TsuNa銀
112 件の小説TsuNa銀
私の文章にアナタの貴重なお時間を使っていただきありがとうございます。 『連載』に10以上いいねしていただいた作品をまとめてありますので、まだ私にお時間を使う余裕があればどうぞ。
一歩間違えれば邪眼
私は色覚に異常を与えられし者である。 おそらく赤と緑の色の濃淡が分かりにくいのだろう。 カラフルな⚪︎の集合体で数字が書かれている検査を知っているだろうか? 興味のある人は『石原式色覚検査』で調べてみてほしい。 私はほぼ全部、数字が見えない。 ただの模様にしか見えない。 でも、日常生活にはなんの支障もない。 支障があるとすればたまに会話が噛み合わない時があるくらいだ。 妻「あの緑のそれ持ってきて。」 私「どれ?」 妻「その緑の。」 私「え?これ緑?茶色じゃなくて?」 みたいに。 私が茶色だと思ったものはどうやら緑や赤に分類される時もあるらしい。 濃い緑なんかは黒に見える時もある。 信号の色ははっきり分かるし、緑と赤と茶色の区別もつくが、濃淡の程度で緑と認識できない緑や、赤と認識できない赤があるようだ。 だからなのか、景色で感動をしたことがない。 紅葉を綺麗だと思ったことがない。 生い茂った緑が綺麗だと思ったこともない。 お弁当の茶色のものは大体美味しいが、たまに美味しくないものは緑のものなのかもしれない。 きっと正常な目を持つ人は色鮮やかな景色やお弁当が見えているんだろうなと思っている。 例えば私が犯罪を目撃したとして、警察に事情聴取されたとしよう。 犯人が緑のパーカーなんかを着ていたら大変なことになるかもしれない。 他の目撃者と証言が異なるからだ。 私「犯人は茶色のパーカーを着ていました。」 警察「おかしいですね。他の人は緑のパーカーと言っていますが?」 私「な!なんですって!?」 警察「よし、お前ちょっと来い。」 私「あーーっ!!」 犯人隠匿、もしくは真犯人が虚偽の証言をしているという疑いをかけられてしまうかもしれない。 例えばバーベキューで肉を焼く。 赤と茶色の濃淡が分からないと、焼けているのか、まだ焼けていないのかの見極めが難しい。 自分が誰かに取ってあげた肉が「まだ赤いよ。」と言われたことが何度かある。 そんな気はないのに生焼けの肉を食べさせようとする嫌なヤツになってしまう。 しかし、肉を取ってあげないと、ただ食べている気の利かない人になってしまうし、しっかり焼いた肉を渡そうと思ったらコゲた肉を「お前が処理しろ」と言わんばかりに渡す超嫌なヤツだと思われる可能性もある。 日常生活に支障がないと思っているのは私だけで、本当は、周りには支障があるのかもしれない。 ごめんな。(ホントに悪いと思ってない奴の謝り方) 何かを正確に認識できないというのはもどかしい。 視力が悪い人は眼鏡やコンタクトレンズを装備すればいい。 色覚が悪い人は何を装備すればいいのか。 なんと『色覚矯正眼鏡』というものがあるのだ。 それを装備すればいい。 お値段約十万円。 はい、じゃあお値段の感想をみんなで言いましょう。 せーの! 高っ!!!! ごく一部にしか需要がないんだと思う。 だから『どうしても欲しいという人からぼったくってやろうシステム』が発動している。かどうかは定かではないが、検査したり、作るのも大変だからお値段が張っているのだと思う。 私はいらない。 でも興味はあるので、使用した経験、または現在使用している人がいればお話を聞きたい。 聞いたところでたぶん買わないが。
盆と正月
