藤塚太陽
20 件の小説序章
2011年2月16日。 私は母の腹から出てきた。人はこれを誕生日というらしい。また毎年毎年この日を祝うらしい。なんとも嬉しいことだ。 それから1ヶ月で震災が起き、私は小さい頭でそのニュースを見てなんとか理解しようとした。だができるわけがない。 私はその時流れていた音楽が妙に心に付き、毎日聴くようになった。その曲がアンパンマンの主題歌であることは後々勝手に知っていた。 それから私はずっと親の愛を受け、幸せな日々を送ってきたに相違ないが人生、何があるかわからないものである。 一歳半、私は腹を壊した。 それから毎日毎日飯を食うては吐くか下痢か、どちらかしかない究極の選択状態になっていた。 これがお題であったら芸能人はどう選択するだろうか。私はもちろん吐く。 そんな様子を親は知らん顔で見るわけもなく血相変えて病院へ連れた。 入院もして絶食もして内視鏡もして結果が出た。 親は暗い顔であった。然るに泣いてはいなかった。きっと私を思ったのだろう。私は唯一親の涙を見れるであろう機会を失った。 病気は『クローン病』と言うそうだ。 兄弟みたいな位置に『潰瘍性大腸炎』がいる。これは安倍晋三元総理大臣に取り憑いている病気である。 総理大臣と同じになれるならそっちの方がよかったと思う。
『月が綺麗ですね』の言い方。
noveleeに募集機能をウマい具合にグランプリにしている人がいる。なるほどね。 僕もやってみようかしらなんて思ってみたけどまぁこんな奴に審査されても仕方ないしね、うるせぇってもんだよね。 そういうのはしっかりプロにやってもらうべきだよ。noveleeのプロに。 『月が綺麗ですね』 そんなただただ感想をおひとつボソッと言うことで相手は頬を赤らめてこっちを見る。 そんな魔法、いや、ドラえもんの秘密道具みてえな言葉に男は憧れるのであります。 なんか自分が文学少年になったような。キザに月を見ながら言うのです。 ボソッと言うのがコツです。 そんな「月が綺麗だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」って叫んだりしたらよっぽど月が好きなんだなと好きな相手を間違われてしまいます。 なんか…心の声が漏れてしまって…みたいなそんな…いや心の声が漏れたんだったら普通に感想になるな… 漏れるんだったら『好き…』になるよな…… とりあえずボソッとロマンチックにでも心の声が漏れたようになるのではないように!!言ったらあなたの恋は確実に実ります! ちなみに僕が言われる側だったらそんなキザな頭いいアピールしてる告白絶対振ります!!
女について考えるけどねぇ。虚しいねぇ。
女が機嫌悪く泣いてらしたらなにか甘いものを与えてやったらケロッとよくなる。 なんて太宰治が言っているがなるほどと思った。 今度やってみようとも思ったがそんな都合よく泣いてくる女なんていやしない。ちぇ。 他にも女について太宰治は言っている。 女は何か頼み事をされれば喜んで行く。と。 これはわからん。 また、女は限度を知らんのかずっと笑う。とも言っている。 これは説明せんと分からんかな、太宰治が道化して人を笑わせている時男は適度にやめなければ機嫌が悪くなるが女はそんなことなく ずっとずっと笑ってまだまだと言って大笑いしている。らしい。 なるほど、女はよく笑わせてくる男にまとわりついている。 またその男が醜い顔ではなく綺麗な美しい顔なんだから腹立たしい。 これらは『人間失格』に書かれているから読んでみな。へへ。 それと三島由紀夫の『女神』にてひとつ面白いことを書いてあった。 女に毎日毎日、美しいよ。なんて言えば勝手に美しくなっている。とあった。 これは小説だから実際なのかは知らないが僕はなんだかありそうだなと思ってしまった。 だからってそんなこと言える女なんかいやしない。 母に言ってみようかね。
酔っ払いと酔っ払いと酔っ払いの奥さん。
