真城楓梨
13 件の小説紫陽花と勿忘草
私は体が強くないから、調べ物しか脳がない はぁまた流行り病に掛かっちゃった ただでさえ知り合い少ないのに、しばらく誰とも会えない 例の彼からも手紙と花束が届くのみ 励ましの言葉と近況報告 私と彼はね 13歳の頃にそれぞれの親を殺された 元婚約者同士なの こうして毎週色々送ってきてくれるのも 犯人を突き止めるため ハッカーの私とFBIの彼 さて今日は何の花かな… ちょっと待った、 この匂い…シアンだわ 彼はいつも状況に応じて暗号の書かれた手紙と何かの毒薬を塗った花束を送って 、私に調べるよう伝える シアンは正式にはシアン化ナトリウム 世界で最も危険な化学物質の一つ 非常に危険な状態ということね 一番手っ取り早いのは、毒に耐性がある捜査官をアメリカに複数人派遣して、ニューヨーク、ロサンゼルス、からスパイを要請すること そういえば、何の花だっけ、 ピンクの紫陽花と勿忘草… あれ?勿忘草は彼に送ったはずなのに もしかして彼は… “”バタッ 彼女が目を覚ましたのは、何故かワシントンの大病院 原因は毒物を長時間近くに置き、肌に触れたため 身体が拒否反応を起こしたのだと医師は言う 彼女は薄々気づいていた 彼…薫は彼女…波瑠との心中を心待ちにしていた。 初めて出会った時からずっと… 両親を見知らぬ誰かに殺され、精神崩壊寸前だった彼女を偶然見つけ 自分を両親を亡くしていることを打ち明けた 意気投合した2人は協力関係 なんてそう上手くはいかない 波瑠の両親を殺害したのは薫だ 彼女と出会うために両親に相談し、婚約者になった 中々彼女と会えないことで不満を持った薫はある手段にでる それが彼女の両親殺害だ。 ショックから記憶喪失になった彼女の心の隙間に入り込み信頼関係を築く 必要がなくなった自分の両親も自らの手で殺めた 大人になってからも交流が途絶えないよう彼女に助けを求め仕事を与えた。 全て彼の計画通りになった 一応彼女も馬鹿じゃない 海外で最高の教育を受けた天才児 ではなぜ彼女は毒物に触れたのか 答えは一つ 彼女はもう人生に未練がなかったから… 紫陽花は薫から波瑠へ 勿忘草は波瑠から薫へ
ただの独り言
人に自分の都合を押し付けたらいけない 人はあなたがどんな頑張っても、1番愛してくれることも、優先してくれることもない 所詮 誰でも自分が1番 それ以上でもそれ以下でもない 自分より他人を優先する人はごく僅か 自分に余裕がある人 あるいは 何をすれば良いか分からない人 誰でもいつまで生きれるか分からない だとすれば 自分がしたいことをなるべくやって居なくなりたい 消えたいと思っても行動に移せないのは 希望がある・後悔がある・恐怖がある 理由がそれぞれ どれを選んでも人間関係がまとわりつく 人は1人じゃ生きれないから 親 兄弟 友人 教師 周囲の人 生まれてから去るまで沢山出会う いつ楽になってもいいよ みんな多分…3日もすれば記憶から消える さよならはいつか誰でもくるから
少女の悲しい生涯
原因は分からないんだけど、何もしたくない時ってない? 何か嫌な事があったわけじゃないのに、心の中にぽっかり穴が空いたみたいに何もしたくなくなるんだ。 いつからか家から出るのが怖くなった… 話しかけても無視をされたり、急に会話が途切れたりすることが増えて、謎の喪失感から、人と関わるのを避けるようになった。 人を信じられなくなって、些細な事でも気になって、何かをするのにも、失敗したらどうしよう…という不安な気持ちが付き纏って、少しずつ…私の心を蝕んでいく。 安楽死について調べるようになって、ついに、神奈川県の江ノ島でことを為すと決めた。 1人でもいいのだが、同い年の女の子と一緒に制服で遊んでから、することにした 記念にお揃いのキーホルダーを買った。 そして時はきた 午後17時頃、夏の為まだ明るくて夕日が綺麗だ。 踏切を渡って、海を眺めていた… ついに終わる…と考えた矢先、トラウマが頭の中で繰り返される。 蝉の泣き声と海が波を打つ音で心を落ち着かせた私と彼女は踏切の方へ手を繋いで戻り、17年という生涯を終えた。 その後、セーラー服姿の少女2人が踏切付近で血まみれの状態で発見されたとニュースで放送された。 ビリビリに千切れたお揃いのキーホルダーと共に
