柊 幽鬼

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柊 幽鬼

柊幽鬼と申します。 ユートさんの投稿を見てやろうと思いました。よろしくお願いします。 Youtubeでは”幽鬼”という名前で活動しています。

とある魔術と幻想の邂逅 #4

長い、長い夢を見ていた。 (「幻想郷は終わりを迎え、新しい世界が始まる」  「なんでこんなことするの!?」 幻想郷と思われる場所に立っていた女は、叫ぶ!!  「私は、私は忌み嫌われたって、世界から拒絶されたって、魔法使いだ!!」) レナは目を覚ました。  この時、レナは知らなかった。 この夢が、とんでもない出来事の始まりであったということを。 一行は紅魔館についた。 そこは真紅のレンガ造りの大きな屋敷があった。 「うわぁぁ すっごく大きい!!」 レナはとても感心した様子で見ていた。しかし、霊夢と魔理沙は何も気にせず入っていこうとしていた。 「えっ!? 門番の人いるのに不法侵入しようとしてるの?」 そういうと二人は息を合わせたかのように、 「寝ているから別に大丈夫」 と言って入っていってしまった。 私は二人を追いかけようと走って門に向かった。すると、 「貴方は通すわけにはいきません。」 そう言われた。声のするほうを見ると、なんとさっきまで寝ていた門番の人が起きているではありませんか。 「美鈴、なんで霊夢と魔理沙にそのような対応をしなかったの?」 その声がしたほうを見ると、1人のメイドさんがいた。 「霊夢と魔理沙から話は聞いているわ。 ようこそ、紅魔館へ 私は 十六夜咲夜 ここ紅魔館のメイド長をしています。」 「あっ 私、”レナ=サファイア”って言います。」 「門番の 紅美鈴です。」 そうして 咲夜さんと美鈴さんに案内されて私は紅魔館に入っていった。 そうすると、一人の妖精とは違う羽根の生えた幼い少女がいた。 「あらあら、貴女が妖怪の賢者が言っていた人間かしら?」 「お嬢様、例の人間を連れてきました。」 なんだか威圧感がすごい。とても空気が重い、苦しいと感じる。そうすると、 「この空気感いやでしょ? そんな思いつめることはないわ、私の名前は レミリア・スカーレット 紅魔館の主よ よろしくね」 「私は、レナ レナ=サファイア です。」 そうして私は、紅魔館の主である、レミリアさんと楽しく話をしている。 霊夢と魔理沙は私たちのことを話した後、人里と呼ばれたところに行ったそうだ。 ドォオオオオン!!!!! 突然の爆発音と揺れが紅魔館を襲った。 すると、金髪のレミリアさんと似ている人が地下から出てきた。 「レミィ フランが暴走したわ」 「パチェ コア 私がや・・・」 「あの! 私がやります」 その声を聴いて、咲夜さんとレミリアさんが全力で否定してきた。 「貴方に迷惑をかけるわけにはいきませんわ」 「私の妹だもの。 家族のことを他人に任せるわけにはいかない」 「もう私は、目の前で人を失いたくないんです。」 私は、自分の意識の中にいた。 (もう失いたくないんだろ? 私はもうみんなに傷ついてほしくない、そう思っているんだろ?  だが無意味だ、そんな幻想 できるわけないんだ!!  けど、もうあきらめない!! 私は 気持ち悪くなんてない!! 私は、世界最恐と言われた、時の魔術師だ!!  よく言ったね、わざわざ悪人面する必要なくなったんだけど。) すると一人の女性が私の前に現れた。 その女性は話をつづけた。 (あなた、私がだれか知っているかしら?    知らない、あなたは一体?  私の名前は ”クロノア” 原初の時の魔術師よ。 あなたは私の生まれ変わり。だから、時の魔法が使えるの。    なら、クロノアさん 私に力を貸してください!!     いいだろう! その力、扱いこなして見せよ! 敵が強くて無理そうなら私を心の中で呼べ そうすれば 私が代わりに  戦ってやる!!) そう言われると、私は現実に戻ってきた。そして、魔法陣を展開する。 「”時符 グローリータイム”!!」

