藤塚太陽
9 件の小説人間が人間を殺してはならない理由。
「人を殺したいと思ったこと、あるか?」 そいつはそう俺に当たり前でありきたりな問いをかけた。 「ある」 俺は何人も殺したいと思った。 性格が悪い奴。馬鹿な奴。うざい奴。何もしていない奴。 だけど殺しちゃったら全て殺した人が悪いみたいな社会の風潮があるから俺は殺さなかった。 もしそんな馬鹿げた風潮がなかったら、きっと俺は幾度となく何人もの命を殺ってきただろう。 そんな俺の気持ちなんか考えもせず、いや、もし仮に考えたとしてもおそらく何も分からなかったのであろう。そいつは。 「やば」 とだけ言った。 そいつはあまり頭は良くなく、学年のテストの総合順位も下から数えた方が早いくらいだった。 そんな奴も殺したかった。 改めて考えてみた。 なぜ人を殺すのはダメなんだろう。 みんな熊やら蜂やら蚊やら殺すではないか。 なんだったら熊は人間よりも大きい。つまり命も大きい。 人間より大きい命はよくて、なんで人間なんかのちっぽけな命は殺してはダメなんだろう。 いや、殺していいのだ。 紛争や戦争では敵を殺し、殺し、多く殺せばそれだけ報酬を得られる。 どれだけ多くの敵を殺せるか、堂々と考えられる。 だからいいではないか。たかが平時と、有事の違いだ。 殺してもいい。殺してもいい。殺してもいいんだ。ハハ。 次の日。俺は早速昨日人を殺したいと思ったことはあるか、と聞いてきたあいつを殺した。 まず階段で転ばせて顔を蹴った。 その後ナイフで脅して誰もいないようなところに誘導した。 それから縄で縛り上げ、耳を切り落とした。 あいつは叫ぼうとしたがすぐにベロを切り裂き、のどちんこも切り裂いた。 血が食道を通って胃に溜まった。 血が出過ぎるといけないから止血して再度次は目に黒い墨汁を垂らしてその後釘を打ちつけた。 それから1時間後、 ゆっくり、ゆっくり、肺に穴を開けて心臓を中から取り出して殺した。 殺した瞬間。 俺はもう飽きた。 こんなちっぽけな人間の命なんかで遊んでなんになるんだ。 俺はつまらなかった。 ああ、だから人間は人間を殺してはならないんだ。
変人を誇れ。
人と違う! そんな人が僕は大好きである。恋愛的にではない。 僕は自分とは違う考え方を知るのが大好きで仕方がない。 だから『ニーチェ』だの『論語』だの『不道徳教育講座』だのと、妙なものばかり読む。最後知らんだろうな。 そう言っている自分も変だと思うが僕は変でも別にいいと思っている。 変人はクソ野郎よりも嫌われることが多いし、差別待遇が多い。 だけど僕は変人でよい。変人を恥に思う方が変人が強調されるであろう。 変人であれ。自分を愛せ。 ちなみに僕はちっとも僕を愛していない。嫌いだ。
廃墟
申し訳ありません。 私は今日、立ち入り禁止の廃墟に入ってしまいました。 はい、捕まえてください。ですけどその前に言わせてください。 あそこに誰かいるんです。 私はこの辺では有名なホテルの廃墟に入りました。 あ、知らないんですか?あそこはバブルに財閥が建てた代物なのですがすぐに閉まってしまいました。 それから数十年経ってとある噂ができたんです。 「物音がする」 はい、そんなのどこにでもある噂。むしろもうつまらなくなっているような噂です。 ですが、私は気になって仕方がなかったんです。 そんなどこにでもある噂で、そして誰も行ったことがなかったんです。 心霊系YouTuberもです。 いや、一人いました。 私の友達です。 その友達は学校一の美少女。