タイトルと書き出しだけの小説:第42回「消失と永遠」

タイトルと書き出しだけの小説:第42回「消失と永遠」
病院の待合室のソファに座ると端の方に、白いレシートのようなものが目に入った。 それは、血圧を測った後に出てくる紙だった。誰かが落としていったらしい。 「上が、128、下が65。脈拍は79。うん正常だ」 僕は心の中でつぶやく。 どこの誰ともわからない人の健康をチェックしてるどころではないことは自分自身でもよくわかってはいるのだが。
マーティ・マクフライ
マーティ・マクフライ
僕は、小説のタイトルと書き出ししか書けない