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貴女のその、飄々とした表情が好きです。 その、綺麗な流し目が好きです。 全てを透かしてみているような、その瞳が好きです。 時折音を紡ぐ、その薄い唇が好きです。 器用な細い手が好きです。 少し低いその体温が好きです。 ややかすれ気味のその低めの声が好きです。 貴女は誰とも深く関わっていないように見える。 きっと誰も貴女を知らない。 誰にも依存しない、執着しない。 だから、私にも何も話してくれない。 貴女のことを聞かれても、きっと何も答えられない。 私は特別じゃない。 貴女がどこかに行った時、私はきっと探せない。 何処にいるのか、分からない。 だから、どうかどうか、このままで。

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誰も見てくれていない、良い行い 誰も知らない、一人の頑張り 誰にも届かない、私の言葉 誰が褒めてくれるんでしょうか。 誰に縋ればいいんでしょうかね。

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怒られるから、泣けなくなった。 返事がないから、笑えなくなった。 潰されるから、言えなくなった。 植え付けられたトラウマは、そう簡単には消えてくれなかったよ。

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悪いと思ってなかったんじゃなくて、 反抗したかった訳でもなくて、 ただ、分かって欲しくて、聞いて欲しくて。 でも、絞り出した言葉も聞き入れて貰えないから どうしようもなく悔しくなって。 だから謝らなかったんだ。

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拝啓2年前の私へ もう、どうでもいいと思っていますね。 何も信じられないと。 何度終わらせようとしても 最後の1歩が踏み出せなかった。 ここまでよく頑張って来ましたね。 一人でこんなになるまでよく耐えて来ましたね。 誰にも分かって貰えませんでしたね。 誰にも気づいて貰えませんでしたね。 誰にも話せませんでしたね。 誰も信用出来ませんよね。 辛いですね。 だけどね あなたがどれほど辛くて どれだけ我慢して、 頑張っているか、私には分かる気がする。 誰にも見えない、言えない心を 何度も何度も傷つけて、 何度も何度も殺しましたね。 あといくつ心は残っていますか。 もうそれで最後ですか。 それを殺したら終わりですか。 もう、いいんですか。 頑張ったんですね。 私が考える以上に あなたは苦しんでいるようですね。 生に対する 苦しさと辛さと寂しさと些細な期待と諦めと、 死に対する 恐怖と葛藤と迷いと嫌悪と申し訳なさを あなたは持っているんですね。 今なお、その重圧に耐えているんですね。 頑張ってますね。偉いですね。 もう少し、もう少しだけ、頑張ってくれますか。 私には大した力がないので、 時空を超えてあなたを抱きしめる なんてことはできませんが 伝えたい。 伝わってほしい。 あなたが頑張っているのは、決して 無駄じゃない。 そんなになるまで頑張ったあなたに、 幸せが待っていないはずがない。 綺麗事だと思うでしょう。 だけど、絶対、絶対 あなたは価値ある人間だ。 だから私はあなたに 生きて欲しい。

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100年生きたって、200年生きたって、 出会えないひとの方が遥かに多い そんな中で 貴方に逢えた ただそれだけの事が 私にとって たまらなく どうしようもなく 嬉しいのです。

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クモリ

自信なんて無かったけど どう思われるかなって すごく、怖かったけど 君のこと、優しいって知ってたから ありがとう あの日君に 好きだと言えて 本当に良かった。

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クモリ