Hunter×Hunter39巻発売日。 男子バスケ日本代表戦。 私にとっては盆と正月が一緒に来た。 いや、まだか。 男子バスケ代表戦。中国に負けたら正月に急に仕事が入ってしまったようなものか。 待てよ。 Hunter×Hunter39巻を読んでいたら乱丁、落丁などでページが飛んでいるような不良品だったらどうしよう。 盆に急に普段顔を合わせないような親戚が急に来ることになってものっそい気をつかうみたいなことか。 頼む。 どうか盆と正月を無事に過ごさせてくれ。 特に正月。 頑張れー!日本代表! とか思えることがちょっとした幸せだよなって思えることが幸せ。 いや、コンビニに入ったら不意にHunter×Hunter39巻が置いてあって、「あ、今日か!」って思って。 明日休日だったことを忘れていて思い出した。みたいな。 百円玉が不意にポケットから出てきた。みたいな。 それと似た感覚になって。 別に何も得をしていないんだけど。 なんか幸せっていう気分になって書きました。
ただの日記
ついに達成。 長年やり続けていたこと。 いつか達成したかったことを、今日達成できた。 時は令和8年6月28日。 ダーツのcount upで1000点オーバー! 正確に言うと1001点。 長かった。 ダーツを始めて10年以上。 途中5、6年のブランクがあったが、ダーツ熱が再燃し、数ヶ月後の今日。 ダーツのcount upで1000点オーバー! やったー!やったぞ! 今まで1000点チャンスは数えきれ……はするか。 たぶん20回いかないくらい。 いつも途中までは調子が良い。 4round終わった時点で500点越えていて、「このペースでいけば1000点だ!」って思った瞬間調子爆下がり。 意識すると力が入ってしまうのだろうか。 その後2、3round連続ノーブルで700点止まりみたいなことはまさしく数えきれない。 事実、今日の1001点も危なかった。 7round終了時点で851点。 最後の8round目は3本ともブルに入れるという大技『ハットトリック』を決めなければならない。 大技は言いすぎた。 しかし、このプレッシャーのかかる場面でのハットトリックはなかなか決められない。 そのプレッシャーを見事跳ね除け、ハットトリックを決めた俺。 「っっしゃぁぁぁーーーー!!」 って叫びたかったが、漫画喫茶のダーツ部屋には知らない人がたくさんいたので、小さくガッツポーズ。 その後、嬉しさのあまりダーツバーで知り合った年下の男の子にLINEで報告。 なんか来てくれるとのことで、30分程待ち、結局2人でダーツを楽しんだ。 1人で練習も好きだが、やはり誰かと対戦するのが今の自分の実力としっかり向き合える。 しばらく対戦を繰り返した後、一緒にラーメン食べてから帰宅。 とても良い一日だった。 次の目標は、『count up1200点』。 生きているうちになんとか達成したいな笑
曲がりくねっていてもいい
真っ直ぐな道はきっと近道なんだろうなと思います。 たくさんの人が通っている道。 通りたい道。 だからたぶん舗装されていて、歩きやすいし、走りやすい。 だから通ることを勧められる。 たくさんの人が通るから、そのたくさんの人は同じ景色を見る。 たくさんの人が通っているから、混む。 逆にもう通りにくくなっているのかもしれないとも思います。 曲がりくねっている道は、遠回りなんだろうなと思います。 でも、楽しいんじゃないかなとも思います。 歩きにくいだろうし、走りにくいと思いますが、たくさんの人とは見る景色が違うんじゃないかと思います。 急カーブなんてあろうものなら先が見えないので、景色どころではないかもしれない。 でも、そのカーブを曲がり切ったら、とんでもなく美しい景色が見える時もあるかもしれない。 ワクワクする。 楽しいだろうな。 曲がりくねってる道は、たぶん通る人は少ない。 そんな道を、もし、誰かと一緒に歩けたら、きっともっと楽しいんじゃないかと思います。 目的地はどこなのか知らないけど、楽しむのであれば、ただその道を歩くことが目的になってもいいんじゃないかなと。 そう思いました。 原曲 『Winding Road』 アーティスト 『Hyper Freaky』 補足 宣伝みたいになってしまうかもしれませんが、とあるアマチュアバンドの曲です。 Spotify、LINE musicなどで検索すると出てきます。 他にも何曲かありますが、『Winding Road』が一番好きです。 是非聴いてみてください。