いや、そんなこと言う必要はありませんね。 彼女はよく私に家へ呼んでホラー映画を観ていました。一人で観るのが怖かったのです。 だけど彼女はある日。「心霊スポットで霊を撮るんだ!」って行ったんです。 次の日から彼女はどっと目にクマができてしんどそうになりました。 どうしたの?と聞くと彼女は絶対目を逸らすんです。「大丈夫」って言うんです。 彼女は遅刻も多くなって休みやすくなりました。 彼女は可愛いからいつもみんな寂しがっていました。 それから、彼女は妊娠したんです。 みんな大騒ぎでした。誰と?って。 彼女の人気はガタ落ち。彼女はいじめられて、転校しました。 彼女のことを思うと、なんか、そうですね、かわいそうに思います。 いえ、彼女の話はいいんです。 私は廃墟に入って玄関で見たんです。あれは、ナイフでした。 いえ、食事用のナイフではありません。殺しでもしそうなナイフでした。 さらに奥に進むと、音がするんです。 女の声です。泣いているような、叫んでいるような。 男の声も聞こえます。こちらは強い声で叫んでいます。内容は分かりませんでした。 耳をすまそうとした時、足元に拳銃がありました。 最初は偽物だと思いました。 でも、違うんです。エアガンとかモデルガンではない、金属感。それと、匂い。 私は怖くなりました。走って逃げました。 あそこには絶対に誰かいます。お願いします。見て行ってください。
非童貞の絶望。
俺は童貞だ。 だが、今日、ついに童貞卒業のチャンスが訪れるのだ。 彼女の家でデートをする。 そのことが、俺にとってどのようなことか、お前らは分かるか? 俺はするんだ。 俺は男になるんだ。 セックス。 それはどんなものなのだろうか。 気持ちいいのか。それとも、気持ち悪いのか。 気持ちいいに決まっている! 普段自分一人でやるより絶対!これでもかというくらい気持ちいいはずだ! 女の体に自分のブツを挿れる感覚。 女の胸の感触。女がイク時の声。 それら全てが、俺を本当の男にさせてくれるのだ!! 彼女の家に行く前に俺はコンドームを買った。 別に中出ししてもよいのだが、それは不道徳だ。 女に不幸を訪れさす男は男じゃねえ。 着いた。 俺は平然と堂々として上がり込んだ。 彼女も平然だった。 だが今日の彼女の服は普段よりなんだか露出が多かった。 夜。夜。 ついに夜。 俺は彼女の同じベットに入った。 彼女は甘い誘惑のような顔で俺を見つめた。 俺は我慢できなかった。 そのまま彼女を押さえて、俺は服を脱がした。 彼女は横を向いて、「どうぞ…」と言った。 俺はそのまま胸を揉んだ。 柔らかい。 これがおっぱいか。 これが女の肌か。 俺は勃っている乳首を舐めて、そのまま下半身に手を置いた。 それから30分ほど触り続けて、ついに俺はブツを出した。 これで、俺は男になる。それはどんなに気持ちいいことだろう。 ああ、早く。早く挿れたい!! 俺は彼女に挿れた。 あれ ? あまり、気持ちよくない。 なんだ?なぜだ?こんな…なぜだ。 彼女は「あああ!!」と、気持ちよさそうだが、俺は、全く。 こんなに待ちわびていたセックスは…俺の憧れは。 全く想像通りではなく。絶望な行為であった。
考えるな。感じろ。
話の筋さえ決まっとけばスラスラ文字は浮かんできますよ。 うまく書こうとすると全く思い浮かばないんで何も考えず。 その書いた10作。50作。100作。と書いた内に1作でも傑作が出来たら上出来と考えましょう。 ってどっかの小説家入っていた気がします。 ハイ。スンマセン。
幸せはどちら?
