140文字小説+α その177 「若頭の今後」

「……お前も堅気になるのか」 「すいません、オヤジ」  今日。うちの組を支えてくれた若頭が、組を辞める。  将来は、俺の跡を継がせようと思っていたが……。人生は、分からんな。 「で、おめぇ、この後はどうすんだ? やりたいことがあるって言ってたが」 「はい。パティシエになろうかと」 「……ん?」 「パティシエです。あの、お菓子とか作る……」 「それは分かっとるわ」
きと
きと
就労移行支援を経て、4度目の労働に従事するおじさんです。 あまり投稿は多くないかも知れませんが、よろしくお願いします。 カクヨム、エブリスタでも小説を投稿しています。