紅葉リリー

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紅葉リリー

不定期です(なるべく週一でします) ぜひ気軽にご意見ご感想をコメント してください 初めてなので大目に見てください。 作中のオリジナルキャラの名前   夏葉(かよう)ヒイ   紅葉(こうよう)リリー

東方外来日〈陸〉

次の日起きた3人は、もう一度博麗神社に向かった。出る前に魔理沙の家にある魔石をリリーにあげた。そして、 「いつまでもその格好じゃな…これ使うか?」 リリーのボロボロの制服姿を見て言った。魔理沙はリリーに紫色のローブを渡した 「それから、魔法使いらしく帽子もな」 そう言い紫色の帽子をくれた。 「ありがとう それじゃあ早速出発だ!」 そしてリリー達は博麗神社へ向かった。 「なんだこれ⁉︎」 魔理沙はそう言葉をこぼした。なぜなら、そこにいた機会がシールドを破り、外へ出ようとしているからだ。 「不意打ちでなんとか倒せたってのに、またかよ」 とヒイは言った。 「今そんなこと言ってる暇じゃないよ!」 そう言いリリーは唱えた :聖杯の剣 その武器を見てヒイが驚いていた。 「プネウマ!なんでこんなところに」 などと言っていた 「プネウマ?なんのことだ?」 と魔理沙はポカンとしていた。 「行くよ!」 リリーがそう言い、全体の士気を上げた。 :ブレイズエンド! 数回切付け剣を投げる。そして剣はぐるぐる回り、手元に戻る。 それを見て、ヒイは祈った。 (機械を切りつけられる剣。なんでも切れる、神でも切れる剣を) その願いが届いたのか、その手元には中身に円形でガラス張りの穴があり、全体の色が赤い剣を手にした。 「……これって…神剣モナド⁉︎」ヒイはとても驚いていた。 「これなら確かに機械を切れる!」 :モナド•エンチャント そうヒイが言うと3人の周りに紫色のモヤがかかった。 「これで機械も切れるはず!」 「やっぱりヒイはモナドを持ったね」 リリーはそう言い切りかかった。ヒイが言ったとおり武器が通る。 :モナド•バスター 水色の光がモナドを囲った。 :スター•バースト 水色のビームが素早く発射される。 :恋符•マスタースパーク 太い虹色のレーザーが放たれる。 その3人の攻撃によって、相手の機械は細かい粒子になり、消えた。 「これであいつらと渡り合えるな!」 そう魔理沙が言った。 その後魔理沙の考えで、龍神の像へ向かった。 「やっぱりか…龍神の像の目の色が赤色だ」 魔理沙がそうこぼした。 「何が分かるの?この像で」 リリーが聞くとヒイが答えた。 「この像の目の色で、天気予報ができるんだ。でも、」 「今目の色は赤色、赤色が差す状況は、異変発生の印」 魔理沙が継いで答えた。 「あの機械は誰かが作った物じゃないってことか。 早く異変解決するぞ」 そう魔理沙が言い、調査を再開した。 『そこは、博麗神社の裏のようだ。 【なんだ?このひび割れみたいなの】魔理沙の声がする【さあ、でも何かありそうだよ】リリーも喋る 【ようやく進展ありか】魔理沙が呆れるように言う 【早く霊夢をここへ連れ戻そう】リリーが力強く話す :モナド•エンチャント ヒイがモナドを使い、強化した【よし、それじゃあ】そう言いみんなひび割れの中へ入っていった。』 (なんだ?今のはいったい) ヒイが混乱していると、 「どうしたんだ?ヒイ。顔色悪いけど」 リリーが心配そうに言った。気づけばもう日が暮れていた。 「…大丈夫。だけど、情報が入った」 ヒイは先ほど見た景色を話し出した。 「すると、さっきのは、未来視(ビジョン)を見てたと」 リリーは考え込んだ。その能力は、モナドを正しく操ることが出来る者のみ使える技。 「わかった。とりあえず、神社裏に行けば何かわかるんだな」 魔理沙が強く言った。 「…多分ね」 そして、リリー達は、もう一度神社に向かった。  そして、博麗神社裏。 「なんだ?このひび割れみたいなの」 魔理沙が尋ねた。 「さあ、でも何かありそうだよ」 リリーも喋る。 「ようやく進展ありか」 魔理沙が呆れるように言う。 「早く霊夢をここへ連れ戻そう」リリーが力強く言う。 「先にエンチャント掛けとくね」 そう言いヒイはモナドを取り出した。 :モナド•エンチャント ヒイがモナドを使い、強化した 「「「よし、それじゃあ」」」 そう言いみんなひび割れの中へ入っていった。

