楼 紅葉

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楼 紅葉

好きな時に好きな世界を

月明かり

こんばんは紅葉です みなさま突然ですが夜をいかがお過ごしでしょう 私は夜の空気が好きです ひんやりとした空気に 光り輝く星々 日によって見え方の違う月 まぁね、とにかく好きなんですけれど 私は同時に夜になってほしくないのです 不安感 絶望感 疎外感 みなさま経験したことがあると思います 何故か不安になって、考えもしないようなことを考え始める 将来のこと 今日のこと トラウマや黒歴史 現状の絶望感 後悔や反省 時には、夜のうちに消えて死んでしまいたいと考えるでしょう 将来、未来への不安感 現状の気怠さや疎外感 過去の行いへの絶望感 私思うのです 「上を向こう、前を見よう」 未来を見て明るく生きようと言いたいのだと思います みなさま。 真上を向いて歩き続けられますでしょうか? 私やったことがあるのですが 足元の小さな小石に気付かず盛大に転びました。 あ、実話です。 未来を見すぎると現状に気が付かないものです 「後ろを振り返るのもいいものだ」 たまには行いを振り返り過去をみよと言いたいのだと思います みなさま。 歩いてる途中で後ろを見れますでしょうか? 私やったことがあるのですが 斜め後ろしか見れず真後ろを見た途端 堀に片足を突っ込んだ挙句転んでポールにぶつかりました。 え、実話です。 後ろを見すぎると未来も今も見れない物です 私はどこを見て歩いたらいいのかわからなくなりました 「止まれば良いじゃない」 ごもっともな意見です。 ですが人間の渦で止まることは難しく他に迷惑をかけるのです 周りが動き続ける中自分だけが止まる 後列も止まり輪が乱れる。 故に小石に転んでも 堀に片足を突っ込みズボンが汚れようと 頭をぶつけようと立たねばならぬと ですが皆様 自らの足で歩くだけが努力ではありませぬ たまには周りに流されても良いと思いますよ 失礼。 それができれば苦労はしませんね たまに前を見る 斜め後ろでいいからたまにチラ見する たまに足元を見る 苦しくなって後ろに逃げ出すのではもっと辛くなります その場でしゃがみ込み、座り疲れたら前に進んでみましょう その程度でいいのです 休むことは悪いことではありません 甘えることは怠惰ではありません 死にたいと感じることは逃げではありません 過去は鮮明に見えるでしょう 未来は霧がかかっているでしょう 足元は道しか見えないでしょう そんなものです それでいいのです 皆様? 夜をいかがお過ごしでしょう。 多くを抱える旅人の絵は映えますよ 気が病んだって素敵ではないですか 毎日が暗く寒い夜にも ですが月光が光差し、前がみえるものです 私のこれを見てどう感じるかは人それぞれでしょう          では  明日も無責任に息だけをして生かされましょう

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月明かり

天使様(笑)

気持ち悪い。 汚い。 嫌い。 目にも耳にも入れたくない。 いなくなってしまえばいい。 殺してしまいたい。 死んでしまえばいい。 消えてしまえばいい。 可愛くて美人で性格も良くて人脈もあってフォロワーもいっぱい居て、 芸能人ではないくせに「インフルエンサー」ってだけでテレビにも出てさ ニコニコしてるだけで金稼いで 謙遜するだけで世から誉められて 少し肌を見せたら皆が騒ぎ立てる。 頭も、運動もいい。 いろんなとこから求められる。 傷もなく白くて柔らかくて綺麗な肌。 毛穴もムダ毛も許されない陶器のような肌。 さらりとした質の良い髪の毛。 透き通った優しい声。 綺麗な鼻筋 二重の目元 細い指 長い足 華奢な体 きもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもいきもい 汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い汚い  全てが完璧で嫌気が差すんだよ。 嫌いだ、いやだと叫んでいても   届くことなく無視されるこの声 「誹謗中傷をしている方々へ」 そんな声明文があいつのSNSから出たけどいい加減にしろよ こっちが被害者だっつーの。 出演減らせって言ってんだよ聞こえねぇのかこいつら。 苦手、好ましくない、興味ない。 強い言葉でもっと叫ぶ きもい、汚い、嫌い、大嫌い 死んでほしい、殺してやりたい、殺してほしい。 ナイフやカッターでこの肌に傷をつけられたらいい。 グチャグチャになるまでこれは自分のもんだと自覚させる。 そしたら安心できる 触られることもないしテレビにも出られなくなる。 自分だけの体だ、他人に譲るなんてあり得ない。 こいつは自分だけの体、私だけの…! あぁ…そう。“私”だけの身体… 風呂中の心の汚れは満ちに満ちて いくら泡で洗ってもクレンジングで落とそうとも落ちず 昔の感情を新たな感情で洗い流していく。 昨日はセーラ服 今日は看護師で 明日は収録だからドレスかな 鏡に映る私の姿を見て思った。 “何度ても気持ち悪い” 自己満で始めたらインフルエンサーになって、 服やらメイクやら私生活をあげてたら仕事の依頼が来て いつの間にかテレビにも呼ばれて 体が壊れても操られて 私のアカウントは事務所管理の物になった。 これしたい。あれしたい。 その感情はいつの間にか これしないと あれもしないと そんな命令になっていた。 私の体じゃない 他人の着せ替え人形 他人のための他人の体。 見せ物で傷一つ許されない 誰かの期待に応えるための白い肌。 夏なら水着と露出を 春ならワンピースと植物を 秋ならベレー帽と画材を 冬ならマフラーとうわ目使いを 計算された敬語とドジ混じりなコメント 顔の汚れない転び方 コンシーラーで隠す隈 カメラに映らない睡眠薬の投与 美人で可愛くて美肌で美脚で美声で あぁ!まるで天使みたいだわ…! (人の期待で生かされる惨めな自分)  まるで天界から舞い降りた天使様

