蒼
17 件の小説どうでもいい話。p2
「今日の怒り方やばくなかった?」 『それな』 「激昂だったな」 『ラージャンかよ』 「見た目ラージャンだしワンチャン」 『やめれ、本人に聞かれたら…』 「まあなんとかなるべ」 『ってか何で怒られたんやっけ』 「そりゃ仲田が黒板消しをラージャンに当てたからよ」 『だからラージャンやめろ、つまりゴリラってことじゃねぇか』 「半分ゴリラみたいなもんだろ…」 『一理あるから困る』 「マジで怖かった」 『分かる。ゴリラだけは怒らせたらダメだわ』 「気をつけないとな」 『そういや今日モンハンしない?』 「お、いいな。お前どの武器使うん?」 『ランス』 「地味っ…」 『は?ランスもだいぶ強いが?』 「強いのは分かるけど楽しいんか?」 『そりゃ楽しいに決まってる。…そう言うお前は?』 「双剣」 『調査兵団じゃん』 「別にモンスターの首は切らねぇよ。尻尾は切るけど」 『ってか2人寂しくね?』 「それな。あと1人欲しい」 『うーん…あ、小野田とか誘ってみるか』 「小野田か…いいんじゃね?」 『ん?ちょい顔赤くない?どしたどした?』 「……」 『もしかして小野田のこと…』 「それ以上言うな」 『へいへい、いやー、高嶺の花にお熱とは。お前も隅に置けないな』 『ま、頑張ってくれや。』 「あ、俺家こっちだわ。」 『OK、んじゃ』
魅せられる。⒈
カランカラン…… 小気味良く、氷の音が鳴る。 少し暗めの店内。洋楽がかかっているそのバーで、1人の美しい女性がワインを嗜んでいる。 疲れていそうな雰囲気を出しながらきめ細やかな肌。真紅の唇に引き込まれ、 黒を基調とした洋装に、白い髪… 貴方とその女性以外、客が存在しないこの深夜。 自然と貴方は彼女の方を見る。 時々目線を逸らしながら見惚れていると彼女と目線が合ってしまった。 「ね、さっきからこっち見て、どうしたの?」 まさか見惚れていた、とは口が裂けても言えないだろう。 「まさか見惚れてたとか?…君も物好きだね」 とは言ったものの、すぐに看破されてしまう。 「一緒に飲まない?…1人だと寂しいし、どうせ2人しかいないんだし。ね?」 貴方は彼女に誘われるがまま、付近の席に腰掛け、彼女と向き合う。 近くで見るとより疲れているのが見てとれた。 なにかあったのかと声をかける。 「うーん…まあ、色々あってさ。親が認知症になっちゃって。……介護疲れっていうのかな?そんな感じかな」 「ずっと気にかけてたのに、とうとう私の名前も思い出せなくなっちゃってさ…」 「って、こんなこと話されてもね。君には関係ないし。」 そう言うと彼女は赤いワインを口に注ぐ。 「はぁ……あっ、君も呑んでみる?美味しいよ」 貴方は徐に一口ワインを流し込む。 確かに良いワインだ。相当高いものだろう。 「お、良さが分かるタイプかな〜?」 真紅の見た目からは想像できない渋味があり、 薔薇の棘のようだった。それを彼女に伝える。 「美しいものには棘がある…ってね。いいじゃん。 私好みの回答だよ。」 彼女の頬はかなり赤くなっている。だいぶ酔ってきたようだ。 「私は…酔ってきたし。そろそろ帰ろうかな、じゃあね、名前も知らない君。」 彼女が会計をして店を去る。 カランカラン…と氷の音が鳴る。 暗い照明に照らされた真紅が煌めいていた。 貴方は煌めく真紅を口に運ぶ。 ウツギが咲く、そんな季節のことだった。
どうでもいい話。p1
「なあ、最近暑くね?」 『それな』 「そろそろ40度行きそうだよな」 『それな』 「それなしか言わんじゃねぇか」 『木にせんでもろて』 「いやそっちの木ちゃうて」 「そいやハンディファン持ってきた?」 『持ってきた』 「ナイス。よこせ」 『剛田武やめろ』 「あー、涼しい」 『俺のなんやけど…』 「お前も当たる?」 『いやだから俺のやって…』 「すまんって、後ちょいで返すから」 『しゃーないな見逃したる』 「サンキュ」 『そういや課題やってきた?』 「なんかあったか?」 『あったろ、ほら……レポート』 「あー………内容パクっていい?」 『ダメだ』 「そこをなんとか…」 『じゃあハンディファン返せ』 「しゃーない、返したるわ」 『なんで上からやねん』 「そら俺が成績で上だからよ」 『美術は?』 「1」 『5』 『はい乙』 (こいつうぜぇ…) 『いまこいつうざ…って思ったやろ?』 「なぜバレた」 『数年付き合ってたらわかるわ、舐めんな』 「レロレロレロレロ」 『花京院やめろ』 「そろそろ走らんとやばくね?」 『それな』
ニフラム!