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東方外来日〈陸〉

東方外来日誌〈伍〉

あれから1ヶ月後の昼。リリーは退院した。 「ありがとうございました」 そう言い、リリーは博麗神社に行った。 しかし、神社も障子は破れ、中に人の気配はなかった。リリーが引き返そうとすると、後ろから声が聞こえた。 :恋符•マスタースパーク そう言い何かから太いレーザーが発射された。 その声で、魔理沙ということが分かった。 向かいには誰かが何も言わずに数個の眩しい弾幕を出し、ぶつけていた。魔理沙の後ろには誰かがいたが、見えなかった :恋符•プロトスパーク その声にリリーは懐かしさを感じた。 リリーは魔理沙のところへ向かうと、相手は霊夢ということが分かった。 しかし、霊夢はリリーへ向けて攻撃をして来た。 「なっ!」リリーは驚いたが防ぎ、霊夢の近くに寄った。2人が後ろで何か言っているが詳しくは分からなかった。そして、 :バレットストーム! 無数の弾幕が襲う。 その攻撃を霊夢は反応出来ずに食らい、神社の方へ飛ばされた。 3人は急いで霊夢の跡を追う。 「なに…これ?」 そこに居たのは霊夢の姿をした機械だった。 「魔理沙、何があったの?」 リリーは魔理沙の方を向いた。 「…しばらく前に、霊夢が行方不明になったから、ヒイと捜査してたんだ。それで、見つけたと思ったら、いきなり弾幕を展開したんだ」 そう魔理沙が言った。その後、 「そういえば、リリーだよね?」 少年が話しかけた。 「そうだけど…もしかして、ヒイ?」 「少しホッとした。生きてるかは分からないけど」 そうヒイは話した。 「再会は良かったが、今は霊夢を探さないとだ 博麗の巫女がいないのは大事件だ」 そう魔理沙が言って、リリー達は情報共有をした。 そしてまず、リリー達外来人が2人もいきなり来たことが原因と考えられた。実際今まで、外の世界から幻想郷にきた時、よく異変が起こるとのことだ。八雲紫という隙間妖怪が、こちらへ異変と人を一緒に連れてくるらしい。 (なんて厄介だ) そうヒイとリリーは思った。 「ひとまず今日は帰ろうぜ」 そう魔理沙が言ったので 「ここに置きっぱなしにするのは危険じゃないかな」 そうリリーは言った 「そうだな。…それじゃあこいつの周りに何重かの守りをしておくか」 そう魔理沙が言ったので、 :シールド とリリーは二重三重にあシールドを張り、魔理沙の家へついて行った。 魔法の森を通ると、ヒイがフラフラし出した。 「大丈夫?ヒイ」 そうリリーが聞くが、返事はない。