あめ
6 件の小説入れ替わり 第2話
《1の内容が長すぎたので、分けました。全く同じです》 モニターの電源がついて、女の人が映った 「……初めまして。こんにちは。自分はこの施設の副管理のものです。突然ですが、あなた達は死にました。」 私はやっぱりそうなんだぐらいにしか思えなかった。3人を見たが、同じような反応だ…… 「死んだ人間の魂は三途の川を渡って……っと言ったことが一般的ですが、あなた達は少し特別です。ここの管理長を行っているものからの命令であなた達の魂をここに持って来ました。魂だけですので、あなた達の今の体はハリボテですし、食事は必要ありませんが、睡眠はとってくださいね そして、ここに暮らしてもらいます。 ルームシェアみたいな感じです。 ここに住んでいる間、あなた達は今から、とある実験を受けてもらいます。 実験の内容は簡単です。過去に戻るだけです。しかし、自分の過去ではなく、ルームメイトの過去です。全員分の過去に行ってもらいます。今はとりあいず、過去のいつに戻るのか決めてもらいます。 モニターの下の棚に人数分のタブレットがあります。タブレットに自分の名前を入れて起動させてください。そしたら、過去のいつに戻るか入力してくださいどんなに過去に設定して、全て経験しても、こっちの世界では1日ですよ!」 全員暗い顔でタブレットを取った。私の名前を入れると起動した。私が生まれてから死ぬまでセットができるみたいだった。私はいじめが始まる時ぐらいに設定した。 「皆さん設定は終わりましたか? それでは時計回りで回していこうと思います。 泉宮 茉莉花を狭霧 紬、 佐久間 茜を泉宮 茉莉花、 羽月 尚を佐久間 茜、 狭霧 紬を羽月 尚、 と言った感じで回して行きます。 …ところで…皆さんぎこちないですね……それでは!過去に戻るのは3日後に行いましょう! 3日でここになれてくださいね。それと、22時には消灯です。少ししたら消灯の時間になりますので、それまではみなさんでお話でもなさってください。3日後の10時に会いましょう。」 モニターの電源が切れた。 しばらくの間沈黙が流れた。何か喋った方がいいよね… 「みんなは、いつに戻るように設定しましたか?」 茜さんが少しビクッとした。 何か変なことでも言ったかな… 「あたしはひみつ!それに体験してからのお楽しみでもいいんじゃない?」 茜さんが苦笑いで言った。それに少し早口になっている。 なにか隠してるな…… 無理に探らない方がいいかな…… 「みなさん聞いてください!!」 「このタブレット有能ですよ!ゲームに漫画に色んなことが出来ます!」 キラキラした目で茉莉花さんがみんなにタブレットを見せた。 「そうなんだ…茉莉花さんはゲームが好きなんだね」 茉莉花さんがゲームって意外だな…… 「確かにこのタブレットで色んなことができるね。じゃあ僕は勉強するからベットに戻ろうかな!」 尚さんがタブレットを見ながら言った 「ここでやらないのですか?」 「うん。1人の方がやりやすいし、あと消灯まで30分ぐらいだから1、2問ぐらいやってすぐ寝ようかなって」 壁掛けの時計を見た。確かにあと21時30分ぐらいだ。 「そうなんですね。おやすみなさい!」 茉莉花さんが言った。 「おやすみ!」 尚さんは私の手前の仕切りに入っていった。 茜さんと茉莉花さんがずっとタブレットを見ていて、ついていけなかった。ここにいても邪魔だろうし、私も寝ようかな。 「もう寝ようと思います。おやすみなさい」 立ち上がりながら言った。 茉莉花さんがおやすみとだけいってくれた。 歩いていって、仕切り閉める。 疲れたな。けど少し楽しかったかも。あんな優しい態度久しぶりだな。そういえばなんでみんな死んだと伝えられた時びっくりしなかったんだろう。まあ、私もびっくりはしなかったけど少し悲しかったな。車に轢かれた時、やっとお母さんに会えると思ったのに… そんなことを思いながら眠りについた。
来れなくなるかも…
