TsuNa銀

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TsuNa銀

おじさんです。猫3匹飼っています。私の文章に貴重なお時間を使っていただきありがとうございます。ついでに誤字、脱字のご指摘と共に感想なんかもいただけたら嬉しくて逆立ちしそうになりそうになります。

やり直しますん。

中学生からやり直したいですね。 とにかく授業を真面目に受けて、勉強をしっかりやり直したいです。 やろうと思えば今からでも出来る? それはごめんなさい。 あとは、人に対して誠実に向き合うということをやり直したいです。 私は何人かの気持ちを蔑ろにしてきてしまったと感じています。 その後悔を打ち消したいです。 スポーツに関しては、今の知識を元に打ち込んでも一流になれるとは思いませんし、私の時代は部活中は水分を摂らないことが美徳とされていた時代ですので、運動部には入部したくないです。 家庭科部みたいなものに入部して女子と戯れたいですね。 すみません。おじさんがこんなこと言ってたら気持ち悪いですね。 一応私にも学生時代があったのでお許しください。 とにかく学校の授業というものはちゃんと受けた方が良いですし、テストに対してもテストのための勉強ではなく自分の未来に対してのテストと思って臨みたいです。 今の仕事が嫌というわけではなく、下地というか、土台をもう少し広げられていればもっとたくさんの選択肢があったなと。 そう思うわけです。 そしていくつかの黒歴史を作らないように行動を変えます。 思い出すだけでも恥ずかしい過去がいくつかあります。 他人から見たらきっと些細なことでしょう。 でも私自身としては重大な黒い行い。 塗り替えたいです。 そもそも生まれてこなければ良かったということは思ったこともあります。 生きていくのは面倒ですし、大変だとも思います。 ですが今まで生きてきて、良い出会いもありましたし、良い出来事もありましたので、それを全て無くすというか、経験できないというのはちょっと違うのかなとも感じます。 最後に、「本当にやり直していいよ」と言われたらおそらくやり直さないかもしれないです。 なぜなら面倒くさいから。 現在の環境にそこそこ満足しているということでしょうか。 十年後、二十年後、三十年後もそこそこ満足できる環境に自分を置けるように、明日も自分なりに頑張ろうかと、そう思います。

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記憶するのが苦手なら苦手なりに

記憶力が無い。 致命的に無いと自分では思っている。 「ワーキングメモリー」という言葉がある。 私は何かをしている最中に誰かから話しかけられることが嫌いだ。 現在進行中の何かを忘れてしまうからだ。 現在進行中の何かを優先すると、誰かから話されたことを忘れる。 誰かから話しかけられたことを優先させると現在進行中の何かを忘れる。 さぁ、ここでPDCAサイクルさんの登場だ。 P 『忘れないようにしたい』 D 『メモをする』 C 『メモを見て思い出す』 A 『細部が思い出せないから次は詳しく書く』 このようにPDCAサイクルは次に繋がる考え方だ。 効率的に物事を進めたり、改善を続けたりするために用いる。 例えば殺人現場を片付けている途中にインターホンが鳴ってしまった時。 片付けをどこまでやったかメモをする。 指紋をどこまで拭いたか。 飛び散った血をどこまで拭いたか。 凶器はバレないように隠せたか。 死体の処理をどこまでやったのか。 そういったことをメモに残して後で見ればインターホンを鳴らした人の対応をして、インターホンを鳴らした人の話を聞き、インターホンを鳴らした人の口を封じた後も思い出せる。 大丈夫。私にはメモがある。 メモを見て一人目を途中からしっかり処理できた。 そしてインターホンを鳴らした人もちゃんと処理をした。 そのはずだったが、私が犯人だとバレて捕まってしまった。 メモを処理し忘れてそのまま置いていったからだ。 警察は優秀だ。 あんなメモ一つで私に辿り着くのだから。 私は記憶力が致命的に無い。 だが、改善は出来る。 『次はちゃんとメモも処理する』 PDCAサイクルは回し続けなければならない。