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天使様(笑)

人気者

人気者 クラスの人気者の子はいつも楽しそう 男の子に囲まれて、女の子の友達もいて、先生とも仲が良くて いいなぁ…私もあんな風になりたいなぁ そんな日常を繰り返していたある日 その人気者の子が変わった消しゴムを持ってきた 可愛いハリネズミの消しゴムだった。 次の日、また次の日と、変わった消しゴムを皆が持ってきた そして持っている物同士で遊び始めた。 「ねぇねぇ!消しゴムのやろ!」 そう言われたが私は生憎持ってない。 でも買ってもらえないなんて言ったら人気者じゃなくなっちゃう。 「ごめーん、今日忘れてきちゃったー!明日持ってくるー!」 「えー!!明日ちゃんと持ってきてよー?」 そう言い他の友達の所へと飛んで行った。 そこ二人がごっこ遊びで盛り上がっていると、 なんでもない二人の周りに人集りができた。 その二人は人気者になっていた。 私が持っていればあの人気は私のものだったのに 放課後家に帰り、親に 「文房具屋さん連れていって」とねだった。 親は「もう遅いし、明日も学校でしょう?何かなくなったの?」 と聞いてきた。 このままじゃ連れていってもらえなくなる 「え、えんぴつ無くなっちゃったから今日なの!」 嘘をついたが、必需品なら連れていってくれるはず 案の定「鉛筆なら…」と連れていってくれることになった 可愛い消しゴムを見たらお母さんもお父さんも欲しくなるはず!! ワクワクしながら可愛い消しゴムを見つけた 私の目にはそれが宝石箱に見えた 猫も犬もいっぱい ピザやケーキまで!! いっぱいあるからいっぱい買ってもらおう!! 「お母さん!これと、これ欲しいの!可愛いでしょ?」 「あら可愛い、いいわよ!」って言ってくれるはず!! 「あんたこれが欲しくて嘘ついたの!?   これ何?消しゴム?消しにくそうねぇ…     てか一個150円!?高いたかい!!だめよこんなの!」 なんで…? 嘘…?嘘言ったからだめなの…? 消しにくそう?可愛かったらいいじゃんそんなの たった150円でしょ?私のお小遣いでも買えるよ? 「ヤダヤダこれ欲しいこれが欲しいこれじゃなきゃ嫌だ!!!!」 ずっと親は「やめなさい」とか「恥ずかしい」とか言ってるのが聞こえる 私はそれがないと人気者になれないんだ それがなかったら私は除け者にされるんだ 恥ずかしい思いなんて私だってしてる 買ってくれたらそれでいいのに 私の幸せよりそんなお金が大切なの?? 泣き叫んでいると、手の中の消しゴムを無理やり取られた そして「もう帰るわよ!!」 と帰らされそうになった。 「ヤダ!!!やぁだ!!!!!」 必死に泣け叫び、頭と喉がふわふわし始めた 私は泣き叫びながらも抵抗したが、 お父さんの待つ車まで私は戻ってきてしまった。 悔しくて、苦しくて、死んでしまいたかった。 お父さんは車を走らせなかった。 「何が欲しかったんだ?」 そう聞かれた 「可愛い消しゴム」 「なんで欲しいんだ?」 「人気者になりたかったから」 お母さんは「人気者!?」 「あの子一個150円もする消しゴムをー」 なんて声を荒げたがお父さんはその声を遮ってこういった 「人気者かぁ、いいじゃないか。」 そう言うと300円を渡してくれた。 「それで消しゴム、二つ買えるからな、買っておいで」 「うん!!ありがとうお父さん!!」 私は嬉しくって、ドアを開けて消しゴムの元へ向かった 「あなたねぇ…!なんでも与えてたらあの子のためにならないわよ!?」 「すまんすまん、だがいいじゃないか、人気者か、俺も憧れたなぁ  小学生なんて純粋なんだ、運動のできる奴はモテたから俺も運動したさ  でも簡単に足は早くなれないし、シュートもできなかったなぁ。  勉強できるやつもモテてたけど、俺はからっきし。  万年下から数えた方が早かったよ」 「でも人気者になりたいだけで300円も…」 「大人なんて地位や権力なんて莫大な金で買えてしまう。でもそんな金は集められん  世界の人気者になんてなれないし、会社の社長になれるわけでもない  だが学校のクラスの中で人気者になるには300円で事足りるらしい  可愛いもんじゃないか。みんなからチヤホヤされて、毎日が楽しくなる  話したことのないやつから話しかけられることもあるだろう」 「……」 「あいつのためになるかならないか、そりゃ大切なことだが、学校で幸せがなければ  社会にだって行きたくなくなる、今はこれでいい、今の幸せを守ってやろう  まだ小学生なんだ。現実なんて早すぎる。」 「人気者に憧れることは悪いことじゃないぞ。」

