亜宿

3 件の小説

亜宿

お話をつくることも読むことも好き! 自分だけの世界を作りたい!

狼でもない君はどこにも属さない

私は、話をする友達がいないボッチだ。 そのことに寂しさはないし、楽でいい。 けれど、私と少し違うボッチもいる。 その子は、私のクラスで一番優しく誰とでも仲良くなれることで有名だ。 私がその子をボッチだと思う理由は、どんな子とも話すのだが、特定の子と一緒にいることがないからだ。 何故だかわからないがその子は、特定の友達を作らない。それでも日々を楽しそうに過ごしている。 私は、話をする友達がいないボッチだ。 それに、寂しさはないし、楽だが、日々を楽しく思ったことはここ最近はない。だから、少し、とてもとても少し、日々を楽しそうに過ごすあの子が羨ましい。

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映画の主人公

最低だと思われてしまうかもしれないが、僕は、最悪な終わりを迎える話が大好きだ。 いい終わりを迎える話は、どこか気持ちが乗らないし、最後の最後に出る主人公達の絶望した顔が、たまらない。 そんな僕には今、ハマっている映画がある。 その映画は、人生の希望を無くした主人公が誘拐されて、大きなスクリーンがある部屋につれてこられる。 大きなスクリーンの部屋で主人公は、心の底に秘めていた最後の希望に気づくが、孤独でこの世を去ることになる。 この映画には、8まで続きがあるのだが、主人公は、毎回違う。けれど、どれも最悪な終わりなことには変わらない。 主人公達の絶望した顔は、どれも面白い。 近々、この映画の続編、9がでるらしい。 僕は多分、見る事ができないだろう。 内容を知ってしまえば、どんな映画も面白さが薄まってしまう。 だから、僕は、この映画がを少しでも面白くなるように努力しようと思う。 紹介し忘れていたけれど、この映画には、視聴者をゾクゾクさせる面白い仕掛けがある。 部屋の中のスクリーンに、ある映画が流れるのだが、1、2、3と続編が出るごとに中の映画の話が増えていくのだ。 その内容は、続編2のときのは、1の映画と全く一緒で、続編3のときは、1、2と全く一緒の映画。 それを見終わった主人公は、部屋から出る事を望み始めるが、もう遅くこの世を去っていく。 この辺りで、気づく人もいるかもしれない。 続編9の映画の主人公に。 僕は気づいたとき、不安と興奮が高まった。 どうしたら、もっと面白く出来るだろう。 8までの主人公達のように続編9の主人公は、絶望の顔をしないと思うから。 僕の話は、あと二つの質問で終わらせるよ。 僕は、どんな顔をしていそう? 続編9は、面白かった?

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お花畑の図書館

私は、本やお話が大好きだ。だから、毎日、向かうとこがある。一つは、図書館。もう一つは、少し変わっているけど、とても落ち着くところ。 私のクラスには、みんなと少し違った子がいる。仮にFとでも言っておこう。 クラスのみんなは、Fの事が嫌いだ。何故なら、話が合わないからだ。 いつもFは、笑顔でお話をしてくれる。が、それはFにしかわからないちょっと変わったお話、それに話すときは、いつも一方通行。 だから、みんなは、Fを嫌って「お花畑の子」と呼ぶ。 けれど、私は、Fが話してくれるお話が大好きだ。いつも違うお話で予想のできない結末。 図書館にある本の数くらいのお話がFの頭の中にはある。 私は、お花のように綺麗だと思うFのお話を全部聞きたいと思う。 だから、今日も朝から一人のFに話しかけに行く。

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