置物
蛙の置物には『無事に帰る』という意味が込められているらしい。 フクロウの置物には『不苦労』という意味が込められているらしい。 そういうのやりたい。 ネズミの置物には『寝済み』という意味が込められていることにしよう。 寝不足になりませんように。 よく眠れますように。 いっぱい寝たから今日も元気だぞ。 いいね。 他にないか? 『牛』の置物には『失わない』という意味が込められていることにしよう。 手に入れた物。幸福。知識。それらを失わない。 十二支行けるくないか? 『虎』の置物には『捉われない』という意味が込められていることにしよう。 古い慣習。古い常識。それらに捉われず新しいことを生み出す。 え?マジで行ける? 『兎』の置物には『うさ……』えーと、待って、えーと……う、うさ……。 うさんくさい! 胡散臭くない!あ、ギどうしよう。 終わった。 ウサギストッパーだった。 なんか、こう「あっ!」て言いたい。 「巧いな!」みたいな。 こういう語り口調だと「どうせ思い付いているんだろ?」って思われるらしいのだが、マジで思い付いていない。 今書きながらめっちゃ考えてます。 っていうか『牛』も『虎』も怪しいけど。 蛙、梟、鼠はそのまま使っているが、牛も虎も付け足してるから、ちょっとズルいよな。 最初のルールと違う。 ルールなんていうものはそういうものになってしまうんだ。 『これくらいならルールの範囲内だろう』が積み重なって、客観的に見たら完全にルール違反であるのに、中の人はルールを守っている気になる。 バスケットボールにおける『ゼロステップ』なるものはまさにそれである。 二歩までしか歩けないはずなのに、よく分からない理屈で三歩、四歩歩いているように見えるがトラベリングではない。 暴走した。 話を戻そう。 置物。 ダメだ。 思い付かない。 もういいや。 置物には『大きい物』という意味が込められていることにしちゃおう。 例え小さくても、その置物を買って、その場所に置いたということは、その置物を買った人の想い、そしてその置物をそこに置いた人の想いも一緒に置かれているということだ。 その想いが小さいはずがない。 なんでこんな話をしてるかというと、私は蛙が触れないけど、別に嫌いではなくて、ただ触った時のあのブニュブニュ感が気持ち悪いんだよなーって考えていて、「蛙でなんか書こうかな」って思って書いたらこうなりました。 お題『蛙』
もし君が大盛りを頼まないのなら
砂山。 砂がいっぱいで砂山。 砂一粒だと砂山ではない。 二粒?三粒?何粒から砂山になるのだろうか。 五千?一万?まだ少ないか。十万? 境界はどこなのか? 仮に十万粒から砂山になるとしたら、九万九千九百九十九粒の砂山は砂山ではないということになる。 一粒足りないだけなのに。 見た目だけではきっと分からないのに。 じゃあもう砂山なんていう概念は嘘なんじゃないか。 砂山など、この世には存在しないのだ。 っていう論理的矛盾のお話。 例えば『ハゲ』。 髪の毛が一本だけ生えている人はハゲだ。 では二本、三本? ハゲではないという境界は? 仮に髪の毛十万本からハゲじゃなくなるとしたら、髪の毛九万九千九百九十九本の人はハゲだということになる。 見た目では分からないのに。 じゃあもう人間は全員ハゲなんだ。 例えば『大盛り』。 米一粒は大盛りではない。 二粒?三粒? 〜以下略〜 大盛りなどこの世には存在しない。 例えば彼氏や夫がハゲに悩んでいたらこの理論で励ましてあげてみて欲しい。 もし彼女が大盛りを頼みたいが、貴方の手前躊躇していそうであったら「大盛りのパラドックスっていう話があってね……。」と、この話をして、彼女にたくさん食べさせてあげてほしい。 彼女がたくさん食べて、もし太ってしまった時は、もう分かるよね? 『デブ』のパラドックスだ。 「デブなど存在しない。」と言ってあげよう。 パラドックスは最強だ。 響きもカッコいい。 この世の『ックス』の中で一番カッコいいまである。 この最強でカッコいいパラドックスで境界の曖昧さを説いてきたわけだが、無理があることは承知の上であるし、この考え方が人生で役に立つのか、役に立たないかも分からない。 なぜなら、『何を持ってして役に立つのか』 という境界もまた、曖昧だからである。
