写真
薄暗い部屋で目を開けた。
カーテンを通り抜けた光が、部屋を少しだけ明るくしている。
スマホのロックを外すと、写真が映し出された。そうだ、写真アプリの整理をしていたんだ。
ずっと前の写真。僕はぎこちない感じだけど、隣に映る女は花が咲いたみたいに笑っていた。
その女は……彼女は、変わっているとよく周りから言われていた。
類は友を呼ぶというのは本当なんだろう。彼女は僕と友達になりたがった。
別に困ることなんかないと思ったから承諾したが、変わっているというのも本当だった。
彼女は気分屋だし、頑固だし、声が大きくてうるさい。でも変わっているのは僕も同じだから、彼女を嫌いになることはなかった。
なんとなく気が合って、僕は正直楽しかった。
「私、引っ越すんだよ!」
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カテゴリー: 恋愛・青春
投稿日時: 2025/11/22 2:24
最終編集日時: 2025/11/23 11:00
はのん
アプリ入れ直した出戻りです。
書きたいときに