エマとニコ〜第四十八章〜
エマとラインハルトの結婚式の日が来ました。ニコとペニーとルカは最前列の特等席で参列しています。
「午後からは先生たちの結婚式があるから、それにも参列しなきゃね」
「祭壇の後ろに置いてある、大きなクリスタルは何だろう?」
「あれは結界石よ?国王様の玉座の後ろとかにもあるの」
「結界石があるって事は、ここは安全地帯なんだね」
「カレッジにもあると思うわ。災害時は避難所になるみたいよ?」
騎士団員以外にも街の人が参列に来ています。ニコとルカの働いている酒場のマスターも来ていました。
「エマ様を幸せにしてやれよ?ラインハルト様」
「お集まりになった皆様、今日は私たちの挙式に参列くださり、ありがとうございました!」
エマがブーケを投げるとペニーがキャッチしました。ペニーは無言でブーケを見つめています。
0
閲覧数: 14
文字数: 3112
カテゴリー: ファンタジー
投稿日時: 2022/4/1 1:35
金子さとり
児童文学作家を目指してます。第二のハリポタ的な名作を書きたい。ジブリアニメ化されるのも夢。トランスジェンダーなので男性脳と女性脳の切り替えが可能です。男性の目線で書く方が好きかも。