RAY SAOTOME

3 件の小説
Profile picture

RAY SAOTOME

こんにちは!デビュー作品は「最後の旅」です!ぜひ見てください!

 名のなきものの花嫁探し  〜君のくれた愛しい日々〜

第一話 第一章 彼の剣  「人間が血と汗が染み込んだものに思いが宿ると人とはまた違う名のなきものになると言う。戦場で幾千の血を浴びたその剣は主人の胸を貫き、その地に染まった… そしてその剣を抜けるのは其奴の花嫁だけだ…  そして剣を抜かれると無に帰ると言う…」  老婆は若い女に名のなきものについて語っていた。 「何だか悲しい話」  若い女が口を開きそう告げるとまた続けて 「その人は自分が死ぬために花嫁を探すんですもの」と言った。 「そうだろう。彼はいまだにこの地をさまよっていると言う。そして…」  老婆が続けようとすると若い女が口を挟んだ 「ぷっ…はははは!」 「何だ?何がおかしい?」  と老婆は問いかけた。すると、 「だって、どうせその花嫁は私だって言いたいんでしょ?」  老婆は呆れた顔で言った。 「残念ながらお前じゃないな」 「ケチ〜!」  若い女は不満そうな顔をした。 「ケチなのはお前を捨てた男だな」  若い女は清々しい笑みで 「それもそうね」と言った。 そして少しして若い女は売っている緑色の指輪に目をとうしてから立ち上がった。 「そろそろ行くわ。次来る時もここにいてね」と彼女は笑顔で言った。  そして女が歩き始めた途端、老婆が彼女の手を掴んだ。 「いいか。生死を彷徨う時が来たら一心に神に拝むんだよ。さすれば、暇にしている気まぐれな神に届くかもしれない…」  1968年   パリ  スーツを着た男がパリの街を歩いていると、一軒の家から帽子を被った青年が現れた。そして、そのスーツの男が手で通れないようにした。 「何だよおじさん!どいて!」と、青年は怒っていた。 「家出は進めないぞ。ちゃんと辛い、苦しいとか父親に言って母親にも助けてって言うんだぞ。」そうスーツの男が言うと、青年はとても驚いた顔をした。 「お、おじさん何者?」と、スーツの男に青年は問う。  だか彼はその問いに対する回答はせずに別の話をした。 「これをあげよう」と、彼は青年に大きなサンドイッチを渡した。 「親に説明しても上手くいかなくって打たれたら責任取ってくれる?」 「あぁ。その心配はいらないさ。おじさんは骨折するから大丈夫。」と言って玄関の階段にあった花を動かした。  するとその青年の父親が家から飛び出してきた。 「こら!家出は絶対許さないからな!あぁ!」    ガシャン!ボキ… 花瓶は大きな音を立てて割れ、その後小さくボキという音がした。  そしてスーツの男がまた口を開いた。 「話が済んだらさっきあげたサンドイッチを持って学校に行きなさい。数学の17番目の答えは4だ。」 そう言って男は青年の肩を軽く叩きその場を去った。 第二章 出会いと再会  スーツの男の名は名の無きものだった。彼は海外から韓国に帰国し、家に帰る途中奇妙な壁を見つけて見ていた。すると黒いスーツを着た死神に合った。 「死神?」 死神は帽子を被り名の無きものの方を見た。 「名の無きもの?」 すると名の無きものは彼の姿を隅々まで見た。するとふと帽子が目に止まった。 「趣味の悪い帽子だな」 「な…!」 そして名の無きものはふん!と鼻を鳴らすとその場を後にし家に向かった。死神は怒った表情で名の無きものを見送った。 「お帰りなさいませ旦那様」 家に帰ると、使いの者がいた。前見た時よりもよりシワは増え、おいぼれていた。 「いま帰った」 「旦那様、合わせたいものがいるのですが…」 「あぁ構わないが」 そういうと使いの背後から幼稚園の制服を着た少年がいた。 「お伝えしたとうり、私の孫のドクファです」 それを聞くと名の無き旦那は膝をつき、ドクファに話をした。 「私はお前の叔父であり、兄弟であり、息子であり、孫である存在にあたる。よろしく頼むぞ」 それを聞くとドクファは腕を組み、 「何だよそれ、怪しいやつだな」 ドクファがそう言うと使いはドクファに対して、 「馬鹿者!」と言い後ろで組んでいた手を片方ドクファの頭の上にかかげた。 「大丈夫だ。そう言えばソウルは変わりないか?」 そう名の無き旦那が問うと、またドクファが口を挟んだ。 「何だかお前さっきからじいちゃんにタメ口だな〜?生意気なやつめ!」 「こら!」 そしてまた使いに怒られるのであった… それを見た名のなき旦那はまんべんの笑みで笑っていた。 第三章 花嫁の誕生 名もなき旦那はいつものように自分の会社の上の看板に座り、ビールを1缶開けていた。そして、この美しいソウルの街並みを眺めていた。   キュルルルルル!ボカン! (助けて…はぁ…はぁ) 若い女が心の中で助けを求める声が聞こえた。 (誰か…神様…はぁ…はぁ…は、はぁ) そして彼女は息を引き取った…と、思われたが名もなき旦那はその看板から倒れるようにしてその場に向かった。       第二話へ続く

