snow drop

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snow drop

初めまして。ボカロ、小説、アニメが好きです。(敬称略)好きな作家は望月麻衣、朝霧カフカ、佐藤真登、綾崎隼です。好きな小説は「満月珈琲店の星詠み」、「文豪ストレイドッグス」、「処刑少女の生きる道」、「死にたがりの君に贈る物語」です。好きなvtuberは叶、甲斐田晴、時雨うい、結城さくなです。好きなアニメは「リコリス・リコイル」、「2.5次元の誘惑」、「Re:ゼロ」、「WIND BRAKER」です。好きなボカロpはkanaria、deco27、サツキ、syudou、奏音69、香椎モイミです。好きなボカロ曲は「レイニースノードロップ」、「マーシャルマキシマイザー」、「ダーリンダンス」、「ガーネットの涙」。好きなボカロは、重音テト、KAITOです。「レイニースノードロップ」と言う曲が好きで、僕のペンネームの由来でもあります。最近プロセカを始めたのですが、皆さんが好きなボカロがあったら是非とも教えていただきたいです。 好きなゲームは「プロセカ」「魔法少女の魔女裁判」です。 それと僕、実は学生です。相互フォローを心がけています。よろしくお願いします。

雑談

一カ月ぶりに小説投稿をしました。 見てくれた人いるかな? 今回の作品は、「秋」。時期的におかしいのは、ご愛嬌。和風ファンタジーです。ちなみに、狐っ子が登場します。 ケモノビトが好きな方、ぜひご一読ください。ついでに、フォローよろしく♪ 僕は中3なので、入試勉強が本格的に進めないとまずくなって来ちゃいました。 高校に入り次第、小説投稿を再開する予定です。

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一章 しゃんしゃん…… 遠くから鈴が転がるような音がする。 木々が擦れて、ざわつきが森全体を覆っていた。 「見つかるわけには…」足音を消し、私の気配を木の葉に馴染ませ、誤魔化す。 狐人特有の耳が目立っているように思えて、気が気でない。着物の裾が木に擦れて跡が付いた。 逃走を図ったが、追手は確実に私の動きを読んでいる。 足の動かし方に迷いがない。追手は武人だ。 さっきから嫌な汗が背を伝っている。先程の擦れた木が、私の逃走経路の証になる。 依頼に失敗した私はすでに用済み。 組織は私を捨て、次は、あらかじめ集めたストックを使うだけだろう。 着物の袖が風を切る。 二章 「見つけた。」 私の何かが終わった。 人生終了のお知らせは、こうやって分かるのか。 追手を素早く観察する。あまり時間をかけて相手を見ると、視線で意図を読み取られるおそれがあるからだ。 時に視線は命とりになる。 追手は、少年だった。 ケモノビトである私からすれば、珍しい人間だ。状況が違えば、きっと彼に興味本位で近づくだろう。   三章 「ごめん。」 何に謝られたのか分からなかった。 驚きで思考が停止したのは、ほんの一瞬だった。 「かはっ」 視界がぐらついて、息が詰まる。 無理やり視線を下に向ける。腹にナイフが生えていた。 ナイフの柄が震えて私の傷をえぐる、が、少年の両手がナイフを握って震えていた。 少年の目からこぼれた涙を拭って、目線を合わせた。   私は自分の手を見下ろす。 私の手は、少年の頭の上にある。そして、左右に動かして−−−自分の持つ全ての感覚が消えた。

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秋

彗星記「2」

この星は高度な文明が存在していた。  私を作った誰かもいたのだろう。私を生み出した博士は、私に名前を付けた。 ああ、私の名前、は、… なんでもない。私の名前が記されていた方がきっと、この手記を読みやすくなると思ったのだが、遠い記憶は欠陥機械如きでは覚えていられなかったようだ。 私を作った博士は少女だった。金髪のツインテールだったことを覚えている。 ぶかぶかの白衣が危なっかしくて、いつも博士を見てヒヤヒヤしていた。今、私を作ったあの人はどこか遠い星で呼吸を続けていると良いのだが。 また感傷に浸ってしまった。この手記は、私の感傷日記ではないというのに。 彗星の文明の破滅は、とある人間が私たちの彗星を訪れたことで始まった。きっと止められないことだったのだ。 彼女は、私たちの文明に更なる発展をもたらした。私のような人工知能の制作、魔導の発展、芸術の芽生え、などにおける始祖となった。 だが、彼女が持ち込んだのはそれだけではなかった。 新種のウイルスを彗星に持ち込んだのだ。 一瞬にしてウイルスが彗星内に広まり、人口が激減した。私はウイルスの消去に努めたが、とめどなく広がり続けるウイルスを食い止めることなどできるはずもなかった。

