ペリドット

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ペリドット

気分で投稿しますただそれだけですはい ・極度の気分屋 ・自分が子供だった時に描いてた設定集とか途中で止まっている物語の原稿とかを蘇らせるため''だけ''に作ったアカウント、つまり自己満足するために投稿しています、申し訳ありません ・ただ完成してない物語りというのをどうしても完成させたかったからやっているだけです。 ・目標、とりあえずやりたいようにやる、それだけ うちの作品で真似したい設定などがあれば真似してどうぞ!その際は作品内のコメントで報告してください(その作品のタイトルも載せていただければ楽しみにしながら読みに行きます♪)

俗世命花録について[1]

前提としてこの作品は「俗世命花録」と呼ばれる作品の設定集のような何かです。一話のみ投稿していて二話はまだ考え中だけど思いつかないからもう設定出して番外として出しちゃえ!って言うノリで書いているのでご自由に読んだり参考にしたりしてください(参考になるかは分からんが) 〈一話時点での補足設定〉 登場人物について [1]主人公 旧名「一ノ瀬 瑠夏」 執行人に出会う前の状態、高校三年生で元は明るい性格だったが中学校の卒業式が始まった直後に母親が死亡、それ以来心に傷を負ったままでいた、、、しかし、母親の死体に外傷はなく、魂が抜けたような死に方で今でも捜査が続いている。 [2]新名「ルアル・ファリエル」 年齢170歳(人間年齢での17歳) 種族:吸血鬼(変異体であり、血液や死骸を赤い粒子へと変換、操作できる) 身体的変化:他の吸血鬼とは違い、翼に巻き付いたツルのような赤いアザが出現 概要:執行人と呼ばれる男性に会い、本来のシナリオに修正された瑠夏、本来は記憶ごと本来のシナリオに修正するつもりだったが執行人がせめてもの情けで記憶のみ修正を行わず、そこに付け足す形で本来の記憶を入れていると言うややこしい状態、吸血鬼でありながら命花主(めいかぬし)と呼ばれる特殊な種族になっている。 [3] O𐎽𐎭O:ルアル・フィリエルのシナリオ修正を担当した執行人、現時点ではこれ以上言えない 種族について [1]命花主:読み方は「めいかぬし」命花(めいか)と呼ばれる特殊な花を操れる不思議な存在、命花主自体はシナリオに従わず、行動しているが、そもそも命花主の行動自体が即席のシナリオとなるため、ストーリーテラーや執行人なの監視を免れている。また、命花主は他の種族とは違い、元の種族に付け足される形でなることが出来る、そのため、主人公であるルアルは吸血鬼と命花主、両方の特徴を扱うことができ、本来生命維持のために必要であった吸血も魔力確保と言う形で進化している。なお、本来は人間年齢での26歳を超えてから出ないと命花主にはなれないが、ルアルは人間年齢での17歳でまたもや母親が絶命、直後に命花主を受け継いでしまったため体に何らかの異変が起こっているだろう。 [2]執行人 執行人は複数人おり、歴史上や神話上でもひっそりと活躍している(例えばヘラクレスに踏み潰された蟹、これは本来のシナリオには無い存在であるため、執行人が蟹をヘラクレスの着地先に蹴り飛ばして殺させ、修正した)執行人は複数人で協力しており、修正時には素性を隠すため、魔力と言霊を混ぜた特殊な声で会話をする(本作では「O𐎽𐎭O」と言った楔形文字を用いてある程度再現している)ちなみに、執行人の起源はゼウスたちに助けられたティタン神族であり、表では動かず、手助けをしている この世界について(おまけ) [1]この世界は虚無と呼ばれる空間の中でユグドラシルと呼ばれる森を中心に数多の世界が存在しており、ある世界は神様の暇つぶし用、またある世界は実験用、またまたある世界は遊ぶ用と様々な神様の使用用途がある。世界の構造として透明な球体の中央に板状の世界を作り、その上側を表面世界、下側を裏面世界と呼び、表面世界上の致命的なミス(オーパーツなど)を隔離する裏面世界(隔離し切っていないが人間に一部バレたため今は諦めている)のが裏面世界、生命が存在し、神様が色々するためにあるのが表面世界である。 [2]命花:命花(めいか)はこの世の全ての生命から生えている結晶でできた花で、普通の生命体には見る事も、触ることもできず、唯一触ることが出来る存在が命花主である。 [3]ユグドラシル: ユグドラシルは巨木と言われているが、葉一つ一つが木であり、巨木の形をした巨大な森となっており、その中は数多のシナリオを保存する巨大な図書館とシナリオを読むために設けられた様々な空間で構成されている(作品上では「中枢ユグドラシル」と呼称する) 以上、1話で言える範囲での設定+補足+おまけでした、設定自体は完璧に完成しているため、この作品を読んだり、俗世命花録本編を読んでみて「ここのところどうなんですか?」とか「ここもっと詳しく!」などと、知りたいことがあったら本編かこの作品どちらかのコメントに書き込んでください、そうすれば気づいた時にコメントでの返信、または「俗世命花録について:補足」と言う新しい作品として投稿しますので、よろしくお願いします。では、 質問、お待ちしております!