0
0
 名のなきものの花嫁探し  〜君のくれた愛しい日々〜

最後の旅

あらすじ イガルドと呼ばれるところに住んでいたレイブン。だがその街は謎の怪物“バリバス”により消え去った…レイブンが目を覚ますとそこには不思議な村があった…そこで声をかけて来たのがのちに旅の仲間になる“リアム”であった…その村には“オーディンの使い”と呼ばれる者がいた。そこに行くと、ある女が中央に立ち、それに向かって皆がフードをかぶり祈りを捧げ、歌っていた…そしてレイブンは、その女の事が気になった。そして、面をつけた者たちの仲間になったのであった…そして旅に出ることになったのであった。 第四章 旅の始まり 俺は朝早く起きて旅の準備をしていた。 「ふぁ〜おはよ〜レイブンは早いな」 こいつはリアムいつも通り寝坊。 「あぁ、今日が初めての旅の始まりの日だからな。」 俺の父、“レイリン”は旅をしていたが、俺自身は旅をしたことがなかった… そういえば父は誰かと3人で旅をしていたような…? 「おーい!レイブン!行くぞー!」 「おう」 これから俺の旅が始まるんだな。 桟橋に着くと船があり、そこにはオーディンの使いとその仲間たちがいた。 「よく来ましたレイブン。早速自己紹介でもしますかね。」 そう言いながら彼女は面をとった。 その素顔は驚くほど美人で目の色は左右で違った。その瞳を見ていると何か吸い込まれるような気がした。 「私の名は“アルテア”。“イーリス”の娘です。」 イーリス?どこかで聞いた気がする… 次に、俺の服を掴んできた女が面を外した。 「私は“ルールー”よろしくね。」 彼女は“黒魔法”?と呼ばれる魔法を使う魔法使いらしい。 次に大きくガタイの良いライオンのような者が面を外した。 「我が名は“ハデス”火を使う者だ。」 ハデスは黒魔法の中でも主に火を使う者らしいく、彼の体は燃え盛る青い炎のように青かった。 そしてリュックを背負った少女が、面を外した。 「私の名前は“エリス”!よろしくお願いしますおじさん」 おじさんという言葉にキレそうになったが堪えつつも挨拶はしておいた。 「そして俺リアムで〜す!改めてよろしくっす!」 なんか今までと雰囲気が少し違うような…まぁこれが最初の俺の仲間なんだな… “父もこんなふうに旅してたのかな…?” 第五章 神殿にて 俺たちはその後とある村に来て、神殿を見つけた。神殿の中には、城ほどの広さだった。 「すっげ〜。広すぎじゃね?」 「そりゃそうよ。神殿だもの。」 神殿の広さに驚くリアムも、それを突っ込むルールー。二人は相変わらずなんだかんだで仲がいいな。 「な、何これ?」 俺は周りを泳ぐようにして移動する光る玉のようなものを見つけた。 「あ〜それか、それは“人の魂”だ。」 そう言ってハデスは他のところに移動した。 魂…魂って初めて見た… するとハデスがこちらに振り返り、 「魂は何かの物などにも入ることができ,その魂はその物を操ることができるから武器などが操られないように気をつけろよ。」 げ、気をつけよ… 「みんな!ちょっと来て!」 アルテアの声のする場所に行くとそこには、謎めいた女の像があった… 「何これ?人…だよね?」 エリスが少し怖がりながらも眺めていると、 バキっと大きな音を立てて像の塗装がみるみるうちに剥がれていった…中からは輝いている女が出て来た。 「きゃ!」 そう叫びながらエリスは腰を抜いていまった。 俺たちはその像を強く警戒にした。 そして一つの魂が塗装が剥がれた女に入っていった… 第六章 氷の女神シヴァ その魂が入ると像は光り輝き、姿を変えた。 するとアルテアがその女に話しかけた。 「あなたは誰ですか?」 するとその問いに像は答えた。 「我が名は“シヴァ”。氷を操る女神なり。」 め、女神…だが、なぜここに? 「イーリスはどこに行ったか知っておるものは?」 イーリスと言う名を聞いてアルテアは涙を流した。 「ち、父は怪物“バリバス”を倒そうとして…」 アルテアは、耐えれなくなり泣き崩れてしまった。 「そうか、ことは察した。ならば其方に妾が力をかそうではないか。そのために…」 そう言いながらシヴァは像が立っていた台から飛び降りた。、 「ちょいと手合わせといこう。私に一撃でも喰らわせたら仲間になろう。」 そうして俺たちの戦いが始まった。 シヴァは氷を使い皆んなの足を次々に凍らせ、動けないようにしていった。 (これが最後のチャンスになるかもしれない。)と、思いつつも俺は剣を投げた。するとシヴァの頬に傷がついた。その勢いでシヴァは一歩下がった。 「ほぉ。なかなかやるではないか。」 そして氷が溶け、アルテアはシヴァを手に入れた。 次回、第七章 過去の真実

