストルそう呼ばれた男性は ハッとしたように真面目な顔に戻る 「いや、なに。 すまない…娘の事になると周りが見えなくなる事があるんだ。 忘れてくれ、リューエン。」 リューエン騎士団長は苦笑いしながら 頷くと真面目な顔に戻る。 そして騎士団の報告を始めても良いかとオストルに尋ねる。 「オストル公爵、先日要請がありました隣領のフェルシーカー 領内森で発生した 属性が効かぬ魔物たちについての 報告があるのですが良いでしょうか?」 オストルとアリアが真剣な顔になる。 「リューエン報告を頼む。」 「では、報告をさせていただきます。 まず、フェルシーカー領にて 領主アルベド・フェルシーカーと 面会し森の近況を聞き出しました。 どうやら森で属性が効かない魔物が 出現し始めたのは 3ヶ月前からのようです。」 オストルは黙って何かを考えている 「3ヶ月前か… 王都ジルフォードから ネメシスの魔導書が 盗まれた時期と同じだな。」 「オストル公爵は魔導書と魔物の発生に関係があるとお考えなのですね。」 オストルは静かに頷く。 「ネメシスの魔導書は未だ最初の 1ページしか読むことが出来ないが 魔導書を盗み出した者は 魔導書を扱うことが 出来るのかもしれない。」 部屋に重苦しい空気が流れる。 当然だ、ネメシスの魔導書は元々 魔物の形成元である瘴気を司る神である 深淵の神ネメシスのものであったと 言い伝えられている。 そんな危険な物を扱える者が それも明らかに不利益を被るような 事をする様な者に渡ったと考えれば 頭が痛くなると言うものだ。 そんな重苦しい空気の部屋に ギィ、と扉の開く音が響く そして直ぐに明るい透き通るような 声が聞こえる。 「父様!母様!私今日ユルーグ叔父様に剣術で勝ちました!」 母とおなじ白い髪に青い瞳を持つ少女が パタパタと元気よくだが足取りは淑女らしくオストルとアリアの元にかけてゆく 重苦しい空気が流れていた部屋も この少女の明るい笑顔ですっかり 和んでしまった。 「そうか!ユルーグに勝つなんて 強くなったなよく頑張った!」 「ええ、本当によく頑張りましたね 私もメイフィル貴女のこれからが楽しみです。」 オストルは娘の笑顔に深く悩むことが 馬鹿らしくなってしまった。 アリアやリューエンも同じようだ 周りの側仕え達も小さく微笑んでいる。 メイフィルは褒められて嬉しそうに 笑っている。 「皆、よく聞いてくれ。」 オストルがメイフィルを隣の椅子に座らせると表情を引きしめ 真面目なトーンで話し始める。 「今我々に出来ることは少ない 魔導書の所在も魔物達の情報も あまりにも少ない。 だが、我々には今すべき事がある 各自それをしっかりとこなしてくれ。 その小さな行い一つ一つが後に繋がるのだ。 昔は剣術が苦手で護衛騎士にすら勝てなかったメイフィルは毎日少しづつ 鍛錬を重ね今や前騎士団長の ユルーグに勝つほどに強くなったのだ 我々とて同じだ。 必要な時に必要な力を出せるように 備えよ。」 オストルの言葉にその場にいた皆が 平伏しはっ!っと返事をする。 この時のこの判断が後に大きく 戦況を左右する事はまだ誰も知らない。
青薔薇の吸血鬼姫〜Blue rose vampire
"プロローグ 1 " 「お前は規格外過ぎる、吸血鬼の姫よ」 私の前に立つ3人の内の1人が私にそう 語りかけてくる。 私は何も答えずただ3人の動きに 神経の1本1本を集中させている 余裕そうに佇む3人には隙が全くない。 「いい加減我らの邪魔をするのを辞めよ、我ら神々に歯向かうなど 作られた程度の存在でしかない貴様たちには許されぬ事だ。」 相変わらず神ってのは傲慢だ 自分たちが常に上位者である事を 1ミリも疑って違わない。 その傲慢さにも私達に有無を言わさず 死ねと言ってくる口振りにも つくづく腹が立つ。 「神って私達“作られた人”を見守る 存在じゃないの? 私達をただの玩具程度にしか見ていない上に生きる権利さえ非情に奪うなんて 神として失格なんじゃないの?」 目の前の神達が顔を歪める。 「全くもって無礼極まりない 実に不快な存在だよ貴様は もう何を言っても無駄だろう 我らの手で直々に葬ってやろう 貴様は輪廻の輪には戻さぬぞ。」 そう、ここからが勝負だ この世界を守る為の本当の。 "プロローグ 1 " end