涼風葵
30 件の小説青春
帰り道、バレないように行ったカラオケ。 行きたくないって言いながら行ってた部活。 体育館まで走ってた時。 いつの間にか本気で取り組んでいた体育。 図書室で待ち合わせて勉強。 合唱コン、皆で円陣組んだこと。 毎日嫌がりながら着てた制服。 入るのが嫌だったプール。 一目惚れから始まる恋も 「またね」って言える帰り際の教室も 全部が私の青春。
「おはよう」
「おはよう」 その簡単な言葉が貴方だけに言えないの。 DMでは沢山話してるのにね。 沢山シュミレーションしてるのに 貴方の顔を見るとどうしても声が出ないの。 ドキドキして、休み時間に話しかけられないの。 明日こそは、 「おはよう!」
努力なんて
「努力が報われるまでやれば…」 誰かにそんなことを言われた。 こんな言葉大嫌いだ。 もう、頑張った、頑張ったよ。 なのに、何で誰も気付いてくれないの? 誰か、助けてよ。 これ以上頑張れないよ。
いじめ?
ある日あまり目立たない女の子に言われた。 「虐めて何が楽しいの?」 息が止まる様な気がした。 別に虐めてるつもりは無い。 そんな事したことはない。 なのに、虐め?私が? 「やってる側は分からないんだよ」 そう言い残して何処かへ行ってしまった。 ねぇ、 私が悪いの?
夏の音
夏の音がした。 プール帰りの小学生達。 「公園まで競走しよう!」 「え〜走りたくないよ」 そんな声が聴こえた。 蝉の音が聞こえた。 ミーンミン。 余計に暑くなるような音。 「おはよう」 そう、聴こえた様な気がした。 夏はいつも君の音がするんだ。
もしもの話
もしも明日私の世界が終わるなら。 明日私が死ぬのなら。どれだけの感謝と後悔が有るだろう。 もしも明日死ぬのなら、少し先の未来を考えてみよう。 もしも明日死ぬのなら。 でも、もしも生きる事が出来たなのなら、好きな服を着て出かけよう。 生きる事が出来たら、嫌いな色を全部塗り潰そう。 もしも、明日も明後日も生きれたら 誕生日みたいに祝ってみよう。
だいきらい
どうせ私じゃ無いんでしょう? それなら優しくなんてしないでよ。 ずーっと下手な演技に付き合って、 でも無駄なんかじゃ無いって信じてた。 寝落ち通話だって、デートだって。 どうせ違う子を選ぶらなら、最初からやらないでよ。
第二ボタン
貴方は私に第二ボタンをくれたよね。 あれ、凄い嬉しかったんだよ。 初めての事で恥ずかしかったけどね ホントに大好きだったんだよ。 もしかしたら、なんて思ったりもしたんだよ。 馬鹿みたいだね。 だって、貴方は 苗字は違う人にあげたんでしょ?
秘密
貴方と私だけの秘密基地。 お母さんにも、クラスの子にも教えてない。 二人だけの秘密。 「明日も此処に集合ね」 そう言ってからどれ位経ったのかな。 いつの間にか私だけの秘密になっていたんだね。
レベル上げ
大きな期待を胸に私の学校生活が始まった。 しかし 一年生は殆ど何も出来ない。 屋上も、何も使えない。 でも、 使える様にレベル上げをしていく。 時間を掛けてレベルを上げて、動けるエリアを広げていく。 さぁ、長いゲームの始まりだ。 授業中に急に思いついて書いてみました!