ピピチャン㌠

6 件の小説
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ピピチャン㌠

超短編小説家。 嘘です。趣味の範囲のただの暇つぶしです。

『なぁ、マガツ。 怖いか?ぜーんぶお前が悪いんだよ。』

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牋

さよなら。全ての愛するもの達よ。

辛いことばかりの人生に 希望をくれたのはあなた達でした。 悩んで。 悩んで。 悩み抜いた結果、 こんなことをしてしまう 私を許して。 さよなら。 全ての愛するもの達よ。 悲しいことばかりの人生に、 喜びをくれたのはあなた達でした。 泣いて。 笑って。 過ぎ行く時間の果てに、 あんなことを言ってしまった 私を許して。 世界を眩しく照らす朝の太陽のように 世界を優しく包む夜の帳のように あなたの道が どうか 安らかなものでありますように。 さよなら。 全ての愛するもの達よ。

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ひよクロハチャメチャ学園祭!?

ここは私立ひよクロ学園!今は、学園祭の真っ最中なのである!彼女達、何やらものすごい出し物があるらしいーーー!? ポ「はーいよってらっしゃい!見てらっしゃい! 安いポポ〜 ニチャァ」 セ「八百屋か!」 ポ「セイッちゃん今日もキレッキレポポねぇ〜」 ユ「もう五分前だけど…メイド服に着替えないとヤバくない?大丈夫?二人とも……」 セ「…!やばいいいいいいいい!!!」 ポ「やべぇポポー!!!!!」 紫「ふぅ……今日も世界は平和だ……」 海「おい紫水、それフラグ。」 紫「いやいやまさか〜wwてか茜音くん、全然喋んないじゃーんwwもしかして緊張してる?ww」 茜「う、うるさいなぁ!てかもう開店時間じゃん!」 海「茜音!鮮度管理よろしく!」 紫「あとバイトリーダー!」 茜「もう!いつまで擦るのそのネタ〜!!!!!」 これより、異世界喫茶【緋翼】、開店!!! セ「ご注文お伺いしま〜す!」 女1「スライムゼリータピオカジュースひとつ!」 セ「スライムゼリータピオカジュース入りましたァ!」 全員「ありがとうございまぁす!!」 ……なぜノリがホスト…? ユ「さぁ、それでは皆さんお待ちかね!我らが喫茶店のバイトリーダー、茜音カンナによる早業クッキング、とくとご照覧あれ!」 茜「バイトリーダーじゃない!!」 ツッコミを入れつつ軽快にスライムを捌くカンナちゃん。流石としか言いようのない見事な腕前だ。 子供「ねぇねぇ、しょーかんしのおねーちゃん、そのすらいむ?ってやつ、いっぱいだせるの?」 涼「そりゃもういっぱいね!見てろ〜?【スライム達よ!百の群となりて我の前に顕現せよッ!スライム召喚ッ!】」 紫「おいちょっとネモ君!百体も呼んでどうする!!うわっ!?」 押し寄せるスライムの波!ひよクロ、絶体絶命ー!? 茜「くらえ!カンナスラーッシュ!!くっ…!数が多すぎる!!カンナスラーッシュ!!」 海・紫「「技名1回1回叫ぶの!?」」 茜「うるさいっ!筆者がそうしてるんだから仕方ないじゃん!!それよりも…!」 ポ「このままじゃ…全員もれなく薄い本になっちまうポポ〜!」 ???「お困りのようだね。諸君。」 全員『!?あ、あなたは…!?』 りいちゅ「 ここは私に任せろ!【佰針 獄門】!!」 スライムの核を的確に突き、仕留める。まさに神業だ。 ポ「りいちゅ〜ん!!怖かったポポ〜!!」 キ「だ~め〜!これキキのりいちゅん〜!」 こうして、私立ひよクロ学園学園祭は、 大成功(?)終わったのであった!!

