逃げた俺とできない君。

逃げた俺とできない君。
「はぁ はぁ はぁ。」    やべぇ。間に合うかな。遅刻したら流石に今度こそ遅刻指導だよな。あと5分じゃん。 「あっ!裕太じゃん!」 「朝からうるさい。」  俺は高校2年生の釘原裕太。こっちは、立花竜。小学校からずっと付き纏われてる。まぁ腐れ縁というやつだ。今年は初めてクラスが一緒になった。竜はクラス替えの日に喜びすぎた挙句、教室の窓を割って先生と親に半日怒られたらしい。反省文は書くことがわからないなのなんだの言って、でっかい字で原稿用紙一面に“ごめんなさい”って書いてた。そんなやつだ。
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