湖上の踊り子

湖上の踊り子
(史実を物語として脚色しています。) ♪♪〜♪ 鼻歌が城の檻から聞こえる。 誰もが眠っている頃、一人の少女が誰に見せるともなく踊る。ショールが翻り、宙を舞う。 少女がステップを踏むたびに、少女の足元に花が狂い咲く。人を惹きつけ魅せる魅力を持っていながらも毒々しい花が咲く。 地下牢には彼女だけが囚われている。酸化した鉄の檻に囚われていながらも、少女の独特な雰囲気は薄れない。 誰かが見ていたものなら、踊る彼女の姿に釘付けになっていることだろう。そして"共に踊り出すに違いない"。 少女は"終わりを知らないように踊り続けている"。彼女以外誰も牢に囚われていない理由は、彼女にある。「踊りのペスト」だ。 気絶してもなお踊り狂う精神的な病だ。「踊りのペスト」の感染者を見た者は、例外なく踊らずにはいられない。彼らの思考に関わらず、体が動き続ける。
snow drop
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初めまして。ボカロ、小説、アニメが好きです。(敬称略)好きな作家は望月麻衣、朝霧カフカ、佐藤真登、綾崎隼です。好きな小説は「満月珈琲店の星詠み」、「文豪ストレイドッグス」、「処刑少女の生きる道」、「死にたがりの君に贈る物語」です。好きなvtuberは叶、甲斐田晴、時雨うい、結城さくなです。好きなアニメは「リコリス・リコイル」、「2.5次元の誘惑」、「Re:ゼロ」です。好きなボカロpはkanaria、deco27、サツキ、syudouです。好きなボカロは、重音テトです。最近プロセカを始めたのですが、皆さんが好きなボカロがあったら是非とも教えていただきたいです。 それと僕、実は学生です。相互フォローを心がけています。よろしくお願いします。