Rou
13 件の小説時間を大切にしなさい。
「時間を大切にしなさい。」 子どもの頃から、大人は何度もそう言う。 先生も、親も、テレビの中の誰かも。 時間は有限だから。 人生は一度きりだから。 後悔しないように。 その言葉はきっと正しい。 でも、私はずっと思っている。 「時間を大切にする」って、どういうことなんだろう。 時計を見ながら過ごすことだろうか。 勉強をたくさんすることだろうか。 遊ぶ時間を減らして、将来のために努力することだろうか。 どれも間違いではないと思う。 でも、どれも「時間を大切にする」の答えにはならない気がする。 私は時間を大切にしようと心がけている。 友達と笑う時間も、家族と過ごす時間も、好きな映画を見る時間も、何もせずぼんやり空を眺める時間も、「今しかない」と思うようにしている。 それでも、ときどき不安になる。 本当に私は時間を大切にできているのだろうか。 もっと勉強していればよかったのかな。 もっと挑戦すればよかったのかな。 もっと誰かに会いに行けばよかったのかな。 そんな「もしも」が、後ろから静かについてくる。 だから私は、 「大切にしているはずなのに、大切にできていない。」 そんな不思議な感覚になる。 きっと、その感覚は私だけじゃない。 人は未来を知らない。 今日の選択が正しかったかなんて、その日には分からない。 友達と笑って過ごした一日が、何年後には人生で一番大切な思い出になっているかもしれない。 逆に、「意味がある」と思って頑張ったことが、振り返れば遠回りだったと思う日もあるかもしれない。 時間の価値は、その瞬間には見えない。 だから、「時間を大切にできたかどうか」を、その日のうちに判断することなんて、本当はできないのだと思う。 それでも大人は、「時間を大切に」と言う。 でも私は、その言葉を少し言い換えたい。 時間を大切にすることは、一秒も無駄にしないことではない。 失敗しないことでも、休まないことでもない。 何も考えずに笑ってしまう日もある。 一日中寝てしまう日もある。 やる気が出なくて、何もしない日もある。 そんな日まで「無駄だった」と決めつけてしまうなら、人はきっと苦しくなる。 私は思う。 時間は、「使うもの」ではなく、「生きるもの」なのではないだろうか。 一つひとつの選択が正解だったかなんて分からない。 それでも、そのときの自分が精一杯考え、精一杯笑い、精一杯悩んだのなら、その時間にはちゃんと意味がある。 そして、人は忘れる。 楽しかった日も、悲しかった日も、少しずつ記憶は薄れていく。 だからといって、その時間まで消えてしまうわけではない。 忘れた思い出も、きっと今の自分をつくっている。 私は、「時間を大切にしなさい」という言葉よりも、 「今日という一日を、自分らしく生きなさい。」 という言葉のほうが好きだ。 時間は目に見えない。 触れることも、止めることも、戻すこともできない。 だからこそ、「大切にしなければ」と焦るのではなく、その瞬間の自分を大事にして生きていきたい。 もしかしたら、それこそが、本当の意味で時間を大切にすることなのかもしれない。
ストーカー。
「かわいい。かわいい。かわいい。かわいい。」 そんなことを思いながら、今日もあの子を見る。 笑った顔も、眠そうに目をこする仕草も、友達と話している横顔も。 全部、かわいくて。 あの子の瞳に映りたい。 たくさん私を見てほしい。 名前を呼んでほしい。 そんな思いが、胸の奥で静かに膨らんでいく。 でも、ダメなの。 この気持ちを「好き」だからって、何でも許されるわけじゃない。 あの子には、あの子の毎日がある。 友達と笑う時間も、一人になりたい時間も。 それを私が壊してしまったら、その瞬間に「好き」は「傷つける」に変わってしまう。 だから私は、教室の一番後ろから見つめるだけ。 目が合えば、それだけで今日は十分。 それ以上は望まない。 ……望まないと、何度も言い聞かせる。 好きだからこそ、近づきすぎちゃいけない。 好きだからこそ、自由を奪っちゃいけない。 恋は、誰かを閉じ込めるための鍵じゃない。 そのことだけは、忘れたくなかった。
恨みは怖いよ。