なんでだよ
『不思議』とは「疑問に思う」ということだと認識している。 つまり「なぜ?」だ。 「なんでだよ。」と言い換えてもいいかもしれない。 それはつまりツッコミである。 「横断歩道はカニ歩きで渡ろう。」 「なんでだよ!」 なぜカニ歩きで渡らないといけないのか不思議だから言う。 「beef or chicken or me?」 「oh!nandedayo!」 牛か鶏か、それともワタシ?と外国人に聞かれたことが不思議に思った外国人はこう言って欲しい。 いや、願望かい! そう、ここは「なんでだよ!」ではないのだ。 「なんでだよ!」、または「なんでやねん!」は万能ではない。 ツッコミワードで最も使われていると思っているかもしれないが、意外と使う機会は限られる。 ツッコミは主に『否定』、『疑問』、『訂正』、『補足』といった機能に分類される。 例を挙げてみよう。 『否定』 「違うだろ!」 「そうじゃねぇだろ!」 『疑問』 「なんでだよ!」 「どうしてだよ!」 『訂正』 「手を挙げて渡るんだろ!」 「meいらないだろ!」 『補足』 「カニ歩きだと歩きにくいだろ!」 「me?なんて言われたらドキドキしちゃうだろ!」 これが大まかに分類された形である。 表現方法も多種多様である。 『ストレート』、『例え』、『状況説明』、『発展』、『物語』。 例えば『ストレート』。 「告白か!!」 「me?」と言われたことに対して、「私を選んでもいいのよ。」と受け取り、「告白か!!」という短い、しかし破壊力のあるツッコミ。 例えば『状況説明』。 「運転手と目が合うし、気まずいだろ!」 カニ歩きで横断歩道を渡った場合、必然的に横断歩道の手前で止まってくれた運転手と目が合ってしまって気まずいよね。と説明する。 『発展』 「カニ歩きで渡ったら、周りからおかしな目で見られるし、恥ずかしいと思うぞ!もしかしたら新しい法律でもできたのかと思う人もいるかもしれないし、優しい人は心配とかしちゃうかもしれないだろ!」 カニ歩きで渡ったことで起こり得る可能性を列挙し、増幅させるツッコミ。 『物語』 「絶対「you」って答えるべきだよな。なぜなら誘ってるから。それはもう告白だよ。そして二人は付き合って、いずれ結婚して、子供が生まれるんだ。新婚旅行はやっぱり日本なのかな?京都か!そうか!京都行こう!やっぱり日本の観光名所だもんね!海外の人は京都好きなんだろ?子供の名前は京都からとって『Kyo』だな。『Andrew Kyo』。知らねぇよ。いいだろアンドリューで。なんかカッコいいし。そしてスクスクと育ったKyoはすごく美人になって歌手デビューを果たすんだ。全米を震撼させる歌姫になるんだ。いいなー。歌姫。俺も歌姫になりたいなー。最悪ただの姫でもいいや。お姫様。ヒラヒラのドレスとか着てさ。自分のことワタクシって言って。爺やがいて。爺やの名前はもちろんセバスチャン。超有能執事セバスチャン。紅茶淹れるのめっちゃ上手いセバスチャンな。そんで姫はセバスチャンのことをセバスって呼ぶ。」 めちゃくちゃである。 まだ起きてない事を無駄に考えて暴走し、発展に発展を重ねて妄想の域に到達。 ここまでいくとツッコミではなく、むしろボケになってしまうから気をつけてほしい。 そしてきっとここまでの文章にツッコミを入れるのならこの言葉が適切なんだと思う。 「ずっと何言ってんだよ!」
なんの工場でしょうか?
