ねむ。
3 件の小説桜
淡い色に包まれながら また君に会える気がして 今年も空一面に舞う花びらよ 違うところで 見てますように あの頃の桜を 思い出してますように 川沿いを歩きながら ふと立ち止まっては 昔の匂いが蘇る あの日の私達は 手を繋いで 笑いあってたよね 芝生の上を歩きながら 走って 追いかけては 寝転がって 空を見上げた あの日の私達は 眩しいと 手をかざしてたよね 桜が咲く頃に 二人で春を感じて 暖かい空気と 暖かい左手 淡い色に包まれながら 花びらが舞い散る 桜色の恋 春の日 自転車に乗りながら ふと降り立っては 君の香りが蘇る あの日の私達は ぎゅっと抱き締めて 微笑んでたよね 怒って泣きながら 冷たい右手を振り払っては 君が走って 追いかけた あの日の私達は 全然 素直じゃなかったよね 桜が咲く頃に 二人で春を感じて 優しい春風と 暖かい左手 淡い香りに包まれながら 花びらが舞い散る 桜色の恋 春の日 春が来る度に 桜咲くたびに 今年も大好きだよ と 胸がいっぱいになって また君を好きになって ずっと ずっと… 淡い色に包まれながら また君に会える気がして 今年も空一面に舞う花びらよ 違うところで 見てますように あの頃の桜を 思い出してますように 淡い色に包まれながら また君に会える気がして 儚く空一面に舞う花びらよ 同じように 見てますように 今日の桜を 思い出してますように そんな事を思いながら 今年も桜の雨が降りそそぐ
レモネード
シュワシュワの炭酸に 一欠片のレモンと 甘い甘い蜂蜜 甘くて苦い まるでレモネードみたいに 友達みたいな君 だけど心から大切な人 暑い日差しが降りそそぐ夏の日 初めて会った時の気持ちを 甘くて痛いレモネードのよう 君はいつも眩しいからね お日様なんていらないくらい キラキラしてて 上手く見れないの この人に会う為に生まれてきたんだと 本気で思った 甘くて苦いレモネードみたいに 自転車を2人乗りして 坂を思い切り降りたよね シャボン玉を まるで雪が降ってきたみたいに ふわふわと たくさん降らせたの 弾けるたびに 君の笑顔が眩しくて 小さな子供みたいに はしゃいだよね 小さな不安に襲われた日にも 大事な物を捨てて 駆けつけてくれたよね ボロボロになったあたしを 「大丈夫」と言って キツく 強く 抱きしめてくれた まるで優しいレモネードみたいに たくさん喧嘩もしたよね その度に 降りそそぐ雨が あたしの代わりに泣いてくれた気がして 悲しくて 切ない思いを 余計に苦しくさせたよ 謝る前に 優しいキスをして 黙って抱きしめてくれた それがあたし達の仲直りのしるし もう戻れないけれど 二度と会えないけれど あたしにとって 君はレモネード 甘くて苦い思い出を 夏が来るたび思い出すよ シュワシュワの炭酸に 一欠片のレモンと 甘い甘い蜂蜜 甘くとろけるみたいな恋 幸せな思い出と レモネード
涙色
透明の涙が一粒落ちた それはそれは 新しい春風が真横を通った頃 慣れない場所で 知らない場所で 私の心を蝕む悪魔 朝のおはようから 夕方のさようなら その間の時間は覚えていない だけど一つ言えるとしたら 今日も心に響いた悪魔 そんなに嫌いなの? 私が何をしたの? ただただ時間が過ぎていく 何も知らずに Ah…いつか見たあの日の雲のように ねぇ まだ何も知らないの? 黄昏の空に問いかけてみては いつも綺麗に微笑むだけ 何か言って欲しいのに 綺麗に微笑むだけ 今日も切ない… 水色の涙が一粒落ちた それはそれは 今日も悲しい事があったから いつまでも どこまでも 私の気持ちを蝕む悪魔 昼のこんにちはから 夜のこんばんは その間の時間は覚えていない だけど一つ言えるとしたら 明日も心に響いた悪魔 今日もいつもの悪口? つまらない会話? ただまた時間が過ぎていく 何も知らずに Ah…いつか見たあの日の波のように ねぇ まだ何も気付いてないの? 水平線の奥に問いかけてみては いつも優しく宥めるだけ 何か言って欲しいのに 優しく宥めるだけ 今日も寂しい… 坂道を登って 空を仰いで 大きな声で叫ぶことが出来たなら Ah…いつか見たあの日の雲のように ねぇ まだ何も知らないの? 黄昏の空に問いかけてみては いつも綺麗に微笑むだけ 何か言って欲しいのに 綺麗に微笑むだけ 今日も切ない 今日も寂しい 明日は虹色の涙がこぼれ落ちますように…