ユート
683 件の小説ユート
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魔法少女が生まれない! 1話
魔界が人間界への侵略を準備 怪人と魔獣が暗躍し 天界は妖精を派遣する だが杖は次々と破壊され 魔法少女は生まれない... 花音(佐藤花音)が友達と下校 「また宿題忘れた〜」 と友達と話している そこへ暴走車が突っ込んだ 「きゃっ!」 友達が逃げ花音が凍りつく 謎の男(主人公:クロウ、黒スーツ) が現れ 車を挙で弾き飛ばす 腕から血が滲む 「...危ねぇな」 花音:「ありがとう...でも 貴方怪我してる!」男:「問題ねえ」 と冷たく返すが 花音の心配顔に一瞬目が揺らぐ 佐藤家に到着し 花音が救急箱で手当て 花音:「痛いよね...我慢してね」 男:「....必要ねえ」 とぶっきらぼう 健一(父):「こんな時に知らない男を!」 美咲(母):「でも怪我してるし...」 男が花音のオーラに気づく (内心:「こいつ..尋常じゃねえ魔力魔法少女の素質があるんだな....」) 両親が目を逸らした時 犬と狐を合わせて割ったような見た目の ルシエラ (妖精)が現れ 「花音 君は特別な魔法少女になれる!」 と突拍子も無いことを言い始める 男がルシエラを掴む 「お前は空気も読めないのか...」 花音が涙で叫ぶ 「やめて!殺さないで!」 男の精神力が揺らぎ ルシエラを放す 「...面倒な女だ」 魔界の飲み屋 黒いクリスタルのカウンター 怪人の笑い声が響く クロウ (黒スーツ)が酒を飲む ガルム(狼型怪人で大柄、同僚兼クロウのライバル ):「仕事は順調か?」 クロウ:「いつも通りだ 魔法少女は増えねえ」 ゼラ(黒ドレスの女怪人 どこか怪しい雰囲気もある):「人間界の監視 面倒よね 車のガスなんか鼻にくるわ」 バルグ(小型怪人でクロウの後輩):「お、兄貴!その手の絆創膏どうしたんですか!人間の女に手出したんですか??」 クロウが鋭い目で睨み 「黙れ」 バルグが縮こまる ガルムとゼラがニヤニヤ クロウがぼやく 「妖精の奴らがしつこいな...候補が増えてきた」 飲み屋を出て クロウの住処 暗い部屋クロウが絆創膏を見つめ 「佐藤花音 あの優しさが魔法少女の素質と関係あるのか?魔法少女が悪だと?...ふざけんな」 上司の怪人から通言 「佐藤花音を監視しろ だが 魔法少女になる前に殺れ 彼女は強力な魔法少女になるだろう もしその前に止めれたら給料アップも狙えるぞ」 通言を切り クロウは目を細め、「...どうするかは 俺が決める」 と呟く。
魔法少女が生まれない! ゼロ話
夜の都市 炎がビルを飲み込み 催涙がスの煙が漂う ワイバーンの様な魔獣の咆哮 M2ブローニングの弾幕射撃 逃げ惑う市民の叫び声 「魔界が人間界を狙う 怪人と魔獣が街を蹂躙 天界は妖精を派遣するが 杖は次々と破壊される 人間の軍は介入するが 混乱は深まるばかり...」 平凡な女子中学生が学校から逃げる 催涙ガスで咳き込み 車に轢かれそうになる「だ、誰か...!」 黒スーツの男が現れ 車を挙で弾き飛ばす 「...チッ、邪魔だな」 ヒロインが震えながら呟く 「あ、ありがとう...」 遠くでワイバーンが火炎弾を吐き 戦車が砲撃を行う 魔法少女が剣を振り、怪人の魔法の盾に弾かれる 主人公事黒スーツの男が変身 黒紫のクリスタルを彷彿とさせる鱗が輝き 赤い目が輝く 「俺の仕事は 魔法少女を止めることだ」 燃える都市 催涙ガスの煙の中 ワイバーンが火炎弾を吐きM2ブローニングの弾幕が怪人の魔法の盾を砕く クロウ が黒スーツ姿で現れ 地面に落ちていた魔法の杖を膝でメキッと折る。 