最後のゲーム−−後編−−

咆哮が王都を揺らした。 人々は逃げ惑い、兵士たちは剣を構えるが、誰もその魔獣を止めることはできなかった。破壊の本能に支配されたシーリウスは、王都の中心で暴走していた。 『咎獣の咆哮、翼の剣が応える時』   「エミリウス!」  
佐伯すみれ
初めまして。拙い作家ですがよろしくお願い致します。他にもNola、小説家になろうでも活動しています。