119 件の小説
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不定期更新です!よろしくお願いします!ちなみに高校生です。いいねやフォローしてくださった方にはフォロー返してます! MBTIはENFP-Tでした。

庶民すぎる貴族 回転寿司編

私は、とある屋敷でメイドをしています。 給料も良く、仕事への不満はないのですが… 「お父様!見てください!お寿司が回転していらっしゃいますわ〜!」 やっぱり、庶民派すぎません?この人たち。 「お父様、この回るお寿司屋さんはなんと言うんですの?」 「この寿司屋は回転寿司と言うんだ。美味いぞー?」 旦那様はそう言いながらタッチパネルを操作し、ビールジョッキを注文した。 「アサヒが一番美味いんだから、ビールは。……どうだ?」 私に視線で語りかけてくる。お断りします。 私ワイン派です。 「では私はポテトを頼みますわ〜!」 ……寿司は? 「追加で唐揚げ!」 ………寿司は? 「以上でよろしいでしょうか」 …あっ、私頼むの忘れてた。 「サーモン3皿お願いします」 そう言ったら、旦那様が驚きながらこちらを見てくる。 「……唐揚げは…?」 「…私は寿司を頂く場所だと思っているので」 「そうか…」 「私と一緒にポテト食べましょうよ〜」 「サーモン先食べてもいいですか?」 「構いませんわ」 最早、庶民派どころか…ただの変人ではないですか。

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愛を追い求め続ける幽霊

夜の校舎に忍び込む。心臓の音がよく聞こえた。 幸い、警備もいない。このまま屋上までいけそうだ。 昨日の罰ゲームのせいで、こんなことに…… 僕はそういう、非科学的なものは信じない。そういう性分だ。 ただ、この妙な焦りだけは隠し切れそうもなかった。 【出る】と噂されている屋上に辿り着いた。 ……いる。半透明な、女性の姿形をした幽霊が。 仕草から見るに、泣いているらしい。 このまま帰るべきだったのだろう。僕は。 でも隙間から覗かせたその美貌に敵わなかった。 僕は足をそちらへ向け、一歩、また一歩と進んでいく。 「あなたは…もしかして…!」 半透明の美しい女性が僕の方を向いた。 「雄馬くん…?」 違う。僕は雄馬ではない。 それに、雄馬なんて名前は聞いたことがない。 「雄馬くん、やっと来てくれたんだ。待ってたよ」 そう言いながら、こちらに手を伸ばして触ろうとしてくる。 途端に恐ろしくなって、咄嗟に手を払い除けた。 「…ユウマ…クン…?なんでワタしをこばムの?」 「…ソんなの、ユウマくンじゃ、なイ。ニセもの」 そう言いながらすっと立ち上がった幽霊は、カッターを取り出した。 「雄馬クん、安心しテ。偽モのは私がケす」 お互いの手が届くほどの至近距離から繰り出されるカッター。 幽霊の腕を掴んで、カッターを押さえ込む。 「ツキハ」 「ツキハツキハツキハ」 そんな謎の暗号を繰り返していた。 僕は幽霊を張り倒し、急いでその場を離れた。 「なあ、あいつ罰ゲーム以降どこいったんだろうな」 「いやー、知らねぇわ。早く見つかるといいけどなぁ」

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死んでしまったあと

私は「死」や「死別」をテーマにした作品を書く身だ。 だからこそ、人が死んでしまった後というのは、ある種興味深い。 私の祖父母の遺骨は納骨堂に納められている。 骨箱、というものを初めて持った。 「こんなに軽いのか」無礼かもしれないが、そう思った。 今目の前を歩く人々も、話している友達も、私自身さえも。 最終的に、これほど軽い物体になってしまう。 その事実は残酷なようで、なぜか温かかった。 手を合わせて祈り、そのあとお経を聞く。 お経。何回聞いても意味を理解できる気がしない。 「死者に語りかけている」ということらしい。 今後一生、私にはわからないだろう。 同時に私は、死を軽く扱いすぎなのではないかと思った。 死を書く。それすなわち、死を物語の要素にするということだ。 人の死を。 物語にインパクトを持たせるために。 ただ、私たちは死を知らない。 死んだ後のことは、誰も何も知らない。 だから、想像で書く。死というものを。 書くことで、死というものに近づこうとする。 そう気づいてから、私はこう結論を出した。 私は死を知るために、死を書いている。 今まで意識したことすらなかったが、なぜかしっくりきた。