プーン、プーン、プーン!! 夜、寝ている時にその音が聞こえた。 ヤツだ。 とうとう、ヤツが現れる季節になったか。 私は何事もなかったかのように、再び眠りに落ちた。 プーン、プーン、プーン!! まただ! 今度はさっきよりも大きい音。それに、音が二重⁈ え、何? この部屋、二匹いるのか? 私は絶望した。 こうなったら、必殺! こばえにちゅっ♡ ……やばい。 虫除け剤がこばえにちゅっ♡しかない! 何も変わらないとは思うが、気持ち的には少しマシになった。 その後、私は睡魔に抗ったものの、結局爆睡してしまった。 そして朝。 鏡を見た私は思わず叫んだ。 「ぎゃーーー!!! え、誰ですか!?」 そこには、左こめかみに一つ、左頬に一つ、そして左目に一つ。 蚊に刺された跡があった。 しかも、どれも見事に腫れている。 目は、蚊に刺されると一番厄介な場所なのかもしれない。 「あいつ……左側に恨みでもあるのか?」 そう思わずにはいられなかった。 結局、私はその日一日中、友達に笑われたのであった。
あの日の肝試し
これは私が小学生の頃の話だ。 毎年夏になると、近所で子供向けの肝試しが開かれていた。 内容は単純で、夜道を歩いて神社まで行き、鈴を鳴らして帰ってくるだけ。 その年も私は友達と参加した。 神社へ向かう途中、脇道に何かが見えた。 よく見ると、人形だった。 14歳くらいの男の子と、11歳くらいの女の子。 二体とも地面に倒れるように置かれていて、服には血のような赤い染みが付いていた。 あまりにも気味が悪くて、私は声も出なかった。 「こんなの誰が置いたんだろう」 そう思いながらも、そのまま神社へ向かった。 肝試しが終わり、家に帰ると父に聞いてみた。 「ねえ、途中の脇道に人形あったよね?」 父は少し不思議そうな顔をした。 「人形? そんなの無かったぞ」 「え?」 「俺も準備を手伝ったけど、そんなの置いてない」 冗談を言っている様子ではなかった。 翌日、気になってその場所を見に行った。 もちろん人形は無かった。 ただ、その場所の近くに古い供養塔があり、そこに小さな花束が供えられていた。 誰かに聞くと、 「昔、あそこで兄妹が事故で亡くなったんだよ」 と言われた。 兄は14歳。 妹は11歳だった。 それ以来、私はあのゾーンを通る時は必ず小走りで渡るようになってしまった。
台風の取り扱い説明書
そこの君、おはようございます☀ 今日は雨が素晴らしいですね♪ ただでさえ嫌な台風を、 少しだけポジティブに捉えてみようの会となっております。 良かったら覗いてみてね👀 ⸻ ☔︎台風は意外と方向音痴だ。 毎年のように日本へ来るのに、 毎回どこへ行くか迷っている。 ☔︎台風は意外と寂しがり屋だ。 一人で海をぐるぐる回っていたのに、 わざわざ人が住んでいるところまで来る。 迷惑なので、 もう少し距離感を覚えてほしい。 ☔︎台風は意外とグルメだ。 暖かい海しか食べない。 冷たい海には見向きもしない。 好き嫌いの激しい子どもみたいだ。 ☔︎台風は意外と私みたいである。 あんなに元気にはしゃいでいると思えば、 陸に上がるとだんだん元気がなくなる。 まるで、 夏休み明けが近づくにつれて 元気がなくなってくる私みたいである。 おまけに毎年やってくる 困った親戚みたいな感じでもある。 まったく…… 可愛いやつだぜ🌪️💕
質問で自己紹介✨
どうもです!Rouです 今回初めて自己紹介をします♪ ぜひ、一人でも多くの方に見てもらえたら嬉しいです!! 🏎️💨 それでは〜、スタート!!! 🚙💨 ① ノベリー始めてどれくらい? 今日でちょうど1週間が経ちました! 3日坊主の私がこんなに続けられていることに驚きです。(笑) ② ノベリーを始めたきっかけ 日々の中で感じるたくさんの感覚や気持ちを大切にしたくて始めました。 また、自分と向き合う時間があまり取れていなかったのでそろそろきちんと、自分と向き合いたいなぁと思い、始めさせていただきました。 ③ 読むジャンル ファンタジー、恋愛、ミステリー、ノンフィクション、フィクション、型にとらわれず、いろんなジャンルを読むのが好きです✨ その時の気分で読み物を選ぶのが私にとって読書をする時の楽しみなのです♪ ④ 苦手なジャンル ホラーや、専門用語が使われている小難しい小説や映画🎬は苦手です…😅 でも、怖さを楽しめるようになったり、分からないことを調べて、苦戦しながら読み進めていくのも楽しそうですよね✨何事も対策が必要不可欠なのだと思います♪ ⑤ 書くジャンル 私は、ノンフィクション、哲学系が多いかと思います。 ですが、本当に成り行きなので、恋愛系、ミステリー系、などなど、気になったジャンルがあればその時に書いています! ⑥ 名前の由来は? 名前はRouなのですが…、適当に付けたものです!