「魔法少女は生まれさせねえ」 拳で魔法少女を倒し 血と臓物が飛び散る 花音(先程の中学生)が学校から逃げるが 車に轢かれそうになる クロウが一瞬の気まぐれで助ける 「気をつけろ...」 ルシエラ (妖精)がキラキラ光りながら現れ 「花音 君は魔法少女の素質がある!杖を受け取って!」 と囁く クロウが激昂し 黒紫のクリスタル鱗に変身 赤い目でルシエラを睨みその手で掴む 「彼女を戦場に引き込む気か!」 花音が 「やめて!」 と叫び クロウはルシエラを放す 「..面倒なやつだな」 遠くで竜脚類の様な魔獣がが戦車に砲撃され、F15がワイバーンを撃墜 花音が呟く 「あなた ほんとに悪なの...?」 これはまだ先のお話、魔法少女とは何か、怪人や魔獣とは何か、それは次お話致しましょう。
ブラッディ・ソード 4話
灰と血の決意 ガルディア王国 辺境の村 酒場 深夜酒場は生き残りの村人で溢れ 薄暗い松明の光が血と泥にまみれた床を照らす エドガーは剣を握り 青い瞳が疲労で曇る 白い肌は血痂で荒れ 今は亡き幼なじみアリシアの護符が胸で血に固まる 幼馴染のアリシアが野盗に殺された過去が脳裏に蘇る 村人から「裏切り者」と罵られ 傭兵仲間から野次を投げられた記憶が重なる ドワーフの仲間 グリムはマスケット銃を磨き 茶髭を震わせる 前に野盗戦で護衛が全滅し 死体にに変貌した仲間達の光景がフラッシュバックする エルフの魔法使い シルヴィアは金髪を血で濡らし、緑の瞳が暗い 早朝、リリア(シルヴィアの親友、弓使い)が血痰を吐き 静かに息を引き取った シルヴィアはリリアの冷たくなった手を握り「リリア..約束を...」と呟く 村人たちがガヤガヤと騒ぐ 「モンスターが村を...」「このままじゃ...」 と混乱が広がる 酒場の外にリリアの遺体が横たわる 黒髪が血で固まり 口元に血療が乾いている シルヴィアが金髪を涙で濡らし 「リリア、目を開けて...」 と泣き崩れる 染病の兆候(皮膚の青い紋様)がリリアの腕に浮かび エドガーの青眼が暗くなる 「お嬢、リリアはもう...」 と告するが、シルヴィアは緑の瞳を鋭くする「リリアは私の親友だ!焼くなんて....」 グリムが茶髭を撫で「お前も見ただろ!死体がモンスターに変わっちまう前に全部焼くしかないんだ!」 と叫 ぶ村人が頷くが シルヴィアはリリアの遺体を抱きしめ「ダメよ...お願い..」 と拒否 酒場は騒然とし 「ワー!ワー!」とこの村の守備隊の王国ソードマンの野次が響く エドガーは青眼を血走らせ「お前ら、黙れ」 夜が深まり 酒場に異様な沈黙が訪れる 飲み屋の外ではリリアの遺体が突然痙攣し 白濁の目が開く青い紋様が皮膚を這い 裂けた口からウジが蠢く 「ウォー!」と低く唸り モンスター化が始まる シルヴィアが店を飛び出し 「リリア!やめて!」と叫ぶが モンスターになったリリアが爪を振り上げる 腐った肉が剥がれ、腸がドロドロと溢れ、血が黒く粘り気を持って噴く エドガーが青眼を決意に燃やし 剣を抜く 「お嬢、離れろ!」 モンスターリリアがシルヴィアに迫る瞬間 エドガーの剣が首を擦ねる 頭がゴロリと転がる 血がシルヴィアの金髪に飛び散り 緑の瞳が涙で溢れる 「エドガー...なぜ....」 エドガーは眼を伏せ 「こうするしか無かった...」 と呟く村人が「ワー!ワー!」と騒ぐ中 グリムが髭を震わせ 「焼け..全部焼くんだ」 と火薬瓶を手に立つ 外ではリリアの遺体を焼く炎で暖まる 腐臭と煙が立ち込め 村人たちが咳き込む シルヴィアが金髪を血と涙で濡らし 緑の瞳を閉じる。 「リリア...ごめんね」 エドガーはアリシアの護符を握り 青眼を遠くへ向ける 「王都なら...原因の元が分かるかも」 グリムが銃を肩に担ぎ 「おう」と頷く 村人がガヤガヤと「王都なら助かるか?」「モンスターが追ってくる!」と騒ぐ エドガーが磨いていた剣を鞘に収め 「生き残るには戦うしかない...行くぞ」 シルヴィアが金髪を整え 緑の瞳に決意を宿す「リリアの分まで...」 3人は酒場を後にする。
