びーだま
3 件の小説メチル
凸凹のある特性(ADHD)持ちの視界は目まぐるしい。 自宅以外の場所はほぼ敵地なのだ。 外へ1歩踏み出せば 何をしていても人に監視されている感覚に陥る。 あ、あの人…私が髪を整えた瞬間に目があった。 髪色がおかしいと思われてる? あ、あの人…さっきもこのお店の中ですれ違った。 調味料ごときに優柔不断すぎだろって思われてる? “考えすぎ” そんなこと分かってる。それでも気になる あっちの人の目 こっちの人の目 私のまわりには 目が散っている。
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残夢
なぜ夢は 夢であることに気づけないのだろう。 なぜ目が覚めてから それが夢だったと気づくのだろう。 気づかなければ 幸せなままで居られたのに。 今朝方まで見ていたあの幸せのひとときは いったいどんな内容だっただろうか。
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夏休みが明けたら
隣の席の男子を好きになるなんて、ありきたり? そうかも。 風になびく柔らかそうな髪も 眠そうにあくびをする仕草も 授業中の息遣いさえ聞こえる距離。 きっかけなんてない。 いつの間にか惹かれていた。 ぜんぶぜんぶ大好き。 けど 夏休み前に連絡先を聞こうと思ってたのに できなかった。 バイト先がかぶるとか 街なかで偶然出会うとか そういうのはぜーんぶ小説や漫画の中のお話。 現実でそうなれるのは可愛くて積極的な女の子だけ。 私はそのどちらでもない。話しかける勇気さえない。 だから、変わりたい。 夏休みが明けたら 「おはよう」 から始めてみても 遅くないかもしれない。
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