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俗世命花録[第一世界]

[第一幕] 全方向が暗く、人の背丈ほどある結晶でできた花が咲き誇っている空間の中で、ポツンと一つ、花々に囲まれるように玉座がある。その玉座の背もたれにはバラの模様が刻まれていた、その玉座に一人の少女が座ったまま眠っている。髪は足首まで伸びており、髪は毛先にかけて白から赤へのグラデーションカラになっている。背中にはマントのように赤く、長い藤のような植物が生えており、それぞれの先端には白い雫のような形をした結晶が一つずつ付いている。そんな少女がゆっくりと目を開くと瞳が赤い、彼女はどこか悲しそうに微笑み、視界が無数の黒い手で埋め尽くされる。  目覚まし時計の音とともに冷や汗をかいた女性が飛び起き、辺りを見渡した後、ホッと胸を撫で下ろす、(今の夢は一体なんだったのだろうか、それにあの女の子は、、、)夢のはずなのにその光景が鮮明に記憶に焼き付いていた、自分の顔によく似た少女、彼女は一体誰なのだろうか、そんな疑問を抱えながら制服に着替えているとインターホンが鳴り、一瞬驚きながらも玄関へ向かった。  扉を少し開けると外には二人の警察官が塞ぐように立っており警察手帳を見せながら 「大阪府警です、お母さんについて聞きたいことが、、、」 警察が言い切る前に 「お断りいたします」 と言って扉を勢いよく閉める、ドアスコープから外を覗き、まだ警察が立っているのを確認するとため息をついてから 「今日も休みか」 といい、携帯電話を手に取る、(もうあの日のことは忘れたい、なんで国はあの記憶を忘れさせてくれないの?、何も、思い出したく無いのに)そんなことを思いながら仮病を使い、学校に休むよう連絡する。  それから定期的に外を覗いては戻って自習を繰り返しているとベランダの窓が軽く叩かれる、外を見るとローブを被った20代前半の赤い髪をした男性が立っている、驚きながらも窓を少し開け、 「どなたですか?」 そう問いかけると男は少し驚いてから 「やっぱり君は僕の存在に気づくんだね」 と笑いながら言う 「あの、何か用事でも」 そう聞くと一呼吸おいて 「自己紹介が遅れたね、僕はO𐎽𐎭O、俗に言うストーリーテラー、その配下である執行人さ、単刀直入に言おう異世界に興味無いか?」 突然の非現実的な質問に混乱するが、(もしかしたらあの時から逃れられるのかな)そんな一心で 「あります、もし、叶うのなら、あの日の記憶から逃れられるのなら、異世界に、行きたいです!」 そう懇願するように言うとO𐎽𐎭Oが両腕を広げて不気味な笑みを浮かべながら 「いい答えだ、君は元々、命花主(めいかぬし)という種族として生まれるはずだった、生命エネルギーを糧として生える結晶で出来た花、命花(めいか)それを操ることもできる種族だ、今の生き残りは君も含めて立ったの二人、後一人はとある戦いに敗れ、封印されてる、もう一人は、君本人、つまり君は希少な存在なんだ」 そう言うと景色が一変し、白い正方形が無数に浮かぶ空間になる、O𐎽𐎭Oは白い正方形の物体に座り、彼女を見下ろしながら 「ルアル・フィリエル、それが君の名前だ、これからはそう名乗ってくれ、あ、そうそう、訂正させていただきたい、命花主が二人しかいないと言ったけど、あくまで二人しか確認取れていないと言う意味、もしかしたら他にも居るかもね」 とウィンクしながら言う、彼女、いや、、、ルアルは少し考え込んでから 「確認が取れていない、、、とは?」 