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彗星の司書

「宇宙開発課」の研究室の記録 「博士、これは一体?」 「これは『司書』の日記だ。読みたまえ、きっと研究に役立つだろう。」 「わかりました。」 日記の冒頭を破いたものを抜粋する。 以下は「日記」の内容。 ここは彗星の中。 生命の存在しない場所で、私の生きる世界だ。 たった二行の文章だが、すでに違和感があるかもしれない。 きっと「私」がいるからだろう。それに、私はきっと生命体ではない。 私はずっとこの図書館で書に没している司書。 この日記を誰かが見つけることを前提に記していく。 この星にはかつて生命が築いた文明が存在していた。 私は文明が維持されていた頃から図書館の司書を行なっている。 この日記で、かつての文明について語ろう。

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彗星の司書

生贄として捧げられるまで

私は当然変異によって生まれた「眼皮膚白症」の人間だ。 今、私の胸には儀式用の聖剣が突き刺さっている。私から紅い花が溢れ咲いて、重力に負けて落ちていく。 私に聖剣を振り下ろしたのは、きっと聖剣士だと思う。 『なんて澄み切った目をしているんだろう。』 今死ぬか、少し時間が経ってから死ぬかの違いにいる私の考えることではないかもしれない。でも、そう思わずにはいられない。 この聖剣士の瞳だけを見たなら、今私の玉の緒を断ち切ろうとしていると誰が思うだろうか。 アルビノは生贄になる。私はアルビノである以前に一人の人間だ。 意味もなく手だけを動かして髪に触れる。ああ、しばらく髪の手入れをしていない。 ぼんやりとした脳裏に、走馬灯が霞む。『逃げなさい、シルフィ』 今更思い出しても遅いのに。 私は今、聖堂にいる。 神への生贄として捧げられる身でありながら、生き延びたいと思っている愚かな人間。 私を、私として見てください。

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生贄として捧げられるまで

自己紹介

以前にも書いたのですが、最近復活したので改めて自己紹介をします。 snow dropと申します。 僕は学生で,ちょっと前から小説投稿をしています。 入試勉強の合間に小説を書いています。 最近ハマっているもの ①魔法少女の魔女裁判 推しは氷上メルルです。 ②ボカロ deco*27さんのパラサイトやチェリーポップが好きです。 グッバイ宣言、テトリス、ラプンツェルとかも好きです。 ③小説 綾辻行人のanother,朝霧カフカの文豪ストレイドッグス,長月達平のリゼロなどが好きです。 ④ゲーム メメントモリ、プロセカをやっています。 皆さんは何が好きですか。

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自己紹介

参加させてください。

初めまして, snow dropです。 僕って知名度低いですが、よろしくお願いします。 ボカロ好きな学生です。皆さんってボカロ聴きますか? それと、好きなものは小説とイラスト,歌い手さんとかです。ボーカロイド自体も好きです。 皆さんの好きなものってなんですか。