学校の成績が下がりました 元々1年生が230人位でこの前の定期テストの順位は自分は3位でした。五教科の合計が480点程でした。 (前々回は4位。合計は変わらず480点程) しかし、今回は25位でした。合計は390点程でした。 最近勉強が手につかなくて、塾でも学校でもずっとボーとしています。 もちろん勉強以外も思うようにできません。 部活(合唱部)ときでは思うように声が出ません、体育時でも体が思うように動かずに固まってしまいます。 親は県で1番頭がいいところに行かせようとしています。そこは、1年生の時から10位以上をキープ、内申点もオール5に近くないといけないのような感じな条件でめちゃくちゃ頭がいいです。 親は自分が成績が良かったら何も言いません。周りに関心を持つような人では無いですから。 でも、自分の成績が悪かったら別です。 怒り狂って説教です。特に最近は体がだるくて、家を出るのが遅いので、そこもプラスされて怒られました。 そして、成績が悪い時は、このような学校の成績に関係の無いことをするのは嫌がります。バレた時は説教+勉強時間の増加などがあります。最悪、スマホを壊される危険もあります。(経験済み) 2年の初めのテストで10位以上になために、浮上が少なくなると思いますが可能な範囲で投稿すると思います。 《追記》 最近は勉強机に向かっても、ペンを動かせません。急に勉強が難しくなった訳じゃないですし、勉強内容は頭の中では分かっています。でも、それを書き出せなくなりました。 自分でもよく分からなくて、説明が難しいです。 分かったら多分投稿すると思います。上の内容は報告程度に思っといてください。
入れ替わり 第1話
「ここ…どこ?」 部屋中が真っ白、病院なのかな…目の前に仕切りがある。私はあの時どうなったんだっけ?確か信号待ちしてたら隣の小学生の荷物が車道に転がり落ちて…その子が轢かれそうになった所を…私が助けたんだっけ…あの時死ぬと思ったのによく生きてるな… とりあいず現状を確認しよう…… 仕切りを開けようと立つ。 「あ…れ……体が…軽い…何…でだろう…」全身を見回した……腕にあった青アザが無くなっている!えっ…なんで……と…とりあいず仕切りを開けよう… 歩いて移動し、仕切りの裾を掴んで開けようとした。すると、真っ白の部屋の壁に大きなモニターと下に棚、3つの仕切りがある。真ん中に青いカーペットと机と座椅子があった。座椅子に3人が向かい合って話していた。 「……あ!起きた!!こんにちは!!」 「え…あっ……こ…こんにちは………」 1人が私に気づいて、話しかけた。その子の声に気づいて、あとの2人もこっちを見た。そして、 「こっちに、来て話そう!!」 そう言われた。従っとこう。 「とりあいず、自己紹介からかな… 私は泉宮 茉莉花です。15歳です。 よろしくお願いします。」 「あたしは佐久間 茜!13歳!よろしく!!」 「僕は羽月 尚。14歳だよ。よろしくね」 3人とも自己紹介をした。私もやっといた方がいいよね…… 「…わ…私は狭霧 紬です。えっと……15歳です。よ…よろしくお願いします。」 茉莉花さんが微笑んで言った。 「茜さん、手紙のこと話してもらってもいいかな?」 「はーい!」 茜さんが話し出した。 「えっとね!あたしが一番最初に起きたんだよ!カーテンを開けたら、机の上に紙があってね、紙を見たら “4人全員が起きたらモニターを見ろ”って書いてあったの。」 そう言い、私に紙を見せてきた。
ガラスの中の町
皆さん初めまして 僕の名前はネオンテトラです 周りのみんなからはネオンと呼ばれてます 僕はとっても小さな町に住んでいます この町はとてもいいところでしたが 最近は治安が悪くなっています 町中の雰囲気が悪く 伝染病のようなものが増えてきています 僕の家族は少し前に伝染病で亡くなりました なくなってすぐは悲しかったけど2人の親友が励ましてくれました 2人の名前はプラティとエスペイです 2人もと優しくて、良い親友です 生まれた時から一緒にいて助け合ってきました しかし、最近プラティの様子がおかしいのです 僕の家族のようにいなくなってしまうかも知れません それだけは絶対に嫌です どうにかしてこの状況を変えたいです でも僕には出来ません いや…… 僕たちにはできません 僕たちは魚でこのガラスの中に閉じ込められているから この中で生まれて死ぬ そとにいけないのです
普通の本