本を作る工場で働いていた。 そこで印刷部門を担当していた。 毎日同じことの繰り返し。というのは少し間違いで、厚い紙に印刷する時もあれば、薄い紙に印刷する時もあるし、小さい紙に印刷する時もあれば大きい紙に印刷する時もあるので完全に同じ毎日ではない。 想像しやすいように具体的に言うと、紙の厚さは0.04ミリ〜0.3ミリ。 紙の大きさは470ミリ×636ミリ〜788ミリ×1091ミリ。 紙の表面もツルツルテカテカしたものから、ザラザラボコボコしたものまで、何種類もある。 そういった紙が一枚ずつ機械に通され、印刷されていく毎葉印刷という方式の機械で本作りの一工程を担っていた。 紙の大きさや薄さで印刷の難易度は異なるし、印刷する絵柄でも難易度は異なる。 幸か不幸か、難易度が高い印刷を担当する者は出世しやすくなる。 出世すると管理を任されるようになる。 はずなのだが、長年難易度が低い印刷しかしていないおじさん、向上心のないおじさん達の管理をする者は「管理者」とは言えない。 飼育員である。 クセのある動物達を、なだめて、スカして、ギャーギャー喚き散らす悲鳴を「うんうん」と聞き、時には餌を与え、なんとか動かす。 たまに難易度が高い仕事を任せようと思えば、「出来ない。」「やりたくない。」などと言い、終いには休む。 社会経験の浅い若者ならまだ分かるが、いい歳こいたおじさんがそんなことをするのだ。 そんなことをやられているものだから、管理などは疎かになり、プレイヤーとして自ら動かなければならない工場だった。 それによって何が起こるかというと、難易度が高い仕事は同じ人が毎回担当し、難易度が低い仕事しかできないおじさんが出来上がっていく。 今思うと私は、本を作る工場で働いていたのではなく、『働かないおじさん』を作る工場で働いていてしまっていたんだと思う。 工場というある意味社会から隔離された空間では、その会社独自の文化が築かれてしまう。 歴史がある会社であればあるほど、独自のおかしなルールが罷り通っているのではないかと勝手に思っている。 だから工場では一プレイヤーでいることを薦める。 下手に頑張って出世してしまうと、無駄な労力やストレスを抱え込むことになるだろうから。 逆に言えば、働かないおじさん工場では出世しやすいとも言える。 少し頑張って、少し勉強すれば少なくとも理屈ではおじさんに負けなくなるから。 ただ、おじさんの『感情』という武器の攻撃力に勝てる防御力、精神力を持てるならの話だが。 まるで愚痴のような文章になってしまったが、あの工場で働いた経験というのはとても良い経験だったとは思っている。 働かないおじさんを反面教師にして成長できたと思うからだ。 どんな環境でも、何をどう学ぶかが重要であり、学んだことをどう活かすかで『仕事』の質は変わるだろう。 誤解のないように言うが、働かないおじさんを完全に否定しているわけではない。 難易度が低い仕事も絶対に誰かがやることにはなるし、例え働かないおじさんだとしても、いてくれれば何かを任せられる。 どの職場でも言えることだが、どちらの立場を選ぶかは自分次第だし、好きにしたら良いと思っている。 以上が私の経験と感じたこととなります。
八村塁