謎の痛み
私は母があまり好きじゃない 簡単に言えば苦手だ。 私が何かしようとした時、細かいことにまで口を出す 髪を切りたいと言った時 何かものをねだった時 好きな服装をした時 友達と遊びに行くと言った時 これからの進路について話した時 将来なりたいものについて話した時 いつでも母は私に自分の思い通りにしてほしいようだ。 母の祖国に帰った時、ピアスの穴を開けられた。 痛かった… 進路について話した時… 私は結構真面目に考えて、少し自分の成績よりは上の高校に行きたいと言った お前には無理だ。と言われたのではないのだが、過去に姉が受験して不合格だったレベルが高めの高校に行くよう強くお願いされた。 姉が行けなかったからこそ、姉よりは圧倒的に勉強が出来た私に行ってほしいらしい 現在姉は大好きな車の整備の仕事をしていて幸せそうだ。 行きたい高校に行けなくても、好きなものを職にした姉を素直に尊敬する。 私は将来大好きな音楽に携わる仕事をしたいと思っている。 あくまでそれは高校の後の話 高校は高校で楽しみたいのだ。 将来なりたいものについて話した時………流行病によくなる体があまり強くない私が幼い頃にお世話になっていた看護師になるべきだと言われた。 確かに憧れの職業ではあるが、この通り私は母子家庭で兄、姉、はもう成人して独り立ちしてるに関わらず、あまりお金に余裕がない。 裕福な家庭育ちの父が生きていた頃はそれなりに父の実家から支援を受けていたため余裕があったが、父が亡くなってからはそちらとの関わりが全て絶たれ、 父親が違う兄と姉はもちろん 父と血の繋がりがある唯一の孫である私とも会うことを拒んでいるようだ。 寂しい生活の中出会った音楽は気分が湧いたとき書く小説と同じくらい大事なものになっていた。 母は肯定はせずにまず否定と疑問と欲求を同時に伝えてくるタイプ 私の苦手なタイプだ。 もうピアスの穴は空いておらず、跡だけが残っている 何故か分からないがすごく痛むのだ あぁまた母が何か言っている
普通じゃない
クラスで私は浮いた存在だと思う 勉強が別に人より出来るわけじゃない 部活で良い結果を出したわけじゃない 友達が人より多いわけでもない では、何故私は浮いた存在だと思ったのか、 それはある日のこと いつものように授業を受けて、お昼を食べた後の昼休み 友達と話していたとき 会話の流れで、「○○って変だよ」と言われた。 突然言われたので、一瞬思考が停止した その後は何事もなく学校が終わった。 その日の夜 宿題、ご飯、お風呂を終えて布団に入ったとき、昼間に言われたことを思い出し 少し考えた 思いついたことはこうだ。 ・私は友達と遊びに行くのが好きだ。 特に今か今かとその日のために計画を立てている時 だけどその日の前日になると急に面倒くさくなる ・私は人に頼られるのが好きだ。 自分を頼りにしてくれると嬉しいから でもたまにとても面倒くさく感じることがある つい冷たく当たって、自分を頼られなくなると心にぽっかり穴が空く 優柔不断なのは私の悪い所だ 過度に期待することも、 周りの人は良いところだと励ましてくれるけど、いつまでも心に残る だけど、ある人に浮いた存在なのは逆に言えば、君は特別だということになる 君の大嫌いな“”普通“”じゃないってこと だから何ごともポジティブに考えよ! 僕は君の明るくて優しいところが好きだ その後 私は少しずつではあるもののポジティブに考えることができるようになった
