青春はキャラメル味

「青春ってレモンの味がするんだって」 箱からキャラメルを出す途中 突然横を歩いていた桜子が言った  「ほんとかな?」 「まぁ色んなことがあるし、恋とか。甘酸っぱいってことじゃない?」 「そういうことかー」 納得したような表情になる さっき渡したキャラメルはもう彼女の口の中でとっくに溶けてしまったようだ 「恋かーいいなぁ私もしたい」 ぐっと桜子の長い手が青い空に伸ばされる
るち
るち
高校二年生 百合小説を書くのに今ハマってます