生きたい時 死にたい時(主の実話を元にしてます)
主の実話が元になってます、流血シーンやイジメのシーンがあります 生きたい時 死にたい時 小学生から中学生まで 私のクラスではイジメが問題になってた 狙われたのは私や他何人かの生徒 全員静かな人達で何も出来なかった 学校行くのが毎日辛かった 正直小学生の頃から死にたいって本気で思ってた 近所の自殺の名所の橋に希望を見いだしてた 社会人になって仕事をした 丸鋸で手の平から手首の上にかけて切った 血が止まらなかった 地面はあっという間に血溜まりができ 見たことも無いくらい出血した 寒くなった 初めての大怪我に死を覚悟した 赤黒い血が手袋を真っ赤にする ずっとタオル等で押さえつけ止血するしか無かった 救急車が呼ばれ20針縫う怪我だった そこで私は初めて生きたいと思った。
ブラッディ・ソード 3話
感染の恐怖 ガルディア王国 辺境の村 夕暮れ酒場は汗と酒の匂いににまみれる エドガーはショートソードを握り 青い瞳が疲労で曇る 白い肌は荒れ幼なじみのアリシアの護符が胸で血に固まる。 「アリシアの墓....まだ建てるには程遠い」 幼馴染のアリシア(黒髪、白い肌)が野盗に殺された過去が脳裏に蘇る。 首が半分ちぎれ 腸が地面に引きずられた彼女の死体 エドガーは未熟で彼女を救えず 「アリシアを見棄てた裏切り者」と村人や傭兵仲間から野次を投げられる 「傭兵の日常さ」と青眼で笑うが 護符を握る手は震えている ドワーフの知り合い グリムがカウンターでマスケット銃を磨く 茶髭が血と膿で濡れ 「ようエドガー、また地獄を見たか」 第2話の人型モンスター戦で護衛が全滅 エドガーを守れなかった悲観がリナ(火薬事故で死んだ恋人)を重ねる シルヴィアが酒場に入り 金髪が明かりに揺れる 何時もの事だがシルヴィアはエルフの一族を率いる魔法使いの姫だ 肌は白く目は緑で金髪 どれだけ生きてるかは聞いた事がないがとてつもなく美人で飲み屋に足を運ぶ度客の酒を飲む手が止まり酒を注ぐ店員が目を奪われ動きを止めるくらい魅力を持っている しかし彼女もグリムも人間嫌いだ ドワーフやエルフも人間を嫌っており人間の村にあるこの飲み屋にふたりが来ること自体珍しい 緑の瞳がエドガーを捉え、「エドガー、嫌な匂いまみれね」 軽めの炎魔法ででハエを追い払い 弱い光が酒場を照らす 村の外で叫び声が響く。「新種のモンスターが...村に!」 エドガーの青眼が光る 「また来たか...店主さん 後で払いに来る」 村は黒霧に覆われ 腐臭と膿の臭いが肺を焼く 全身が腐っている人型モンスターが徘徊 腐った皮膚に青い紋様が脈打つ 白濁の目から膿が滴り 裂けた唇にウジが蠢くエドガーはショートソードで首を擦ねる 頭が砕け 脳がドロリと溢れ 腐った脳が地面にベタつく 黒い血が噴き 青眼に飛び散る ゾンビの腹を裂くと 腐った腸がブチュリと破裂 緑の膿が噴き出し 腐臭が喉を締める ゾンビが村人の腕を食いちぎり 肉の咀嚼音が響く 骨が露出したちまち血が地面に溜まる 村人が逃げ惑う中 1人の女が弓でゾンビの頭を射抜く リリアだ シルヴィアの親友(エルフ、女性、弓使い) ショートカットの黒髪が汗で光り 鋭い目がゾンビを捉える 「シルヴィア!