すると魔理沙が 「リリーと私は魔法適正はあるけど、ヒイは今使い始めたばっかりだからキノコにやられたんだろう」 そう説明した。 私達は急いで家に帰った。その日の夜。 リリーは日誌を読んで眠りについた。 時は戻って1ヶ月前。 ヒイが霊夢達に見つかった後の事。 「幻想郷に来ちゃったのか」 そうヒイは1人つぶやいた。 「幻想郷は好きだけど、行きたくない場所だったのになぁ」 そう、ヒイは幻想郷の事を知っていたのだ。 「リリーもここにいるらしいし、危険性は分かってるだろうけど、心配だな」 そう言っていると後ろから霊夢がやって来た。 「そういえばヒイとリリーってどういう関係の?」 そう霊夢に聞かれ、ヒイは答えた。 「元々仲のいい幼馴染だったけど、どちらも小さい頃に親を亡くし、再婚してから、一緒に暮らすようになったけど、今度はまた両親が車に轢かれて亡くなったんだ。昨日家族って言ったのは、そういう事」 「…ごめんなさい。辛い事を思い出させてしまって」 霊夢があやまってきたが、 「大丈夫」 そう一言だけこぼした それからしばらく何もなかったが、突然事件は起こった。 バキッ!という音がなり、障子が破られる。そこから出て来たのは、よく分からない機械だった。 「何よあんた!」 霊夢が弾幕を展開した。そして霊夢の弾幕が機械を襲う。    しかし、弾幕は、通用しなかった。 「な…どうして!」 霊夢は機械に重い一撃を食らい倒れ込んだ。 ヒイは何も出来ずに、ただ立ちすくんでいた。 機械は何も言わずに霊夢を担いでどこかへ行ってしまった。    ヒイが動き出したのはしばらくしてだった。 「魔理沙に知らせなくちゃ!」 そう言いヒイはもう一度魔法の森へ向かった。 ヒイは気分が悪い中、魔理沙に状況説明した。 魔理沙は昔使っていた試作品のミニ八卦路を手渡してきた。それから数日間調査を行った。そして、 「もう一度神社に行ってみよう」 そう言い2人は神社へ向かった。 「霊夢!」 そう声を出したには、魔理沙だった。 神社の鳥居で、棒立ちしている。 「今までどこにいたんだよ!」 魔理沙は怒鳴るが、霊夢は何も言わない。 すると、突然霊夢が弾幕を展開した。 なんとか魔理沙とヒイはそれを避けた。 「いきなりどうしたんだよ…霊夢」 魔理沙はそう言うが霊夢は聞く耳を持たない。 「霊夢…いいぜ、永夜異変の時の再戦だ!」 魔理沙もそう言いながら魔法陣を展開した。 「ヒイ!早速試しだ!私達の弾幕、見せてやる!」 そう言い3人は神社を飛び出した。 ヒイは魔理沙の後ろに乗り、神社ゃを見た。するとそこに、誰かが登ってきていた。