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聖女

「「聖女様、万歳!」」「「聖女様の加護あれ。」」 民衆の声が聞こえる。私が国の柱であり、信仰の象徴だ。 救わなければいけない人はたくさんいる。 『救わなければいけない人間が多すぎると思わないか?救っても救っても湧いてくる。ああ、愚かしい。』 地の底から響くようで、無機質な声が聞こえた。 「誰です?」 返答はない。だが、あの忌々しくて卑しい気配は間違いない悪魔のものだ。見つけ出し、早急に消さなければ。 「私が救うべきは無垢なる民。悪魔など潰して前に進む。」 『本当に?救われたいのはお前だろう。』 「違う!」 私は誰かを救い、導く存在。信仰の象徴であり、罪の意識を和らげる役目をもつ聖女だ。それ以外の何でもない。私は正義だ。 「聖女様、お時間です。」 「そう、分かりました。」 私は神官に呼ばれて、民の声を直接聞くことができる教会の懺悔室に向かった。 また一人、罪の懺悔に来た。 「私は罪を犯してしまいました。私は1時の感情に支配され、盗みを犯してしまいました。私をお救いください。」 男性の声が隣の部屋から聞こえる。 「お救いいたしましょう。神の名の下に、あなたを罪から解放いたします。」 「ああ、聖女様!」 また一人救うことができた。『お前は何を思っているのか、自分でわかっているのか?』 消えろ、私は神のしもべだ。悪魔は消えろ。私の邪魔をするな。 毎日たくさんの人の声を聞き、救いをもたらす。私は誰かを救い、導くために生まれてきたのだ。 『お前はまだ気づかないのか?』黙れ、私は神の『違う、私はお前だ。』・・・は?何を『私はお前の本心だ。』そんな訳『ないとでも?』 『人々の声に耳を傾けて、ありもしない聖なる力とやらで罪を消す。それは、人を騙すことと何も変わらない。そんなことも考えたことがなかったのか?』聖女に悪魔が囁こうが意味は無い。聖なる存在が悪に心を許す訳がない。 『強情だな。だが、いつまで続くだろうな。』  

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聖女

サイダー

「初めまして、泡波 ソティです。今日、初配信です。ぜひ、見てください。」 さあ、どれぐらい人が見に来るだろうか。 それほど期待していないので、十人来くるぐらいがベストだろう。 『可愛い〜。』 『ウィスパーな声だね。』 『リスナーに媚びるんだったら推さない。』 コメント欄に色んな人が書き込んでいく。 肯定的なコメントだけじゃないけど、傷つくほどじゃない。 インターネットって、危険な人だけじゃないんだ。 「ボクは見習いメイドです。リスナーさんにシュワシュワなサイダーや涼しげなスイーツをお届けできるように頑張ります。」 自分で作った設定を語る。 『配信は何やるの?』 「料理配信とか、雑談配信、それと歌枠配信です。」 『歌枠、早く聴きたい』 『ASMRは?』 「ASMRは、ちょっと…、検討します。」 マジか、ASMRって未成年がやるの、禁止じゃなかったかな。でも、ASMRは出来ないって言うのも失礼だよね。 「今日の予定として、早速、料理配信をしていきます。」 『何作るの?』 速いな、コメント。 「今日はゼリーを作っていきます。」 さて、リスナーの反応はいかがなものかな。 ゼリーはゼラチン、お湯、冷蔵庫、ボウル、ゼリーを入れる器があれば作れる。 「お湯にゼラチンを注ぎ入れて、ゼリーのもとを作ります。」 カシャカシャと、ボウルに入れた湯とゼラチンをかき混ぜる。 コメント欄を横目で見る。 『ちゃんと料理配信だ。』 ちゃんとって何だよ。 『手元配信なら、vtuberやる必要無いのでは?』 それは、言わないお約束。 ボクに厳しいな、リスナー達。 ある程度ゼリーのもとが出来たら容器に入れて冷蔵庫へ。 「ゼリーのもとが固まったらクラッシュします。あと少しで完成です。」   「ゼリーのもとが固まるまでの間、質問に答えていきます。」

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サイダー

衣替え

「桃李に錦織の着物を納めてあるから、出してくれぬか。」 「はい、玉藻様。」 私は玉藻前に仕えている。妖狐の美女の前では、あらゆる装飾品が彼女に屈してしまう。私は気怠げに宙を仰ぐ玉藻様をこっそり見つめてしまった。 いつからだっただろうか、私が玉藻様にお仕えするようになったのは。 『お前、何故妾を助けた?』 狐のように細められた目が、私を見つめる。 私は『貴女にお仕えするべく、内裏より選ばれた使用人でございますので。』とだけ言って玉藻前を内裏に連れて行こうとした。 『内裏かえ。妾を天皇の愛人にでもするつもりかのう。』 『さあ。それは貴女次第では?』 『そうかえ。』 玉藻前はそれだけ言うと黙ってしまった。 あの時から随分経った。私は玉藻様よりずっと歳をとってしまった。ああ、さらに美しさに磨きのかかった玉藻様が陛下の前で琴を奏でたら、きっと絵になることだろう。陛下の寵愛を一身に浴びるあのお方を、私は生涯をかけてお支えする。 私はまだ知る由も無かった。玉藻様が内裏を追われることになるだなんて。

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