第1章②

家を出て数分歩くと、中学校が見えてきた。 「はぁー、大きい。」 三つの校舎が並んでいる4階建の学校。今日から此処に通うと思うと、ドキドキしてきた。門を抜けて歩いていると、木々が並んでいる。まるで、木のトンネルをみたい。生徒が多くいて、制服のスカートがゆらゆらと揺れている。 「すみませーん。」 後ろから、トントンと突かれた。振り返ると、1人の男の人がいる。背が高い、先輩かな。 「はい。」 「君、中1。だったら、玄関はあっちだよ。」 彼は私が向かっていた方向とは、逆を指差した。 「すみません、ありがとうございます。」 赤い顔を手でそっと隠しながら会釈した。
如月 織兎
如月 織兎
ただの本オタクの学生です。色々なジャンルを書きたいと思っています。読んでくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。