(笑) 不意に頭に降りてきたのがこの子でした♪ ⑦ 活動場所 ノーベリーonlyデ、カツドウシテイマッス! ⑧ アイコンについて トトロです! なんか、トトロってなんの生き物なんですかね?(笑) Googleパイセンによると、トトロは架空の生き物で、ミミズク・フクロウ: 丸い目や胸の模様。 タヌキ: ぽっちゃりした体型やユーモラスな雰囲気。 クマ: 巨大な体と大きな爪。がモチーフ って出てきました(笑) いや、ありすぎだろ! 私もそんな不思議な生命体になりたいです(笑) ⑨ 今後の活動目標 書きたい時に書いて、読みたい時に皆んなの小説を読む!!です! 私は自由気ままな性格なので、このくらいが最高 に最高なのです♪😆 ❤︎ ┈┈┈┈┈ ❤︎ ⑩ ノベリーの好きなところ 私、最近思ったことがあるのですが、 このアプリのユーザーさん、優しい人が多い気がします…!!✨ もおぅ!すてき!!ってなっちゃいましたよ😂 これからもよろしくお願いします! ❤︎ ┈┈┈┈┈ ❤︎ *最後に* これからも投稿したい時に投稿するので、暇な時に来ていただけると嬉しいです! 主は幸せを感じると目から滝が流れます🥹 以上になります! 最後まで見てくれた君に幸あれ〜🍀 それでは、さらば!🥷
わたくしごと
今日の朝、なんとなく起きて、 なんとなく支度をして、 なんとなくバスに乗った。 バス停には珍しく、バスが何台も並んでいた。 どれに乗ればいいのか分からず、あたふたしていると——。 「嬢ちゃん、39番のバスに乗りな」 声をかけてきたのは、見覚えのある運転手さんだった。 「あっ」 私は思わず、グッドポーズとお辞儀をプレゼントして、39番のバスへ乗り込む。 すると、乗った先の運転席に、さっきの運転士さんが乗り込んできた。 「嬢ちゃん、元気かい?」 「え?は、はい!元気です!」 「そうかい、」 「今日も頑張んな!」 「はい…!🥹」 そんな会話を交わしながら、運転手さんは前を向いた。 「右よし、左よし——発車します。」 運転手さんの声から、1日のスタートが切り出される。 今までは挨拶しか交わしたことのない人。 名前も知らない人。 なのに、こんなふうに言葉を交わせる日が来るなんて… なんだか、すごく嬉しかった。 今日も頑張ろう。 そう思えた出来事だった。 また、あの運転手さんに会えたらいいな✨
普通な人
私は普通の人になりたい。 勉強も、スポーツも、人間関係も、話し方も、歩き方も、全部。 でも、「普通」って人によって違う。 だから私は、みんなが思う普通を全部兼ね備えた人になりたいと思った。 だけど、そうしようとすると、いろんな癖が出てくる。 癖が出るということは、自分らしさが出るということなのかもしれない。 そして、自分らしさが出るなら、それはもう私の思う「普通」ではなくなってしまう。 じゃあ私は、一生普通の人にはなれないのかな。 私が普通になれないなら、他の人もなれないのかな。 いつか、自分の個性がなくなれば、普通の人になれる日が来るのかな。 もし個性がないことが普通だというのなら、その人生はどれほどつまらないものなのだろう。
言葉になれなかった言葉
言葉はいつも、そこにある。 まるで私たちに拾われるのを待っているみたいに。 けれど、いざ手を伸ばせば、その輪郭は指の隙間から溶けて消えてしまう。 離れて見れば、自分が何を言いたいのか、何を感じているのか分かるのに、いざ言葉にしようとすると途端に分からなくなる。 私は文章を書くのが好きだ。得意でもある。けれど、実際に人と話す時は、何を伝えればいいのか、どう話せばいいのか分からなくなる。 なんでなんだろう。 まだ自分の言葉の拾い方を知らないだけなのか。 それとも、私の言葉はまだ育ちきっていないからなのか。 でも、育つものなら少し安心する。 今見つからない言葉も、いつか私のところへ来てくれる気がするから。
自分じゃない誰かになりたかった
私は、自分が嫌いだ。 何をしても、どこにいても、ずっとまとわりついてくる。 逃げたくても逃げられない。 私が誰かになれたとしても、その誰かは結局「私」だから。 きっと、自分からは逃げられない。 けれど、「誰か」になった瞬間、その誰かもまた、自分じゃない誰かを願うのだろう。 あの子はあの子なりに。 あの人はあの人なりに。 誰にも見えない痛みや憧れを抱えて。 私は私にしかなれない。 ずっと見ているのは、自分だから。 だから今日も私は、自分を嫌いになりながら、 自分として生きていく。