mono

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逃げた俺とできない君。

「はぁ はぁ はぁ。」    やべぇ。間に合うかな。遅刻したら流石に今度こそ遅刻指導だよな。あと5分じゃん。 「あっ!裕太じゃん!」 「朝からうるさい。」  俺は高校2年生の釘原裕太。こっちは、立花竜。小学校からずっと付き纏われてる。まぁ腐れ縁というやつだ。今年は初めてクラスが一緒になった。竜はクラス替えの日に喜びすぎた挙句、教室の窓を割って先生と親に半日怒られたらしい。反省文は書くことがわからないなのなんだの言って、でっかい字で原稿用紙一面に“ごめんなさい”って書いてた。そんなやつだ。 「裕太!先に教室入った方にコーラなぁっ!」 「いいよ。じゃっお先ー!」 「うわぁ。待てよ!」 −キンコーンカーンコーン 「俺の勝ちだな!裕太!」 「いや、どう考えても俺だろ。」 「えっ絶対そんなことない!俺だよ!」 「はい。そこの2人どっちでもいいから席付け。」 「あっもっちゃん!」 「“先生”をつけなさい。先生を。」 「もっちゃん先生!俺の勝ちだよね?」 「なんで後から入ってきた俺がわかると思うんだよ。」 「あっそうか。」 「健吾。俺の勝ちだったよな?」 「まっ。今回は裕太の勝ちじゃない?」 「えー。健吾が裕太ひいきするー。」 「いやいや。公平な判断です。」 「ってことで、竜あとでコーラな。」 「わかったよー。たくさん振って渡してやる。」 「それはないだろ。」 「はいはい。じゃ。ほんとにホームルームはじめるぞ。」 涼しい ワイシャツ1枚でいると、少し肌寒いこれくらいの気温が1番心地よい。。 ずっと前から。 −あの時までは。

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逃げた俺とできない君。

わたしがわたしであること。

みんな違ってみんないい ほんとにそうなんだろうか。 私は自分に自信がないのではない。 周りの目が気になるだけだ。 周りの目が気になるだけだ。 −4月 大学2年生の私は家から1時間半かけて大学に通っている。 …大学は苦手だ。  しかし、学校は嫌いではない。大学での人間関係に疲れている。 ……ただそれだけだ。  将来の夢をいつしか胸を張って言えなくなった。  夢を想像してワクワクしていたのはいつまでだろう。“今はなにがしたいのか。”“なにを自分は目指しているのか”わからない。  私は中学生の頃から学校の先生になることが夢ではあった。元々は中学の体育の先生になりたかった。だが、今はその夢を少し諦め小学校の先生を目指している。 …これでいいのだろうか。

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