桜夜
9 件の小説ぼっちな天邪鬼
1人でゲームをしていると ふと寂しくなってしまう。 周りを見ればみんなフレンドがいて この世界でぼっちなのは私だけかなと思う。 でもそれと同じくらい 1人が好きだと思ってる自分もいる。 誰かと関わることよりも 1人で好きなことをすることを望んでる。 どっちが本当の自分なのかといつも思う。 他人から依存されることが嫌なのに 心のどこかで私に依存してくれれば 嬉しいのにと思ってる自分がいる。 騒がしくて鬱陶しいと思ってた人が 居なくなった時にふと感じる静寂のような なんとも言えない気持ちがある。 本当は依存している人たちを見ると 羨ましいなって思う。 私はそれが出来ないから。 依存されている側は大抵嫌がっていて そんな風に私も嫌われてしまったらって思うと 怖くて胸の奥にしまってしまう。 これをこじ開けてくれる人がいるのか いや、いない方がいいのか。 だから私のありのままの心はぼっちのまま。 ありのままの心が汚い限りは 天邪鬼なままでしか居られないのです。 PS 久しぶりに書いたら全然言いたいことがまとめられなかった。 私はSkyっていうゲームをしているんですけど、すごくオススメです!
imitate your lover
「ピピピッ」とうるさくなった 目覚まし時計の音で目が覚めた。 隣を見るとまだ眠そうに目を擦る君の姿が見えた。 そっと近くによって首元にキスをした。 昨日つけた跡がまだ残ってる。 「起きた?」と君が私に問いかけた。 んーと曖昧な返事を返しておいた。 窓を開けた彼は隣から出てくるタバコの匂いに 嫌な顔をして即座に窓を閉めた。 そしていそいそと君は着替えを始めた。 何となく目を逸らしたくなって ぼんやりと晴れ渡る空を窓越しに見てた。 「今日の夜また抱いてくれる?」 なんの気なしにふと口から言葉が飛び出た。 いつもはそんな事言わないからだろうか。 彼は少し驚いた顔をして 「どうしたの?何かあった?笑」 と笑いながら聞いた。 んーと返してそのまままた眠りに落ちた。 ふわふわと漂う夢の中で君が額にキスした…気がした。 目が覚めるともうお昼近くになっていた。 何も着ていなかった体は冷えきっていて鳥肌が立っていた。 そこら辺の君のシャツをとって羽織った。 テーブルを見ると 「行ってきます」 という君のメッセージカードが残されていた。 丸文字な君のカードをみて 少し笑みがこぼれた。 日記帳に書くことなんかなさそうなくらい 穏やかで何も無い日だった。 このままこの日々が続けばいいと思った。 私はメッセージカードを手に取りベランダに出た。 そしてオイルの切れかけたライターで そのカードを跡形もなく燃やした。 タバコを吸いながらこの日々がいつまで 続くのだろうと考えた。 君は今日も君の恋人に会いに行っている。 私は今日も君と恋人ごっこをする。
愛されたいと願うのは
私が好きな君の 好きな人は私じゃない。 その人のことを話す時、 その人と会話してる時、 その人と会った時、 表情も声も全然違う。 私の恋は 叶わないし、敵わない。 君が好きなあの子は 私みたいにブスじゃなくて 私みたいに性格が悪くなくて 私みたいに馬鹿じゃない。 絶対にかなうことはないって 分かりきってる。 けど、想像出来るのは 私と君が一緒にいる姿だけ。 馬鹿だからかなぁ、それしか想像出来ないの(笑) 一瞬でも愛されたいと願ってしまった。 だから天罰なのかな。 私の愛は不思議なことに 一つも叶ったことがない。 ねぇ、神様。 愛されたいと願うのは ダメなんですか。 それでも愛してしまうのは 私が馬鹿だからなんでしょうか。
殻を破る