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人気者

死人宮殿「泡風呂」

少しして、その男性はせっせと湯の準備をし始めた。 湯桶やタオル、仕切りなどを用意して私に入るよう命じた わがままを言うのなら即座にダイブしたい程度には入りたい気持ちがあったが 泡立っている湯に飛び込もうとするバカはいるまい 毒だろうな、死ねと言うことか。 ここにいれば安心だと思ったのだが… 「どうした、入らんのか?」 男は不思議そうにこちらを見ている ただ悪人特有の策に陥れたような気持ちの悪いニヤリとした笑顔はない 善意で毒に…? 以前郊外の酷い地域で川の水が泡立っているのを見た 触れただけでも猛毒で、すぐに死んでしまうような川 あそこよりも酷い泡立ちではないか ここは王の住む栄えた街、しかもここは宮廷でありながら こんな酷い水質なのか? いや違う私が汚れている汚い人間だから綺麗な湯などないと言うことか そうだよなきっとそうに違いな−− 「気分悪いのか?どうした?」 「私に死ねと言うのか貴様!」 咄嗟に睨みつけるように叫び威嚇した。 するとその男は驚いた後、口元が歪み、腹を抱えて笑い出した 「あははは‼︎すまんなぁ!言い忘れておったのぉ‼︎     それは“泡風呂”と言うのだよ!」 泡…風呂? 「特殊な石鹸でな、泡がいくらにも膨らむ物を使い  湯の時間を快適にする娯楽品だ!  お主の考えておるような水ではない故安心せい‼︎」 「毒では…ない?」 「体調の悪い客に毒を盛るなどするわけがあるまいよ、愉快だのぉ」 恥ずかしい。 あまりにも恥ずかしい。 「ささ、とりあえず入れ、心地よいぞ」 言われるがままに足を入れると暖かく、泡が足に絡みつき シュワァ…と音を立てた 体をつからせると今までの苦労や疲れが一気に弾き飛ぶ勢いだった 体の疲れとと共に涙をも誘い出し、辛い出来事を振り返ったが 冷静さと希望を思い出した。 「あなたは誰でここはどこですか?そして何故私なんかに優しくするのですか」 気になっていること全てを問う。 「そうだなぁ」 と話しだし、彼は自身の名前を口にした。 「我が名はアラエル・レイブン   このレイブン城の主人であり、国王候補の一人である」