長いようで短かった私の余命
春……桜が綺麗で涼しく、別れと出会いの季節がやってきた… ・明日は遂に卒業式… そして1週間は入学式… 2週間後は父の命日だ ほんとうに寂しい季節だな 日々楽しく過ごしてきた人たちの別れと これから出会う人たちとの未来 何が起きるか分からなくてとても不安だ 普段は仕事で忙しい母も明日は来てくれるそうだ 嬉しいな そしてどんな未来が待っているのだろう お花買っておかなきゃ… なんだか…毎日通っていた道に咲いた桜を見ると少し悲しくなる きっと…父と母と最後に家族で会ったのが、3年前の入学式 丁度、今日のように桜が満開に咲いていた時を思い出すからだろう この制服を着るのも明日で最後 あっという間に過ぎた日々だったな プルルルッ 「はい。もしもし…春緋です。えっ? …母が……倒れた? はい…分かりました○○病院ですね、すぐ向かいます。…失礼します」 はぁ……次は母まで …そんな…きっと…無事のはず… うん…きっと大丈夫 “”クラッ バタンッ その後…数日経って私は目を覚ました 一番最初に目についたのは…病院の白い天井 気が付いた時、目の前にはお医者さんと看護師さんがいた。 私が倒れた時、近くにいた人が病院に連絡してくれたらしい 歩いてる時…上手くバランスが取れなくなって、ついていた杖は使いものにならず、そのまま転倒 元々…こうなることは目に見えていた 医師からも余命5ヶ月と言われていた 夏休み明け、無理いって復学させてもらった。 正確に云えば、10月後半から たった半年だったけど、充分すぎるぐらい楽しかった 勉強は大変だったけど、お泊まりして お祭り行って、文化祭して、修学旅行行ってほんとうに充実してた 母はとても心配していたけど、残された人生…楽しいこと沢山して…悔いが残らないようにね。 といつもは厳しい母も色々な所に連れて行ってくれた。 母は幸い一命を取り留め、目を覚ましたそうだが、当分は入院らしい 過労で倒れたんだから、そりゃそうなるわ 父が亡くなってから女手一つで母は私を育ててくれた もう私は明日死ぬのだか、どうか母には 幸せに暮らしてほしいと願っている 母さんへ どうか、貴方のこれからの幸せを何より願っております。 私の銀行口座に、1000万あります。 日々コツコツ貯めてきた貯金です。 あなたのためにお使いください 母さん、ありがとう 私は幸せでした 最後に 家族思いで、自分よりも他人を優先的に助けてしまう優しくて明るくて、いつも私を愛してくださりありがとうございます 繰り返しになりますが、幸せになってね ママ…
人格
私のなかには沢山の人格が住み着いている 本当の私は誰も知らない 本当は消えてしまいたくてたまらない だけどまだ私は死ぬことができない 怖くはない…ただ私には1人にしてはいけないと思われる友がいる 彼も口癖のように、いっそ誰もいない所で死んでしまいたい… と呟く 私は彼がそう呟くたび、いつ死ぬかは構わないけど、私に何も言わず勝手に1人で死んだら、一生恨んでやる。 と脅しをかける 半年くらい彼と連れ添ってきてお互いを 唯一の共感者として、彼には嘘を吐こうとは思わない いや、嘘を吐く必要がないのだ。 2人で決めたことがある それは最低でも高校には進学して、卒業する。 20歳までは生きる(これは多分私だけ) 彼も童貞のまま死ぬのは耐えられないみたいだ。 私は基本的に嫌なことは嫌とはっきり言って、誰にどう思われようとも、私を信じて考えてくれる人とだけしか関わらない だが彼は少し違う 彼は推しに弱く二重人格なところがあり 、どことなく無理をしているのが私には目に見えている 私の中に複数の人格が住み着くようになったのには、理由がある ・自分らしくいたいその一心で生きていた時 ・自分がいじめの対象にならないよう必死に自分の弱い所を隠していた時 ・誰にも嫌われたくなくて自分を偽りながら無理していた時 ・自分だけ皆んなと違うのが嫌で普通でいることが自分のためと思っていた時 そんな時のことが今になっても残っていることで、本当の自分は何なのか分からなくなってしまった 食欲も湧かなくて、何もしたくなくて、 逃げたくて、怖くて、耐えられない どうしていくべきかも未だわからない
