涼風葵
136 件の小説名前
皆さんは自分の名前、気に入ってますか? 私は自分の名前が大好きです。 名前の由来も含めて大好きなんです。 その大事な名前を馬鹿にされたらどう思いますか? 今日の放課後のお話なんですけど 友達と話してて、家族の話になったんです。 そしたら、 父の名前の漢字に 「親センスな笑」とか 兄の名前に 「厨二病みたいな名前」 とか言ってきたんです。 え?なにこいつ 人の名前に文句言ってるのは論外ですよね? 親が考えて、悩んで決めてくれたものにセンスが無い? 厨二病みたい?ふざけんなよ 腹立たしい。 私は普段怒ることないんです。体力使いたくないので。 だから舐められてんですかね。 なんでも許す訳ないだろ。 ばーか!! 言葉使い荒くなってしまいました💦すみません。
統括局公開資料 抜粋
管理番号:R―01 個体データ 【基本情報】 氏名:天城 玲奈 年齢:十七歳 立場:秘術機関 最高責任者 【身体的特徴】 身長:168cm 体格:細身 【術式】 反転支配 世界のルールを反転させる 【兵器】 逆理廻廊 玲奈が「価値」を再定義できる。 強さ ↔ 弱さ 優位 ↔ 劣勢 生存 ↔ 瀕死 希望 ↔ 絶望 ただし入れ替えは必ず対価が発生する。 誰かを強者にすれば、どこかで弱者が生まれる。 【必中効果】 どれだけ実力差があっても、天秤は必ず一度“釣り合う” つまり、最強相手でも“同じ高さ”まで引きずり下ろせる。 しかし同時に玲奈自身もその高さに固定される。 【代償】 本音 ※現在、存在記録に不整合あり
逆さまのお嬢様
天城玲奈は、十七歳にしてこの秘術機関の最高責任者だった。 誰もそれを冗談だと思わない。 彼女が笑えば法律が変わり、 彼女が首をかしげれば常識が折れる。 「だってさぁ、ルールって人が決めたものでしょ?」 軽い声だった。 キャンディを舐めるみたいに無邪気で、残酷。 彼女の力は単純だ。 “反転” 上を下に。 勝者を敗者に。 加害を被害に。 世界の前提を、ひっくり返す。 けれど万能ではない。 何かを裏返せば、必ずどこかが歪む。 今日もまた、ひとつの街が救われた。 暴動は鎮まり、兵器は無力化され、 流れるはずだった血は流れなかった。 代わりに 玲奈の瞳の色が、少しだけ濁る。 彼女はそれを、誰にも言わない。 「えー? わたし元気だよ?」 明るく笑って、足をぶらぶらさせる。 人は彼女をこう呼ぶ。 “悪女” 愛想がよくて、打算的で、 計算高くて、情もあるのかないのかわからない。 でも彼女は知っている。 世界を守るには、 世界を壊せる人間でいなければならないことを。 天城玲奈は、世界をひっくり返せる。 暴動も戦争も、涙も怒りも。 ぜんぶ“逆”にして、なかったことにしてきた。 「だって、平和なほうがいいでしょ?」 明るく笑う。 そのたびに、彼女の瞳だけが少し濁った。 ある日、少年が言う。 「どうして、そんな泣きそうな顔で笑うの?」 反転すればよかった。 問いも、記憶も、ぜんぶ。 でも玲奈は、何もしなかった。 その日から世界は崩れはじめる。 彼女が“逆”を定義しなくなったから。 やがて、人々は彼女を見捨てる。 役に立たない王様はいらないと。 最後に彼女が反転させたのは、 自分の存在だった。 世界は何事もなく回り続ける。 ただひとつ。 誰にも覚えられない少女だけが、 逆さまのまま取り残された。
ご相談🩷🖤
地雷系への偏見ってありますか? 急に変な事聞いて申し訳ないです😿 と、いうのも今度後輩の子と遊びにいくんです。 私は普段サブジラを着ているのですが、なんとなく地雷系って 「歌舞伎町にいそう」 とか 「治安悪そう」 とかの偏見があるのかなぁと思いまして🎀💭 もし、それで後輩ちゃんが嫌な思いしたら私も嫌だなぁと… 考えすぎでしょうか?