1
0
最後の旅

最後の旅

第一章  出合い 俺の名前はレイブン。          俺はイガルドと言う場所でスポーツ選手をしていた。 ある日、試合中に謎の怪物『バリバス』が現れ街は消えてなくなった… 俺が目を覚ますとどこかの村の浜辺で倒れていた。 「おーい?大丈夫かー?」 (ん?誰かが俺のことを呼んでいる?) すぐ起きると向こう岸には“リアム”と言う男が立っていた。 彼はこの村の住民で、昔は旅をしていたそうだ。彼は誰だか知らない俺のことを村に入れると言い出した。 少し歩いた先には高い崖があった。 「うわ!」 バシャン! リアムが俺の背中を押し俺は崖の下の池に落ちてしまった。 「ヤッホーイ‼︎」 バシャン! バシャンと大きな音を立て、リアムも池に落ちてきた。 「ここの先にあるからよ〜」 そう言いながら彼は崖と崖の間を抜けていった… 第二章  オーディンの使い 俺は村についてからはリアムの家に行った。 「スープでも作るから待ってろ。あ!その間に“オーディンの使い”に祈りを捧げてこい。」 「え?オーディンの使いって?」 「は?お前頭でも打ったのか?オーディン・ラゴ。知らないのか?槍を投げれば敵を皆殺しにでたと言われていて放ったあとは自動的にオーディンの手元に帰ってくるというあのオーディンの使いだよ!これでも知らな い?」 やばい…全然知らない…でもここで知らないと言ったら変人だと思われてしまう… 「あ…あ〜!あのオーディンね〜。わかったじゃあ祈ってくるよ。」 「おう!行ってらっしゃい。」 そきのオーディンの使い?のいるところに行くと、皆がフードをかぶり中央にいる女に祈りを捧げて歌っていた。 俺は祈りを捧げてから女のことが気になってついていった。 するとそこにはその女以外にも数名の人がいた。その中にはリアムもいた… 「あなたは?誰?」 女が振り向いて俺に気づいてしまった!やばい!と思った時には俺は誰かに服をつかまれ     ていた。 第三者 旅の始まり 俺は必死に抵抗したがつかんでる人がとても力が強くどうしても手が離せない! 「ラン?この坊やを入れたのかい?」 仲間の女がそう言いながらまたもう1人の方を見て話している。 「俺じゃねぇよアネキ!勝手についてきたんすよ。」 「お黙り。本当に君、1人でついてきたの?」 祈りを捧げてもらっていた女が俺に聞いてきた。俺は黙ったまま首を縦に振った。 「君にも何か力があるらしい…」 そう言いながら彼女はフードを取った。 (⁉︎) 彼女は狼の面をつけていた。他の仲間たちもそうだった。だが、みんなそれぞれ柄や瞳の色が違った。 「お前、私の仲間にならないか?」 (よくわからないがイガルドが消えたことにも何か関係があるかもしれない) と考えた俺は仲間になることにした。 「この面をやろう。」 そう言いながら彼女の俺に面を差し出した。きっとこれが仲間の証なのであろう。 それを受け取り俺は正式に仲間のなった。 「明日、ここを出て旅に出ることにする。やっと6人目が来たからな。そうと決まればとっとと帰ろう。明日早朝5時に桟橋集合な。」 [はい] 明日は俺の旅の始まりの日だ。 そんな気軽なことを考えながら俺は明日を待った…                        次回に続く…

1
1
最後の旅