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エンディング

20年弱に及ぶオープニングが終わった、「人生」という映画。 オープニングのクオリティは高く、文句なしだった。 中身はどうだ?…はっきり言って、駄作だ。 あの頃持っていた目標はどうした? 毎日、楽しく過ごしてるか? なあ、知り過ぎたんだよ。俺らは。 大人、ってやつの汚いところをさ。 友達と行く祭り、カラオケ、楽しかったよな。 15分の休み時間でたくさん遊んでたよな。 今は? …そうだよな。15分なんてすぐだよな。 デスクから立って、少し伸びをして、それからコーヒーでも飲んでりゃ15分なんてすぐだ。 昔は俺らもわからなかった。 「あの頃が一番楽しかった」の意味が。 もうわかる歳になっちまったよ。 俺も、お前も。 残酷だよな。オープニングが一番面白い映画なんて。 1人って寂しいよな。 大人になると友達じゃなくなるんだ。 知り合い。グレードダウンさ。 家族で行ったテーマパーク、観光地。楽しかったよな。 高速のサービスエリアとか、妙にワクワクしたよな。 もう、ワクワクしないよな。 そんなこと思ったの、何年前の話だろうな。 …今、俺らが監督なんだと思う。 俺らの人生を踏まえて、新しい映画を作るんだよ。 だから、エンディングにはまだ早いんじゃねぇかな。 俺達は楽しかった思い出を作る側なんだ。 分かるだろ。もう、受け取る側は終わったんだ。

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蒼の書き方講座(新規様向け)

※蒼なりのやり方です。100%真似て合えば幸いですが、形式等合わない場合は各自で改善することをお勧めします。 どうも、蒼です。 小説のネタが少なくなってきたのでお茶濁しでは…ないですけど。 新規さん向けの書き方講座的なのを行おうと思った次第です。 …ぶっちゃけ、N1(大規模大会)優勝者様とかの作風を参考にした方がいいような気はします。  あ、すいません。そろそろ本題入りますね。 1 適度に空行を挟んで見やすく ご覧のように、私の文章には空行が挟まります。 感覚的には2〜3行の文章書いたら1行のペースですね。 目立たせたい時は書いた1行以外を空にすることもあります。 こんな感じに。 空白の視覚的な効果って意外と大きいと個人的に思っていまして。 一般的な小説でこんなに空白用いるのって少ないですよね。 ここまで空白を使え!とは言いませんが、少し余白があると見やすい文章になると思います。 2 文章は適度に短く 文章は1行で、長くて2〜3行で終わるように調整しています。 こちらも視覚的な話にはなるんですが話の途中で文章が上下するのちょっと見づらくないですか? という話を友人にこの前したら、「お前小説向いてないよ」と言われてしまいました。悲しいね。 個人的には見づらいなと思うことがあるのでこうしています。 3 【強調するところは強調する】 鳥の魔物を退治すると、鍵を落として逃げていった。 鳥の魔物を退治すると、【鍵】を落として逃げていった。 どっちがいいと思いますか? 最初から物語中で重要なものとして扱うのであれば、【鍵】の方が分かりやすいと思いませんか? 強調することでその単語が目に入りやすくなりますし、その物語を読んでいる間は「これが重要なんだな」と理解して読み進めることができます。 伏線を貼る時や伏線回収型の作品には向かないかもしれません。 なのでそれ以外の作品に限られはしますが… 私としてはかなり意識して書いています。 以上3点が、私が小説・物語などを書く際意識していることですね。 以上の3点を参考にするなり、役に立たないから別の人の参考にするわ!でも大丈夫です。 自分に合った書き方を少しづつ、探していきましょう。 あ、あと読者様は大事に大切にしましょうね。 読んでもらえることって当たり前ではないですから。 さて、次のネタどうしよっかなぁ…

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鈴(ホラー注意)