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東方外来日誌〈伍〉

東方外来日誌〈肆〉

「書き留める能力?幻想を操る能力って?」 「能力が2つも」 そう霊夢が驚いていた。 「2つ能力があるのって珍しいことなの?」 そうリリーは聞いたすると霊夢は微妙そうな顔をした。 「いるにはいるけど、外来人で、それに能力があることが珍しいのに、二つあるのは、かなり少ないと思うわ」 そう言われリリーも驚いた。 すると、向こう側から小さな悪魔(?)がやって来た 「パチュリー様〜見覚えのない本が」 そう言い一冊の本を取り出す。 「何があったの?」 パチュリーが聞くと、ひどく焦ったように話し出した。 リリー達が図書館に入っていくときに突然落ちて来たようだ。 「それにその本、開けられないんです」 そう言い本をパチュリーに渡す。 そしてパチュリーが開けようとしたが開かなかった。 他のみんなも開けようとしたがみんな同じ結果だった。 最後にリリーが開こう来るとカチっと音がして簡単に開いた。 「えっ…」 みんな驚いたそれは、リリーが本を空けらこともあるが、本の中身だ。本には先ほどのレミリアとリリーの戦いが書かれていた。 他にも、今までの幻想郷に来てからのことが書き留められていた。 「どうして私の事が?」 「あなたの能力。書き留める能力が、この事かもね」 そうパチュリーが言い、皆その言葉に頷いたが、なるほどと頷いた。 今もこの状況が書かれている。 「退院したら、まず私の神社に来てね」と霊夢に言われた。その後2人はそれぞれ帰って行った。 その夜リリーはもう一度本を読み直した。 「どうして章の最後に誰か他の人のことが書いてるんだろう」 リリーは不思議に思ったが、眠気に勝てず、眠りについた。 少年が意識を取り戻したが、目は開かなかった。 「大丈夫か!?」 そう誰かが言ったそれはきっと少年に言ったことだが、少年は声が出せなかった。 「少し待ってろ、今霊夢呼んでくる」 そう言いその声の主はどこかへ行った。 少し経った後 「どうしたの魔理沙」 そうまた別の人が話した。そして最初の声、魔理沙が説明をして2人目の声、霊夢が少年を担いでどこかへ行った。 次に目を覚ましたときには、 部屋の中にいた 「知らない天井」 そうぽつりと呟くと、霊夢が来た。 「あら、起きたのね。 それにしても珍しいわね、いきなり2人も外来人がくるなんて」 そう少しため息混じりに話した。 それから少し喋り、魔理沙は帰って行った。 「そういえば名前を聞いていなかったわね、あなたの名前は?」 「僕の名前は、夏葉ヒイ。 外の世界で神社に巻き込まれた家族を探しに行ったら、自分も巻き込まれかちゃったんだ」 ヒイは苦笑いをした。 「最近来たのは紅葉リリーね、3日前にここに来たの」 そう霊夢が言うとヒイは驚いていた。 「リリーがここに⁉︎」 「今は永遠亭に居るから安静にしてないと。あなたも動かないようにね」 そう言い、霊夢は部屋を出て行った。 時計を見ると今は10時。 「そろそろ寝よう」 そう言いヒイは眠りについた。

