まかやた

32 件の小説
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まかやた

フレとあえ

フレが僕に触れてきた 僕はビックリしてしまった 「ちょっ、何をしてるんだフレ」 少しばかり大きい声で怒鳴ってしまった僕は、小鹿のように震えていた フレは不思議な顔をした まるでなぜ僕が驚いているのかが分からないように そのままフレは、立ち上がって物怖じせずに本棚に向かった 僕は呆気に取られてしまった 僕になんの反応もせず行ってしまった.... 「おい、聞いているのか?」 またしても僕には反応せずそのままジーッと本棚を眺めている フレの目線が横一直線に進むと思いきや、ピタッとある一点に集中した 目を大きく開きながら見ている 徐々に首が前のめりになり 俗に言うストレートネックのようになった 「おかしな奴だ...」 僕がそうぽつりと言うと ようやくフレが反応しだした 「別におかしくない」 そう一言言ってから フレは長い腕を使い、1つの本を取りだした 青白い本、古いものなのか少し汚れが目立つが、みるからに高級そうな見た目をしていた そのままフレが立ち去るかと思いきや ドアのノックを握った瞬間に こちらを振り返って僕の目を見た 「なんだよ...」 少し威圧的に僕が言うと フレは僕の心を見るかのように僕を見つめる 澄んだ瞳だ フレはゆっくりと口を開いた 「僕は本が好きなんだ、人は嫌いだけどね」 「はっ?」 思わず本音が口から出ると フレはそのまま部屋から出ていってしまった 「なんだあいつ....」 僕は不思議な気持ちになった

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かつての美しさを忘れた人達

カップルに会うと この2人は夜な夜なあんなことやこんなことをしているのかと思う それは羨ましさというよりも 気持ち悪さである 僕は 結婚するまで清純を保つ人を 見たい 今の恋人と呼ばれている人達は あまりにも気色が悪いよ

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暴力と弱さ

僕には彼らが暴力を振るう理由がわからなかった 怒る理由も ただ、何らかの誇りがそこにはあって それを守ろうとしているのだろう 僕には価値のないものだけれど 彼らには大事なんだな

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怒りと理性

昔のことを思い出して憤る しかし、そんなことは何も産まない だからといって怒りを抑える手段をみにつけると 次は感情のない人間だと言われるようになる 私は、冷たい人間ではなく 怒りに支配され無くなった人間と言われるようになりたい 決して人に対してなんの感情も抱かなくなった、薄情者では無いことを皆に知って欲しい

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ロビンとジョンソン

「ロビン、ロビン」 今日も朝から声が聞こえる 「ちょっと、可哀想だからやめなよ...」 耳をすませて一人づつ聞き分けると 謙虚そうなのが一人いた 子供にしては他人のことを考えられているじゃないか 「うるせえなあ、黙ってろよ」 威勢がいいのはアリルか 今回もあいつが何人か引き連れてきたんだな 私は無視して布団の中に入り続けた すると一層激しく声が聞こえてきた 「ロビン!ロビン!」 朝くらい寝かせてくれないかな と思いつつもあいつらは止まらいだろう よし、会いに行ってやるか 私は重い腰を上げ、床に足をつけた 彼らに会いに行くために

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lsd

君に酷いことを言ったことをいまだに後悔している 君があの時来てくれたことを未だに後悔している 君があの時、笑ってくれたことを未だに思い出す その度に心が痛くなるんだ あの涙も あの笑顔も 全て嘘だったの 僕は とても悲しいよ

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辛さ

いじめられていた 悲しかった 僕は受け入れられる存在じゃないんだよね 僕は生きて良い人間じゃないんだね 心なんて開けないよ 無理さ あなたたちは悪魔なんだから 僕をもう苦しめないでくれよ サタンどもめ

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生きたくない

自分が誰かわからない けど心がずっと死にたいって言っている なんでかな なんでこんなに僕は弱いんだろう わからない わからない すごく悲しい けど、死ねばきっと全て楽になはる 僕は 死にたいよ、お母さん

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正義

なんだか心が疲れた 抑制とはなんだろう、正義とはなんだろう 私には分からなかった

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霧の中

色々頭を悩ますけど、何がどうなっているのかがよく分からない 僕は一体どうやって生きてきたのだろう 全てが曖昧で 全てが掴めないんだ

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