猫戸
6 件の小説過去と現在
家族や友達 祖父母もみんな 周りにいる人達全員がね、 私にこう言うの。 「貴方はよく頑張ってるね」 「貴方が頑張ってる事は知ってるよ」って。 私みんなが思ってる程、頑張れてないのに 私みんなが考えてる程、出来た人間じゃないのに。 けれど、 年齢を重ねるごとに 周りが言う言葉が変わってきた。 「もっと頑張りなさい」 「貴方ならまだまだ頑張れる」って。 幼い頃は褒められても嬉しくなくて、 成長した頃は喉の奥にるあ自分の本当の言葉を 吐き出さまいと飲み込んで怒られる。 生きづらい世界だと日々感じては 今日も私は踏ん張って、耐えて、我慢して頑張る。 今の私が頑張れる理由があるとすれば 私と同じ様に生きづらさを感じている "貴方"を求めて、探して、共感して欲しくて… 今日も一日頑張ろう。 明日の自分が 少しでも生きやすくなるために。
すれ違う想い
俺には、物心がつく前からの幼馴染がいる。 性別は男、年齢は俺と同じ十八歳、悪戯好きで 隙あらば何かと仕掛けてくる。 小学生の頃と比べて、 その悪戯癖はどんどんエスカレートしていき、 この間なんか、男の俺に告白をしてきた。 放課後の校舎裏、悪戯にしては ちゃんとした場所に連れて行かれ、 真剣な表情をしながら 「ずっと前から好きだった。僕と付き合って欲しい。」 少し震えた声で、お前は言ってきた。 そして続けてこう言った。 「高校を卒業したら、お互い忙しくなるだろうし 今伝えておきたかった。」 真っ直ぐな目で、お前は俺を見つめた。 俺は、校舎裏に呼び出された理由が 告白をするためだと思ってもおらず、 激しく動揺してしまった。 俺がどう返事しようか困っていたところ お前は、ただの悪戯だ、引っかかってやんの、と いつものくしゃっとした笑顔を俺に向けた。 またいつもの悪戯かよ…。 "本当だったら良かったのに…"
貴方と私
私は時々、こんな感情を抱いてしまう それは 人気者の君に 自分なんかのことを"親友"といってくれる君に 自分なんて必要ない、と… 君の周りには 常に人だかりができているね その輪の中に入ろうとしたけど 私にはどうも無理みたい 君の背中を 私はただ眺めることしかできない 君の笑い声を 私は少し心を傷めながら 聞くことしかできない 君の周りに人がいなくなったら、 私は駆け寄りに行く そして他愛のない話をする 私ね 君の背中を追いかけて 追いかけて 追いかけて追いかけて追いかけて追いかけて やっと追いついたと思ったのに やっと隣に立てたと思ったのに 君と私、 考えていることや感じていることは 同じなはずなのに やっぱり違う どこか違う 何が違う ねぇ、教えてよ "親友"の君 あぁ、何で殺しちゃったんだろ
三角関係
「お前って、我慢する時 笑う癖あるよな(笑)」 学校の帰り道、俺はずっと気になっていたことを さりげなく聞いた 『はぁ…?そんなことねぇし! というか何でそんなこと知ってんだよ…』 少し引き気味に、お前はそう言った 「だって、俺ら親友だろ…? 些細なことにも気づくって(笑)」 俺は得意げに、そう言った 『それもそうだな、 というか君は、さっさと〇〇に告れよ(笑) 7年越しの想い、パッと伝えろよ、』 「だから、そう簡単に告白ができたら 恋愛はどれほど楽か…お前には分かるまい(笑) というかお前と俺、〇〇は幼馴染だし、 俺らがくっ付いたらお前ぼっちじゃん、」 『うるさい(笑) というかそんなのはどうでもいいんだよ、 さっさとくっつけ!』 「ぐっ…頑張るけどさぁ…」 『おー、応援してる!』 お前はそう言って 今にも泣き出しそうな表情をしながら 笑った
学校帰りにて
「勉強なんて大っ嫌い…」 雪が舞い散る寒い日に、 私はポツリと呟いた すると、隣にいた親友が 「私ね、最近気がついたことがあるの! 勉強が嫌いなんじゃなくって、 "面倒くさい"だけだって! やろうと思えば勉強なんてあっというまじゃん? そんなもんなんだよ!勉強っていうのは!」 私はひどく納得した
移り変わる想い
私にとって、 君は運命を感じた人 私にとって、 君は気になって仕方がない人 私にとって、 君はたまらなく愛おしい人 私にとって、 君はずっと一緒に居たいと思える人 私にとって、 君は思わせぶりが上手な人 私にとって、 君は手の届かない人 私にとって、 君は心を乱してくる人 私にとって、 君は記憶から消し去ってしまいたい人 私にとって、 君は…忘れたくない人 忘れちゃダメな人… ………(泣) 私にとって、 君は心から「愛していた人……(泣)」