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死人宮殿「泡風呂」

死人宮殿「感情の錯綜」

「痛いところや違和感のあるところはあるか?」 「えっと…ないで」 ゲホッ 「無理に話してもらったな、すまない。水を持ってこよう」 今までまともに話して来なかったせいで言葉が詰まってしまった。 自分の声をまじまじと聞くと違和感が湧いてくるのか。 そういえばあの人は騎士だろうか こんなに高貴な服を着ているのなら騎士…? いや騎士はこんなことしないよな? なら執事…召使い…? いやどっちにしてもこんな主人のような服を着るのか? 以前表通りを歩く貴族を見たことがあるが、 騎士は甲冑、召使は黒を基調とした服だったはず 何故こんな服を? 領主、主人が私なんかの世話をするはずはないわけだし… 「水を持ってきた、是非飲んでくれ   あぁ、寝ていると飲みにくいだろう     ほら体を起こして」 その男性は私の背に触れて起き上がるのを補助してくれた。 水を飲む。それは私にとって最も重要な行動だった。 私が少し口に含むと、その男性はにこりと微笑んでこちらを見た。 そして私が感謝を伝えるとその男性は驚いたように私を見た。 「ボロボロじゃぁないか…湯を沸かそう、そこで待っていなさい」 あ、ありが…え? 湯沸かすって言ってた 誰が? そりゃあの人が? でもなんで? 私は少し視線を下げて自分を見た。 服はボロボロ、汚く、汚らわしく。 そうだ…そうだよな…洗わねばならないよな… 私だってこうなりたくてこうなった訳じゃぁないのに… 至れり尽くせりに対する感謝と 自分がボロボロと言われた羞恥心と いまだに誰なのか、どこなのかが不明な恐怖 色々な感情が混ざって、どうするのが正解かがわからなくなった。 とりあえず今は、この幸運を噛み締めていよう。

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死人宮殿「感情の錯綜」

死人宮殿「目覚め」

フワフワとした布団に重く温かい毛布 柔らかい枕に天上のあるベッド 金や銀の色とりどりな装飾、宮殿のような大きな部屋 周りを見渡そうとしたその時 腹の上に重い何かがのった。 「ニャーン」 と私の上で可愛らしい声で鳴く フワフワと清潔感のある黒猫 オレンジ色の左目と 紫色の右目 とても珍しい猫だ。 路地裏にも黒猫はいたがこんな種類もいるのだな 「君はなんて−」 バンッ!! 何…? 重厚な扉が勢いよく開いたと思ったら 私と10は違うであろう子供 睨まれてる… 右は紺の髪と金の瞳 左は白の髪と青の瞳 この子の正体を知りたいのだが睨まれていて 会話なんてできそうにない 一歩一歩私を睨みながら近付いてくる そして一言 「帰るぞ…」 これは私に対してではなく 私の上に乗っている黒猫に対して言った言葉だった 猫を持ち上げた少年は、こちらをチラッと見て優雅に扉へ向かった 抱えた猫は肩から私を覗いてこう“言った” 「よかったね、おはよう」 少年は聞いていないような、聞こえてないような素振りで 扉を開け去っていった (言葉を話す猫も世の中には存在するのだな) なんという猫なのだろう。 不思議に思いながら閉じる扉をただ眺めていた ガンッ‼︎ (落ち着いて扉を開けられないのか…?) 閉じかけた扉は勢いを持って跳ね返った。 騎士のような…いや王のような、人とは思えないオーラを纏った そんな男性は、低く威厳のある落ち着いた声で私に話しかけた 「目が覚めたようで何よりだ」

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死人宮殿「目覚め」

死人宮殿「少女の追想」

寒い お腹がすいた 手足が震える 寒い 私は生き残ったのだ。 5年も 8つの時に私の故郷は襲われた。 集落を焼かれ、親兄弟の命を犠牲に 友人を目の前で殺されても尚 私は怯えている 故郷を壊された事に復讐心ももたず のうのうと、みすぼらしく卑しく汚らわしく 路地に座りゴミを見る 「今日のパンは何かな」 そんなことを考えながらパンのかけらを食べる。 パン屋の隣の路地は正解だな。 廃棄物や欠けら、客のゴミをすぐ頂ける。 私は15になった。 良いところに居座っていたのだがな パン屋の人間に殴られ蹴られ私はその場から逃げた 「今日は誰に怒られるのかな」 そんなことを考えて路地裏で座る 私は18歳になった 足は折り曲げたほうがいい。 暖を取れる 手は体に触れさせないほうがいい。 手先が一番冷えやすい ここ最近で得た知識だ。 冬になると祝われていた記憶から 私が生まれたのは冬なのだと、 雪が降るたび両親を思い出す 「私たちの祝福、神の祝福よ」 あぁ…おめでとう私… 哀れな、神に見放された私。 よろめきながら裏道を走った 18になったその年、私は誘拐されかけている 逃げないと、逃げないと…! 必死に逃げた先には壁、いや結界… 先に進めない…!! とりあえず行ける道を進まないと…! 進んで、渡って、潜って、走って走って走って… 太陽はいつの間にか月になっていて、 明るかった空は暗くなっていて。 街は森になっていた いつの間にか森に迷ってしまったのだろう 道もわからず、でも前に進まなくてはいけなくて 暗いし寒いし獣の声がずっとしてて不気味で怖い そうこうしているうちに私は力を失った。 膝から崩れ落ち、手が震え、視界がぼやけて 心がざわざわして落ち着かない 息切れに吐き気、頭痛に耳鳴り そして 目の前に神々しい…女神…? 幻覚…か そして幻聴までも。 「安心なさい。あなたは報われる。」 女神様…死にかけの私にそれをいうのですか… 光り輝く精霊がこんなにもいっぱい 私の周りを舞っている もうこれは…死に誘われているでしょう 私は森に倒れ込み 意識を失った そして目が覚めた時にはお屋敷へと運ばれていました