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東方外来日誌〈肆〉

東方外来日誌〈参〉

「それでは、初め!」 そう昨夜が言うと同時に2人は動いた。 :神槍 スピア•ザ•グングニル レミリアは赤紫色の何かを取り出し投げつけたその道中は槍の形だった。 :シールド! リリーは地面に手をつき叫んだすると水色の正五角形が何枚もつながった壁ができ、グングニルを防ぎ、消えた。 そしてリリーは守りを固めて突っ込んだ。 自分の手にシールドを加工した剣を持ちながら。 :不死城レッド レミリアは赤い十字の弾幕を体の周りに出し、近づけないように した。 そしてリリーは跳んで避けたが、剣は当たって壊れてしまった。 「せっかくの攻撃手段が」そうリリーが言った時、 :紅色の幻想郷 無数の弾幕が襲う大きな弾幕に小さな弾幕それぞれが隙間なく発射される。 「こんな数そもそも避けれないのに、さらに動くなんて」 リリーは避けれず当たってしまった。 「まだこれでも挑戦を続けるの?」 レミリアにそう言われたが、 「この戦いをすると言った本人が逃げるのは嫌です!」 「そう、ならこれならどう!」 そう言いレミリアは、 :スカーレットディスティニー 突然眩い光が襲う。 リリーは咄嗟に判断できずかなりの深傷を負った。 「っ!」 ようやく目が開けられた時にはリリーは傷だらけだった。 「これならどうかしら?まだ‥」 :ヒーリング! そう叫ぶとリリーの体が回復してゆく。 「そう それが答えね」 (もっと強い武器を出さないと勝てない。) そう願いを込めながらリリーは力を込め剣を作った。 すると中心に翠玉色の十字の宝石、刀身は白が目立つ そして全体を囲うように翠玉色の何かが揺れ動いている。 その剣を見て皆驚いているが、リリーは別の意味で驚いていた。 「これって‥聖杯の剣⁉︎」 それは外の世界で遊んでいたゲームのキャラが使っていた剣であった。 「まぁいいや、この剣は強いからね」 そう言いリリーはレミリアに向き直った。 そして、 :レインボーダスト! 剣先から数個の弾幕を放ち、 そしてその弾幕はレミリアに。 レミリアは突然のことで少したじろいだがすぐに防いだ。 煙が立つ。 相手の視界が悪くなったのを確認するとリリーは動いた。 そして懐へ接近し、切りつけた。 その刃は顔には当たらなかったが、髪の毛だけがハラハラと落ちていた。 しばらくし静寂が訪れる。 「…合格よ、認めるわ」 レミリアが観念したように言った。 それからは素早かった戦いが終わると咲夜がすぐに掃除を終わらせた。 「お疲れ様!リリー よくやったな!」 「ほんとよ どこか怪我はしてない?」 2人が心配そうに行ってくれた。 「大丈夫。 でも、少し疲れた」 そう気が抜けたように言った。すると、 「案内するわ ついてらっしゃい」 そう言われて私たちはレミリアの後を追った。 そしてやって来たのは巨大な図書室だった。 (こんなに本があるんだ) 私が感心しながら進んでいると、 「話は見ていたわ」 水色の球体を持ちながら話しかけて来た。 「久しぶりねパチュリー」 霊夢の話を遮ってパチュリーは喋り出した。 「魔理沙、早く本を返しなさい!」 「何言ってんだ?私は死ぬまで借りてるだけだ」 となんか言い合っていると、 「今はそんなことしてる暇じゃないでしょ。 パチュリー、あんた能力が分かる魔法とかない?」 「鑑定って言う魔法なら持ってるわ」 「それじゃそれでここにいるリリーを占って欲しいの」 「分かったわ。私はパチュリー•ノーレッジよ」 「初めまして私は紅葉リリーと言います」 そしてパチュリーは魔法を発動させた。 その後目の前には1冊の本が 途中で開かれ名前や種族などがあった。 「名前:紅葉リリー :11月6日生まれ 能力:書き留める程度の能力 幻想を操る程度の能力」 書かれているのはそれくらいだった。 少年は森の中に入って行ったが、からだがとても重たい様子で座っている その周りには、キノコが沢山生えていた。少年の気は薄れていった