今回は『八村塁』を推しとさせていただきます。 八村塁はバスケットボール選手である。 日本代表選手に何度も選ばれている。 「名前は聞いたことあるよー」っていう人は多いと思うし、もしかしたらテレビでプレイを見たことがある人もいるかもしれない。 一般的にはそのくらいの知名度であると言えるだろう。 しかし、彼がどれほど凄いことをしているのか。 どれほどの選手であるのか。 バスケットボールに興味がない人はおそらくあまり分かっていないだろうと思う。 なので、恐縮ではあるが、今日は彼の凄さを語らせていただく。 まず彼はアメリカの『NBA』という全世界からトップレベルの選手達が集まるバスケットボールリーグの選手だ。 NBAは三十のチームから成り立っていて、その中の『ロサンゼルス・レイカーズ』というチームでスターティングラインナップに安定して選ばれている。 要するにスタメンの五人の中の一人だ。 ここまででどれだけの難易度なのかをまずはお伝えしたい。 全世界のおよその競技人口比率から他のスポーツを交えて例えてみよう。 野球 競技人口:約五千万人 メジャーリーグのチーム数:三十チーム スタメンの人数:二百七十人 サッカー 競技人口:約四億人 欧州五大リーグのチーム数:約九十八チーム スタメンの人数:約千七十八人 バスケットボール 競技人口:約五億人 NBAのチームの数:三十チーム スタメンの人数:百五十人 競技人口比率からのスタメン人数が一番少ないのがバスケットボールである。 八村塁はその百五十人の中の一人なのだ。 さらにまだ凄いことをしている。 彼が所属しているチームが凄い。 先述したが『ロサンゼルス・レイカーズ』というチームだ。 創立約80年の世界的名門レイカーズ。 NBA優勝17回。 最近だとコービー・ブライアント。レブロン・ジェームズ。そしてルカ・ドンチッチといった超スーパースタープレイヤーが在籍していた、または現在進行形で在籍しているチームだ。 レブロンやルカは現在も在籍しているので、そんなスタープレイヤーと一緒にスタメンを張っているのだ。 そして、今季の成績。 全八十二試合中、六十八試合出場。 一試合平均二十八分プレイし、平均得点は約十二点。 「十二点?少なくない?」そう思っただろうか? それは役割の違いであるが、そこまで語るととんでもなく長くなるので少し端折る。 凄いのはここ。 FG成功率 51.4% 3P成功率 44.3% 縦書きだから漢数字を使っていたがもう普通に数字使わせてくださいめんどくさい。 簡単に言うと2点シュートを2回に1回以上の確率で決めていて、3点シュートは5回に2回以上の確率で決めている。 高確率でシュートを決められる選手であるのだ。 3点シュートについてもう少し。 レイカーズ約80年の歴史の中で1シーズンでの成功率44.3%というのはなんと、『歴代1位』なのだ。 『80年間』である。 そして、プレイオフといった西と東でシーズン上位8チーム、合計16チームで戦うトーナメントに限ると、成功率はなんと56.9%。 これはNBA全体の歴史の中での1位の記録である。 マジでヤバい凄い。 そして彼は何より、日本のバスケットボールのために尽力している。 オフシーズンは日本で中高生を集めてキャンプをする。 八村塁を指導しているコーチを連れて日本に戻り、一緒にバスケットボールを中高生に教えるのだ。 彼は日本のバスケットボールの未来も作っている。 まだまだ話せるがキリがないのでこの辺でやめておくが、バスケットボール好きなら推さない理由が見当たらない。 これからNBAとBリーグはオフシーズンを迎え、ワールドカップ、オリンピックに向けて日本代表の活動が始まる。 八村塁は日本代表として、世界で活躍し、日本代表を世界レベルまで引き上げてくれるだろう。 彼がチームにいるだけで戦術の幅がとてつもなく広がる。 未来の日本のバスケットボールは彼の双肩にかかっている。 と言ったら少し過言ではあるかもしれないが、私はそれを応援し、見届けたい。 みなさんも一緒に見届け……るのは強制しないけど、思い出したら見て欲しいと思います。 追伸:あと河村勇輝も凄いぞ。 追伸の追伸:あと富永啓生。 追伸の追伸の追伸:もちろんジョシュ・ホーキンソンも。 追伸の……ダメだ。キリがないからやめよう笑