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狂薬(製作途中)

1日目。

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闇病(ヤミ)※充分なSAN値を用意してから見てね。

何時からだろうか。死にたい。その言葉が口癖になったのは。 漠然とした将来への不安。 周りからかかる期待という名の重圧。 「いいよなお前は賢くて。」と言う友人からの軽薄な言葉。 そして、1人でこなすには到底不可能な量の学校の仕事。 生きることがこんなにも苦しいならば、産まれてきたくなどなかった。心の底からそう思う。 現実なんていらない。 こんな世界、滅んでしまえばいい。みんな消えてしまえばいい。親も、クラスメイトも、先生も、友人も、そして、自分も。 いつからか、人の好意ですら好意として 取れなくなってしまった。 そのせいで傷付けた人も沢山いた。 『おい。聞いてるか?死にてぇなら死ねよ。 …死ぬ勇気もないクセに。』 何かの間違いで心臓止まらないかな。 無理か。 何時だったか。友人に、「病んでんのキモ。」と言われたことがあった。…私だって好きで病んでるわけじゃない…!いいよなお前らは。病むくらいまでの経験なんてしたことなくて。お前らなんて嫌い。殺したい。殺す。 人の顔が気持ち悪くて仕方がない。 悪意がみえてしまいそうで。 こっちを見るな。 あぁ、この目が無ければ。この耳が無ければ。この四肢が無ければ。この…脳が無ければ。こんなにも苦しんでないのかな。 死にたい。自分でも笑っちゃうよね。死ぬ勇気すらないくせにしにたい死にたい。ってさ。バカみたい。 ……誰か、殺して。