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死人宮殿「少女の追想」

死人宮殿「伝令の始まり」

「レイン、お前は本当にメイドとして素晴らしい仕事をするのだな」 「お褒めいただき光栄です」 私はこの一族の1従者としてやることをやっているまでだ。 恩を返すため仕えるべき一族に仕えている 「お前から見たこの一族の話が聞きたい」 私は長らくここに仕えている使用人だ この一族のさまざまを知っている 「ご所望とあれば。お見せいたしましょう」 死人の、いや死んだ者の思いが私の能力に刻まれる “能力:記録” 見たもの、聞いたものを余すことなく覚える能力 伝令者。 長く生きる私の使命 「それでは序章。私のお話から」

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死人宮殿「伝令の始まり」

始動‼︎

こんにちは楼です 不定期に小説を書いていますが 連載しようと思います! 「何もも言わなくても勝手にやれば?」 とお声が聞こえそうですね その通りです!勝手にやればいいのです! ですが 連載のサムネタイトルを友人の絵師さんに書いていただいております故 素晴らしい絵を描いているのでぜひ見に行っていただきたいのです♩ サムネイル、ぜひお楽しみに そして 死人が関わる「死人宮殿」 お暇な方はぜひ生暖かく見守ってくださいませ 絵師様 @bega_0727 では!

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始動‼︎

謝罪の土俵

こんばんは楼です 学校というものは理不尽な物だと 誰もが気付いているでしょうが私の体験談で思うものがありまして ふと思い出したので文字にしてみようと。 みなさん人を泣かせてしまったり、泣かされてしまったり ありませんでしょうか? 今回はそんな“謝罪”に対するお話を 少女は限界を迎えた。 暴言を吐き、蹴り付け、踏みつけ、号泣しながら怒った 問いかけるように「どうして!!!!」と叫び 訴えるように「なんで……!」と涙し 縋るように「なんであんな事…」と崩れた 相手は痛みと怒声に泣くばかり 「やめろ」「いたい」「助けて」 そんな言葉をこぼした 周りにいた教師と生徒は少女を離して別室へ向かわせた 蹴られ怪我をした少年には慰めを 怒鳴り蹴り続けた少女には説教を 「なんで蹴るなんてしたの!怪我させて!!」 少女は俯き悔しそうに涙を我慢しながら頷いた 「痛かったよね、大丈夫?」 少年は感謝して晴れたように涙を流した 少女の目の前にいる教師が言った 「謝りなさい」 少女は俯いていた顔をあげ振り絞った声で問う 「なんで…私が」 教師は言った 「怪我させたでしょう!何言ってるの!」 少女は謝罪を拒否し続けたが、少女の涙も出なくなった頃 諦めたように潔く謝罪をした 少年は微笑んで謝罪を受け取った 何故謝らなかったのか、そして最終的に何故謝罪したのか 小学校の同窓会という場を借りて聞いた 聞いた私はその教師に酷く絶望を覚え その場に居た者の酔いは一瞬にして覚めた 「今では風化したけどね、あん時あいつ、浮気した挙句私のこと殴ったんだよ」 「何度も“聞いてください”って先生に言ったのに聞いてくれないんだもん、諦めたよね〜」 加害者に被害者が謝る、そんなこと余裕である 物事を断片的に見すぎたのだ。 謝罪は理解の上でしか効力を発揮しない。 謝罪の前に言い訳でも良いから考えを語ることは大切だ。 それでは失礼。

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謝罪の土俵