サーモン
5 件の小説憎しみいっぱいの家族
「秋斗、新しいパパよ」 母さんの再婚者が家に住むことになった 母さんが幸せならそれでいい、そう思った 母さんは昔、父さんと離婚して、1人で僕を育ててくれた 母さんは若かったのに、僕がいるせいで男に相手にされなかった だから僕は母さんには幸せになってほしくて再婚に賛成した 「君が秋斗くんか、よろしくね」 「よろしくお願いします」 これが地獄の始まりだった 「じゃ、お母さん買い物に行ってくるから、新しいパパと仲良くしといてね」 「わかった、いってらっしゃい!」 「秋斗くん、君のことまだ全然知らないんだ、だから君のこと全て教えてよ」 バタン 「なんですか?」 僕は押し倒され、服を脱がされた 「ちょ、やめてください!」 「いいじゃないか、君のこともっと知りたいんだよ」 「ちょっ、あ❤︎ ダメッ 挿れないで!」 「大丈夫、痛くしないから」 「そうゆう問題じゃ、あッ❤︎ ダメッ❤︎ 動かさないでッ」 パン パン 「あッ❤︎ あッ❤︎ あッ❤︎(気持ち悪いのに)」 「どうだ?気持ちいだろ?」 ズボ 「あッ〜〜❤︎」 ピュル 「今日はこの辺にしとく、この事、ママには言うなよ?」 「はい」 僕は恐怖で母さんに相談することができなかった 次の日もその次の日も、母さんが仕事に出かけると、毎回襲われる いつも通り母が家を出た するとあの人は僕の部屋に入ってきた 僕は、人生で初めてディープキスをされた 気持ち悪いかった、僕は近くにあったカッターであの人を刺した 僕は今まで我慢していた気持ちが込み上げてきて あの人の顔がぐちゃぐちゃになるくらいカッターで刺し、殺した 母さんが帰ってきた 母さんは血だらけの部屋と、死んだあの人を見て僕にこう言った 「人殺し」 僕はその言葉を聞きいらだった 僕はそのまま母を殺した 僕は自分が怖くなり、アパートの屋上に行き、飛び降りた 僕の苦しみは報われなかった… ついには最愛のは母に「人殺し」 とまで言われてしまった 僕はあの人をいつまでも恨んでいる あの人がいなければ、幸せな日々だったのに… こうなる前に 母を殺しておけばよかった…
初恋 4話 〜私も、いくよ〜
私と彼は付き合うことになった 彼と過ごす毎日はとても楽しかった でも、別れは早かった 高校3年の最後の夏休み 私は彼に呼び出され、別れを告げられた それから彼とは話すことはなかった−. 私はまだ、彼のことが好きだったのに 高校3年の冬、彼は死んだ、自殺したらしい 手紙が一通届いた そこには 「君のことをいつまでも愛してる」 それだけがかかれていた 周りの人から事情を聞くと、彼は両親に虐待を受けていたらしい 助けてあげられなかった自分が憎かった… 学校周辺が立ち入り禁止の黄色いテープで覆われている 救急車やパトカーのサイレンが響きわたる 中には彼が横たわっている 血が雨で流されていく その血は赤くて美しかった 私はあなたを愛してる 私も、−.
初恋 3話 〜両想い〜
夢を見た 学校周辺が立ち入り禁止の黄色いテープで覆われている 救急車やパトカーのサイレンが響きわたる 中には私と同い年くらいの男の子 血が雨で流されていく その血は赤くて美しかった あの放課後、君が言った言葉、なぜかひっかかる あの日から君のことが気になって仕方がない… 「キーンコーンカーンコーン」 授業終了のチャイム 教室から人がいなくなっていく ついに私と彼の2人きりの教室になった 今日こそは聞いてみよう そう思った 勇気が出なかった でもひとつだけ聞いた 「あの入学式のこと覚えてる?」 「覚えてるよ」 「私になんて言ったの?」 「「綺麗ですね」って言った」 「あーあの桜のこと?」 「違う、君のこと、僕は君に一目惚れしたんだ」 私はその言葉に対して 「私もあの時あなたに…」 すると彼は 「お互い一目惚れだね」 と恥ずかしそうに言った 「そうですね」 顔を赤くして言った 君の声は優しかった
初恋 2話 〜入学式の君〜
入学式から数ヶ月が経った 彼とは同じクラスになったけど、関係はただのクラスメイトでしかなかった 君は太陽みたいに眩しくて、美しかった でも彼の笑顔にはどこか儚さを感じた 放課後先生に呼び出された ついてない、そう思った 教室へ戻ると窓からは夕日の光が差し込んでいた ベランダには君がいた 私は初めて声をかけた 「帰らないの?」 「家に帰りたくないんだ」 私はそれ以上踏み込まなかった 何かが壊れる気がした…
初恋 1話 〜君との出会い〜
入学式、桜満開の木の下を歩いていた 目の前には男の子が桜を眺めて立っている 「美しい」彼の第一印象だった 横を通り過ぎようとした、すると 彼の口が開き何かを言っている 私はあまりにも見惚れすぎて何を言ってるのか分からなかった 私は彼に心を奪われていた 君のこともっと知りたい…