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とある魔術と幻想の邂逅 #3

レナの叫び声を聞いた魔理沙は彼女の所に行った。 そんな彼女の右目には時計盤のような文様があった。 「落ち着け!レナ!!」 「うわぁぁぁぁぁ!! 来るなぁぁ!!!」 「私だ!! 魔理沙だ!!」 「まり、さ? あぁ・・・・・・あぁぁぁぁぁ!!??」 魔理沙の呼びかけによってレナは理性を取り戻した。 「魔理沙、ごめんね、ごめんね・・・」 「いいぜ、問題ないぜ」 ・・・その後は何事もなく朝を迎える・・・ 「おはよう レナ」 「お、おはよう、魔理沙」 「今日は ”博麗神社”に行くんだぜ」 「うん」 「今日は何事もないし、昼まで寝ようかしら」 「あら、おはよう霊夢」 「何よ、紫?」 「昨日、幻想入りさせた子はここにいるかしら?」 「え? 知らないわよ」 「どこに行ったのかしら? あの子は精神が不安定すぎて、暴走する危険性があるのよ」 「そんな子 どこにやってきたのよ!?」 「よーっす!! 霊夢!!」 魔理沙が突っ込んできた。 「魔理沙!! それどころじゃないのよ!! 幻想入りしている子がいなくて大変なの!! 探すの手伝って!!」 「それってレナのことだろ?」 「え!?」 魔理沙の発言に霊夢と紫は驚いた。そんな二人を差し置いて魔理沙の後ろから一人の少女が出てきた。 「貴方がレナ?」 「う、うん 私の名前は レナ=サファイア よろしく」 「よろしく、私の名前は 博麗霊夢 霊夢でいいわよ よろしくね」 「改めて自己紹介させてもらうわ 私は八雲紫 よろしく」 「改めてようこそ 幻想郷に」 魔理沙と霊夢、紫を含めた4人で世間話をしながら幻想郷のことについて詳しく話してもらった。 霊夢の提案で、次は紅魔館と呼ばれる館に、霊夢と魔理沙そして、レナの3人が行くことになった。 霧の湖 「おいおまえ!! ここを通りたければ 、このアタイを倒してからだな!!」 「貴方の名前は?」 「そんなことはどうでもいい!!アタイと戦え!!」 氷の羽根が生えた妖精みたいなやつが喧嘩を売ってきた 「チルノちゃん なんか困っているからやめよう?」 「大ちゃん、こいつは危ないってアタイの感が言ってる!!」 大ちゃんと呼ばれる子はやめようと言ってくれている。だが、聞く耳を持たない。 「やめなさい チルノ!」 「霊夢に魔理沙!! こいつはアタイの縄張りに勝手に入ってきたんだ!!」 なんか私が悪いみたいに そうしてレナからだんだん魔力があふれてきて・・・ 「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 魔力が暴走した。 魔理沙はまた彼女の前に行って彼女の名前を呼ぶ! 「チルノ!! 合わせなさい!!」 「霊夢!! どうすればいいんだ!?」 「あの子を凍らせて!!」 「分かった やってやる!! ”氷符 パーフェクトフリーズ”!!!」 「”夢符 封魔陣”」 二人のスペルカードがレナを襲った。しかし、彼女が無意識にはなった魔法がスペルカードを打ち消した。 その流れ弾は 大ちゃんと呼ばれた妖精に当たった。 「あぁ・・・あぁ・・・魔理沙・・・魔理沙・・・あぁぁぁぁ」 レナは魔理沙の声を聴いて、自我を取り戻した。 レナは自我が戻ったが、疲れ切ってしまって寝てしまった。 「アタイが、アタイがあんなこと言ったから、大ちゃんが危険にさらされた・・・。アタイはもう、そいつを許そうと思わない。  アタイはもうここから出てく!! もう知らない!!」 チルノは怒って霧の湖を出て行ってしまった。 そうして霊夢、魔理沙、レナの3人は、再び紅魔館へと向かっていった。一つの因縁を抱えて・・・