今は夜。昼の暑さが段々段々優しくなり、寝やすくなったこの頃に。 「おーうい、おーういー?」 あらあらこちらは真っ赤な顔の醜い酔っ払い。 「開けてくれんかぁー?」 どうやら奥さんに締め出されているようです。 「ったく…」 酔っ払いはツブツブ文句を言いながら歩き出しました。 奥さんは顔が悪いだの、奥さんは馬鹿だの。なら別れればいいのに。 ですが少々私、あの酔っ払いが気になります。みなさん一緒に、あの酔っ払いを見てみましょう。 あら、どこへ行ったか見失ってしまいました。 ですがあの真っ赤な顔でういぃーなんて叫ぶ男です。すぐに見つかるはず…あ、いました。 あらあら、公衆トイレの前ででかいイビキをかいてお腹を出して股を広げて寝ているではありませんか。 この人に人間としての尊厳はあるのでしょうか。いいえありませんでしょう。こんな奴に。 「洋子ぉーーー!」 あら、寝言です。奥さんの名前を呼んでいます。なんだかんだ言って好きなんですのね。可愛らしい。 「また太ったなぁ、太っちょりん」 前言撤回します。この方は確かにはっきりと奥さんの事を太っちょりんと言いました。 だったら痩せらせればいいのに。 「あーらこりゃこりゃ!!」 お元気な声が聞こえてきました。 これまた真っ赤な顔な酔っ払い。 彼は1匹目とは打って変わって陽気です。きっと綺麗なお姉さんと酒でも飲んだのでしょう。 顔には性欲を満たして満足そうな…なにか…穢らわしい事を言っています。 ですがここでそんな事を言いたくはないので言いません。言ってほしいのならそういう店へ行ってください。 いやでも分かるに違いありません。 と、ここでこの2匹目の酔っ払いは寝ている1匹目の酔っ払いに気づいて眉を上げました。 「お!こんなとこで寝たら風邪ひくに決まってるだろぉ!?おうい、起きろい」 酔っ払い2匹目が1匹目の顔を踏みました。 これまた驚いた1匹目は跳ね起きて頭に巻き付けていたネクタイを振り回して、「アチョーーー!!」と叫ぶではありませんか。 2匹目は持っていたカバンを振り上げ、「やんのかーーー!!」 2匹は互いに睨み合い…。1秒、2秒、3秒。 その瞬間暴走族のバイク音が雷の如く鳴り響く。 それ合図だと2匹は駆け出し、殴り合う。 殴り殴られ、蹴り蹴られ。ドッタバッタと大乱闘。 2匹ともボロボロになったところで1匹目の奥さんが起き上がり大乱闘に気づいたか駆けつけて来て。 「お前ら何やっとんじゃああああ!!」 と、叫び上がり止めるんだと思ったらこれまた3匹みんなで大乱闘。 それは明日の朝まで続きましたという。 私、この3匹限らず、人間というのは大変馬鹿馬鹿しいものです。 私はなんだって?それは神のみぞ知ります。
お爺さんと子供。
子供があるお爺さんに聞いた。 「なんで人は生きるの?」 お爺さんは生きたいと思うから。と答えた。いや、答えるしかなかった。 「なんで生きたいの?」 お爺さんは楽しいことをいっぱいしたいから。と答えた。 「なんで楽しいこといっぱいしたいの?」 お爺さんは…答えた。 「楽しいことをしないと生きるのが楽しくないんだったら生きなくていいじゃん」 お爺さんは皺を寄せた。 「じゃあなんでお前は生きている?」 「僕は生きてなんかいないよ。お爺さんの妄想だよ」 お爺さんは病室のベットの上で息絶えた。
あなたが憎い。
あなたが憎い。憎い。憎い。 あなたはなんでそんなに卑屈なんですか? なんでネガティブになるんですか? ねぇ?なんでいつも下を見るんですか?笑われているの気づかないんですか? いや、気づいてるんですか?だとしたらなんでですか? その顔。その身なりで、なんで生きることができるんですか? ねぇ?あなたのせいで大変なんですよ。ねぇ。答えろよ。 そう言って彼はガラスを破った。
窪田について
