エマとニコ〜第四十八章〜

エマとニコ〜第四十八章〜
 エマとラインハルトの結婚式の日が来ました。ニコとペニーとルカは最前列の特等席で参列しています。 「午後からは先生たちの結婚式があるから、それにも参列しなきゃね」 「祭壇の後ろに置いてある、大きなクリスタルは何だろう?」 「あれは結界石よ?国王様の玉座の後ろとかにもあるの」 「結界石があるって事は、ここは安全地帯なんだね」 「カレッジにもあると思うわ。災害時は避難所になるみたいよ?」  騎士団員以外にも街の人が参列に来ています。ニコとルカの働いている酒場のマスターも来ていました。 「エマ様を幸せにしてやれよ?ラインハルト様」 「お集まりになった皆様、今日は私たちの挙式に参列くださり、ありがとうございました!」  エマがブーケを投げるとペニーがキャッチしました。ペニーは無言でブーケを見つめています。
金子さとり
金子さとり
児童文学作家を目指してます。第二のハリポタ的な名作を書きたい。ジブリアニメ化されるのも夢。トランスジェンダーなので男性脳と女性脳の切り替えが可能です。男性の目線で書く方が好きかも。