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私のココロの色を例えるなら真っ白。 たぶんね。 何にもない。 いや、少し前に転職しましてね。 まったくの別業界に。 なんの知識もない。ゼロからのスタート。つまり真っ白。 おじさんなのに。 自分では色を塗ってるつもりなんですけど、たぶん薄くて他の人には見えないんだと思います。 なんていうか、私は認められたいんだろうな。と。 数人は私の色を認識してくれているかもしれませんがね。 やっぱり自分でも「出来ないな」「遅いな」「知らないな」がまだまだたくさんあるわけで。 それを払拭するために色を塗って、色を混ぜて、認識してもらおうとしているんですが。 難しいですね。 少しでも力になれればと思っているのですが、私の今の力量だと手を出さない方が良いことがあるようで。 もちろん出来ることもあるのでそれについては当たり前にやるとして。 でも、たぶん、私の「出来る」と周りの「出来る」は違うので。 いつか認めてもらえるように、今の私に出来ることを一生懸命やって、経験を積み重ねて、色を上塗りして濃くしていこうと思います。 そんなわけで私のココロはまだ白です。

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お月見大会

マクドナルドの月見バーガー。 モスバーガーの月見フォカッチャ。 ケンタッキーのとろ〜り月見チーズフィレバーガー。 秋は月見の季節。 作ろうと思えば一年中、季節問わず作れるのに秋しか販売されない月見メニュー達。 チキンラーメンは一年中、いや、一生月見。 どんな食べ物もタマゴを落とせば月見。 うどんは月見うどん。 蕎麦は月見蕎麦 他にも…… 月見ハンバーグ。 月見カレー。 月見オムライス。 月見焼き魚。 月見生姜焼き。 月見ラーメン。 月見焼き肉。 月見ポッキー。 月見アルフォート。 月見ポテトチップス。 月見よっちゃんイカ。 月見𰻞𰻞麺。 月見歯磨き粉。 月見革靴。 月見キーボード。 月見TsuNa銀。 タマゴを落とせばそれはもうお月見メニュー。 ラスト四個違うけど。 月なんてただの地球の衛星。 なんでそんなにありがたがるの? たぶん月びっくりしてるよ? 「え?ちょっ?自分ただ地球の周り周ってるだけっすけど?」 って。 そもそもタマゴなんて普通に旨いんだから。 月ってタマゴなん? そのうち月から産まれるの?何かが? じゃあ宇宙怪獣ツッキー。爆誕。 肌は白。 全身白身。 鼻が黄身。鼻だけ黄色。 ちっさ!黄身ちっさ! 白身多っ! メレンゲ作り捗るわーじゃねーんだよ! さっきから何言ってんのかね?ずっと。 これが月の魔力か。 秋の成せる技。 恐ろしいぜ。秋。 急に寒暖差激しくなったりするから。 体調崩れやすくなるから。 体調と文章崩れやすくなるから。 体調と文章と言葉遣い崩れやすくなるから。 体調と文章と言葉遣いと髪型崩れやすくなるから。 気をつけてくださいね!!

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とある活字達の想い

私は『𰻞』になりたい。 なぜなら迫力があるから。 これだけ画数が多く、複数の部首を持っている感じがする漢字は唯一無二だ。 頭は「うかんむり」 左に「つきへん」 右には「りっとう」 中心に「ごんべん」を据え 下には「したごころ」 そして極め付けには「しんにょう」を華麗に乗りこなす。 その姿には憧れしかない。 『𰻞𰻞麺』という食べ物のため「だけ」に生まれたこの漢字。 まさに特別なオンリーワンと言える。 この漢字の存在を知らない人もいるかもしれない。 そこもまた良い。 知る人ぞ知るという感じがする漢字。 書ける人はきっと少ない。 それがまた特別な感じを醸し出す漢字だ。 「俺『𰻞』書けるよ」 言ってみたい。 私は見窄らしい姿で何も持っていない。 あぁ……なぜ私はこんな感じの漢字なのであろうか……。 俺は『一』になりたい。 アイツはみんなの人気者だからだ。 老若男女問わずアイツを知らないヤツはいない。 なぜならたぶん誰もが一番最初に覚えるであろうという感じがする漢字だからだ。 シンプルな字体なのも最高だ。 線一本だけ。 アイツはそれだけで成立してしまう。 なんなら漢字を全く知らない人でもアイツを読める可能性がある。 無駄なものを一切纏っていない身軽な感じがする漢字なのも良い。 そしてアイツが意味するものは「一番」だ。 みんなが知っている「ナンバーワン」であり「オンリーワン」だ。 使用頻度も高い。 ほぼ使われることがない俺なんかとは違い、アイツはきっと一日一回は漢字圏の誰もに使われているであろう感じがする漢字だ。 読み方も多い。 「いち」 「かず」 「はじめ」 「にのまえ」 「にのまえ」ってオシャレすぎるだろ。 なんてカッコいいんだ。 俺は書きにくいし読み方も一つだけだ……。 アタシは「乙」。 なんか「一」と「𰻞」が落ち込んでるって聞いたんだよ。 お互いがお互いの良い所を見て勝手に劣等感を感じているって。 アタシからすればみんなそれぞれ良い感じがする漢字なのにね。 自分の良いところは自分じゃ気付けないんだろうね。 しょうがないからアタシが二人を元気付けてくるよ。 「持ってないことを悲観するんじゃなくて、今持っているものに自信を持て」 ってね!

