黄昏よりの使者
“何事だ”周りには誰もおらず、焦りと孤独が余計に自分の思考を遅らせる。殴られたところまでは覚えている。しかし、その後のことが全くといっていいほど覚えがない。自分は悟った。“もしかしたら自分の深層に眠っていた本能か。自分が無意識でやってしまったのでは…”全て辻褄が合ってしまった。そうだと分かるとどことなくやるせない感情が波のように自分を飲み込んだ。“後悔”の二文字が頭を何度もよぎる。消えないと分かっているにも関わらず。
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カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2022/7/27 14:27
注意: この小説には性的または暴力的な表現が含まれています
大海の柴犬