私を包む大きな殻を破ろうとすると いつでも周りがそれを否定する 時には笑い、時には怒る 私はそんな態度に 一喜一憂して また再び殻に籠った。 何度挑戦して何度失敗したことか。 失敗を繰り返すほど 殻は固く重くなり ますます私にのしかかる。 助けてなんて言ったって 私の中で反芻されるだけ それでも私は少しずつ 自分の殻を破ってる 誰にも気づかれないけど 今度は挫けないと決めてる。 変わることは怖いけれど 殻を破ったあとの世界はきっと 軽くて柔らかくて とても美しいと思う。
私は今日もご飯を食べる。
初めに感じたのは小さな違和感だった 満腹=幸せという考えが 私にはよく分からなかった。 私にとって満腹は 喉まで物が詰まってしまって 気持ち悪いという感覚だった。 だからいつも満腹になる前に ご飯を食べるのをやめている。 別に食べるのが嫌いな訳では無い。 むしろ大好きだ。 肉も魚も野菜もなんだって食べられる。 家族はあまりご飯を食べない私を とても心配してくれる。 私がご飯を一足先に辞めると 「もう食べないの?」 「お腹空かないの?」 と言ってくる。 そろそろ理解して欲しい気もするけど 自分の家族がご飯をあまり食べなかったら 私だって心配になるから あまり気にしていない。 それより私が嫌なのは 「○○も食べて。」 という言葉と 「せっかく作ったのに。」という言葉だ。 その言葉を聞くたびに 食べられないことが嫌になってきて なんでこんな体なんだろう と思ってくる。 私だって沢山食べて 満腹だって言いながら笑いたい。 一度にたくさんの種類のご飯を食べて どれが美味しいとか話してみたい。 せっかく作ったのに残してごめんなさい って毎回思ってる。 だから最近はご飯の時間がとても憂鬱だ。 飲み込む物が全部パサパサで 喉に詰まってくる。 今日も私はご飯を食べる。 かけられた言葉を咀嚼して 苦し紛れに飲み込んでみる。 PS 「作りたい女と食べたい女」 食や性に関する悩みを抱えてる方々におすすめの漫画です。私もこれで苦しさがちょっと楽になりました。
理由なんて
この世界は 生きていくにも死ぬのにも 理由がいる。 この学校を選んだ理由はなんですか? それに興味を持った理由はなんですか? その職業につきたいと思った理由はなんですか? 生まれてきたくもなかった世界に 理由なんて持てるはずが無くて 理由って言葉が嫌いになった。 でも死ぬのも理由がなきゃ ダメなんでしょ? 虐待に耐えられなくなったから いじめに苦しむのが嫌になったから 生活することができなくなったから 虐待もいじめも生活苦だってない そんな私がしにたいと思うのは ダメなことですか? 私が死のうとした時 多分遺書は真っ白なんだろう 死にたい理由なんて私も分からない。 理由なんてこの世から消えてしまえばいいのに
来世は君みたいになりたい
「死にたい。」って君はよく言う。 色んな人にいつでも言っている。 私はそれが羨ましい。 私にはそんなことを吐き出せる人がいない。 私だって死にたい。生きたくない。 本当は泣きながら訴えたい。 でも、周りの人が必死に君をフォローしているのを見ると なんだか私も言ったら迷惑になるような気がして いままで心を許せた人なんていない。 君は俗に言うHSPらしいけど 君は知ってる? 私と一緒にいる時に言ってたよね。 「おまえは偽善者だ」って。 傷つくことの苦しみを人一倍分かってるはずなのに 人を傷つけるのを厭わないのはなんで? 人生で1番笑顔を作るのが大変だったよ。 君はよく泣くけど 心と体が離れ離れの私は泣き方が分からない。 君にだけは昔言ってたはずなのに 「傷つきやすくて、何でもかんでも真に受けてしまう。」って。 「死にたい」って。 私は君が羨ましい。 いっぱい死にたいって言える人がいて、 傷つきやすいって言いながら人を傷つけるのは厭わなくて、 心が傷つけばすぐ体にあらわれて、 人の親切を偽善だと言いながら笑えて。 やっぱり君みたいにはなりたくないや。