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コインロッカー

私は呼吸=ため息という状態を維持していた。 少々大袈裟に表現したが、それだけ思い悩むことがあったということだ。 私は告白をした。 「好きです。付き合ってください。」 気の利いた言葉は苦手だから、こう言うしかなかった。 相手は会社の同僚である。 同僚は困った顔と驚いた顔を足して二乗した顔をして何も言わず去っていった。 昼休憩の出来事である。 言わなければ良かった。と激しく後悔をしながら午後の仕事を上の空で進め、溜め息を吐くために酸素を吸いながら帰り支度をして下駄箱を開けると手紙が入っていた。 嫌な予感がした。 同僚かもしれない。 私は手紙を読んだ。 『明日の朝、駅の前の10番のコインロッカーを開けてください。』 文面はそれだけで鍵が同封されていた。 社内連絡網でメールも携帯電話の電話番号も知っているのにわざわざ手紙を書く意味とは? コインロッカーを私に開けさせる意味は? 私に渡したい物がある? 弁当?手作り弁当? 弁当の包みに手紙が入っていてそこにプライベートな連絡先が書いてあるとかか? いや、ポジティブすぎる。 待てよ? 呪いの人形とか入っていたら私はどうしたらいい? 人形の服に手紙が付いていて「気持ち悪いので一生話しかけないでください」とか書いてあったらどうしよう。 これはネガティヴすぎるか? なんだ?なぜコインロッカーなんだ? 他の選択肢は無かったのか? コインロッカーである必然性があるのか? そもそも鍵はいつ用意した? いつも使っているから持っていたのか? 思考が駆け巡り、空回りし、私が出した答えはシュレディンガーの猫だった。 量子力学を説明するために考えられた思考実験。つまり実際には行わず頭の中だけでこういう実験をしたら?というパラドックス。論理的矛盾の話である。 簡単に言うと箱を開けて事実を確認するまでは箱の中の結果はポジティブな結果とネガティヴな結果が同時に存在しているということだ。 つまり私はコインロッカーを開けていない。 というか、あの日から会社に行っていない。 どころか外出もしていない。 あれから10年が経っている。 同僚と10番のコインロッカーはどうなっているだろうか……。 私の両親から見れば、私の部屋も10番のコインロッカーと同じなんだろう。