あなたまた人間と一緒?」 シルヴィアの金髪が喜びに揺れ 「リリア!」と抱き合う 緑の瞳が涙で潤む リリアは村人を率い腐敗したモンスターの眉間を射抜く 脳漿と膿が飛び散り 腐臭が漂う エドガーの青がリリアの勇気に光り 「いい腕だな」と呟く グリムは茶髭を撫で「リナみたいだ」 とリナの死を重ねる エルフに似た腐敗したモンスターが屋根から飛び 避難民の胸を裂く 心臓が脈動しながら飛び出し 血泡がロから溢れる あるモンスターは鎧を纏い迫り 腐った腕から骨が剥き出しになっている リリアの矢が鎧モンスターの目を潰すが 動きは止まらない シルヴィアが火炎弾を放つが 腐肉が焦げるだけで倒せず エネルギー弾もゾンビをよろめかせるだけ グリムが火薬瓶を投げモンスター5体を爆砕 腐った肉片が飛び散り 膿と血が茶髭を濡らす 雷銃で頭を撃ち抜く 脳漿が飛び 腐臭が充満 村人や村を守ろうとした兵士達の様子がおかしい 感染が広がって居るのだ 村人が血痰を吐き 皮膚に青い紋様が浮かぶ リリアが咳き込み 口元に血が滲む。「...染病?」 シルヴィアが浄化を試みる 狭い範囲の黒霧が薄れるが リリアの咳は止まらず エドガーは剣でゾンビを斬り 青眼を血走らせ「くそっ!何が起きてるんだ!」 村は地獄絵図 モンスターが倍増し 村人の半数が食いちぎられる 腸が地面に引きずられ 骨が砕ける音が響く エドガー、グリム、シルヴィア リリアは村の広場に立て籠もる シルヴィアの浄化で一時的に感染者を遅らせるが 魔法は弱く ゾンビは減らない エドガーの剣が脳漿を散らし グリムの火薬が肉片を飛ばす リリアの矢がゾンビの目を潰すが感染の恐怖が迫る リリアが血痰を吐き 「シルヴィア..人間を信じなさい」と笑う シルヴィアの金髪が涙に濡れ 緑の瞳が決意に燃える エドガーの青眼がリリアを捉え 「アリシアも...そんな女だった」 グリムは茶髭を震わせ「リナを守れなかった俺は...お前を救う」 ゾンビの増殖は止まらず 村は壊滅 4人は飲み屋へ逃げ帰る エドガーは護符を握り「何が起きてるか突き止めるまで...俺達はまだ終わらねえ」 シルヴィアの金髪が血で赤く リリアの血痰が後の悲劇を予感させる 次の日の早朝 リリアは死んだ。
ブラッディ・ソード 2話
ガルディア王国 辺境の酒場 夜エドガーは酒場の隅でショートソードを磨く。 青い瞳は疲労で曇り 白い肌は傷と血痂で荒れる 今は亡き幼なじみアリシアの護符が胸で血に固まる 「アリシアの墓を建てる金さえ...」 傭兵仲間から「アリシアを棄てたクズ」と野次を投げられる ドワーフの知り合いグリムがカウンターに座り、茶髭を震わせる。 「人間、生きてたのか」 過去、ドワーフ商隊護衛中に野盗に襲われ、護衛全滅。 エドガーを死んだと思い放置したグリムは 首が飛び 腸が抉られた死体を思い出し悲観。「俺はまた仲間を見捨てた....リナの時と同じだ」エドガーは青眼で笑う。 「気にするな、傭兵の日常だ」 村長が酒場に入り叫ぶ。 「街道のモンスター討伐を依頼したい、報酬は金貨100枚だ」 エドガーの青眼が輝く。「100枚とは大盤振る舞いだ 墓が建てれる」 グリムは雷銃を手に立つ。「リナの借りを返す」傭兵隊(スピアマン4人、ソードマン3人)と街道へ赴く 村長が言うには見たことの無い人型モンスターで恐らく新種との事だ 街道は黒霧に覆われ 腐臭と膿の臭いが肺を焼く。 人型モンスターは全身が腐敗し白目を向く モンスターが群がり、 青い紋様が腐った皮膚に脈打つ。 白濁の目から膿が滴り 裂けた唇にウジが蠢く エドガーはショートソードで首を擦ねる 頭が砕け 脳漿がドロリと溢れ 腐った脳が地面にベタつく。 