君と夢でランデブー
今日も学校へ向かう電車に乗る。 だけどいつもより足取りは軽い。 もしかしたら君と一緒だからかもしれない。 列車はゆっくりと出発して、学校前の駅に着く。 私と君は降りる生徒達を眺めながらぼんやりとしていた。 音がしてドアがゆっくりと閉まる。 窓から見ると行き交う人たちは 眩しそうな顔をしながら歩いているのが見えた。 私もあんな人生が送れたらよかったのにとふと思った。 しばらくして電車内にはほとんど人が居なくなった。 まだまだ着くには時間がかかりそうだ。 私は君の肩に頭を乗せて呼吸と電車の音に身を任せて 眠りについた。 ふと目が覚めた。 外を見ると綺麗な青空が広がっている。 「今日を選んで良かった、夢みたい。」 君がどんな顔をしていたかはもう覚えていない。 お昼を過ぎた頃やっと駅に着いた。 私は君の手を取って歩き始めた。 サボるって楽しい。本当にそう思った。 罪悪感などとうに消え去っていた。 砂浜は日が当たってほんのり暖かい。 潮の匂いが私たちを包み込んだ。 そのとき潮風に乗って何か聞こえた気が…した。 「なにか聞こえなかった?」 君はゆっくりと首を横に振る。 まぁどうでもいいことだろう。 日が傾く前にやらなきゃいけない事がある。 私はカバンから紙とペンをとりだした。 「君は書かないの?」 困ったように君は笑った。 「さぁ、そろそろいこうか。」 私はまた君の手をとった。 日が当たっているとはいえ 海の中はとても冷たい。 けれど君ときつく結んだ手が 何故かとても暖かかったような気がした。 これでやっと終わる。全部が終わる。 薄れていく意識の中でふと思った。 (君って…誰だっけ?) そして、全てが真っ暗になった。 あ、夢か。 夢ならさめなきゃ良かったのに。 いつのまにか手をつたっていた涙を拭って 私はもう覚えてすらいない恋を心に刻んだ。
死にたい私へ
いつのまにか作り笑いが上手くなった。 小さい頃は傷ついていた些細な悪口も 聞こえてないふりができるようになった。 好きなこともやりたいことも無くて 本当は全部どうでもいいことを 隠せるようになった 小さな変化に毎日偉い偉いと自分で呟いている。 毎日変わり続ける自分は本当に 自分なんだろうかとふと思う。 テセウスの船という思考実験を知っているだろうか。 テセウスという船の壊れている部品を 取り替え続けて、全部取り換えられたその船は 本当にテセウスの船と言えるのか?という実験だ。 私には分からない。 変わった私は毎日泣いている。 唯一1人になれるお風呂場で、 何も無い私には泣いてる理由がわからない。 YouTubeで明るく喋る人達の声を聴きながら ただ溢れる涙をぬぐうことしか出来ない。 授業中でも家でもお出かけでも 暇になるといつも思い浮かべてしまう。 どこか遠い所へ行って死ぬ私の姿を。 そうなるように願ってしまう。 他の人には死なないでとか そんな事言わないでとか言うくせに、 自分は死にたいと願っている。 こんな矛盾だらけの私は 日に日に体が動かなくなっているのが分かる。 学校に向かう足は重くてだんだん地面に沈んでいるみたいだ。 そろそろ終わりにしなきゃいけないのかもしれない。 多分私は生まれるのが少し早すぎたんだ。 悪口やいじめや差別や理不尽なことが 蔓延る社会は私には向いてなかった。 どうか来世は誰もが笑顔で生きれる世界でありますように。 死ぬ勇気もないくせにね。