どみ

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どみ

18 実話を恋愛小説にアレンジして書いています

君を絶対忘れない

彼からのLINEその日から私は彼を意識するようになりました、それから2年もせずに2人の関係が壊れるなんてこの頃は予想もしていなかった、 誠 「よろしく!」 円華 「よろしく!」 誠 「部活にはなにか入ってるの?」 円華 「卓球部だよ!」 誠「すごいね!」 奇跡の席替え なんと私の後ろの席が彼だった なんか毎日緊張している、これは好きなのか、 バレンタイン 友チョコとしてか本命かはさておき、円華は誠に手作りチョコをあげることにした 休み時間ふと後ろを向いておもむろに話しかけてみる、 円華 「まことくん!チョコって作った?」 誠 「あ、もう俺は作ってあげたよ」 円華 「私も作ったんだけど作りすぎちゃってあげてもいい?」 誠 「いいよ!」 作りすぎるなんてことあるのか?これは恋愛として捉えていいのか?誠は心のなかで少し不信感をいだきつつでも少しうれしかった、 修学旅行 バレンタインの後もたまに話すようになり仲良くなった、修学旅行最終日のこと、神社でおみくじをひいた円華は嬉しそうに誠の元へ駆け寄る 円華 「見てー!おみくじ大吉だった、しかも恋愛のところ良しって書いてある!」 誠 「さすが!w」 嬉しそうにスキップする円華を誠は愛おしそうに眺めていた、いよいよ修学旅行も終わり、2人は帰りの電車を待っていた、 誠「円華は班別行動どこ行ったんだっけ」 円華「水族館だよ!」 誠「いいなー、動物好きなんだね!」 円華「それにしても今日寒いね、誠くんは手袋持ってていいな!」 誠は自分のつけてる手袋をとり、無言で円華に手渡した、 誠「しょうがないなw」 円華「えっ、いいの?ありがと!暖かい、」 円華はその手袋になにか温もりを感じた、それは温度ではなく、彼の心の温かさだとも感じた 誠「円華はさ、今日電車の後、バス乗る?」 円華 「乗るよ!」 誠「じゃあ最後まで一緒だね!」 えっこれは、もしかして、円華はまさか彼が自分を好きなわけないと思いつつ少し期待してしまった、 告白と別れ 修学旅行が終わってからも、毎晩9時から10時まで欠かさずLINEを送りあった、それが1週間続いたある日、 誠「俺気になってる人いるんだよね」 円華「えっ、だれだれ??」 誠「まだ誰にも話してないんだよね」 円華「仲良いの?告白しなよ!」 誠「うん、」 円華「どうしたの?」 やばいこれ告白してるようなもんじゃん、実は誠の気になってる人は円華だったのだ、心のなかで嘆きつつ彼は決心した 誠「俺は円華が好きだよ」 円華「私も誠くんが好き!付き合ってくれませんか?」 誠「こちらこそよろしく!」 しかし誠はこの時、過去の恋愛のトラウマがフラッシュバックしてしまった。こんな感じで メンタルが壊れるとは、彼には円華に打ち明けていなかった事があった 次の日、 円華「告白し直したいからさ、放課後階段前に来て!」 誠「うん、わかった」 放課後、教室を出たら誠が円華を待っていた 誠「行こっか」 円華「うん!」 なんか彼の様子がおかしい今日はとても暗い、 私何かしたかな、円華は重い雰囲気を感じながらも階段前に着いた 誠「手を出して」 円華「えっ?」 誠は円華の手を取り無言で修学旅行の時に買ったお揃いのキーホルダーを返してきた、 誠「ごめん、ほんとにごめん付き合うのはやっぱり無理だ、中学の時も彼女いたんだけど、上手くいかなくて」 円華は何が起きているのか分からず何も言い返せず涙しか出てこなかった、誠も円華の手を握ったままひたすら謝ることしか出来なかった 円華はその後ショックで体調を崩し、しばらく学校にいけなかった、誠も円華のことを少し心配していた、誠は円華にLINEをしてみることにした、 誠「今更ほんと自分勝手だと思うんだけど、友達として普通に接して貰えるとありがたいな」 円華「私もそうしたいと思ってた」 誠「ほんとごめん」 完全に前のようには戻れなかったけど友達に戻れてよかったと二人は心から思った でも実際学校で会うとやっぱり気まづさが残った、でも円華はどうしても彼を忘れて諦めることが出来なかった、それを誠は薄々気づいていた 誠「なんでそんなに諦めないの?」 円華「そんな簡単に諦められるほど軽い気持ちじゃないからかな」 円華はもう絶対彼は自分とは付き合ってくれないだから忘れようと思い彼避けるようになった そんな時円華が自動販売機でジュースを買っていたところ彼も買ったらしくなぜか円華に話しかけてきた 誠「なんか新しいジュース出たらしいよ…」 円華「えっそうなの?」 突然だったので円華もぎこちない感じに答えた しばらく沈黙が続いたが、彼は何か言いたそうにずっと立っている、 円華「どうしたの?」 誠「俺なんかやらかした?なんか避けられているような気がしたけども」 やらかした、なんで今更そんなこと聞くのか円華には理解出来なかった 円華「そっちこそ避けてるじゃん、」 誠「は?」 円華「誠くんの裏の顔が怖い、あなたにはそんなのないって信じたい」 誠「あったりなかったりだな」 円華「きっと私は面倒くさい相手だよね、そんなに嫌ならもう告白とかしないし、一生友達だから大丈夫だよ」 誠「いったん落ち着きな、こわいんだよ」 誠はトラウマと不安から彼女のことを鬱陶しいとも感じてしまっていた 誠「もう俺と関わらないでほしい」 円華「好きだなんて信じなきゃよかった」 誠「勝手に信じただけだろ、さようなら」 円華「、、、さようなら」 なんでこんなにお互い努力してきたのに、信頼し合っていたはずなのに、

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君を絶対忘れない