黒い血が噴き 青眼に飛び散る。 腹を裂くと 腐った腸がブチュリと破裂 緑の膿が噴き出し 腐臭が喉を締める モンスターがスピアマンの腸を食いちぎり 咀嚼音が響く ハエが群がり 白い肌は血と膿で赤黒く染まる。 スピアマンがモンスターに噛まれ 腹を裂かれる。 腸がヌメヌメと引きちぎられ 肝臓がドロリと崩れる。 「助け...!ギャァァァァァ!!!」と叫ぶが モンスターの爪が首を抉り 骨がゴリッ!と音を立て砕ける。 血が噴水のように噴き 目が白濁 別のモンスターが木から飛びだし ソードマンの胸を裂く。 心臓が裂け 血泡と臓器の破片が口から溢れる。モンスターが鎧を纏い迫り 腐った腕は骨が剥き出しだ。 討伐は出来ず共に来た傭兵は多くが死んだ 結局討伐は王国軍に任せた 報酬は勿論低い 酒場に戻り エドガーは血と膿にまみれる。 「報酬は夢だったな」グリムは雷銃を握り 「俺はもう見捨てねえ。お前の青い瞳、リナも気に入るぜ」 エドガーは青眼で笑う。 「気にするな、傭兵の日常だ」 血と腐臭の中で、二人の絆が深まる。
ブラッディ・ソード 1話
ガルディア王国 辺境の森 夜野党退治の依頼を受け エドガーは血だまりに倒れる。 脇腹の傷から腸がヌメヌメと溢れ、裂けた肉の隙間から血がドロリと滴る 白い肌は血と泥で赤黒く 白濁する青い瞳が痛みで揺れる。 短い茶髪が血で固まり アリシアの護符が胸で血に濡れる 「アリシア...また、俺は...」 数年前 幼馴染のアリシアが野盗に殺された 黒髪が血に染まり、白い肌が切り裂かれ 腸が抉られた彼女の死体が脳裏に蘇る 早く忘れたい エドガーは未熟な村の若者で 剣を握るも間に合わず 村人から「アリシアを見棄てた裏切り者」と罵られ、傭兵仲間からも陰口を投げられる 「傭兵の日常さ」と笑うが、護符を握る手は血で震える 時間を現在に戻し 意識が薄れる中 金髪のエルフが現れる 彼女がシルヴィアだ 後に王国の命運を掛けて戦う事になる、今はまだ平和な時代さ 仕事と言えば戦争よりも野盗退治が殆ど 高身長の姿でエーテル魔法の光が金髪を輝かせる。緑の瞳がエドガーを捉え 「エドガー...こんな血まみれでまた死のうとしてるの?」 「いつもの事さ...」 エドガーは目を閉じ、過去の出会いを思い出す。 彼は過去を振り返る 回想:野盗退治 数週間前、森の街道。 野盗団(15人)が荷馬車を襲う エドガーはショートソードを振り野盗の首を擦ねる 骨が砕ける ゴキッ と 動脈から噴き出す血が地面にベタつく 頭が転がり 歯と潰れた目玉が剥き出し 腹を切り裂けば腸がブチュリと破裂しヌメヌメの臓器が地面に溢れる 鉄臭と糞の腐臭が鼻を刺しハエが群がる。 エドガーの白い肌は血飛沫で赤黒く 青い瞳に血が滴る 野盗の数が多すぎた 馬車は炎上し 御者の村人の胸が裂け 心臓が脈動しながら露出 血泡が口から溢れ、異臭が漂う そこに金髪のエルフ女が現れる 金髪が陽光に輝き エーテル魔法で野盗を焼く。皮膚が溶け、骨が剥き出しになり、焦げた肉の臭いが充満 緑の瞳がエドガーを睨む 「人間、死に急ぐの?」 姉の何かを握る彼女の姿 エドガーは青眼を燃やし、野盗の心臓を突く。血が噴水のように噴き、剣に絡みつく。二人は背を預け、野盗を殲滅。彼女の金髪が血で一筋赤く 「...あなたの青い瞳、嫌いじゃないわ」と微笑む 巨木の影に運ばれ 彼女は俺を寝かせる 「人間でいつもトラブルばかり起こすのね」 薬草で消毒し包帯を巻く 木の皿に薬草や少量のスパイスか何かで味を付けたスープを作り意識がほとんど無いエドガーに飲ませた 種族を超えた友情が血と臓物の中で芽生える。
