仰せのままに~自己中王子と小柄女子~
1章
4月7日。待ちに待った入学式。高校生に中学の時から憧れを持ち、少女漫画ばかり読み漁っていた私、青寺 天羅(あおでらそら)にとって今日という日は最高の日に、なる予定だった。
“ドンッ”
ヤンキー「おい!!!!!どこ見て歩いてんだよ!!!」
男子「ひっ…!!ご、ごめんなさい。」
天羅「!?」(え?こわぁ、そこらじゅうヤバそうなのばっかじゃん。ヤンキーとかカツアゲとか。高校デビュー楽しみにしてたのに…クラスの大半が男子で女子もキラキラしたギャルばかり、私ここでやって行けるかな。)
天羅「あっ、!西条くん!!」
西条は私と同じ中学で唯一この学校で気兼ねなく話せる人だった
西条「青寺。無事だったか。ここは危ない輩が多そうで心配していた。」
天羅「大丈夫だよ!!同じクラスだったんだ!!ほんと昔から心配性な所は変わってないね」
西条「うむ。」
西条くんは元野球部キャプテンで身長は187cmそれ相応の体格もしていたので大分クラスで目立っていた
a子「うわ、でかくない??笑こわすぎーあの子初日から絡まれてるじゃんクスクス」
b子「それなぁー??笑てか前の席なんですけどぉ〜!最悪ぅ〜。」
天羅「??」(なんで皆こっちみてるんだろう。なんかしたかな)
西条「…」
担任「おーーい席つけー」
ガタガタ
担任「よし。全員いるなー俺が今日から担任だからよろしくーまぁ最初は学校っぽい委員会決めと部活決めするぞおー」
この学校は必ずどこか1つ部活と委員会に入らなければならない。
天羅(よし、部活か委員会でどうにかして友達作るぞ!!)