「ド○クエの勇者強くね?」 『それな』 「特に回復と攻撃両立できるところが。」 『わかる』 《ニフラム!》 『ギャァァァァァァ』 「あれ?お前ドラ○エやってたっけ?」 『いや、やってない』 「ってか今の誰?」 『知らんおっさん』 「誰やねん」 『知らん知らん。ってか、時間やばくね?』 「やっべ」 [ニュースです。○○県△△市の高校で、通学中の男子生徒二名が行方不明になったとのことです。 現場には男子生徒の物と見られる服や持ち物が散乱しており、警察は捜査を進めています。]
日常を書く-2日目
どうも。 お久しぶり?です。 私の夏休みがそろそろ終わりを迎えてしまうのが悲しいです。これをご覧になっている皆様は課題最後にまとめてやる派でしたか?それともコツコツやる派ですか? 私はコツコツやる派なのですが、今回は課題が少なくてありがたい限りです。 …ただし美術、君はダメだ(苦手) …あと、最近カラオケにどハマりしまして。 友人と一緒によく行くんですけど、 おすすめの曲ってなにかありますか? 歌えるレパートリーが少なくて… おすすめの曲教えてくれる親切な方に個人的な希望を伝えると ・暗めな曲(1〜2) ・盛り上がる曲(1) ・最近の流行りに乗れそうな曲 だと嬉しいです。 何卒よろしくお願いします。 では、また次の機会に。
ゼウス神話-上ノ初
うぃっす!ゼウスだ。よろしく! なんか暇だから日記を書いてみることにした。 せっかくだから、世界を何個か作って遊んでみることにした。 でもどんな実験をしよっかなぁ…… あ、そこのお前!今見てるお前だ!お前! なんかいいアイディアないか? ……ゼウスであるこの俺が!直々に再現してやろう! …冗談だって。協力してくれよ。な? (私の拙い文章でも構わない!という方は参加していただけますと幸いです。)
書いたはいいけど恥ずかし……
なんでこんなことになってしまったんだろう。 …それが、今の私の気持ちです。 私は何をしてしまったのか?何をしたから嫌われたのか?それすら、分からない。 ただ嘲笑と、仲のいい人に突然見放されるということが事実として残るだけ。 ……私が何をした? もう、分からない。 ……誰でもいい。私のことを嫌ってる人で誰か教えてほしい。 私の悪いところを教えてくれ。直すから。改善するから。 ……だから嫌わないでほしい。
原神二次創作 磐石の旅-風の国・前編
この物語には以下の要素が含まれています。 ・原神のキャラ崩壊 ・原神のストーリーネタバレ ・謎のモブ また、原神をプレイしていないと理解しにくい部分があるかと思います。 これらをご理解していただいた上で読んでいただけると幸いです。 それでは本編どうぞ。 『あれ、じいさん遊びに来たの?』 「ああ、バルバトス。久々の休暇で旅行をしようと思ってな。」 『ふーん。とりあえず、ダンディライオン酒でも飲んでく?』 「俺のツケにならないのならいいだろう。」 『ちぇっ…釣れないなぁ』 〜エンゼルズシェア〜 [ウェンティさん。そろそろ…] 『へへへ…旦那ぁ〜もう一杯〜…』 「……すまなかった。今回分の代金は支払っておこう。往生堂に請求しておいてくれ。」 「ここのワインは美味だな。葡萄の育成から拘りを感じる。」 『でしょ〜』 「なぜ店主でもないのに誇らしげなんだ…」 『だって僕の国だし』 「信仰の自由があるはずだが…」 『もう、頑固だなぁじいさんは』 「……」
