異世界からこんにちは
目が覚めるとそこは、見た事のない四角い建物に囲まれていた。
「ここは、、どこ?」
周りを見渡すと真っ暗な世界に私1人、周りには変な形のランプが道に沿って連なっている、見た事のない景色に戸惑いつつも、私はひとつの建物に入った、その建物は周りの建物よりも小さく、食料や日常品が置いてある、カウンターに立ってあくびをかいている女性が1人いるだけで、他には誰もいない。私はその女性に聞いてみた
「ここは、酒場かないかか?」
女性はプッと笑い
「お姉さん、ちょっと酔ってんじゃない?」
と私を小馬鹿にするようにして言った、
私はそれが許せなくてついカッとなって「私は至って真面目だ!」
と怒鳴ってしまった、その女性は私の真剣さが伝わったのか、
「お姉さん、どっから来たの?」
と真剣な顔で聞いてきた。
「私はレイドタウンという村から来た旅人だ、妙な魔女に異世界へ転生されたらしいんだ」
女性は驚いた表情を見せたがすぐに冷静になった
「お姉さん名前は?」
「私は、レイン・スミス だ歳は18。お前の名は?」
「うちの名前は、木谷(きたに)かれんよ、よろしくレインちゃん」
と、かれんは私に手を出してきた握手はこの世界での挨拶なのだろうか、、
かれんは私に握手をした後こう言った
「ねぇ、レインちゃん本当に別の世界から来たんだったら戻る方法を探さないとじゃない?」
「そうだな、、」
と私がうつむいて言うとかれんが表情を変え
「うちも手伝うよ!」
と言ってくれた。私は少し心強かった、かれんは続けてこう言った
「実はね、こうゆう別の世界から来る人ってレインちゃんが初めてじゃないんだよ、でも実際に帰れた人はいないだ、、でもできる限りの事はするよ」
かれんはそう言って私を慰めてくれた。
「かれん、ありがとう」
私は少し嬉しかった、かれんはその後少し待っててと言ってカウンターの奥へと入っていった、少しすると服を変えて別の扉から出てきた、
「レインちゃん、泊まる所ないでしょ?うちの家来ていいよ」
と言って私の手を掴んだ、少し歩くと駅に着いた電車は四角い形をしていて、ガタンガタンと変な音を立てる、この世界の人は四角いものがすきなのか?と疑問が浮かんだ、電車を降りて少し歩くと、2階建ての小さい宿のような所に着いた、かれんが
「ここがうちの家だよ」
と言って2階の奥の部屋へ進んだ、かれんが扉を開けると小さい部屋がいくつもあって、1番奥の部屋へ行くとキッチンやテーブルがあった、リビングだろうか、かれんは私を別の部屋へ連れて行き
「ここが、レインちゃんの部屋だよ。うちと一緒だけど」
私は泊まらせてもらうだけで嬉しかったから
「心配するな、かれん、私は別に2人でも構わない」
と言った、その後風呂に入ってかれんが好きなカレーという食べ物を2人で食べた、その時、かれんは私にこう言った
「実はうち、いい学校に通うために実家から離れて1人暮らししてて、ちょっと寂しかったからレインちゃんに会えて嬉しかったんだ」
と言った、その後かれんは2人分の布団をひいて隣で一緒に寝た。私がこの世界に来て1日が終わろうとしていた