エピローグ
川の水に綺麗な鳥の鳴き声。森はやっぱり癒される。どんなに文明が進もうがなんだろうが、自然がやっぱり1番だ。
宮本「ふぅ〜。やっぱりこれがいいねぇ。誰もいなくて、静かな空間での読書が1番の楽しみだ。たった一つを覗いたらだけどねぇ...」
佐野「あ!暁来!また読書してる!」
宮本「いいじゃんか凪咲。読書の何が悪いんだよ」
いつも僕の読書の時間を邪魔してくる。まぁそれがいいアクセントになるんだけどさ、さすがに毎日こんな感じだと飽きてしまうな。
佐野「今日は何読んでるの?」
宮本「万有引力についての本。今とても興味があるんだよ」
佐野「いつもそういう本読むよね。この間もなんか化学の本読んでなかったっけ?暁来って理科好きなの?」
宮本「うん好きだよ。特に化学と物理は面白いよ。」
俺は勉強はそんなに得意じゃないんだけど、英語と化学と物理は得意なんだよな。学生時代の時は、英語、化学、物理は学年順位1桁だったけど、後の科目は2桁、悪くて3桁とかざらにあったな。懐かしいな。
佐野「そういやさっき、樹が呼んでたよ」
宮本「まじか。ちょっと行ってくる。ありがとな!」
そういった後、俺は樹の方に行った。
雨宮「お、来てくれたか」
宮本「来るに決まってるだろ...んで、要件は?」
雨宮「...急で言いずらいんだけどさ。お願いしてもいいかな?」
宮本「おう、いいぜ」
雨宮「自分を見失わないで」
宮本「...ん?なんだそれ」
雨宮「暁来はこれから、自分を見失ってしまうかもしれない。だから、そんな時が大切にしてるのを思い出して欲しい。それが僕の願いだ」
宮本「おい待ってくれ。俺お前の言っていることが理解できない。いくら幼馴染のお願いとは言っても、訳が分からないぞ」
雨宮「....そのうちわかると思うよ」
そうしたら、ふと目が覚めた。気づいたら寝ていたらしい。
宮本「....ん?どこだ...ここは...?」