えー、別にね。事故物件ってわけじゃないんですけど。 休日の昼ぐらいにね、鳴るんですよ。鈴が。 うちの近所に神社があるわけでもございませんし ご近所さんは犬も猫も飼っちゃいないんですね。 ただこう、チリンチリンって小気味良い音がするんですね。 うちも鈴を買ってるわけではございませんから、 外の方から音がするんですね。 かれこれ鈴の音を何十年は聞いてますがね、 特に何か起きるわけでもないんですね。 ただ1年前からちょっと鈴の音が強くなってきたかな? と、ふとそう思ったんですね。 そして一週間前から生活音すら聞こえなくなるほどになりまして。 こりゃ流石にまずいと。そう思って神社に電話したんですよ。 事情を説明したら神社さんから一言、なんて言われたと思います? よく生きてたね   そう仰られたんですよ 今鈴は鳴らなくなりましたがね、正体が何かわからないんですね。 あの鈴は一体なんだったのか、そんな話でございました。

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第628回親玉討伐記念会

「また飲み会のお知らせ来たんだけどー」 「最近悪の組織の親玉湧きすぎだよね」 魔法少女。それは、人類の秘策。 突然現れた怪人と呼ばれる生物と、それを使役する組織を壊滅させるためのヒーロー。 かつて少女だった彼女らは、次第に歳を重ね、少女を卒業した。 …マジックウーマンと言った方が正しいかもしれない。 「パープルどうする?飲み会行く?」 「いやー、もうぶっちゃけよくない?私らそんな暇じゃないっしょ」 「でもレッドがどうなってるか気にならない?」 「確かに、レッド痩せたのかな」 『ねぇ、パープル、グリーン。仲間たちに会いに行こうよ』 「だるいからパス」 「ってかあんまりムカつくこと言うと踏み潰すよ?」 『ごめんねぇ…』 今謝罪したのは、彼女らに力を与えた精霊。 精霊は彼女らに力を全て渡す必要があるため、今の精霊は無力なのだ。 『昔はちゃんと構ってくれたのに…』 「は?」「今もちゃんと構ってるじゃん」 『そ、そうだね。構ってくれてありがとう』 パープルとグリーンは精霊にそう言った後、スマホを取り出す。 「あっ、ねー!この人すっごいイケメンじゃない?」 「……あー、それピンクの彼氏だよ」 「…マジ?あいつ媚び上手なだけじゃん……」 「正直私にもどこがいいのかわかんない」 「パープル、グリーン、いる〜?」 「…イエロー!!来てくれたんだ!」 「うん、レッドから飲み会に誘えって言われて」 「……まあ、イエローが言うなら」 「ほら、行くよチビ」 『…は、はい』 「おっすお前ら、遅かったなぁ」 「……レッド。私たち元々来る気なかったのよ」 「まあまあいいじゃねぇか。ほら焼き鳥でも頼めよ」 『のぉ…グリーンのところはどうなんじゃ…?』 『あ、貴方はイエローのところの…酷い有様ですよ』 『そうじゃったか……儂がいい人に恵まれただけか』 「ごめーん!遅れたー!!」 「おっ、ライトグリーンにシルバーじゃねぇか!ほら、こっちこいよー!」 「あ、そういや#FAFAD2と #9932CCはどうしたんだよ」 「今怪人討伐中だってさ」 「そっか、なら仕方ねぇや」 「さて、それじゃ魔法少女諸君!」 「飲むぞぉぉぉぉぉ!!!!」 『元気じゃのぉ…』 そう呟いた先輩精霊。 その言葉を聞いた後、彼女らを眺める。 少しの虚しさとアルコールの匂いを感じたのだった。