最近考えたこと
私はもうこの人生をもう終わらせたいと 思った。 たった14年しか生きていない子供が何を言っている。と思われるかもしれないが 、私は疲れたんだ。 父は私が物心つく前既に帰らぬ人になっていたらしく、母は女手一つで私、姉、兄を育ててくれた。 とても感謝している 勉強が別に誰かより出来るわけではない 運動も喘息持ちで本能からやりたくないと思っているため出来ない 気持ちの上がり下がりが激しく一つのことが長続きしない私は全体的にみて 人より劣っている。 得意な事は文章を書く事 趣味は読書 委員会と部活は無所属 親しい人には子供大人関係なく敬語を使わないというスリーパンチだ。 思ったことはすぐ言葉として口に出す これは幼い頃からの癖だ 余り笑わない 今まで作り笑いばかりだったから本当に笑ったことは無いに等しい 学校に1人人生を終わらせたい共感者がいる。 10年来の親友も2人いる。 それで充分なはずなのに欲が出てしまう 未だに自分のことを好きになれないし 将来の結婚願望もなし 子供も最後まで育てられそうにないからいらない 最近安楽死について考えたこともあって 別に怖くはなかった 自分の腹を包丁で刺したことも、洗剤を飲んだことも、教室の窓から飛び降りようとしたことも、あるため死に対する恐怖も余りない…ただ痛そうなのは少し嫌 余りたくさんの人の前で死ぬのは恥ずい 死について考えれば、何も怖くなくなる 不思議だな とりあえず20歳までは生きようと思う 成人式に袴を着て、母に見せてあげたい
愛されたかった
みんなは誰かに愛されたいと思ったことはあるかな? 今日は、生まれ持った才能を開花させ、みんなから羨望の的として注目されたが愛されることはなく、心が空っぽになってしまったある女の子のお話をする その子は裕福な家庭に生まれた 両親は、共働きで海外に行くことが多かったが、一人でひと通りのことが出来た 勉強も運動も人並みに出来る だけど何もかも普通のことだと思われていたことだから、注目されなかった 彼女は、愛に飢えていた 両親は、彼女が10歳になってからは、海外で暮らし始めた 彼女をひとり日本に残したのだ 1ヶ月に一回生活するためのお金が銀行に振り込まれる 銀行の操作の仕方も知らない子供に孤独な寂しい暮らしを強いた 学費は自動的に振り込まれる仕組みにしたらしい 1ヶ月に50〜100万円振り込まれるのだが、どのように使えば良いのかも もちろん分からない 唯一与えられていたものは、そのお金と スマートフォン、大きな屋敷 のみだ 学校でも1人で身の回りの世話をしてくれる人もいなかった 彼女は、歌うことが好きで、自分で作詞作曲をするほどだった 誰からも構われずそんな孤独を埋めるために始めたのだ 食事は、簡単な物しか作れないため 材料を買いに行くのも面倒くさくて ネット通販で買ったり、カップ麺を食べたりしていた 勉強も怠らず、ずっと学年一位をキープした、作詞作曲が自分の気持ちを吐き出せる唯一の手口だった 学校では生徒会長も務めあげてみせた だが、注目はされなかった 仮に 注目されても、結果ばかりを見られ、努力は見てもらえなかった 学校では完璧な優等生だった 頼まれたことは何でも出来て 人の相談にも乗ってあげる その上外見も良くて性格も面白い そんなもの本当の自分ではない わかっているけど、周りからの期待には応えたい気持ちが彼女を支配した いつのまにか彼女の心は空っぽになった もう消えてしまいたいという気持ちが込み上げてきた ある日父から1本の電話が掛かってきた 母が亡くなったという話だ 父も巻き込まれ、重傷を負ったみたいだ そのためそこに行って葬式に参加して欲しいというお願いらしい 会社を継いでくれと言われると思ったが 、そんなことかと思って承諾した。 