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闇病(ヤミ)※充分なSAN値を用意してから見てね。

君と紡ぐ物語

「オラァ!とっとと金出しやがれって言ってんだよ!!」 『や、やめて……!ごめんなさい……!』 《ちょっと。うちのこやぎちゃんに何するつもりです?返答次第では…タダでは帰れませんよ…?》 淡く輝く星空のように綺麗な瞳。 その瞳に僕は何度だって恋をするんだ。 これは、幾星霜と愛を重ねた2人の物語ー。 《また…逢えましたね。こやぎちゃん♡》 『ニグ…姉……?ニグ姉!!!うわあああああん!!!』 片時たりとも忘れない。可愛らしく、それでいて艶やかなその姿、少し気怠げで、海のように深く優しいその声。何億年単位で深く、深く、己の海馬に刻まれた記憶なのだから。 『ねぇねぇニグ姉、僕が生まれ変わる間、何してたの? 』 《ぎくっ。》 『なんでぎくってするの!?別にやましいことなんてないでしょ!?』 《……。》 『え、嘘でしょあるの?!でもまぁ嫌いにならないから言ってごらん?』 《…とを……してました……》 ん?何やら物騒なワードが…… 《人をっ!殺してました!!》 『えっ』 《か、勘違いしないでください!!凶悪犯罪者だけです!!!だってだって、仔山羊ちゃんが生まれ変わってきたら平和に暮らしたいじゃないですか!!お願いですこやぎちゃん!!お姉さんのこと捨てないで!!嫌いにならないで!!》 『ぷっ……はははっ!……ニグ姉らしいや。』 『ニグ姉〜…学校行きたくないよぉ〜…』 《よしよし♡大丈夫ですよ〜♡お姉さんに任せてください!♡》 ……へ? 《こやぎちゃんの嫌なものはお姉さんが全部破壊してあげます♡》 『ス、ストオオオオオオップ!ニ、ニグ姉…?もう1回よしよしして?そしたら頑張って行ってくるよ。』 《…ふふっ♡分かりました。君のそういう頑張り屋さんなところ、お姉さんは大好きですよ?♡》 『……っ////いっ、いってきます!////』 なんだよあれ。反則だ。可愛いすぎる。 頑張るのもたまには悪くない…かも。 『ニグラスお姉様……』 《?どうしたんですこやぎちゃん。そんな改まって正座なんかして。》 『……お願いしたいことがあります。』 《なぁーんだ!そんな事ですか!もちろんです!お姉さんのこと、いっぱい頼ってください!♡》 『僕にっ!!!ファッションを教えてください!!!!』 《ごめんなさいよく聞き取れなかったかも知れません…もう1回お願いします!》 《ファッションを教えてください!!!》 《……。へぇ〜…まさかこやぎちゃん…浮気ですか…?》 『…え?!僕はただ……!』 《ねぇ!!お姉さんに足りないのは何!?教えてよ!!!お願いだからお姉さんのこと捨てないで!!!!》 まずい。すでに彼女の耳には僕の声など届いていないようだ。 『違うんだ!!!聴いて!!!ニグ姉!!!!』 『何が違うって言うんですかッ……!この裏切者ッ!!あんなに…あんなに愛してるって言ってくれたのに……!!!』 憎しみ、嫉妬、怒り、絶望…ありとあらゆる負の感情を抱えた瞳が、僕の首に手をかける。剥き出しのまま向けられた敵意で喉が締め上げられる。苦しい。痛い。呼吸が…できない。意識が…遠のく。 『ん……』 目が覚めるとすでに陽は落ち、心地良い夜の 帳が空一面に広がっていた。 《…!こやぎちゃん!!!》 『ニグ姉…僕、ほんとに浮気してないよ。ただ……その…こ、今度お出かけに誘おうと思って…ニグ姉の隣歩くなら変なカッコ出来ないでしょ…?だから……』 《そうだったんですか。。ごめんなさい。。お姉さんが君の話を最後まで聞いていれば。。もうお姉さんのことなんて嫌いですよね。。君のことを殺しかけて。。》 『…嫌いになんてならないよ。でも、裏切者って言われた時、正直すごく傷ついた。嫌われたんじゃないかって…怖かった。』 《こやぎちゃん……本当に…ごめんなさい。。》 『悪いと思ってるなら…ぎゅってして…?♡』 その後も、二人でたくさんの物語を作った。 その一つ一つが満天の星のように光輝いていた。 でも、物語には必ず、終わりがあるもので。 『今世も…ニグ姉と出逢えて…本当に良かった…』 真っ白な病院の一室で、最期の時間を過ごす。 《こやぎちゃん…お姉さんもです…》 口を噤んで俯く彼女を慰めるように、彼女の頬に手をあてがう。 『…そんなに悲しい顔を…しないでおくれ…?ニグ姉が悲しんでると、僕まで悲しくなってくるよ。』 《…。こやぎちゃん…最後にひとつだけ聞かせてください…来世もまた…お姉さんと一緒に物語を紡いでくれますか…?》 『…ああ。もちろんだよ。』 『ニグ姉…愛してる…』 プルルルルルル…プルルルルルル… 《…こやぎちゃん…ずるいです…自分だけ言いたいこと言って死ぬなんて…お姉さんにも…一言くらい言わせてくれたっていいじゃないですか…》 土砂降りの外を眺めながら、呟く。 《やはり慣れませんね…お別れは。……また逢いましょうね。こやぎちゃん。お姉さんと約束、破ったりしたら承知しませんよ…?愛しています。こやぎちゃん。》 こうして、彼女は待ち続ける。愛する者と再び物語を紡げることを願って。 あとがき 読んでいただき、ありがとうございます〜! 今回のコンセプトは、【切なく、そして美し純愛】です。執筆者の欲望、願望、そして性癖が見える作品だったような気がしなくも…?なるべく、"ニグ姉らしさ"を出した作品に出したつもりなのですが、これは是非ともご本人様からの感想が聞きたいところ。。 最後になりますが、お姉様のヘラッなところも、ダウナーなところも、優しいところも、 頑張り屋なところも、可愛いところも、かっこいいところも、メンタルよわよわですぐ泣いちゃぅところもぜーんぶ大好きです!!!愛しています!!!暑いのでこまめに水分とったり、ご自愛くださいです〜!

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君と紡ぐ物語