最終楽章
2500年 9月1日 午前11時24分 もうすぐ、世界は終わるだろう。 人類が積み上げてきたものはあと数時間後には全部消える。 人々は未だ世界が終わることを嘆いている。 愛する人といる者。 全財産を使い切ろうとする者。 まだ希望はあると信じようとする者。 馬鹿馬鹿しい。 もう全て終わる。全部、全部、全部。 それなら 最期はひとりで音を奏でたい。 また、あの丘で。いつかのあの日みたいに。 鞄に付けていたラジオの機械音が響く。 水の底で鳴っているみたいに、くぐもった音が響く。 それすらも、心地いい。 弓を引く。 けれど、音がしない。 さっきまで確かに鳴っていた旋律が、 砂みたいに崩れていく。 2500年 9月1日 午後13時40分 世界から、音が消えた。
世界が終わる日
放課後の図書室はいつも少しだけ夕焼けの匂いがする。 窓際の長机で、僕はいつも通りノートを広げていた。 数学の宿題なんてどうでもよくて、本当の目的はただひとつ。 「また真面目な顔してる」 背中越しに声が降ってきて、僕は顔を上げた。 そこにいるのは、同じクラスの愁。 制服のネクタイをゆるめて、当たり前みたいに隣の椅子に座る。 「真面目じゃないと点数取れないんだよ」 「嘘。どうせ半分くらいぼーっとしてたでしょ」 図星すぎて言い返せない。 愁は笑いながら、僕のノートをのぞき込んだ。 その距離が近くて、胸の奥がじわっと熱くなった。 この時間が、僕は好きだった。 特別な約束があるわけじゃない。 でも放課後になると、どちらからともなくここに来て くだらない話をして帰る。 それだけの関係。 それだけ、のはずなのに。 「ねえ、優」 「なに?」 「もしさ」 愁は窓の外を見ながら、軽い声で言った。 「世界が終わる日が来たら、どうする?」 「急になんだよ」 「いいから。想像してみてよ」 ペンをくるくる回しながら、彼は楽しそうに笑う。 僕は少し考えてから答えた。 「普通に家でごろごろしてると思う」 「えー、つまんない」 「だって終わるなら頑張ってもしょうがないじゃん」 「じゃあさ」 愁は椅子を少しだけ近づけて、小さな声で続けた。 「その日だけは、ずっと一緒にいようよ」 心臓が、跳ねた。 冗談みたいな言い方なのに、なぜか真剣に聞こえた。 「なんで?お前友達多いだろ」 「だってさ」 夕焼けの光が、彼の横顔をオレンジ色に染める。 「優といる時間が、一番落ち着くから」 そんなの、ずるいだろ。 僕がどれだけその言葉に弱いか、 きっとこいつは知らない。 「大袈裟だよ」 「本気なんだけどなあ」 愁は笑ったまま、窓の外に目を戻す。 「だからさ。約束しよ」 「約束?」 「世界が終わるまで一緒にいようね」 まるで映画のセリフみたいに、さらっと言う。 でもその言葉は、僕の中に静かに沈んでいった。 「…なにそれ」 「ダメ?」 「ダメじゃないけどさ」 僕はノートの端に目を落とした。 「じゃあ、約束」 愁は満足そうにうなずく。 そのとき、チャイムが鳴った。 今日という日が終わる合図。 「帰ろっか」 「うん」 二人で並んで図書室を出る。 廊下の窓から見える空は、もう夜の色に変わりかけていた。 世界なんて、たぶん簡単には終わらない。 それでも―― もし本当に終わる日が来たら。 僕はきっと、この人の隣にいるんだろう。 大げさで、ばかみたいで、 あたたかい約束を抱えたまま死んでいくんだろうな。
花
傷ついた分、 人に優しくなる。 先が見えないから、 互いの手をとる。 生まれ直せないから、 自分を好きになれる。 人はまるで 悲しみの中で育つ花ですね。
ごはん
最後に私はほうれん草を茹でました。 みりん、だし、醤油で浸して 最後に鰹節を乗せました。 おひたしおひたし。
先輩たちの言葉
相棒の背中を誰よりも信じた。 離れない理由を作り続けた。 好きじゃなかった。 それでも離れる理由にはならなかった。 独りじゃ強くなれなかった。 背中を守れるなら、それでよかった。 一度逃げたから、誰より優しくなれた。 立てなかった時間も、無駄じゃなかった。 戻る場所があることが、強さだった。 笑顔の裏に、誰にも見せない葛藤があった、
「████」
崩れた交差点の端で、俺は踵を返した。 煙も、悲鳴も、全部背中に押しつけて。 関わらない。 それが一番安全で、正しい選択だ。 走り出そうとした、そのとき。 「……助けて」 聞こえた気がして、足が一瞬だけ遅れた。 でも構わず進もうとした。 次の言葉が、追いかけてきた。 「助けて、ヒーロー」 違う。 俺は違う。 振り向かずに、そう思った。 誰かが直ぐに来る。 そうだ、直ぐに。 ヒーローなんて、名乗ったこともない。 力もない。 誰かを助ける覚悟もない。 それでも、逃げる途中で気づいた。 背中が、やけに重い。 走れば走るほど、あの声が離れない。 呼ばれたのは、期待じゃない。 たぶん、間違いだ。 角を曲がったところで、サイレンが聞こえた。 本物のヒーローたちが来る。 それで全部、なかったことになる。 俺は立ち止まらずに、そのまま家へ帰った。 テレビでは救助の映像が流れている。 誰も、俺のことなんて知らない。 それでいいはずだった。 でも夜、目を閉じると、 振り向かなかったはずのあの場所が浮かぶ。 逃げ切ったのかどうか、 俺にはまだ、わからない。 ◀◁◀ 俺は逃げた。 それは事実だ。 崩れた街角で、あの子どもは俺を見ていた。 「助けて、ヒーロー」 そう呼ばれた瞬間、俺は振り向かなかった。 走った。 正しい判断だと、自分に言い聞かせながら。 数年後。 ニュースに映ったヴィランの映像を、俺は見ていた。 仮面の奥の目が、妙に落ち着いていた。 破壊でも、怒りでもない。 ただ、誰かを試すみたいな目。 アナウンサーの声と共に昔の映像が流れた。 「過去に、救助を求めたが助けられなかった経験が——」 そこでテレビの音を消した。 画面の中の憶測の年齢。 場所。 瓦礫の映像。 一致していた。 俺はソファから立ち上がれなかった。 あの日、俺は何もしなかった。 だから、俺が“原因だ”と言うのは、 きっと傲慢だ。 世界は複雑で、選択は無数にある。 たった一度、呼ばれただけで決まるほど、 単純じゃない。 それでも。 もし、あのとき振り向いていたら。 助けられなくても、否定だけでもしていたら。 地球は今日も回っている。 俺は、ただの一般人のままだ。 画面の中で、ヴィランが一瞬だけこちらを見る。 もちろん、目が合うはずはない。 それでも俺は、 あの子に呼ばれた名前が脳裏をよぎった。 「████」