同い年の友達に子供だと言われた 意味がよく分からなくて聞き返した あきれながら、幼稚だと言われた 理由を聞いた ため息をして話しだした 人は生まれた時に 小さな真っ白の紙を持っている 成長していくにつれて紙は サイズが大きくなって 量が多くなって 文字が書かれて 色がついて そして本ができると わたしと同い年の人は結構分厚い本になってる でも、お前の本は分厚くない 1cmぐらいの薄っぺらな本 そう言われた その日から考えるようになった どうして自分だけ薄っぺらなのか 考えて、考えて、考えた でも 分からない…全く分からない そういえばあの時本の話をした人が何か言ってたような… なんだったっけ あ…… “普通じゃないからだよ…” そういったんだ
入れ替わり プロローグ
一斉に音を立てながら貫いてくる水、ドアの向こうで笑う声、ポタポタとハサミで乱暴に切られた髪から垂れる水の音、中学校3年間ずっと虐められてきたからもう慣れた。そして、「あと片付けよろしくね〜」と言い去っていくスリッパが音。またか…。最初の頃は誰かが助けてくれるんじゃないかと期待していた。でも、親も、先生も、同じクラスの人も見て見ぬふり。みんな面倒なことに首を突っ込みたくないから。トイレから出て、教室に戻る。今、濡れた制服で帰るには目立ちすぎる。手提げバックを開けた瞬間目に映ったのはボロボロに切られた体育服。絵の具とかペンとかで書くなら頑張ればまだ落ちるかもしれないけど、切られたら直せない。新しく買わないとな…と思いつつ、着替えることも出来ないので濡れたまま帰ることにした。せめて雨が降ってないかなと思い、窓の外を見た。曇っている。あともう少しで降りそうだから少し待とうかなとも思ったけど、時計を見ると6時20分。7時を過ぎると珠姫さんに殴られる。4歳の時にお母さんが亡くなってからお父さんと再婚した珠姫さん。ずっとお父さんに構っていて、私のことに気にかけてくれない。まあ、きにしてほしくないけど。お義母さんと呼ぶと嫌な顔をしてくる。荷物をまとめて、教室から出る。ノロノロと歩きながら靴箱まで向かう。まだ運動部は部活をしているけど、帰宅部は帰っていてもおかしくない時間だ。靴を履いてドアから出る。正門を通り過ぎたくらいに、前から来たおばあさんがびっくりした顔をしてみている。 「あんた、どうして全身濡れてるの?」 と怪訝な顔をして聞いてきた。 「あ…これですか?係の仕事で花壇の雑草を抜いていたら同じ係の男の子が水やりをしていて、間違えてホースをこっちに向けてきたんです。そしたら、全身にかかってしまって…着替えも持ってなかったので…このままなんです」 そう説明すると、おばあさんは 「そういうことだったのね、風邪をひかないように気をつけてね」 と優しく言って役得のした顔をしながら去っていった。 「なんでこれで信じるんだよ」 そう聞こえないように小さく言った。 帰る途中に信号のある横断歩道がある。国道が近くて、車の通りが激しい。そのため、そこの信号は赤の時間が長い。ノロノロと歩いて近寄り、青を待った。先に小学校2、3年生ぐらいのふたりの男の子が話しながら待っていた。 「ゲーム楽しかった〜!」 「そうだな!」 「蓮くんまた土曜日に遊ぶんだよね…羨ましい!」 「だろ!」 「うん」 という会話だった。特にすることもないので呑気でいいなそう思いながら少し離れたところで聞き耳を立てていた。もうすぐで信号が青になりそうな時に蓮という男の持ってた水筒が車道に転がった。慌てて取ろうと蓮くんは車道に飛び出し車に轢かれそうになった。その瞬間私はとっさに男の子のところに駆け寄って、反対側の歩道に突き出した。案の定、蓮は助かったが、私は車に轢かれてしまった。一瞬だったので痛いと言うより重かった。この時、私は死ぬんだと悟った。蓮くんは向こう側で倒れている。肩が動いてる生きてるから多分生きてる。もう1人の男の子は連くんの元ではなく私の元に駆け寄り何か言っている。 「だ−−ょう−−す−」 なんて言ってるのか聞こえない。どんどんと視界が歪んでいく。車に乗ってる人達が何事かと次々と降りてくる。みんな私のことを見てコソコソと言っている。 あぁ…やっとだ…やっと終わることが出来る…このつまらない人生から… 雨が降り始めた。 血にまみれた私の体を綺麗にしてくれる とても…気持ちのいいあめだ……… 気がつくと私は広い部屋の白い部屋のベットの上にいた。