青柳

3 件の小説
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青柳

2022.9.11 start 表紙イラストはアイビス様の素材、もしくはノーコピーライトガール様のイラストを使用させていただいております。 素敵なアイコン→ノーコピーライトガール様

自由

風をいっぱい体に受けて 「ああ、飛べそうだな」とか 「飛ばされてしまいそうだな」とか 色々と考えるけれど、 いちばん感じるのは、すべての解放。 どこまでもどこまでも 羽ばたいていけそうな気がする。 青いキャンバスにたくさんの白い絵の具がのっている。 背伸びをしても届かない、 はるか遠くのおはなし。 空をとべたらどんなに幸せだろう。 きっと雲の上はとても寒いし、 打ちつける風は頬を刺すだろう けれどきっとただそこで感じるのは 自由。

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無題

月が満ち満ちている頃、蛍がないた。 この世界に絶望したのか、それとも喜びを感じたのか。 ほんの刹那の羽音は私の耳に小さく響いた。 どこかの街の誰かの声が聞こえる。 「ああ、良かった」 その誰かは笑っている。 張り付けたような笑顔で。 そして、泣いていた………。 朝日が地平線から顔を出した時、 目覚まし時計が歌った。 そしてどこかの誰かは気だるそうにそれを止めた。 「はあ」と大きなため息をつき、 まだ登ったばかりの朝日を遠い目で眺めていた。 冬の夕暮れ時、蝶が静かに動きを止めた。 白百合の花弁に青い羽が映える。 冬の冷気にさらされ、蝶は動かなくなった。 永久に………。 −−− イラスト…ノーコピーライトガール様

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無題

書けないのなら

書けないのなら 書かなければいい 笑えないのなら 笑わなければいい たくさんの枝々に視界を塞がれてしまいそうな時は あの日の感情を探し出したらいい 文字に、目の前のものに 忠実に生きろ 紙に、ペンに、 感情を叩き込め 視界が真っ暗闇になっても 輝く一つの星で在り続けたい 息苦しくなったら歌おう 暗い絶望の中で 王冠のようにきらびやかで 夕焼けのようにあたたかい そんな感情を見つけ出そう 終わりがハッピーエンドでもバッドエンドでも 自分の明日を見上げて生きよう 海の底に沈んでも 地の果てまで来ても 空に手の届く日が いつかきっとやってくる 書けないのなら 書かなければいい 書ける日まで待てばいい 続きが書けないのなら書いてやる 真っ暗な一つの星が 輝く日まで

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書けないのなら