ただし、条件を付けると言ったらしい それは「葬式には参加する。その代わり その葬式の後は、金輪際関わるな」という話だった 父は、驚いていたみたいだが承諾した 葬式の後 日本に戻った彼女は、作り途中の曲を完成させ、使い切らなくて残ったお金の100億は、施設と貧しい国の人に寄付し た もうやることは無いと思った彼女は、 自宅の屋上から飛び降り、自殺したのだ 誰に看取られることもなく、幼き16歳の少女は短い人生を自ら断ち切ったのだ
私の今まで)
私は、女の子に恋をした 私は、現在中学2年生で、その子とはいつの間にか互いに親友として、なんでも話せる仲になっていた 互いの悩みなどを打ち明けて、いつも2人で解決していた。 彼女の名前は、琴 私の名前は、愛なのだが、 愛称で、こちゃ まちゃ と呼び合っていた。 3か月に一度2人っきりでデートしたりした。もちろん付き合っていなかったが、大好きだった 好みも知っていたし、一緒に帰ったり、 ペアになったりした。 とても楽しかった ある日、いつものようにデートの話をしたりしていたのだが、クラスで孤立していた女の子に声をかけてしまった。(私が) その子の名前は、ナナ 明るくとても男嫌いな私の幼馴染だ。 いつも浮いていたナナを助けたいと思った。 だが、私は、それを後悔したのだ ある日突然、琴と話さなくなった 原因はもちろんナナだ。 いつのまにか、目が合っても互いに気まづい感じで話せなかった 最初は、寂しそうにしていた琴も、ナナと一緒にいることになれ、私の事を意識しなくなっていた。 偶然会って話した時も内容は、ナナのことばかりだ。ショックだったし、寂しかった。 ナナにポジションを奪われた感じがして、ナナに声をかけたことを後悔したのだ。 日常的に彼女らは遊びに行く約束をしていて、手も繋いでいるし、とにかくベタベタしていた。 ついには、付き合う、結婚する、 とまで言い出したのだ。 流石におかしいと思った。 彼女たちは変わってしまった。 馴染むどころかダントツで浮いていた。 やはり私は報われない 親友止まりの関係 女性と男性 どちらも恋愛対象としてみている私は、幼馴染で親友の男の子からも、女の子からも、ただの親友だと思われている。 私は、自分の事を女性と思っていないし 男性だと思っているわけでもない 思い切って気持ちを伝えたが、信じてもらえなかった。 もういっそ死んじゃおっかな そう思った。 特に目標もないし、生きていてもすることがない バイだなんて知られたら、気持ち悪いと思われる気がした。 私がバイである事を知るのは、親友の女の子 美だけだ。 初めて話した。緊張したけど、受け入れてくれた。嬉しい気持ちでいっぱいだった。初めて否定されなかった。 別に、肯定されたい訳ではなかった。 だけど、素直に嬉しいと感じた。 時々、ナナと琴を見ると嫉妬することがあるが、美に慰めてもらう事で自分を保つことが出来るようになった。 今は、美が好きだ。 正直、気持ちを伝えるつもりはない 今の関係を壊したくないから ただ、大好き…そう時々伝えた 私と美は、一歳差で、三歳の時から一緒なので、約十年一緒にいて、互いを信頼していて、家族よりも一緒にいる居なくてはならない存在だ。 時々気持ちを伝えると美は笑う ありがとう…と笑顔で こんな関係を私は自ら壊すわけにはいかない だから、頑張って気持ちを抑えながら 一緒に過ごしているのだ