青野アオ
3 件の小説青野アオ
普段はタロット占い師をしています。ここでは純粋に小説を書きたくて登録しました。気ままに自由にマイペースに小説を書き綴る予定です。恋愛小説やファンタジー小説を書く予定です。よろしくお願いいたします!
衣替え、ふんわりとやわらかく包んでしまう
私の衣替えはかんたん。 夏と冬に分けておく。 春と秋は思い切りおしゃれを楽しむ💅💄🎧🎸 大好きな音楽とともに🎹 今、初夏なので、半袖ワンピース👗の上に キャミワンピを重ねてダイエットを心がける! 1~2月で9キログラム減ったよ! 頑張った自分自身にもご褒美あげたいです。 チョコ🍫を72%のかじって 今日の予定はおしまい。 プライベートタイムのはじまりなので… 青野アオ🩷🩵
うちの柴犬からは癒やし分泌中→
起きれない うちの柴犬 癒やし系 @青野アオ
ちっぽけな勇気
とある小さな教室から始まり、そして人魚劇場という演目にエントリーしている柏原柚月。レッスンに明け暮れる日々。精神的に追い込まれるプレッシャーとの戦いは自分との戦い、そうわかってた。主役をやりたい気持ちは人一倍ある!普段のレッスンの他にも合同レッスンが正直言ってきつい。人間関係も含めて女性ばかりだと何かしら問題が出てくる。1人だけ女の子たちから離れて、レッスンする男の子が居た。合同レッスンでなぜか目で追ってしまう自分に嫌気が差す。自己嫌悪、自意識過剰、自己肯定感低め安定。それがおばあちゃんのレッスンでは息を吹き返したように自由に踊ることができる!おばあちゃんは昔から私のクラシックバレエの先生。私が続けている理由がある。それはおばあちゃんの長生きに貢献すること。だから苦手だけど、合同レッスンを増やした。内容はついていけるレベルだけど、もう1人主役の座を狙ってる佐野杏菜ちゃんは自信のある度胸のあるピンクの似合うバレリーナ。私はジゼルのように1人でもの悲しく踊る方が私には合ってる水色の衣装で今まで踊ってきた。主役といえば幼稚園の頃に出演した赤ずきんちゃんだけ。私にはバレエのブランクが大きくある。受験のたびに3度は辞めている。理由は単純だけど、勉強が忙しくなり、成績が下がったから。おばあちゃんのレッスンだけ続けてきた。そう、プライベートレッスンを無意識に受けていたようだ。クラシックバレエの先生であるおばあちゃんには感謝しています。ただ、私があまのじゃくで素直になれないだけ。私が変われば済む話なのだろうか? ストレッチ&柔軟をしているときに、ふいに合同レッスンの前に名前も知らない男の子が一言話しかけてきた。 「その体操後で教えて」 たった一言だけで声に出して話しかけてくれたことが嬉しかった。いつも合同レッスンでは1人だけだったから。 そのちっぽけな勇気が私にも勇気をくれた!今日の合同レッスンは頑張れそう。 帰り道同じバス停なので、少し会話をする。 灰色の空の下でベンチに座って話に花がぽつりぽつりと咲いた。 彼はストレッチや柔軟をほぼしてない状態で合同レッスンに挑んでいたようだ。 準備体操はするらしいが、すぐにレッスンが始まるところに不満を抱えていた。 そこは私も同じ意見だったので、意気投合してしてしまった! ついライン聞いてもいい?って聞いたら いいに決まってるだろ、となぜか怒られた!! 名前を登録すると他の女には教えないでくれ!そう、念を押された。 工藤朔太郎はインパクト強くて、同じクラシックバレエを続けてる仲間。 あーおばあちゃんには何て言おう。プライベートレッスンを受けたいって言ってた。 恋人ではないし、クラシックバレエの仲間の工藤朔太郎さんです。よし、この作戦で行こう! 人魚劇場の役柄発表の緊張の瞬間。 担当の先生からクラシック音楽と役柄を与えられレッスンは本格化するから、ここからが本番!! 主役・双子の人魚・セイラ役・柏原柚月・モアナ役・佐野杏菜 カーニバルのザリガニ役・ジョニー・工藤朔太郎 その他大勢が魚役・導いてくれる神様的な存在・紺野美咲先生 脚本・振り付け・台本・衣装担当・音響・ピアノレッスン曲担当・監督 いろんな人たちが協力して発表会が始まる。緊張と大丈夫だという自分自身の根拠のない自信。 いざ、発表会当日は6月25日だった。 1番苦戦したのはライバルと合わせて踊ることが大変だった。見せ場なのはわかってる。 ピンクと水色の衣装のコラボレーションに拍手が聞こえてきて、自分の踊りに集中しているつもり。 そこへ赤いザリガニ役の朔太郎が登場する。もうカオスだ。この修羅場をどうくぐり抜ける? 青い魚、黄色の魚、赤い魚、紫の魚、白い魚がたくさん飛び出して自由に踊る。クラシック音楽も壮大でとても雄大な曲調に変わる。白いライトが先生に当たる白い魚が天使みたいできれいで、やっぱりこの先生についてレッスンして良かったと思います。 こうして青春の1ページに人魚劇場は刻まれたのでした。