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『心理学的に〜』を宣伝させていただく

嬉しい。 書かずにはいられない。 四人も自分の考えた『募集』に参加してくれた。 『心理学的に良いとされていることをやってみませんか』 軽く目を通していただければ分かると思うが、本当にただ自分の好きなものを列挙するだけの簡単な企画だ。 ただ、これが意外と面白い。 是非四人の文章を読んでいただきたい。 実に四者四様。 そして好きなものが意外と被らない。 理由に重きを置いて書く人もいれば、この行動が好きみたいに書く人。 それぞれの文体にも注目して、そして個性のある『好き』を読んで感じていただきたい。 そしてやはり、好きなものを思い浮かべる事は幸福が上がるっぽい。 さらに言うと閲覧数も比較的多いと感じた。 みんな他人の『好き』を見るのがきっと好きなのだ。 好きなものは、その人を現す。 例えば色一つにしても 『紫と緑の組み合わせが好き』 エヴァンゲリオン初号機? みたいに。 好きなものからいろいろ想像できて、その人に繋がる。 『下段蹴りが好き』 格闘家?きっと筋肉ムキムキマッチョマンなのかな?いや、マッチョウーマン? 『嫌いが好き』 なんだそれは?と。なんだチミは?と。人格者かよ?と。素晴らしすぎるだろ。と。 彼はきっと良い男である。いや、女性か?良い女であるのか? 『弓道が好き』 これだけでなんかもう偏見だがスラっとした背の高いカッコいい人が文章の向こう側に作られてしまう。 無理矢理かもしれないが、私はダーツが好きなので、同じ的の中心を狙う者として親近感が湧いた。 などと、他人の好きなものからその人や自分との共通点。「それ自分も好き!」といったことを楽しく想像、考察、共感をしてしまう企画であるのだ。 私は好きなものを教えてくれる人が好きです。 ご参加お待ちしています。

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『猫』と書いて『しあわせ』って読んでもいいのかも

猫を飼っている。 「ニャー」 と鳴いて近くに寄ってきて、お尻を私に向けくつろぎ始める。 これは「ブラッシングしてくれ」の合図だ。 私はまず軽く手で頭から尻尾の付け根まで撫でて抜け具合を把握する。 あまり抜けないなと感じたらそのまま手で何度か撫でる。 換毛期になると一撫でで「うわ」となる時がしばしばある。 この瞬間が幸せの始まりの合図だ。 私はブラシに『ブラシについた抜け毛取りシート』を貼る。 左手で撫でたあと右手に装備したブラシでブラッシング。 何回も繰り返し行う。 次第に『ブラシについた抜け毛取りシート』には抜け毛が溜まっていく。 ブラッシングの最中に 「顔もやってくれ」 と言わんばかりに体をくねらせてこちらを向く。 そういう時はブラシを顔に当ててやる。 自分でブラシに顔を押し付けてくるのでその力に負けないように、適度な力で押し返す。 するとまた元の態勢に戻るので顔を数回ブラシで撫でる。 体のブラッシングを再開すると今度は横に倒れる。 「側面もやれ」とのことだ。 もちろん望むところである。 喜んでやらせていただく。 しばらくすると元の態勢に戻るので次は逆の側面もやれと逆側に倒れそうだがそれをしない。 なんでやねん。 と思いながら私は猫の首根っこを軽く掴み、逆の側面に倒す。 そしてまたブラッシング再開だ。 猫の気分が乗ってくると裏返る。 お腹を上に、つまり「へそ天」と呼ばれている態勢。 の一歩手前の態勢をする。 こうなったらさらに私の幸せ度は増す。 ここからは無抵抗タイムの始まりだ。 お腹をワシャワシャしても良し。 ワキのタルタルした部分をビロビロするも良し。 脚の関節を持ってキコキコするのも良し。 肉球プニプニなどという初心者丸出しの行為などこの私がする筈がない筈がない。 もちろんプニプニする。 何をしてもグルグルグルグルと心地の良い音を奏でてくれる。 これを猫が自ら去るまで、そして私の時間の許す限り行うことが私の幸せです。

