自分らしく
僕の名前は。ハルヒ。高校一年生だ。好きなものは可愛いもの。
僕は、高校に入学してから僕の人生は変わった
僕は、小学六年生の頃からおばあちゃんと暮らしている。なぜなら、僕の両親は重い病気にかかって僕が小学六年生になってばかりで両親は亡くなってしまった。僕は小学一年生の頃から、かわいいものが大好きで、よく両親からかわいいどうぶつのぬいぐるみやかわいいキャラクターのキーホルダーなどを買ってもらっていた。だけど、小学六年生になってかわいいものを買ってくれていた両親が亡くなってしまった。僕は涙が止まらなかった。どうしようもない僕は、両親から教えてもらったことを思い出す。「お母さんもお父さんもいない時や、一人で何かあった時は、ハルヒが小さい頃遊んでもらっていたおばあちゃんのとこに電話をしなさい。そうしたらそのおばあちゃんが助けてくれるから、安心して!そのおばあちゃんが、どうしたらいいかわからない時とかたすけてくれるから!」と言っていたのでそのおばさんの家に電話をかけた。そしてこれまであったこと全てを言った。そしておばあちゃんの家で一緒に暮らすことになった。僕は、おばあちゃんに中学生の一、二年とき、言えなかったことがある。それは、僕がかわいいものが好きと言うことを。
中学の時はかわいいものを好きなのを生徒にも、先生にも、おばあちゃんにも隠していた。かわいいキーホルダーをつけたいけどつけずに登校していたし、漫画も男の子とかが読むような戦隊系の漫画より、恋愛系の漫画の方が好きだけどクラスのみんなに合わせて生活していた。
でも、それは「自分らしくない。」と思い、おばあちゃんにだけ、僕は「かわいいものが好きなんだ」と言えた。
最初は、「かわいいものが好きだ」と言ったら笑われると思ったけど、おばあちゃんは笑うどころかほめてくれた。「自分が好きなものは好き、嫌いなものは嫌いって言えることは大切なことだからハルヒちゃんは高校入って好きなものやことを増やしていけばいいとおばあちゃんは、思うなぁ〜」と僕の気持ちをわかってくれた。
それをきっかけに、高校に入ってからかわいいネコさんのぬいぐるみのキーホルダーをつけて登校したり、男の子たちに合わせていた漫画を押し入れに入れて見えないようにしたり、高校に入ってお弁当を作って持っていかないといけないから毎日かわいい動物のキャラ弁当を作って持って行って食べて、僕の好きなことをたくさん無理のないようにやっていくことにした。
僕はおばあちゃんのように僕の気持ちを尊重してくれる人が他にもいると思っていた。
だけど・・・。
うちのクラスのマドンナ、ミオンさんが僕がかわいいものが好きなのが気に入らないらしい。
ある日の昼食の時間、ミオンさんが僕が朝、作ったかわいいクマのハンバーグ弁当をひっくり返してきた。「どうして男なのにそんなかわいい弁当作れるね。」と言ってきた。僕は、「どんな弁当を作るかは人それぞれでしょ?」と返した。そしたらミオンさんはいきなり、「みんな〜!ハルヒくんがぁ〜今日〜男なのに〜カワイィ〜クマのハンバーグ弁当を〜作って〜持ってきてたの〜。キモいよね〜」とクラスメイトに大声で知らせた。
そしたら近くにいたクラスメイト全員に伝わった。
それを聞いたクラスメイトたちは「男なのにかわいいものってきんもっ」と言ってきた人もいたし、そうは思ってはいないと思うけど「そんなことしたらかわいそうだよww」とわらいものにしてきた人、いろんな思いを持つ人がいたけどほとんどの人にきみわるがれてしまった。
この時をきっかけにミオンさんは他のクラスメイトたちと一緒に僕にいじめや嫌がらせをするようになった。
こんなことがありながらも、ある一人の女子が、僕のことを心配して気にかけてくれた。
こんな気持ち悪い僕のことを心配してくれるのはアオイさんだ。
アオイさんは、僕が小学一年生の時から幼なじみである。
僕は最初、アオイさんも気持ち悪いと思っているんじゃないか。からかって僕で遊んでるのかと思い、アオイさんの親切な行動をさけていた。僕の作ったひっくり返った弁当を「大丈夫?片付け手伝うよ」と言われたけど僕は「大丈夫。一人で片付けれるから、一人でできるから」と断った。
ひっくり返ったお弁当の片付けが終わった後に、購買でメロンパンを買ってきてくれたけど、僕は「お腹空いていないからいらない」と断った。
そのアオイさんの親切な行動が気に入らないミオンさんがアオイさんにも、いじめやイタズラ、嫌がらせをしてきた。僕はその現場を目撃してしまった。
アオイさんの机に、バカ、アホ、学校くるな!などのラクガキを書いているのをみて、アオイさんは、そのラクガキをどうにかして消すのを頑張っていた。それに、ミオンさんがアオイさんを呼び出していた。気になった僕は、こっそり跡を追った。そして内容を聞いた。
「オイッ!なんであんなかわいいものかも好きなだけのやつのことを庇うの?」
とミオンさんがアオイさんに聞いた。
アオイさんは「私が助けたいと思ったから。」と言う。
ミオンさんは「なんであんなやつを助けたいと思っただよ!」ときつく問いかけた。
「私も・・・私も好きなものを好きだと言えなかった。嫌いなものを嫌いと言えなかった。そんな時期があったの。私は、好きなものを散々バカにされて好きなものがだんだん嫌いになって!!ハルヒくんがいじめられているのをみて我慢できなかったのっ!!」とボロボロと涙を落としながら語った。
だけどミオンさんはアオイさんの話を聞いたけど、いきなりこんなことを言い出した。「そんなに助けたいってことはぁ〜アイツのこと好きなの?」
アオイさんも僕もびっくりした。なんでそうなるんだよ!!と僕は思った。アオイさんもとてもびっくりしている。「好きならさぁ〜ハグとかキスとからぶらぶなとこ見せてよぉ〜」
僕は顔が真っ赤になってドキドキしている。アオイさんも顔が少し赤い気がする。僕は、いつのまにかアオイさんの目の前にいて僕は「ぼ、ぼぼ、僕、アオイさんのことが小学二年生の時からずっと好きでっ!!よよっよ、よかったら、つつつっ付き合ってください!!!!」
「はいっ!よろこんで!!」
その場ではなぜか盛大な拍手が広がっていた。