と質問するとやれやれと言った表情で 「命花主はストーリーテラーやそのさらに上のプロキシのシナリオを逆らえるからね、いくら世界のシナリオを管理する我々でもそう言った存在は手出しするどころか、どこに居るのかすらわからない」 そう話していると今いる空間にヒビが入ってくる 「おっと、そろそろ時間だね、君の力とかは~、、、まああっちの世界に行ったら思い出すでしょ、じゃ、行ってらっしゃい」 O𐎽𐎭Oがそう言った瞬間世界がガラスのように砕け散り、暗闇に包まれた。 [転生先: technology World→凍てつく夜と暖かな昼.........転生完了、致命的なバグを改善、ストーリーテラーへ報告いたします......警告※執行人O𐎽𐎭Oが対象の記憶削除命令を拒否、プロキシへの報告を要請、ユグドラシルへの帰還を確認でき次第拘束いたします..........]  暗闇の中で男性の怒鳴り声が聞こえる、聞こえるだけで、なんで言ってるのかがわからない、四肢が切り落とされたような痛み、背中が熱い、燃やされているかのように、何が起こっているのだろうか、かろうじて目を薄く開くと吸血鬼の男性が剣を片手に怒鳴っている。ゆっくりと目を下にやると手足は無く、切断面から血が流れ続けている、左へと目をやると半分しか残っていない赤い吸血鬼の翼、その奥で泣いている女性が見える、どこかの貴族だろうか、、、わからない、朦朧とした意識の中思考を巡らせていると男性に担ぎ上げられ、暖炉の中に放り込まれる (熱い、助けて)声を出そうとするも、声が出ず、息も出来ない(死ぬのかな)そう思っている間に視界が再び暗くなる。  しばらくして声が聞こえる 「ごめんなさい」 透き通った女性の鳴き声だ 「助けてあげられなくてごめんなさい、ルアル、あなたに、私の力、命花の力をあげる、そして、蘇らせてここから遥か遠くにある命花畑へと飛ばすわ、そこで、新しい人生を歩んで、彼から、あなたのお父さん、ソラ・フィリエルに合わないように、、、さようなら、私の、ルアル」 その直後にシャラシャラとツリーチャイムのような音に重なるように釣鐘の音が鳴り、その音を最後にしばらく静寂が続く。  再び目を覚ますと洞窟の中の花畑で眠っていた、岩の隙間から光が漏れ出ており、明るく照らされている。ゆっくりと起き上がると手足があることに気がつく、自分の手足に触れると太ももの真ん中と二の腕の真ん中に傷跡が残っている、切り落とされた所だ、次に翼を確認する。翼は赤を基調としており、翼膜にはツルの模様があり、左翼の半分は無くなり、翼膜も燃やされたのだろうか、所々穴が空いている。背中にはマントのように肩から生えた赤いツル、先端には白い雫の形をした結晶が付いており、そのツルの間から6本の黒い鱗を纏った触手とドラゴンの足のような黒く大きな手、その指先は穴が空いている。 「これは、、、」 近くの水面に映った面影を残さないレベルで変わった自分の姿を見て少し戸惑っていると 「命花主が起きた」 と男性の声が聞こえ、その方を見ると6人の男女が真顔で立っている 「誰?」 とルアルが小さな声で聞く

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俗世命花録[第一世界]