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東方外来日誌〈参〉

東方外来日誌〈弍〉

その夜リリーは夢を見た 隣には霊夢と魔理沙。目の前には、リリーによく似た者と魔法使いのような者。 下には火災によって崩れた里のようなところがあった。 そこでリリーは魔法のような物を使っている所で目が覚めた。 目が覚めると永琳がきたので夢の話をした。 不思議なことにこの夢はしっかりと覚えていた。 特に情報はなく、他に用事があるようで永琳はどこかへ行った。 「確か夢の中で魔法を使ってたっけ? 使ってみようかな」 そう言い願いを込めて言った 「ホイミ」「ベホマ」「ヒール」「ヒーリング」 しかし何も起こらない。 「もっと気持ちを込めないとかな」 そしてもう一度。 :ヒーリング するとリリーの体の周りから緑色の何かが出てき、その光は上空へ上がって行き消えた。 光がなくなった時、リリーの体に傷はなくなっていた。 「やった!‥‥成‥功‥だ‥?」 喜ぶも束の間すぐに身体がだるくなった。 「魔力切れってやつかな?」 そう言葉をこぼすと永琳がやってきたその後ろには昨日の2人もいる。そして 「どう?体調は」 「さっきお前の方から少し魔力を感じたが何かあったのか?」 そう魔理沙に尋ねられて困惑していた (ここで夢の話をするか?でも何か面倒ごとにならないかな) そう悩んでいると 「言いにくいんなら言わなくてもいいぞ」 と言われた。しかし、言わなければさらに大変なことになると思い、 「実は‥‥」と切り出した。 「‥‥って事があって、実際試したところ回復魔法が使えた。ということ」 そう説明すると2人とも驚いていた。しかし、 「リリーにも何かしらの能力があるのかしら?」 ということに収まった。 そしてどうにかどういった能力か確かめるすべを考えた。 「パチュリーがそんなこと出来ないか?」 「での、この子を紅魔館へ連れていくのは危険じゃないかしら?」 霊夢が心配そうに言うが、 「大丈夫さアタシらがいるんだからな」 と魔理沙は気楽に言った。 「は〜、まぁいいわフランさえ出会わなければね」 (フラン?パチュリー? 誰のことを言っているんだ?) リリーは混乱していた。 「明日くらいなら外に出ても大丈夫よ。 でも回復魔法で治ったと言っても、油断しないでよね」 そう永琳が言ったので、私達は翌日紅魔館へ行くことになった。 翌日の朝は早かったにで素早く準備をして出発した。 そして紅魔館というところに着いた 「大きな建物だね」 「外の世界じゃめずらしいのか?」 「あるにはあるけどあまり見ないかな」 そんな話をしていると 「どんなご用件ですか?」 そう中華服を着た門番が話した 「ここにいるリリーのことを調べようと思って来たの」 そう霊夢が言うと納得したらしい。 「ここ紅魔館の番人にして普通の妖怪、紅美鈴だ いつもは眠っているように見えるが、本当は気を張っているのだ。‥‥本当だからね」 「初めまして。私は紅葉リリーと言います。     最近こっちにきたばかりなのでよろしくお願いします」 そう言い私達は美鈴について行った こんこんこんとドワを叩き「咲夜さん、パチュリー様へお客さんです」 そういうと扉が開いたそしてそこには青と白のメイド服を着た少女の姿があったそして奥の階段の上には紫色の髪をして背中に翼が生えている少女もいた。 「は‥はじめましまして」 少し弱気になりながら言う。すると 「初めまして。私の名前は十六夜咲夜と申します ここ紅魔館のメイド長をしています」 「よろしくお願いします。」 私はそう答えたそして、 「『永遠に紅い幼き月』。レミリア•スカーレットよ   貴方は一体何のようでここへ来たの?貴方のような人間が来るところではないわ」 「実は、私の能力を調べて欲しいんです」 そう言うとレミリアは、 「あらそう、でもね、貴方のような人間に構ってる暇わないから早く失せてくれるかしら?」 レミリアは余裕そうな笑みを浮かべたそして続けて 「貴方がここに長居する資格があるか、確かめさせてもらうわ」 そう言いレミリアは大広間へ降りてきた 「お嬢様、大丈夫ですか?」 そう咲夜が聞くが、レミリアは微笑をしている 「分かりましたやってみます」 リリーがそう言うと魔理沙と霊夢が止めに入りそうだった。しかし咲夜に止められてしまった 「流石に手加減くらいはするわ。…そうね、もし貴方が私に一撃でも当てられたなら認めてあげるわ。 でも、一撃も与えられないのなら、素早くこの城から立ち去ると良い」そう言うとレミリアの後ろの翼が動き出した ここは博麗神社裏の森の中 「ここは何処なんだ?一体」 少年は戸惑っている。 先ほど巫女が出てきたので急いで隠れてしまった 「早めにここから移動しよう」 (ここが何処だかわからない以上ここに長居するのは危険だ) 少年は走り出した