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『猫』と書いて『しあわせ』って読んでもいいのかも

真夜中 現在午前一時八分

真夜中は人をおかしくする。 普段とは違う自分になってしまう。 眠い。 でも寝たくない。 寝たら今日が終わるから。 三連休の前日が終わるから。 ギリギリまで「明日から三連休」って思っていたいから。 仕事の前の日は次の日に備えなければならない。 今日は何にも備えなくていい。 ノーガードで、無防備で、何も考えなくていいこの時間。 明日の予定は今のところ白紙だ。 明日になったら急用ができるかもしれない。 でも今は休養に自らの全てを捧げられる。 幸せだ。 ずっとこの時間が続けばいい。 だから起きている。 ずっと三連休の前日であるために。 分かっている。 何をしても、何をしなくても、三日後には否が応でも仕事をしなければならない。 だから、だからこそ、今、この時、自分だけの時間を引き伸ばしたい。 眠くて頭がフラフラしている。 さっきから何回も意識が無くなっては取り戻している状態を繰り返している。 それでも寝ないのは、起きて、こうして文章を綴っているのは三連休の終わりに対する自分なりの抵抗だ。 現在の時刻は午前三時 寝よう。 ギリギリまで睡魔と戦い、そして負ける時の気持ち良さ。 起きるのは九時頃か。 起きるまで寝よう。 猫がベッドに乗ってきた。 手を猫の頭にかざすと、猫の頭が私の手に吸い付くシステムだ。 猫の自ら撫でられに行くスタイル。 へ おはようございます。 現在午前八時十二分 どうやら寝落ちしたようです。 私の三連休が始まりました。 「へ」? 何を書こうとしたか全く覚えていません。 さぁ、何をしようか。 とりあえずまだ少し眠いので二度寝します! おやすみ!

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ディオニしてメロしてセリヌンティウす?

「お前メロしたことある?」 「は?」 「メロしたことあるかって」 「メロン?」 「セリヌンティウしたことは?」 「ごめん、なんて?」 「ディオニしたことは?」 「でぃお?なに?」 「走れメロス」 「あー、走ったことはあるよ」 「違う。ただ走るじゃなくて」 「ん?」 「親友のために走ったことはあるのか?って」 「あるよ」 「俺のために走ったことあるのか!」 「いや、お前親友じゃないし」 「おい!そんなこと言ったらお前をディオニしてやるぞ?」 「なんだよディオニすって」 「暴君になる」 「タチ悪いな」 「そして後に改心する」 「じゃあ最初から暴君になるなよ」 「改心するためにはお前がメロさなきゃいけない」 「つまり俺が親友のために走らなきゃいけないってこと?」 「そう」 「そんな機会滅多にないだろ」 「じゃあ俺がセリヌンティウすから俺のために走れよ」 「セリヌンティウすっていうのは?」 「人質」 「え?お前がディオニすためにお前がセリヌンティウすの?」 「お前をメロさせたい」 「ちょっと待って、整理しよう。100歩譲って俺がメロすのはいいとして、お前がディオニしてからセリヌンティウすのが意味分からん」 「ん?」 「一人二役は無理だろ?」 「出来るよ。っていうかもうすでに今の俺はディオニしてるだろ?」 「言われてみればさっきから無茶苦茶な言いがかりつけられてるよな。暴君っぽい」 「ククク、いつから俺がディオニしてないと錯覚していた?」 「うるせぇな。で?ディオニしながらどうやってセリヌンティウすの?」 「喉渇いた」 「いや、知らんよ。どうやってセリヌンティウすんだって」 「死んじゃう」 「え?」 「コーラ買ってきて。ダッシュで」 「なんでだよ。嫌だよ」 「コーラ買ってこないと死んじゃう」 「ちょっと待て。それもしかして自分を人質に取ってるつもりか?」 「フハハハ!俺がどうなってもいいのか?」 「お前はもうすでにどうかしてるって」 「な?ちゃんとセリヌンティウ……してないか。コレただの暴く…間違えたディオニしてるだけか?」 「もう間違えたって言っちゃってるじゃん」 「ねー!コーラ飲みたいー!」 「ただのワガママだよ!それは!自分で買って来い!」 「金ない」 「じゃあ我慢しろ」 「貸して」 「最初からそう言えばいいのに」 「お前の分も買ってくるか?」 「うん、じゃあ、はい五百円」 「よし!俺はお前のためにメロしてくるぜ!」 「いや、別に俺は人質じゃないけどな。でも俺のこと親友だと思ってくれてるのな?ありがとう」 「行ってきまーす!」 「ホントに走ってるし」 ………… 「あ、戻ってきた」 「買ってきたぞー!ハァッ、ハァッ、ハァッ」 「……ねぇ、走って帰ってきたらさ、コーラ思いっきり振られてるよね?」 「あ……やば……ホントだ」 「すぐ飲めないよね?」 「ごめん、改心するわ。もうコーラ持って走らない」 「結果ディオニすことができたな」 ………… 「コーラ美味いなー」 「なー」 「夕日綺麗なー」 「なー」

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