窪田が恋をしたのは2年の時だった。 その時窪田は2ヶ月付き合ってた彼女と別れたすぐだったので当然の恋だったに違いない。 けどあいつに言うと「いや、彼女いたとしても好きになってた」と言った。クソ人間になるとこだった。 愛菜さんは文武両道の美少女だが窪田は成績落第。足だけ速いブス。 そんな2人を見ていてとても面白い。俺はそう思う。クズだからね。 夏休みが終わり2学期が始まる。 窪田と一緒に行く約束をしているが来ない。 いつものことだが今日はなんだかムカムカする。呼びに行ってやる。 インターホンを鳴らすと母が出た。 窪田の母は小太りでとても愛想がいい。お菓子でもくれそうである。それもケーキを。 「ごめんねぇ。今顔洗ってるのよ」 すぐに俺は窪田が顔を洗っている様子を想像する。 眠そうに顔を洗ってあくびをする。うむ。 それではと俺は1人で行った。 結局1人で行くのも好きなのだ。 橋。そこから眺める川。川に流れる魚。 そこが俺のお気に入りスポットだ。 ほんびりしていると誰かが走ってくる。 誰だろうなと振り向くと倒れていた。窪田だ。 あいつは速いくせにすぐこける。 前は試合で転けたくらいだ。 ただ転けたくらいだったらなんでもないが転け方が変わっている。 『時をかける少女』みたいな転け方だ。 体をゴロゴロさせる。面白い。 そんな姿を愛菜さんに見したらどうなるんだろう。 と思いながら窪田へ寄った。 「大丈夫?」 「お、おう」 窪田はへへと言って立ち上がり俺の顔を見た。 「宿題忘れた!」 やはりと思いながらも 「え?」 「愛菜さんはやってるんかな」 急な話題転換で戸惑う。 「やってるだろ」 「すごい」 宿題をやるのはすごいことなのか。 なんか小学1年生になった気分である。 「愛菜さんの隣に入れるくらいの男になりたい」 「無理だろ」 窪田は俺を睨んだ。
noveleeとテラーノベル比べてみてそんでもって夏休みが短い学校がある。
どうもこのnovelee とやらは連載がしずらい。分かりずらい。 その点を見るとテラーノベルの方がよいが、純粋に小説を書きたいと言うならこっちがよい。 いいねが一人一個である。それがよい。 あっちではなにか組織票でもあるんだろうかぐらいになっていたからいいね。 1人でなんで2000もいいねすんだよ。偉いねぇ? 前座はこのくらいで(落語かよ)本題に移りまっか。 夏休みは学校によって当然日数が変わるのだがなんと八月中に終わる学校があるらしい。 まず先生は夏休みの意味を知っておるのか。 夏休みはあまりに暑くて勉学に集中できるわけ…あ、寒い地域なのか!? そうか!寒いんだったらいらねぇな!!そういうことか!! じゃあもう今回話す内容ねぇはやーめた。
村田沙耶香を信じない母。
いやね?親の前でね?TSUTAYAで。 村田沙耶香の『授乳』と『殺人出産』を買ったんですよ。 したらね?親が「お前これエロ小説じゃねえんか?」って読ましてくれんのよ。ねぇ。 お前文学賞取った小説がそんなエロ小説な訳あるか! そもそも村田沙耶香がエロ小説書くとこ想像できんのか!ねぇ?!母上!? そしてその後じゃあ父親が読んで判断しようということで父親が読んでいた。 父親は「この野郎こんなもん読ませやがって…」と文句言っていた。スマヌ。いや僕悪いか?
未練たらたらハゲ。
僕はハゲには厳しい。 今回はもう何もためらわずに、絶対反感を買うように。 書いていきますのでご了承。 ただハゲていたら僕はなんとも思わないのである。 お坊さんみたいにすっピラキンだったら「ああ、こいつ覚悟あんな」とおもう。 ただギリギリ残っている毛をいつまでも大事にしている奴はどうかと思う。 そんなの残したって生えやしないよ。 ええ?そんな未練たらたらでどうすんだい。 どうせね?そういう変に残す奴は女とか振られてもジメジメジメジメ未練残して、「ああ、まだチャンスはあるさ」 ってどうしようもねぇ事言ってんじゃないの? そんなのすぐ忘れろよ。 ずーっと昔のこと引っ張ってんじゃないよ。 振られたら諦める。 ハゲならハゲ。 これ常識です。いいですか全国のハゲさん。 ジメジメ残すよりもスッパリする方がね、ここだけの話、かっこいいっすよ?