『エモい』とか『メロい』とか
ムズい。 言葉が難しい。 言わんとしていることは分かるが、最近の言葉はどうかと思う。 老害みたいなことを言っている自覚はあるが、暇ならばどうか付き合って欲しい。 まず『エモい』について。 「理屈よりも、感情にグッとくる感じ」 らしい。 「グッときた」ではダメなのだ。 「エモい」に言い換えないといけないのだ。 emotionが語源らしい。 次に『メロい』。 「魅了される可愛さがある」 らしい。 語源はmellow。 『尊い』とは違うのか? 分かりみが分かりません。 敢えて『死語』を使ったわけだが、この『エモい』も『メロい』も近いうちに『死語』となるだろう。『死語』という言葉も『死語』かもしれない。 新しい言葉がどんどん生み出され、そして死んでいく。 同じような意味を持っていても、時代によって言い換えられる。 一番最初に『エモい』って言ったヤツ。 一番最初に『メロい』って言ったヤツ。 この言葉達が『エロい』くらいに後世に使い継がれる言葉となるのか楽しみにしていることだろう。 一番最初に『エロい』って言ったヤツはあの世で勝ち誇っているかもしれない。 高みの見物だ。つまり『タカい』。 ダメだ。つまってない。もう普通に『高い』が存在してしまっているからこれは通用しないだろう。 『ツウヨい』。 無理か。語呂も悪い。『強い』と混同されそうだ。 『ゴロい』。 ん? それっぽいか? 語呂が悪い時に使えるか? 語呂が良い時も使えてしまうか? これも混同されてしまうか。 『コンドい』。 あー!気持ち悪い! なんだそれ! 無理に新しい言葉を作ろうとしてもダメなんだろうな。 もっとこう、生活の中で自然に言える、口に出してしまうような言葉が良いと思う。 そして語源は英語。 これはきっと重要だ。 何かないか……。 何か……。 ……。 実はあるのだ。 というか、思い付いたからこれを書いているのだ。 では発表します。 『トキシい』 は? でしょ? 新語が生まれる瞬間は大体そんなもんだ。 そして「それどういう意味?」と聞かれて、それに答えて初めて「なるほど」となり、そこから拡がっていく。 『トキシい』について説明させてもらおう。 語源はtoxic。『トキシック』と読む。 意味は『有害』。 『トキい』としなかったのは語感が悪いから。 『トキシい』の方が親しみやすい気がしたから。 どういう時に使うのか。 例えば人間関係。 会社の部署の人間関係が『トキシい』。 例えば労働条件。 この会社の働き方は労働時間が長く、プライベートがないので『トキシい』。 もっと単純に不味いモノを食べた時にも使える。 この味は『トキシい』。 この『トキシい』の良いところは語感に可愛げがあるところだ。 「あなたは有害ですね。」 「あなたはトキシいですね。」 後者はオブラートに包んだ感じを醸し出している。 直接的な表現を避けがちな日本人向けの言葉だ。 いずれ流行語大賞を獲ってしまうであろう新語誕生の瞬間に立ち会えた読者様。 おめでとう。 ありがとう。 さあ、明日から、いや、今この瞬間から、どうぞ使ってくれたまえ。 そして『エロい』と同じくらい後世に使い継がれるように拡げてくれたまえ。 そして、いずれこんな会話が起きるだろう。 「『トキシい』って最初に言ったヤツ誰なんだろうね?」 「さあ?分かんないけど有害なヤツなんじゃね?」 誰が有害だよ! 老害だわ! いや、老害にならねぇように頑張ってこれ書いたんだよ! でも、真面目な話。 ちょっとアリじゃない? 『トキシい』。