ブラッディ・ソード 0話
-瘴気の夜明け- ガルディア王国 焼け落ちた農村 夜 黒霧が村を覆い 気の腐臭が風を毒す。 白 の畑は枯れ、井戸に怪しい瓶が沈む。 ゾンビの咆哮が響き、木造の家々は血と炎に染まる。 旅人の声が闇を裂く 「ガルディア王国は栄えた。 人間の城塞、エルフの森、ドワーフの山が響き合い、作物のの香りが民を繋いだ。 だが、鉄の評議会が瘴気を撒き、ゾンビが魂を喰らった。特別な力なき者たちは、剣と火と祈りで抗うしかなかった」 瘴気は恐ろしい呪毒だ そして黒霧の災厄だ。 吸えば瘴染病に冒され、咳と熱で死に至る。死体はゾンビとなり 白濁の目で徘徊する。 生者を群れで襲う死人達 頭を砕き 首を斬り 心臓を突き 火で焼く以外に止める術はない。 エーテルの聖地で弱るが、瘴気瓶は王国を地獄絵図に変えた。 農村の広場で、エドガーはショートソードを握 る。 青い瞳が血と涙で滲み、白い肌は血と泥で汚れる。短い茶髪が汗に濡れ、護符が揺れる。 ゾンビの首を撥ね 血を浴びる。 「特別な力なんかいらねえ...女神を救わねぇ この腐りきった運命を叩き斬ってやる!」 人間の愚かさ(裏切り者の罵倒)に苛立ち ゾンビを「失った仲間」と呼び、剣技だけで抗う。 エーテルの大樹の根元で シルヴィアは祈る。 金髪が月光に輝き 緑の瞳がゾンビを睨む。 高身長の姿は姉の護符を握る。 「姉を奪った人間の欲...ゾンビは穢れの象徴よ」エーテル魔法で結界を張り 炎でゾンビを焼く。「神の加護何ていらない。私の魔法と意志で 姉の魂を取り戻す!」 エルフの傲慢と人間への嫌気を抱きつつ 護符に希望を託す。 ドワーフの山の鍛冶場で グリムは雷銃を構え る。 茶髭が火薬の煤で汚れ 茶髪が汗で光る。 小柄な体は火薬瓶を投げ ゾンビを爆砕。 「リナを戦争で失い ゾンビは人間のクズが呼んだ!女神の助け?そんなものは要らん!俺の火薬で十分だ!」 人間を軽蔑し ゾンビを「失敗の産物」と焼く。「呪われた狗ども! 俺の銃で運命をぶっ飛ばす!」 今は亡き恋人・リナの指輪を握り 頑強な意志で抗う。 人間はゾンビを恐れ マスケット銃や剣で戦うが 感染症で仲間を失う。 エルフはゾンビを「穢れ」と浄化し 人間を侮る。 ドワーフはゾンビを「人間の失敗」と爆砕し孤立する。 だが 特別な力なき3人 エドガーの青い瞳 シルヴィアの金髪 グリムの茶髭 が運命に抗う。 ブラッディ・ソードの物語は、ここから始まる。
それでも彼はそこに居た
弾丸と砲弾が飛び交う戦場 彼はそこで死んだ 戦場の残骸は、時とともに風化していた。砕けた銃器、ひしゃげたヘルメット、土に半ば埋もれたブーツ。雨が降り、風が吹き、陽が昇り沈む。季節は巡り、草が伸び、蔦が這い、木々が静かに根を張った。彼の白骨は、かつての戦闘の只中で動かなくなった場所に、ただ横たわっていた。ドッグタグは錆び、名は消え、誰のものだったかも忘れ去られた。鳥が鳴き、蟻が這い、風が枯葉を運ぶ。時間は淡々と、まるで何もなかったかのように進む。 やがて、戦場の痕跡は森に呑まれた。陽光が木々の隙間から差し、苔が白骨を柔らかく覆う、そこに、一人の女性が来た。粗布の服、籠を手に、足音は枯葉を踏む軽い音。山菜を摘みに来たのか木を切りに来たのか、それとも遠い記憶に導かれたのか、誰も知らない。彼女は白骨の前に立ち、ゆっくりと屈む。瞳に宿る悲しみは、言葉にならない。涙はない。ただ、静かな痛みがそこにある。 その時、彼女の前に彼が立っていた。かっての 姿一一戦場の泥に塗れた若者の姿。魂は、風のように揺らめき、彼女の視線を静かに見つめる。 彼女は気づかない。魂はただそこに立ち、時間が流れても動かない彼の白骨を、彼女の悲しみを、淡々と見つめていた。森は静かで、鳥は鳴き続け、時間はまた一歩進む。 それでも彼はそこに居た。