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とある魔術と幻想の邂逅 #2

私は、幻想郷に来た・・・八雲紫と呼ばれる幻想郷の賢者に連れられて・・・来たはず・・・ 「ここ、何処?」 私は、周りに何もない薄暗い森の中に一人だった・・・ 「仕方がない・・・とりあえずこの森を抜けよう」 私は歩いた。とにかく出口を探しながら歩いた。 そんな時、 「お前は誰だぜ?」 「貴方は誰?」 はじめてここにきて人に出会った。 その人はいかにも魔法使いというような服装をしていた。 「お前は、外の世界から来たのか?」 「外の世界?」 「そうだぜ。幻想郷の外のことを外の世界というんだぜ。  あっ、私の名前は”霧雨 魔理沙”だぜ。」 「私も自己紹介しないとね。私の名前は”レナ・サファイア”」 「レナだな。よろしくな」 「よろしくお願いします。霧雨さん」 「なんかよそよそしいから タメ口で魔理沙でいいぜ」 「じゃあ、よろしくね、魔理沙」 「なぁ 早速だけど、外の世界のことを教えてくれよ」 「いいよ、けど、私は嫌な思い出があるからあまり話せないけどいい?」 「構わないぜ。その代わりとしてなんだが、幻想郷のルールとかについて話すぜ」 「うん、お願い」 私はそんな感じで幻想郷に来て初めて出会った友人?霧雨魔理沙と私のいた世界のことや幻想郷のルールを教えてもらった。 その代わり、私の生活や外の世界がどうなっているのかを話して盛り上がった。 そんなことをしていると日が沈んできて、夜が近づいた。 「なぁ 今日は私の家に来ないか?」 「いいの? 私、あんまり人の家とか行ったことないから・・・不安なの…」 「大丈夫だぜ、明日は朝一で博麗神社に行くからな!」 「博麗神社?」 「さっき説明しただろ? この世界を守っている巫女だぜ」 「あぁ そうだったね」 そうして、レナは魔理沙の家に泊まっていった。 ”お前は誰だ! 君は誰? お前、魔法使えないじゃん! なんなのオマエ!! 弱虫!!  いなくなれ!!  「君は人ならざるものだ・・・この世界に君がいれるような場所はない!!」” 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!! いやだ!いやだ! もう何も 失いたくない!! うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」 「どうした!?レナ!!」 「ふぅ ふぅ ふぅ ガアァァァァァァ!!!」 レナは突然、魔理沙に襲い掛かった。 その時のレナの右目には時計盤のような模様が見えた。

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とある魔術と幻想の邂逅 #1 幻想入り

『私の名前は、レナ・サファイア。 私は幼くして、双子の弟を失った。  それから私は、人のことを信じることを捨てた。その代わり、魔法の研究に明け暮れた。  この世界は、私を否定している。 私たち家族を否定している。  なぜなら、私が先の魔王軍と戦った英雄の末裔だからだ。』 「お前はなぜ戦わない!!」 「お前たちの家族さえいなければ、俺たちは安全なんだ!!」 そう言いながら男たちは、魔法で石を飛ばしたり、炎を飛ばしたりしてきた。 周りの人はその怒号を聞いているふりをしている。 いつも通りの罵倒されて、魔法を撃たれて、助けてすらくれない。 「あら、こんにちは。レナ・サファイア。」 「なんで私の名前を知っているの!?」 急に空間が裂け、金髪の女性が出てきた。 しかも、私のことを知っているときた。 怪しいと思っている私だが、私はその女性の話をずっと聞いていた。 「・・・ねぇ、貴女、いつも罵倒ばかり受けてうんざりなんでしょう? なら”幻想郷”に来ない?」 急に女性はそんな話をした。 私は困惑した。それはそうだ。聞いたことがない地名だったからだ。 さらに女性は、 「”幻想郷”は忘れられたものの楽園。私はその賢者。”八雲 紫”」 そう言って女性は私に名前を教えてくれた。 私は彼女の話を聞いて、この生活が終わるのなら、やっとこの地獄から解放されると思っていた。 「私は、私は、その”幻想郷”に行く。この、地獄みたいな生活から解放されるなら!!」

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