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東方外来日誌〈弍〉

東方外来日誌〈壱〉

「ツーツーツー」電話の切れる音がした 「いったい何があったんだよ」 1人の声が夜の静まり返った部屋に響く、 その声は電話に向けられたものだった。 翌朝ニュースを見ていると神社が土砂崩れにあったらしい。しかも近所だ。 「たしか、あいつも昨日この神社に行ってたっけな」 そう呟いたのは、紫色のパーカーを着て青のジーンズを履いた  高校生の夏葉ヒイ。あいつとは昨日電話していた相手だ。 そして続いてニュースは神社に巻き込まれ亡くなった人がいることを告げた。 「え⁉︎」 そのニュースを見ると、ヒイはとても驚いた。 なぜなら崩れた時間は大まかだが電話をかけたタイミングと同じ だったからだ。 「昨日の電話に出なかったのはこのせいなのか?」 まだよく分からないが、嫌な予感がした。 「今日は神社に行くか。 足元が危うそうだけど」 そう決意しヒイは神社へ行く準備を始めた。 しばらくして準備ができたヒイは神社へ向かった 道中は案の定泥だらけで足の踏み場がなかった。 それにバリケードがされて通れない。 しかし、ヒイはバリケードをまたいで走っていった。 そして神社のあった場所までたどり着いた。 そしてそこには、チェック柄の布切れるが落ちてあるだけだった。その他は何もない。 それでもヒイは他に何かないか探し回り、いつの間にか日が暮れかけていた。しかし何も見つからなかった 「そろそろ帰るか」 そう思い後ろを向き歩き出した。少し経った頃後ろからドドドドドと音がした。後ろを振り返るとそこには大木が。「ゴン!」という音を立てヒイの体にぶつかった。 そしてそのまま土や砂に巻き込まれ流されてゆくそして最後に一瞬宙に浮き体を打ち付けられ意識が失われた 時は戻って昨日 「は〜。やっぱりここの空気は美味しいな〜」 そうひとりゴチるのはテェック柄のスカートを履いて白いワイシャツを着た高校生の紅葉リリー 今日も日課のトランペットを吹きにきた リリーは吹奏楽部でトランペットをしている そしていつも通り練習を始める。 しばらく練習をしているとすっかり暗くなっていた 「そろそろ暗くなってきたね」 今の時間は17時30分ぐらい。 リリーは片付けを始めた。その後神社の中へ入りお参りをする。そうこうしているともう暗くなっていた。 「少し夜景を見てから帰ろうかな」 そう言い神社の階段に座ったしばらくしていると上の方から   ドドドドドと音がした。 リリーが気がついた時には地面が目と鼻の先逃げることは叶わず、巻き込まれてしまった。流される途中、 木の枝に引っかかってスカートの裾が少し切れてしまった。その後流れていく中で割れた鳥居をたまたま潜った時、不思議なことが 起こった。その先にはなっがい階段があり、あたり一面幻想的な風景があったのだしかしすぐに地面に叩きつけられ意識が消えてしまった。 しばらくして意識が覚めるとリリーは布団の中にいた。怪我も治療されているため誰か通行人が助けてくれかのだろう。あたり一面真っ白な景色なのでここは病院だろうと思った。 「あら、目が覚めたのね」 そう声をかけたのは赤と青い看護服のようなものを着た女性だった。 「私の名前は八意永琳。ここ永遠亭で薬の調合などをしているわ」 「は...初めまして 私の名前は紅葉リリーです」 そう慌てて挨拶をした 「何かわからないことがあったら言ってね」 「はい。それでは早速、ココってどこですか?先ほど永遠亭とおっしゃっていましたが」 そう言うとここのことを話してくれた ここは幻想郷という日本の秘境にある結界で閉ざされた場所らしい。そしてここは迷いの竹林の中にある永遠亭という建物らしい 「そして、ここにはかぐや様が居られます」 「かぐや様ってあのかぐや姫?あの月に帰ったっていう」 「ええ しかしかぐや様は月では大罪となる不老不死の薬を飲んでしまったことにより処刑されそうになりました。しかし、不死のため地上への流刑になりましたその時私も一緒に地上に来ました」 「わかりました、ありがとうございます」 「それじゃあ私は霊夢を呼んでくるからしばらく安静に待っていてね」 そう言って永琳はどこかへ行ってしまった。 しばらくすると永琳が帰ってきたその後ろには2つの人影が見える 「久しぶりだな外の人間なんて」 そう金髪で白黒の魔法使いのような服をした少女が笑いながら話してきた 「どう?体調は。いきなりやってきた時は驚いたわ」 そう巫女服の少女が言ってきた 「もしかして、貴方が私を助けてくれたんですか?」 「ええ、そうよ。いきなり階段からものすごい音が聞こえたから見に行ったら貴方が倒れてたの」 「ありがとうございます!」 そう元気よく答えると、身体中に電撃が走る痛みがあった 「まだ無理をしちゃだめよ。治ってないんだから」 それからこの先のことを話したりしているうちに日が暮れかけていた 「それじゃあまたな」 「またあした来るからね」 そう言い2人は去って行った 「そう言えばあの2人の名前は?」 ここまで話していたが名前を聞くのを忘れていた 「巫女の方が博麗霊夢、魔法使いが霧雨魔理沙よ」 そう永琳に教えてもらい、その日は眠りについた 「うー‥ん?」 どこかである少年の声が夜の森にこだました

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東方外来日誌〈壱〉