「あたしゃあね?君のような奴ははっきり言って嫌いなんだよ」近所のお婆さんが言うんです。 そのお婆さんはずっとこの町にいてもう今年で90です。 お婆さんは昔弁護士をやっていて、そこで苦い思いで働いて、結局クビにさせられたようです。 小さい頃はよく私を可愛がってくれていました。 お菓子ももらったなぁ。ニコニコ皺を寄せて、私を神様のように見てくれていたんです。 そんな彼女が私に冷たくなったのは、そう、高校入学したところからです。 はっきり覚えています。 友達と笑って話していて途中お婆さんがいたんで挨拶したんです。 ですがお婆さんはシカトしました。 いつもお婆さんは「おかえりぃ」って優しい声で挨拶するのに。 私はお婆さんが何か重い病気にでもなったのかと思いました。 ですが両親に聞いてもさっぱりなんです。 いたって健康で病気になんてなるわけがないようです。 私は寂しく思いました。 毎日、毎日。 私はお婆さんに会うために挨拶をしました。 でも毎日、毎日。 ずっとシカトするんです。 私はムカムカして来ました。 ムカムカしたので今日ついにお婆さんに言ったんです。 「お婆さんどうしたの?」って。 「なんで嫌いなの?」 「あんた…どうせ人間なんでしょ」 何を言っているかさっぱり。きっと認知症ね。 「人間でしょ。お婆さんなんで私を無視するの?」 「だから言っているじゃないか、あたしゃあんたが嫌いなんだよ」 「だからなんで?」 「お前は昔、天使みてえにいい子だった。嘘をつかない。正直で。まっすぐな子だった。 でも、高校になってお前。友達の悪口でも叩いてんだろ?隠れて。そんな陰湿な馬鹿野郎なんか、お前は」 あ…見てたんだ。 「あたしゃ弁護士んころ、ようあったんや、あたしがちょいといい仕事するからってあしのいないところで好き勝手言いやがって…」 お婆さんが弁護士の頃の話をするなんて初めてだ。 「お前もそうなんだろ、ちょっと気に入らなかったら悪口。悪口。人間になってまうんやろ」 それ以来。お婆さんは私と会わなかった。 お婆さんは死ぬまで一人だった。
好きな悪口と独特悪口。ああ性格悪そう…
僕には好きな悪口がある。 これだけ読むとなんと性格の悪い奴だと思われるであろうが…まぁ、そうである。 性格は悪いと僕自身自分をそう思っている。 そんで好きな悪口というのは「馬鹿」である。 この馬と鹿を合わせてバカと読むセンス? いいじゃないすか、ねぇ? これを相手に言う時は「なんだ、この馬鹿」と、最後の締めがよい。 言い切りの感じが好きなのである。 「アホ」はなんか柔らかい感じがして好かん。 「このアホ〜」みたいななんか、ネットに叩かれるのにビビって遠慮しちゃったお笑い芸人みたいだ。そんな奴知らんが。 と、いうような感じで僕は悪口によく「馬鹿」と言う。 それと好きではないが独特の悪口に「この土手カボチャ」というのがある。これはどっかにあった気がするが誰も知らないので僕独特の悪口である。 それと好きな悪口に「さんをつけろよデコ助野郎」がある。 これは相手がさんをつけなかった場合しか言えないため言う機会は少ない。
慣れ
あなたは?はぁ。警察ですか。どうぞ、お上がりください。 それで、なんのようで?なに?うちの主人が…?お隣さんを殴った?はぁ。 そう、主人はいつも乱暴で、よく私も、ほらここ、殴られたんです。 でも外ではあまり内を出さないというか、猫を被っていましたから。 そのようなことはないと思っていたんですがね。 それで、慰謝料?はぁ。100万ほど?いえいえ、そんな大金内にはございません。 お察しの通りこの家はボロで、ええ、お金なんてありません。 主人がパチンコに全て使ってしまいました。 ですので、私は毎晩、毎晩、山まで出向いてええ、虫を取って来ていたんです。 この暑い時期には蝉がたくさんおりますからね。いい時期ですね。 ですから、内にはそんな100万なんて… そうですね。全てあの野郎が悪いんですからね。はは。 あいつを殺して肝臓の一つでも差し出しますから、それで勘弁…ね? ダメ…ですか?じゃあどうでしょう。あいつをお隣さんに引き渡しましょう。 それで一生こき使わされればいいんです。ね?死なないでしょう? 私はそのような苦労を随分と随分と、して来たんですから。 それでこんなに丈夫に生きているんですから。きっと…大丈夫。 ダメでしたらあなたを殺してあなたの内臓でどうです?
どうも、藤塚太陽と申す。
どうも、テラーなんてやっている奴はみんなやばい奴ばっかだ。 なんて言う人は多いでしょうが。そうです。 私はテラーとかそういうの特有の夢小説とか、BLとか、パロとか、そんなのは書いたことありません。 ですがね。とんでもない思想を吐きます。 僕は右翼です。それは分かってもらいたい。 そして変な感性を持っています。本を読みます。ですがその本も変なんです。 『人間失格』『葉隠入門』『金閣寺』『仮面の告白』 僕は三島由紀夫と太宰治が好きです。 ライトノベルなんて読んだことありません。 そんなやばい男を可愛がってください。 ええ、よしよししてください。 そうすればよい小説を書けますからね。うふ!