ウィザード・ウォー 2話
ヴィオラは崩れた壁の陰にNo.55を横たえた。夜の冷たい風が吹き抜け 遠くで未知の獣の咆哮が低く響く。彼女の白いローブは埃に汚れ 裾が破れているものの 緑の瞳には決意が宿っていた。手 に握る白い杖の先端で 水晶が月光を受けて微かに光る。 目の前に横たわるのは、多国籍軍の低コスト量産型サイボーグ兵 No.55 「こんな姿でも...見捨てるわけにはいかない」とヴィオラは呟いた。彼女の声は透き通るように麗で 鈴のように澄んだ高音が廃墟に響く。優しさと神聖さが宿るその声は、荒廃した世界で唯一の希望の光のようだった。ヴィオラは杖を脇に置き 華奢な手でアキラのフレームに触れる。冷たい金属の感触に一瞬たじろいだが すぐに作業を始めた。錆びついたボルトを指先で緩め むき出しのワイヤーを慎重に整える。油で汚れた指先が震えながらも 彼女は黙々と続ける。 「ギギッ...」とフレームが軋む音が響き ヴィオラは小さく息を呑んだ。「ごめんね、痛かった?」と囁く。彼女の声は優しく まるで子守唄のように柔らかく響いた。バイザーの赤い光が一瞬だけ強く瞬き 彼女を見つめた。ヴィオラは小さく微笑み 「大丈夫、私が直してあげるから」と語りかけた。その声は 凍えた心を溶かすような温かさに満ちていた。 警備を終えたヴィオラは 杖を手に取り、目を閉じて呪文を唱えた。白のロー ブの袖が揺れ 銀の刺繍が月光にきらめく。杖の先端の水晶が柔らかく光り 癒しの魔法がアキラを包み込んだ。「癒しのよ 彼を導きたまえ...」とヴィオラが唱える声は まるで歌うように美しく 澄んだ高音が夜の荒野に響き渡る。 癒しの光がフレームの傷を修復し 錆びた部分を滑らかにし ひび割れたバイザーを補強した。だが ヴィオラの魔法はそれだけでは終わらない。彼女はアキラの「心」に触れるように そっと手を伸ばした。 「あなたの心...とても傷ついてる」とヴィオラは囁き 緑の瞳に涙を浮かべた。彼女の声が小さく震え 感情の高ぶりが透き通る声に滲む。アキラのバイザーの中で 戦争の幻影がフラッシュバックする 魔法使いを殺す命令 仲間が死にゆく光景 炎に包まれた都市。だが ヴィオラの癒しの魔法がその闇を優しく溶かしていく。幻覚が薄れ アキラのフレームが小さく震えた。 その時 バイザーから声が漏れた。「ジジッ...俺は..何だ...?」無機質な機械音声に かすれた人間の低音が混ざっている。まるでボイスチェンジャーを通したような声は 電子的な「ジジッ」というノイズとともに ぎこちなく響いた。 だが その声にはかすかな感情が宿って いた 困惑と 深い痛み。 ヴィオラは目を潤ませ アキラのバイザーに手をかけ そっと外した。バイザーの下に 機械に埋もれた人間の痕跡 傷だらけの額と 薄ら開けられた瞳が見えた。彼女は息を呑み そっと額に触れる。「あなたには..魂がある」とヴィオラは言った。彼女の透き通る声が No.55の心に深く響く。「これから、あなたをアキラと呼ぶわ。私の..大切な仲間」と囁いた。 アキラの目がゆっくりと開く。初めて見る「優しさ」に 彼の心が揺さぶられた。フレームが小さく震え ボイスチェンジャー越しの声が漏れる。「ジジッ...アキラ..ガガガ..俺に...名前が...」機械音声に混ざる人間の声が震え 感情の高ぶりにノイズが増えた。だが、ヴィオラの澄んだ声がそのノイズを包み込むように響き アキラの心を静かに癒した。