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第10回N1 代わりの勇者

ピッ。ゲーム機のボタンを押した。 同時に流れる、聞き馴染みのある、どこか懐かしいSE。 そして表示されるタイトル。 【400年伝説】 いわゆる、レトロRPG。セーブデータを覗く。 ユーザー名:「あ」 マギ『いよいよね、あ。準備はできたの?』 →できてるよ。 マギ『それじゃ、この旅も終わりねー。さっさと終わらせましょ』 「せめて、全クリぐらいしとけよ…」 思わずそう口にしていた。 さっきの会話は、魔王城前で発生するイベント。 …全く、これだから俺の親友は。 「全クリ、すればいいんだろ?してやるよ」 ……人から借りパクしておいて。本当に、身勝手なやつ。 王様『よくぞ魔王を倒してくれた。勇者あ よ。』 王妃『其方に褒美を与えましょう。…何を望みますか?』 ここで、このゲームは終わる。 「…蘇生」 壮大なBGMが終わり、finの字が刻まれた。 ゲームキャラは死んでない。そんなものは教会でどうにかなる。 「望むもの?そんなもん蘇生に決まってんだろ!」 ゲームの電源は既に切れていた。 「あいつを返せよ!あいつを、俺の隣に…」 この世に蘇生薬があれば。蘇生魔法があれば。 ファンタジー。…空想。 あいつが死んだという事実が、空想であってほしかった。 …適当な名前つけやがって。 「あ」だなんて、ゲームじゃどこでも見かける名前じゃないか。 お前はどこにでもいる人間じゃないだろ。 ほら、魔王倒した後に蘇生薬余ったんだよ。 使わせてくれよ、お前に。 俺はまだお前の笑顔を見ていたかったよ。 ……なあ、「あ」。魔王討伐、おめでとう。

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第10回N1 代わりの勇者

ぼやき

私の身の回りでは、よく「青春」という言葉を聞く。 アオハルなんて言い方もするらしい。 身の回りが「青春」という言葉を聞くたび、少し違和感を抱く。 …私含め、今が青春なのに。なぜ青春を語るのだろう。 そんな誰かに話す気もない、ちょっとした違和感。 それは小学生が「小学生ってさこういうもんだよね」 って話をするのと同義だと私は思う。 青春というものを知っている途中なのに。 それに結論をつけようとしている人が多いのだ。 まだまだ未知でいいじゃないか。私はそう思う。 そもそも青春ってなんなのだろう。 具体的に聞かれて答えられる人はどれぐらいいるんだろうか? 恋愛?友達と遊ぶこと?勉強すること?バイトすること? わからない。 でも、わからないままでいい気がする。 分からないことだから。分からないままでいい。 青春がなんなのか、多分死ぬまで分からないから。 だから私は友達と「青春」についての話はしない。 ただ強いて言うのであれば。 この日々が、友達のいる、遊んで勉強して愚痴を言う。 この日々こそが、青春なんだろうな。

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王者の軌跡(ポケモン二次創作)

白黒の世界は、確かに私達の手の中にあった。 ボタンを押せば、いつでも楽しい冒険が待っていた。 通信ケーブルを持っている友達の家に集まった。 進化条件が分からなくて情報交換しあった。 …もちろん、ほとんどが噂でガセネタだったけど。 時間が経ってカラーになり、ポケモン達が動くようになって。 さらにタイプもどんどん増えて、ポケモンの数も増えた。 151匹、251匹。さらに次のソフトでは、135種類増えた。 それに反比例するかのように、私達はゲームから離れた。 恋愛? 勉強? 仕事? 私達は、モンスターボールを投げなくなった。 「殿堂入り、おめでとう!」 そう祝福されることもなくなった。 「お父さん、僕、ポケモンやりたい!」 だから、その名前を久々に聞いた時、懐かしさを覚えた。 「いいよ、買ってあげる。でもお父さんも遊んでいい?」 「いいよ!」 画面を見た時、一番最初に驚いたのは、その画質だ。 3Dで滑らかに動くポケモン達を、私は初めて見た。 「つよいポケモン よわいポケモン  そんなの ひとの かって  ほんとうに つよい トレーナーなら  すきなポケモンで かてるように がんばるべき」 そんな言葉を思い出した。 「お父さん!負けないよ!」 隣に座る息子に目をやると、やる気に満ちた目線を画面に向けていた。 「いけ!ヒトカゲ!」 「いけ!ヒバニー!お父さんをやっつけろ!」 私達の時代とは違う、でも確かに、あの頃と同じ。 久々に、殿堂入りを目指すのも悪くない。そう思った。

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