日常を書く-1日目
どうも。見てくださりありがとうございます。 では早速、ただ日常を書き連ねて行こうと思います。 この前、買い物に行ったんですよ。その途中で可愛いぬいぐるみを見つけまして…それ自体に要はなかったんですけど買っちゃいました。 『おかえり園田くん』っていうシリーズのぬいぐるみだったんですけど、犬猫のぬいぐるみの他に座椅子とかもあるみたいで、買ってみたくなりました。 …まあ、座椅子買ったところで酷使してすぐにボロボロになるだけなんですけど…… そういえば、最近なんの曲が流行ってるんでしょうね? バニーガールとか、レモンとか、モエチャッカファイアとか …もう最近聞かなくなりましたよね。 今は一体何が流行っているのやら… 硝子の少年とか?…古すぎるか。 もしかしたらアポロ……も古いかな。 まあまあ、そんなところで初回は終わりにしたいと思います。 もし最近流行ってる曲知ってる方いましたら教えてください。流行りには疎いので… では、また次の話でお会いしましょう。
循環するフィルム-続
前作、循環するフィルムを読んでいない方でも楽しめますが、循環するフィルムを読んだ後だと少しわかりやすくなります。 「新しいフィルムを持ってきましたよゼウス様」 『お、どれどれ…いいじゃん』 「それでゼウス様、前にお渡ししたフィルムは…?」 『ごめん、手滑らせて下界に落としちゃった。』 「そんな頻繁に落とされると困るのですがね…」 『ごめんって、悪気はなかったんだよ!』 「おかげで、《俺の前世は〜だったんだ!》みたいな事を言うお方が増えているんですよ」 『人間も単純だよなぁ。記憶を埋め込むだけで簡単にそれを前世だと思い込むんだから』 「それは人間に対して無礼では?そもそも、ゼウス様がフィルムを落とさなければこんな事には…」 『あー、うるさいうるさい!そういえば、閻魔おじさんに渡すフィルムは足りてるのか?』 「閻魔様はフィルムを5個ご所望ですがゼウス様がボトボト落としたせいで2つしかございません」 『えー、また閻魔おじさんに怒られるのかよ…… 話長い割に中身がないんだよなぁ…』 「自業自得でございますぞゼウス様」 『え?自業自得…ってなんだ?』 「まさかゼウス様自身が人間にお与えなさった言葉をお忘れで?」 『あーあー!分かるぞ!分かるぞそれぐらい!』 「ならいいのですが」 『なぁ映憶(えいおく)神。お前の力でなんとかならないのか?』 「無理でございます。閻魔様に逆らおうものなら、私ごと地獄行きでございます」 『地獄はきついよなぁ…』 「ええ。神の身体ですから、死にはしないものの…」 『あの針山痛いよなぁ…閻魔おじさん趣味悪いぜ…』 「おっと。私は来客が来たようなのでこれで失礼します。」 『じゃあなー』 [おい、ゼウス!またフィルムを無駄にしたな!] 『うわぁ!?突然頭の中に話しかけてくるなよ閻魔おじさん』 [早く地獄に来い!] 『はいはい、今行きますよっと…』